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2018
09.23

楽天VTの限界①~やはり経費の安い本家VTの方が良いのか?

ゆきだるまです。

米バンガード社のVT(全世界株式ETF)は、これ一本で世界約50か国、約8千銘柄に投資ができる究極のインデックスファンドとして投資家に人気が高いETFです。

地球投資 

株式投資の最適解の一つにS&P500への投資がありますが、全世界に丸ごと投資するVTも鉄板銘柄として並び評されています。

そんなVTはドル建て資産であり売買手数料も高いことから敷居の高い存在でもありました。そこで1年前に登場したのが楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。

楽天VTは、本家VTの課題を改善した円建てで売買手数料無料の投資信託です。楽天VTは多くの投資家から支持をされ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で第1位に輝きました。

そして年明けからつみたてNISAが始まり、楽天VTは金融庁の対象商品のリスト入り。つみたてNISAで楽天VTを積み立てている人も多いのではないでしょうか。

楽天VTも運用開始から1年が経過し、このたび運用報告書が発表になりました。投資界隈では実質経費が高すぎることが話題です。公示されている信託報酬が0.23%ですが、それ以外にも隠れコストがあって最終的には0.502%にもなるというものです。

数値はインデックス投資家でブロガーのつみたて次郎氏のブログを参考にしました。

(参考記事)楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】

インデックス投資は長期投資となることが多く、経費コストがリターンに大きく影響します。0.01%刻みで各社がシノギを削っている中で、今回の報告書では経費が想定値の2倍以上にもなっていました。ちなみに本家VT(米ETF版)の経費(0.1%)と比較すると実に5倍、楽天VTは止めて本家VTに戻った方が良いのでは、という意見も聞かれます。

(参考)楽天VTの経費率:計画0.23%、実質0.50%、本家VTの経費率0.10%

ちなみに経費率が0.5%と0.1%でどれだけ違うのかというと、つみたてNISAの年間限度額である40万円を20年間投資(年利5%複利)した場合を仮定して試算してみます。

 元本40万円の20年後のリターン

 ・楽天VT:  96万円(経費率0.5%)
 ・本家VT:104万円(経費率0.1%)
       差分   8万円
       割合 ▲8.3%

簡単な比較ですが、8%もリターンに差があると考えてしまいますね。じゃあ本家VTが良いではないかというと、そうは単純ではありません。

本家VTの課題はドル建てと売買手数料が高いことです。

まず売買手数料をみてみましょう。

ネット証券3社の買付手数料は同じで1回当り最低5.4ドル(税込)かつ0.45%

つまり1回1200ドル(約13.5万円)以上のETFを買付けないと手数料負けしてしまいます。

投資信託の買付手数料無料、買付額100円~に較べると、いきなりハードルが上がってしまった人も多いのではないでしょうか。

次にドル建て資産についてです。本家VTは分配金がドルで支払われます。

年2%程度の分配金をドルでもらっても、少額だと再投資も容易ではありません。この点でも分配金を自動で再投資してくれる投資信託の方が圧倒的に便利です。

つまり本家VTは投資資金を相当持っていないと理想的な投資ができないことになります。

さらに税金について考えると、楽天VTはつみたてNISAで運用できるので、税引後のリターンは本家VTよりも大きくなります。

 元本40万円の20年後のリターン

 ・楽天VT:96万円(経費率0.5%・非課税)
 ・本家VT:91万円(経費率0.1%・税引後*

  *税額:利益64万円✕2割≒13万円
   本家VTの税引後リターン=104万円ー税額13万円=91万円

つみたてNISAで楽天VTの運用を考えている方は、経費負けを理由に本家VTに切り換えるメリットは少ないと考えます。

ちなみにゆきだるまは次の様な運用をしています。

本家VTを一般NISAで買付け
分配金は円転して楽天VTを買付け

一般NISAは証券会社の計らいで買付手数料が実質無料(キャッシュバック)、5年間分の運用益は非課税なので、20年後のリターンはつみたてNISAに近づいていきます。かつ分配金も同種のVTに再投資ができます。

実際この方法で2年3ケ月運用していますが本体のリターンが36%、再投資を含めた総リターンは42%です。2017年はVTが好調だったため想定を大きく上回るリターンが出ています。

まとめ

今回、楽天VTの実質経費が思いのほか高く、課税口座で運用する場合は本家VTに軍配が上がります。ただしつみたてNISAで運用する場合は非課税措置でリターンは有利になります。

一方で本家VTは経費率は抜群に低いものの、投資金額が大きくないと買付け手数料や分配金再投資の点で不利です。少額でも本家VTを運用したい人は一般NISAを活用すると効率的に運用ができそうです。

経費率については、楽天VTも運用1年目なので、もう少し経過を見ても良いかもしれません。

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2018
09.22

マリファナ(大麻)入りコカ・コーラ誕生の日は近いのか?

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

最近、マリファナ(大麻)が色々なところで話題になっています。つい最近だとテスラ社のイーロン・マスクCEOの大麻吸引騒動がありましたね。

イーロンマスク マリファナ吸引 

そして今日の話題は大麻入りコカ・コーラ

米コカ・コーラが麻薬成分入り飲料への参入を検討している/Shutterstock/CNNMoney

大麻はカナダで10月17日から娯楽用大麻が合法化します。また米国では連邦法上は大麻使用が違法なもののカリフォルニア州など一部の州では合法化されており、大麻業界には多くの企業が関心を示しています。

9月17日に米投資情報誌ブルームバーグは、コカ・コーラ社がカナダのオーロラ・カンナビス社と大麻入り飲料の製造の協議を進めているとの報道がありました。

(報道記事)Coca-Cola Is Eyeing the Cannabis Market

コカ・コーラ社はブルーム・バーグの報道に対して「精神活性作用がなく鎮痛効果のある大麻成分:CBD(カンナビジオール)の成長に注目している。機能性健康飲料の分野は急速に進展している。」との見解を示しました。ただし、コカ・コーラ、オーロラ両社とも報道にあった提携関係についてはコメントを避けています。

米国でも鎮痛効果のあるCBDなど医療目的での大麻成分の使用を容認する動きがあります。6月に米食品医療品局FDAは2種類の大麻由来の医療品を初めて承認しています。

大麻飲料をめぐっては、コロナビールのコンステレーション・ブランズ社がカナダの大麻企業キャノピー・グロース社に40億ドルを追加投資、蘭ハイネケン傘下のラグニタス社は陶酔感をもたらす大麻成分THCの入った飲料をカリフォルニア州で販売、ギネスビールの英ディアジオ社がカナダの大麻栽培会社3社以上と協議中などが話題になっています。

業界の動きをみると大麻成分入りのコカ・コーラ誕生もそう遠い先の話ではないかもしれません。コカ・コーラの名称はコカの葉とコーラの実を使用していたことに由来。現在コカイン成分は完全に取り除かれていますが、100年以上を経て先祖がえりする感じでしょうか。

最後に大麻メーカーではカナダが有名ですが、7月19日に医療メーカーのティルレイ社TLRYが7月19日に米国市場に上場、臨床試験用の大麻をカナダから米国に輸入する認可を得るなど、上場から2ヶ月足らずで株価が15倍に急騰して話題になっています。

【ティルレイ社TLRY株価】
チャート画像

ティルレイTLRYは早速マネックス証券で取扱を始めていますので、ご興味のある方はどうぞ。

(参考リンク)米国上場銘柄32銘柄を一挙に取り扱い開始!

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2018
09.21

祝ダウ最高値更新~ダウの犬と個別銘柄の勝ち負けの状況

ゆきだるまです。

9月20日にダウは8か月ぶりに最高値を更新しました!

これでS&P500、ナスダックとともに1月末から始まった調整局面は全て脱出できました。

今年は各セクターの浮き沈みが激しくハイテク銘柄が好調な半面、バリュー・高配当銘柄が冴えない状況が続きました。そのため新興のハイテク企業を含まないダウはリターンの面ではナスダックやS&P500に劣後してきました。

【年初来の主要指数比較】
主要3指数比較

それでも流石はダウといったところ。S&P500には遜色のないところまで近づいてきています。ダウは全米企業から選りすぐった30社であり、そのファンドはインデックスというよりはアクティブファンドの印象です。S&P500にアクティブファンドは勝てないといわれるなかで、ダウはその可能性が非常に高い究極のアクティブファンドだと考えています。

さて、年初に配当率が高い上位10社は「ダウの犬」と呼ばれています。割安な株価で放置された銘柄は1年間でダウ平均を超える可能性が高いとするバリュー投資法の一種です。こちらの現状はどうでしょうか。

【今年のダウの犬10社と現状】
ダウの犬9月20日  

今のところダウの犬は全く冴えません。メルク、シスコ、ファイザーが高いパフォーマンスを示していますが、他はすべてダメですね。今年のモメンタムを的確に反映している感じです。なお、ゼネラルエレクトリックは途中でダウ銘柄をはずされましたが、一応年初からの比較なので掲載しています。

逆に今までにリターンが出ているダウの上位5社は次のとおり。

【2018年のダウと上位5社】
ダウトップ5 20180920
ナイキ、マイクロソフト、ビザ、アップル、メルクと並びます。いずれも素晴らしいリターンを出しています。

2018年も3/4が終わろうとしています。年末まであと1/4近くを残すのみですが、ダウの犬は挽回できるのでしょうか。

今年の動向はハイテク対バリューに大きく二分された感じがありますが、このところバリュー銘柄にも株価が乗り始めています。ダウの犬も高い確率で平均値を上回ってきた実績があるので、もしかしたら形成逆転があるかもしれませんね。

それでは☆彡
 
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2018
09.20

GoGoダウ!最高値は間近だぜ、おっかさん!

ゆきだるまです。

対中貿易摩擦って結構甘く見てましたが、市場への影響が大きいですね。これまでのところをまとめてみます。

【対中関税の流れ】 対中貿易総額5670億ドル
 第1弾 340億ドル:産業機械・電子部品など(7月6日25%追加関税発動)
 第2弾 160億ドル:プラスチック製品・半導体など(8月23日25%追加関税発動)
 第3弾 2000億ドル:食料品・かばんなど(9月24日追加関税発動予定)【←今ここ】
 第4弾 2670億ドル:残り全て(拡大示唆)

米国の関税発動と中国の報復で市場はいつも揺れに揺れていて、揺れているのが常態化してしまって危機意識も少し遠のきがちです。

そんな中で超大型の第3弾発動を控えて中国側が「問題があれば協議によって解決すべきだ」と対話の重要性を訴えたことから、対立緩和のムードが広がりました。

他の市場動向として金利と原油相場が上昇、VIX恐怖指数は大きく後退しています。

【10年債利回り・原油相場・VIX指数】
20180919三指標

NY市場は、対中ヨシ、金融ヨシ、原油ヨシで、引き続き買いでスタートしました。

ダウ30では次のセクターと銘柄に買いが入っています。

・金融株   :JPモルガン、ゴールドマンサックス
・対中輸出株 :キャタピラー、ボーイング、3M、ダウデュポン
・エネルギー株:シェブロン、エクソンモービル

【ダウ30の騰落率・前日比】
ダウ騰落率20180919 

S&P500、ナスダックが各々最高値を更新する中で、NYダウはハイテク系が弱く上昇が今一つではありましたが、それでも1月末に付けた26,616ドルまで目前に迫ってきました。

【ダウ30平均株価】
ダウ20190919 

【DIA保有状況】
DIA保有状況20190919   

自分のポートフォリオでは、1月末の最高値近くでつかんでしまったDIA(ダウETF)の含み損がようやくプラ転しました。

待てば海路の日和あり。

やはりダウは強い!このまま1万ドルまで駆け上がれ!!GoGoダウ!!!

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2018
09.19

節約とケチは違う~人生を豊かに過ごすお金の使い方

Category: 投資哲学
ゆきだるまです。

節約については時々書いていますが、久しぶりに最近の心境を一つ。

投資を初めてはっきり変わったことは、お金を大切にするようになったこと。日々のチャートで少しづつ上がっていく株価を眺めていたり、少ないながらの配当金を再投資などしているとお金が愛しく思えてきたりします。

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最近の自身の行動の変化として感じているのは次のとおりです。

相場の世界に身を置いていると、お金には有効に働いてもらわないといけないといった資本家的思考が芽生えてくる。

投資は元本を用意してナンボの世界なので、現実世界で無駄遣いをしている余裕があるのなら、節約をして投資資金を捻出しようという思考回路に変わってくる。

月々の投資資金を定額で確保する習慣ができた。(←今ココ)

これは節約投資家で有名な本多静六先生の「4分の1天引貯金」に通ずる投資哲学を体得できたのかと納得してみたりしています。

例えば、新型iPhoneが出ました。街中どこへ行ってもキャンペーンをやっていて、売る方も買う方も熱狂めいたものを感じます。超豪華版のiPhone Xs Maxから値下げしたiPhone7まで12万円から5万円まで様々なラインナップがありますが、あなたならどれを選びますか?

以前の自分ならMaxまでは求めないものの、一ランク下のXsかXrか、テンの付く機種は欲しかったところ。これはブランド志向そのものですが、機能以上に名前にもお金を払おうとしていました。

今はどうかというと、おそらくiPhoneは買わない。その代わり自分が満足できるスペックのアンドロイド機種を安価で探してきて使うでしょう。実際には電話はガラケーを使い続けており、ネットは7インチタブレットでの2台持ちです。今のところこれで十分です。

他にも、衝動買いはしないとか、外食は控えるとか、ダメになったものは直ぐに買い替えるのではなくて一応は修理を試みるとか、とにかく財布からお金が出ていくとき一思案するようになりました。

しかし

節約も過度になると、ケチになる恐れがあります。

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本来お金を出すべき場面でも出し渋るケチになるのは避けたい。

最近、節約以上にケチの兆候を自覚しつつあります。職場の呑み会を無駄に感じるとか、新しい服を買わなくなったとか、趣味や本にもお金を使わなくなったとか、等々

そうして浮かせたお金をせっせと投資につぎ込むのもいかがなものか。

必要以上にお金を使うのは避けるにしても、人生の必要経費まで削っていくと結局は自分のプラスにはなりません。お金のことを気にすると楽しめなくなる場面も多くあります。

特にお金の使い方を人は良くみているので、家庭や交友、職場でケチだと思われるのは自分で自分の首をしめているようなものです。何事もバランスは大事なのです。

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そのためには、ケチになってきた自覚があるうちに意識を改めるべく、毎月必ず投資に回す額を守るのと同様に、毎月必ず使う額というものも決めることにしました。

新しい習慣に挑戦です。生きたお金の使い方を模索します。

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