2017
05.24

誰が何と言っても投資信託が好きだ

Category: 雑感
皆さんこんにちは ゆきだるまです。

米国株ブログでは邪道な感じですが、私は投信が好きです。
資産の1/4位は投信で積み立てを欠かさずに行っています。
保有手数料が高いと言われても、それを超えるメリットがあるので今日も投信を続けています。

今日は投信の良いところや悪いところを日頃感じていることを交えて書きます。

1 投信を始めた理由

投資の入門編という感じで、個別株に較べると敷居が低かったからです。
中野晴啓氏の「投資信託はこうして買いなさい」が分かりやすくで、お勧めを4本選んで積み立てたところからスタートしました。
私は何でもそうなのですが、まずはやってみる性格で、信頼できる情報や推薦があればトライをしています。

2 投資信託の良いところ

〇自動的に投資してくれる
これが一番のメリットに感じています。指定日がくると勝手に口座から資金を引き落としてくれます。自分がしなければいけないのは口座の残高を切らさないこと、あとは放ったらかしです。
投資をはじめてみるとこの放ったらかしが実に具合が良い。タイミングを計るとか、価格が気になるとか、「感情」が一切入らないのが凄く良いです。これまでこの感情が失敗の原因になっています。

〇定額を投資できる
私的にはこれも投信の大きなメリットです。「貯金感覚」で毎月1万円とか決めた額を投資できるのが良いです。株とかETFだと「買い物感覚」になるので、こういう買い方ができません。株価が気になると途端に買えなくなってしまいます。特に上昇相場の時などは「買い場」を逃した感じがして駄目です。S&P500に投資する際、ETF(1557)か投信(ブラックロック)かで相当悩みました。保有手数料を考えたらETFなのですが、先月21000円台で買えていたのに、今月は22000円台になっていると損をした気になってしまって、21000円台に戻るまで待つか、となってしまうわけです。S&P500なんて基本上がり調子で下がることはないので、こういう思考回路を持っている限りは定期での買い増しはできません。

〇売買手数料が不要
これも大きなメリットです。私の様な少額投資家にとって売買手数料は馬鹿にはできません。インデックスものは大抵がノーロードなので凄く助かっています。

〇日本円で海外資産に投資ができる
ドルの両替って面倒です。両替手数料が認識できるのも嫌です。楽天証券だと米国株・ETFが円貨で決済できますが、私が利用しているマネックス証券だと事前の両替が必須です。株価と同じように為替相場も気になる方なので円安の時はドルへの両替に抵抗感があります。(結局は日本円で買い付けても為替は介在しますので、すごく気分的なものですが。)
また日本円で買える海外ETFは流動性が気になりますが、投信だとその心配がありません。

〇価格と株数が良く分からない
投信の基準価格と口数は「記号的」で価格を感じさせないため、損した・得したという感情につながりません。

3 投資信託の悪いところ

〇保有手数料(信託報酬)が高い
これが一番のデメリットです。これは相当リターンを圧迫します。最近は手数料の安い商品が色々出てきましたが、それでもETFに較べると圧倒的に高いです。ある程度の額が貯まってきたら同種類のETFに乗り換えも考えています。

〇分配金が再投資されていのか疑問
分配金が自動で再投資に回るのは凄く良いシステムなのですが、そもそも分配金が出ているのか不明です。S&P500ETFだと年率2%程度の分配金が出るはずですが、ブラックロックの投信では設定以来分配金がそもそもゼロとなっています。保有手数料と相殺されているのかもしれませんが、それだと抜き過ぎな感じですね。

〇買付・解約価格が不明瞭
株・ETFと違って即時価格での取引が出来ません。まあ、これは逆に云えばタイミング投資がしたくても出来ないという裏返しでメリットになるのかもしれません。

4 今後の期待

〇保有手数料(信託報酬)の引き下げ
ETF並みにというのは難しいかもしれませんが、各社様の努力を期待しています。

〇楽天証券の100円投資・ポイント活用
5月27日から始まるサービスとのことで、少額投資家にとってドルコスト平均法的な日々の手動積立をするなら凄く良さそうなので、待ち遠しく思っています。楽天ポイントを投資に活用できるのも良いです。アマゾンの利用頻度は確実に下がりますね。

以上、思いつくところを書きつけましたが、総じて云えば投資信託は投資の障害となる感情部分を排除してくれる貴重なシステムだと感じています。今のところは米国株よりも投信の方が遥かに高いリターンを出してくれています。その意味では個別株と投信を上手く使い分けて運用をしていきたいと思っています。

それでは
 
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2017
05.23

大暴落時に平常心を保てるか!?(その4・最終回)

Category: 試行錯誤
 これまで配当再投資による株価暴落の事後対応を検証してきました。

今回は予防(銘柄選定)について考えてみたいと思います。

1 株価暴落に強い銘柄を選ぶ

(1)連続増配当銘柄
まずは配当金がしっかり出せる銘柄を選ぶことです。
配当金が下落相場でのプロテクター(安全装置)となり、上昇相場ではアクセル(加速装置)の役割を果たすことは前回まで検証してきました。事例として取り上げたゼネラル・エレクトリック社【GE】はリーマン・ショックの時に配当を減額しましたが、その後は配当を再度増額したので資産が回復できています。
アメリカには株主還元の意識が高い企業文化があります。増配当を連続50年以上続けている「配当王」と呼ばれる企業、増配当を連続25年以上続けている「配当貴族」と呼ばれている企業が100社以上あります。これら配当王・配当貴族はリーマン・ショックの時でも配当を増やし続けてくれた頼もしい存在です。更に高配当であれば安全装置・加速装置としての効果が高まります。
過去の実績からは次の銘柄が推奨されます。
AT&T【T】(現配当率5.13%、連続増配当33年)、シェブロン【CVX】(現配当率4.06%、連続増配当29年)、エクソン・モービル【XOM】(現配当率3.76%、連続増配当34年)、コカ・コーラ【KO】(配当率3.37%、連続増配当54年)など

ただし、配当王・配当貴族の地位を得ても1/3の企業が中途で増配を停止したので注意が必要です。
(例)ゼネラル・エレクトリック【GE】(32年目で増配停止)、ファイザー【PFE】(41年目で増配停止)

(2)景気に左右されない銘柄
不景気の時は皆が節約モードに入りますが、生活はしていかなければならないので、食料品・日用品・医薬品などの生活必需品の類は需要があり続けま。普段は値動きが少ないため好景気の時は魅力に欠ける銘柄ですが、不況でもコンスタントに売上があるのが強みです。推奨される銘柄としては次のものがあります。
コカ・コーラ【KO】、ペプシコ【PEP】(飲料)、クラフト・ハインツ【KHC】、P&G【PG】(日用品)、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】(医薬品)、アルトリア【MO】、フィリップ・モリス【PM】(煙草)など

下図は10年間の株価チャート比較です。コカ・コーラ【KO】やジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】はリーマン・ショックの影響が比較的小さかったのが分かります。(それでも当時20%程度は下落しています)
リーマン・ショック~現在の株価推移状況
2 分散投資
少数銘柄や個別セクターへの集中投資は下落時のダメージが大きくなります。そのためエリアやセクターの分散がよく効いたポートフォリオを構築することが重要になります。
ジェレミー・シーゲル教授の著書「株式投資の未来」において以下のポートフォリオを推奨しています。

ワールド・インデックスファンド:50%
 米国株30%、非米国株20%
リターン補完戦略:50%(各10~15%)
 高配当銘柄、多国籍企業、高リターンセクター(エネルギー・生活必需品、ヘルスケア)、バリュー銘柄(低PER等)

20年以上の長期投資の場合は債券よりも株式の方がリターンが安定するため100%株式に投資することを推奨しています。
エリア分散として世界の時価相場から米国への投資割合を多めに取ることを推奨しています。

以下銘柄については私見ですが、分散投資を重視するならETFや投資信託の形で持つ方が良いと思います。特に長期保有では保管手数料がキモになるのでバンガード社のETFがお勧めになります。
米国への投資
 トータル・ストック・マーケット・ファンド【VTI】、S&P500ETF【VOO】など
世界全体
 トータル・ワールド・ストック【VT】など
セクター分散
 米国エネルギーセクターETF 【VDE】、米国生活必需品セクターETF【VDC】、米国ヘルスケア・セクターETF【VHT】など
個別株式での分散
 高配当、多国籍、高リターンセクター(エネルギー、生活必需品、ヘルスケア)、バリューを兼ね備えた銘柄としては次のものが王道だと思います。
 エクソン・モービル【XOM】、コカ・コーラ【KO】、P&G【PG】、フィリップ・モリス【PM】、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】など

株式投資をしていて一番楽しいのは銘柄選びとその配分だと思います。
こうした予防を楽しみながら行って、あとは暴落が来たら配当再投資を心がけるという風に考えています。
大暴落4回シリーズはこの辺で終わりにします。長々とお付き合いいただき有難うございました。
 
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2017
05.22

大暴落時に平常心を保てるか!?(その3)

Category: 試行錯誤
株価が大暴落しても配当金の再投資が資産回復に有効であることを前回確認しました。
ゼネラル・エレクトリック社【GE】の場合、サブプライム~リーマンショック時に株価が最大で85%下落し、配当金が1/3に減額されましたが、配当金を再投資することで8年目に元本の水準を回復できています。一方で何もしなければ現時点でも元本を回復できていません。

今回は回復までの期間を更に短縮できないか検討してみます。
前回は配当金のみで再投資を行うケースを検討しましたが、今回は再投資時に追加資金を加えてみます追加資金は元本1千万円に対して1%の10万円(1千ドル)程度で試算してみました。

【試算結果】
追加投資をすると資産回復スピードが更に速まります。
1千万円の初期投資額に対して1%の追加投資10万円を各配当金に加えて再投資をした場合、6年で資産額が元本額まで回復しています。(追加投資なしの場合は8年)
更に追加投資額を増やすと回復力も連動して高くなっていきます。
GE配当再投資試算(2)
GE配当再投資比較表

【考察】
追加投資ありのケースでは2009年3月の大底時までに保有株数が大きく増加しています。これがジェレミー・シーゲル教授の云う「上昇相場のアクセル」となります。つまり株価下落中に安く・多くの株を取得しておくと、上昇相場に転じた時にリターンを押し上げる加速装置になるということです。いわゆる「ナンピン買い」というものですが、株価の回復が見込める場合は非常に有効な戦略となります。
逆に株価回復の見込みがないのにナンピン買いをすると損失が拡大するので注意が必要です。そのため繰り返しになりますが配当再投資を行う場合は財務体質が強固な超優良大型企業を選ぶことが絶対条件になります。

まとめとしては、大暴落に直面しても、狼狽売りをしたり思考を停止して放置するのではなく、株価と配当の復活を信じて、配当金を再投資に回すこと、更に余裕があれば追加投資も行って保有株数を増やすことで良い結果が得られるということです。

理屈では分かっても現実に直面すると冷静な行動は難しいかもしれません。それでもこうして知識として蓄えておくことで何時か役に立つ日がくると考えています。

それでは
 
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2017
05.21

大暴落時に平常心を保てるか!?(その2)

Category: 試行錯誤
【前回の続き】
ゼネラル・エレクトリック社【GE】サブプライム問題/リーマン・ショック株価が最大85%暴落(配当も1/3に減額)。その後回復はしているものの現在も株価・配当額とも下落前の水準には到達していません
Q 暴落直前の高値で同社株を取得してしまった場合、あなたならどうしますか? 

  GEリーマン~回復期
GE配当実績2002-2016

この場合、対応は大きく3通りだと思います。
 対応案1 損切りする。
 対応案2 何もせずに持ち続ける
 対応案3 配当金を再投資(買増し)してみる。

対応案1はオーソドックスな行動です。実際に株価が2割ほど下落した時に多くの人が手放してリバウンドをしています。早めに投資資金を回収してキャッシュを温存するのは通常の心理だと思います。当然のことながら損切りという痛い勉強代を支払うので、早ければ早いに越したことはありません大底付近で手放すのは最悪のケースです。

対応案2はこれから検証しますが、10年近くたった現在、配当金を全額合わせても元本価値は回復していません。何よりも、この大暴落でポジションを持ち続けられるのは相当の精神力の持ち主か、GE社の株価回復に絶対の信念を持っている方だと思います。「忘れる」というのも投資の世界にあっては重要な戦略かも知れません。

対応案3はジェレミー・シーゲル教授提唱の死中に活を求める戦法です。対応案2の「何もしない」は、配当金で損失が僅かずつでも治癒されていきますが、この案はそれも投げ打って株を買い増しをしていくという、無謀ともみえる行動です。
そこで、この戦法は有効か否か、試算をして確認してみたいと思います。

【試算の前提】
株価暴落直前に1千万円(10万ドル)を投じてGE社2500株(40ドル/株)を取得
その後、四半期の中間配当毎に配当金を再投資して同株を買い増す(新規の資金追加は無し)
(配当日=買増し日は試算を簡便にするため権利落日と仮定。株価も同日終値を採用)
手数料・税金は考慮していない。金額単位はドル

【試算結果】
GE配当再投資試算 
中間配当毎に配当金を再投資して同株の買い増しを続けると、35回目(8年目)の配当再投資で資産額が元金を上回った
株価が一番大底の手前(7回目)で配当率・買い増し株数がピークになっている。なお初期投資額を変えてみてもパーセントでの乗数計算が基本となるため騰落率は殆ど変わらなかった。

なお、配当金を再投資しなかった場合は今現在も資産額(株価+配当累積額)は元本を下回っている。(騰落率▼8.7%減)
GE投資額変動状況
【考察】
配当再投資戦略暴落からの回復に有効に機能することが確認できました。大底付近では買い増し数が最大となり回復のアクセルの役割を果たしています。そのため株が暴落しても狼狽売りをしたりせずに配当再投資で活路を見出す方法はあるということです。特に配当再投資は「機械的」に行うことが重要で、感情を交えると大底の買い場を逃してしまう恐れがあります。

今回のGE社のケースでは、配当を一旦大きく減額したものの増額への回復が早かったこと、株価の回復も比較的順調だったことから配当再投資8年で資産を回復できましたが、配当や株価の回復が遅ければ資産回復にも時間を要することになります。
やはり銘柄選びは非常に重要で、暴落時でも倒産せずキャッシユインが見込める企業であることが長期投資の条件になります。そうするとダウ30社やS&P上位100社など超優良大型企業を選好することになります。

次に8年という回復期間の評価ですが、将来に時間のある若者は別として高齢の方にはダメージが大きいと思います。例えば70歳の時に暴落を迎えると元本回復が80歳近くになってしまうということです。
そこで、この回復スピードを更に高める方法がないか、探ってみます。

続く
 
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2017
05.20

大暴落時に平常心を保てるか!?(その1)

Category: 試行錯誤
40ドルの時に買った株が1年半後に5.87ドル(▼85.3%)まで下落
配当(年)も1.2ドルから0.4ドル(▼66.7%)まで減額
Q この様な事態に直面した時にあなたはどうしますか?
GE株価2009リーマンショック最安値
これはリーマンショック前後のゼネラル・エレクトリック【GE】の株価チャートです。ピークの40ドル付近まで年14%の伸び率で株価が上昇していました。そこから1年半で大底の5.87ドルに達しています。1ケ月で平均して5%程度下落し続けた感じです。
配当も株価下落に合わせて大幅に減額されています。
GE配当実績2009年前後 
これは直近にあった実際の大暴落の姿です。株の長期保有を考えるうえで題材として取り上げてみました。
自分は未経験ながらリアルに眺めてみるとゾッとしますね。先日は株価下落大歓迎とか軽口を叩いたことを反省しています。

この時にGE株を全力買い(集中投資)していたら全財産が85%滅失してしまう所まで下落しているので保有し続けるのは”相当”辛いと思います。株価32ドル位(▼2割減)で一度リバウンドしていますが、大抵の人はそこで一旦手放したのだと思います。当時は相場全体がこの様な感じでしたので、GE社以外に分散投資をしていても効果は薄かったと想像します。

また人生の中で、”どの時期”にこの事態に直面したかによっても状況は異なると思います。人生も投資も末期の頃に直面すると先の見えない下落で全財産を失う恐怖に耐えるのは難しいと思います。
しかもストーンと落ちないで月5%程度のペースでジワジワと18カ月間下げ続けるのも精神衛生上極めて良くないです。

天下のゼネラル・エレクトリック社だったのでこの後復活していきましたが、それでも10年近くたった現在でも株価は28ドルと当時取得価格の7割しか値を戻していませんし、その後の配当(約8ドル)を単純合算して9割程度の回復です。

そこで、この様な事態に直面した時にあなたはどうしますか?
という問いに対し、週末で少し時間があるので、配当再投資の効果など色々なパターンを試算してみようと思います。

それでは
 
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