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2018
10.15

市場混乱によるポートフォリオの現状確認と今後の相場観

Category: 観測
 2018年10月15日
ゆきだるまです。

先週は市場の一斉下落によりポートフォリオ構成が大きく変動しました。今週も値動きの激しい相場となりそうなので、手持ちのポートフォリオの状況確認をしつつ、今後の相場観をまとめてみます。

【S&P500のリターン推移・年初来】
SP500 2018年年初~10月 

10月始めから先週末までのリターン(円換算)

 S&P500      ▼5.4%
 ゆきだるまファンド ▼6.8%

【現在のポートフォリオ】 赤字は10月来の騰落率
PF20181012-2.png

いやあ、この2週間で手持ち資産は大きく下げました(涙)。ちなみにVTの買い増しとエヌビディア(NVDA)の新規買付けを行っていますので、全体リターンは各銘柄の騰落率の積み上げとは異なります。

ひふみプラスとSPXL(レバレッジETF)はガツンと下がりましたね。投資信託モノのS&P500が、なぜか指標値以上に下落しています。これは別途研究が必要です。

これまでのリターンと今後の動向として気になるのが、原油動向利上げと高配当銘柄ハイテク銘柄新興国関連なので、それぞれ別にみていきます。

【原油相場・年初来】
原油相場20181012 

9月から息を吹き返してきた原油相場も10月に入ってから下落傾向に。せっかく積み上がったシェルとエクソンの株価も一気に吹き飛びました。これから市場に買い戻しが入っても原油株は出遅れる感じですね。シェルはいったん利確しようとも思ったのですが、しばらくホールドが続きそうです。

(過去記事)原油高騰!~ロイヤル・ダッチ・シェルの売り時を考える

【10年債利回り、BND債券、PFF優先株のリターン比較・10月】
10年債利回り、BND、PFF10月リターン

今回の一斉下落の元凶といわれる利上げ。債券が売られて10年債の債券利回りが3.25%まで拡大。木曜日後半から債券の売りがとまって株価も戻り始めました。

価額の安定性がウリだった高配当のPFF(優先株ETF)が値を下げ続けています。これは利上げによる相対的なリスク増によるものなのか、それとも分配金の漸減傾向に嫌気されているのか、しばらく観察が必要です。

【ハイテク系リターン・10月】
2018年10月ハイテクリターン比較

今回一番リターンを下げたのがこれまで市場を牽引してきたハイテク系です。特にアマゾンの下げぶりは顕著です。先月の最高値2050ドル・時価総額1兆ドル達成を頂点に急落、1700ドル割れまで下がり木曜日後半から持ち直しに転じています。逆に手堅く業績をあげているアップルなどは下げが少なくて済んでいます。

私も今回の下げに乗じてエヌビディアを買っており、今後の市場動向が気になります。市場回復の試金石はハイテク系セクターに投資マネーが戻ってくるか否かですので要注目です。

【世界地域別リターン・10月】
2018年10月エリアリターン比較

米国利上げによる通貨安と貿易摩擦で打撃を受ける新興国。米国の政策による影響が非常に大きいです。我がポートフォリオでもワールドインデックスの構成比を大きくとっているので、これも今後の動向が気になるところです。
 
今後の対応

木曜日終盤から株式市場に買い戻しが入り、一時は大きく跳ね上がったVIX(恐怖指数)も下がってきています。ただし、金曜日段階でも値動きが荒く今週の動向は余談を許しません。

今回の下落は根拠が不明確なので長くは続かないとみており、ハイテク系は大きく下がって絶好の買い場になっているので、相場が戻ってくるときは一気にいくかもしれません。

ゆきだるまは、長期投資・各銘柄ホールドが基本なので、経過観察を続けていきます。ボラティリティの大きいエヌ・ビディアを買い増ししましたが、これも額が小さいのでガチホの予定です。

【ポートフォリオの構成比】
PF201810m-02.png 

今月に入ってVTとエヌビディアを買ったのでNISA枠の残りがあと6万3千円、570ドル分くらいです。年末まで2ヶ月半、ポートフォリオの構成を考えたら、残りは新興国VWOに全額投入で良いかなと思っています。

第3四半期の決算が始まったので、業績による浮き沈みが相場要因に加わってきます。さらに11月初の中間選挙が迫ると政治的な要因も出てくると思いますので、引き続き市場動向を観察していきます。

それでは☆彡
 
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2018
10.12

実態なき市場暴落~悲劇なのか、ボーナスステージなのか?

Category: 観測
 2018年10月12日
ゆきだるまです。

米国市場は大荒れです。10月10日にダウが前日比831ドル(3%)安、翌11日も続落からスタートしています。コトの発端は金利上昇の懸念。トランプ大統領は「制御不能に陥った米金融当局の責任だ」と非難しました。

トランプ大統領20181011 

大統領が金融施策を非難するのは異例のこと。11月6日の中間選挙を控えてイライラムードが伝わってきます。株価は市場経済を移す鏡であり、現政権の成否を測るバロメーターでもあるからです。

今回の利上げ観測と株価暴落の関係は、前回の2014年の中間選挙の時も同じ状況にあったとの検証があります。前回は民主党オバマ政権時ですが、当時は11月4日の中間選挙前に利上げ観測との関係から10月中旬にかけて株価が暴落しています。

【2014年中間選挙時のダウ株価と米10年債利回りの関係】
2014中間選挙時の株価下落 
中間選挙までにV字カーブを描いて復活。特別な力学を感じざるを得ません。

今回の株価下落は利上げ観測に市場が反応して、売りの連鎖反応を誘発しているとみられます。リーマンショックの時と違い致命的なイベントがあった訳ではなく、今回の下落は市場心理による一時的なものだという見方が主流です。

特に、これまでガンガンに利益を載せてきたハイテク銘柄を中心に下落しています。

【ハイテク銘柄この5日間の騰落状況】10月12日04時時点
ハイテク騰落率5日間

久々に訪れたビックウエーブですので、投資家にとって悲劇となるのか、はたまたボーナスステージの到来なのか、明暗が分かれるところですね。

それでは☆彡
 
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2018
09.28

金融緩和はリーマンショックから10年を節目に終結

Category: 観測
2018年9月28日
ゆきだるまです。

26日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が終了し、FRB(米連邦準備理事会)のパウエル議長は、0.25%の利上げを決定し、政策金利は2.00~2.25%に。2008年9月のリーマンショックから10年ぶりに2%台に戻りました。

【FF金利とダウ】
FF金利とダウ

米国経済は雇用、賃金、物価の全てが好調で、インフレは2%付近で上昇はみられない。堅調な経済は継続する見通し。ただし貿易戦争によるインフレへの影響や利上げが海外に及ぼす影響には懸念を示しました。

今後の金利施策はニュートラルな金利による景気コントロール行うものとし、政治的な配慮はしないとの姿勢も示しました。

FOMCのメンバーによるFF金利予測は、2020年まで利上げが続き3.75%水準まで到達する見込み、2021年以降は利下げに転じる見通しを示しています。

議長発言では、2015年から続いていた「金融政策のスタンスは引き続き緩和的」という文言がなくなり中立に戻る姿勢を示しました。これは2008年9月15日に発生したリーマンブラザース社の破綻に始まったリーマンショック、これに連動した一連の金融緩和施策を終了するという意味で、ちょうど10年目の節目の時に宣言したのだと受け止めています。

市場は緩和施策の終結を受けて株価が急落、ただしインフレの横ばいや今後の利下げの可能性などの金融施策全体の見通しが明らかになると買い戻しが進んでいます。また短期的には利上げが堅持されたことからドル高・円安が一気に進んでいます。

【NYダウチャート】
ダウ20190927 

【ドル円チャート】
ドル円20180928 

米国は24日に中国制裁関税の第3弾を発動、またトランプ大統領は11月の中間選挙に中国が干渉を試みていると非難、習近平国家主席を「もう友人ではないかもしれない」と評価。対中圧力を弱める気配はなく、市場は警戒ムードが続きます。

今後の私的予想ですが、利上げに向かってドル買いは進むものの、中期的な見通しがたったことから市場は利上げの呪縛から解き放たれるとみています。つまり1月末のパウエル議長の利上げ発言から低迷していた高配当株への買いが再び戻ってくることが期待されます。

新興国はマクロ的にはドル高と貿易問題によってもうしばらく低調な状況が続く感じです。このところ続いていた原油高もEIA(米エネルギー情報局)の発表で在庫増が判明して上昇が鈍化しました。

全世界に閉塞感をもたらしている米中摩擦は当面は改善の見込みがなさそうです。大きなトレンドの転換があるとすると、それは11月6日(第1火曜日)の米中間選挙になるだろうとみています。

それでは☆彡
 
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2018
09.07

ナスダック急落~アマゾン1兆ドル超えが頂点だったのか?

Category: 観測
ゆきだるまです。

好調だったナスダック市場が二日続けて急落しています。

【QQQ:ナスダック100指数】
QQQ20180906.png 

アマゾンは9月4日に時価総額が1兆ドルを超えました。これはアップルに続く快挙で米国経済の力強さを物語るものでした。少し前までFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)、今ではGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が米国市場を寡占しておりS&P500を13.2%も占めています。

2008年9月から始まったリーマンショックから10年、奇跡的な回復を遂げた米国市場は全体が底上げされてきましたが、FANG~GAFAが社会の変化をもたらす破壊的企業として強気相場を牽引してきました。

NY市場は米中貿易戦争や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉でも揺れ動いていますが、ハイテク系はこれらと連関性が薄いなかで一昨日から下落が始まっています。米議会で始まった外国による干渉やフェイクニュース防止のためのSNS規制検討はフェイスブック、ツイッター社の株価を大きく揺さぶっています。

【フェイスブック株価】
FB20180906.png 
【ツイッター株価】
TWTR20180906.png 

そしてアマゾンが記念すべき時価総額1兆ドル(株価2050.50ドル)にタッチしたのをピークに急落しています。

【アマゾン株価・直近】
アマゾン株価直近

アマゾンの株価収益率PERは現在155倍、つまり会社が生み出す実利益に対して155倍の株価がのっているということであり、歴史的な市場平均が15倍といわれるなかで市場は約10倍もの価値を付けているということです。

アマゾンのような急成長企業を伝統的なPERという指標で測ることは愚かしいことだと云われますが、それでも株式投資としてみたときに、期待値が高過ぎる分は剥がれ落ちやすいといえるでしょう。

ゴールドマンサックスとシティグループのストラテジストらは、年初来の楽観が強まっている感があることから、大規模な下落局面を迎える可能性があることを示唆しています。

一昨日から始まった下落局面が一過性のものであるか、大規模な下落につながるかは分かりませんが、用心に越したことはありません。

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2018
08.31

アマゾン株価2千ドル突破!~その裏で上がるVIX恐怖指数

Category: 観測
ゆきだるまです。

アマゾンの株価がいよいよ2千ドルを超えました。

【アマゾン株価】
AMZN20180830.png 

ダウ株価が26000ドル回復、S&P500指数が2900超え、ナスダック指数が8000超えと節目を次々とクリアして強気相場が続いてきました。

しかし、強気の影には弱気が潜んでいるものです。ここ数日当ブログでも市場動向を書き連ねて株価の上昇と調整の予感をセットで検証しています。

2018年は好景気にあるものの、早ければ2019年の中頃からはリセッション(景気後退)が始まるのではないかと云われています。これは時間軸の長いマクロな市況感です。

(参考)年末にS&P500指数が3000を超えるというかなり現実的な話
(参考)S&P500、ナスダックが最高値更新~忍び寄るリセッションの影

そして、もう一つの弱気要素、それは市場のセンチメントです。近視眼的なミクロの市況感としては先週末から始まった上げ相場とともにVIXも連動して上昇しています。

VIX(Volatility IndeX)はS&P500を対象にオプション取引のボラティリティを元に算出されるもので、通常は株価と逆相関の関係にあって株価の暴落によって急増する傾向があります。そのため恐怖指数と呼ばれ、市場のセンチメントを映す指標として活用されています。しかしながら先週末から通常とは逆に株価の上昇とともにVIXも上昇しています。

【8/24以降のS&P500指数】
SP500週間
【8/24以降のVIX指数】
VIX週間

これはハイペースな株価上昇に市場心理の不安が募ったためとみることができます。

株価とVIX指数の逆相関関係が崩れた現象は今年初めの強気相場の時にも起きていました。株価の上昇とともにVIXも上昇しているのが分かります。

【年初~1/24のS&P500指数】
SP500年初
【年初~1/24のVIX指数】
VIX年初

今年の年初は僅か1ヶ月足らずでダウ株価が7%も上がる異常な状態で、「上がり過ぎでは」という声も出始めた頃に1月末から調整局面に突入しました。この両者の類似性から近いうちに1月末と同様の調整に入るのではないかというアナリストも出始めています。

米国市場が好調な理由は、アマゾンを筆頭とするFANG銘柄が市場をけん引しているためで、僅か数社で市場平均を持ち上げてきています。一方ではFANG銘柄のショート(売り持ち)ポジションも急増しており、市場は緊張状態に置かれています。そしてFANGが崩れるときは市場全体が崩れるときでもあります。

(昨日記事)天井が近いのか~FANG銘柄の暴落を待ち望む人々が急増中

眼前の株価上昇を喜びつつも、その裏ではVIX(恐怖指数)が上昇している事態も一つの兆候として念頭においておいた方がよさそうです。

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