2017
08.27

日本人がドル資産をもつべき理由

Category: 観測
ゆきだるまです。

日本の未来に明るい希望を抱いている人
がどれだけいるでしょうか?

内閣府の推計では2060年には高齢化率40%、高齢者1人を現役世代1.3人で支える時代がきます。また財務省の統計では2016年度末時点で国と地方の借金が1073兆円、国民一人当たり844万円相当にも及びます。

借金に関しては、ギリシャと違って円建て国債なのだから自国で貨幣を増刷すればデフォルトしないとか、果ては国民の休眠預金が債務を大きく上回っていて対外信用力があるので財政破綻はしないとも云われています。

私も今すぐに日本が破たんするとは考えてはいませんが、人口、経済、財政の先行きを考えると国力は確実に下がっていくという実感は持っており、遠くない将来には日本が立ち行かなくなる日は来るのだろうと思います。

国力が下がった時に円の価値ってどうなるのでしょうか?

かつてユーラシア大陸の広範な領土にソビエト連邦という国家連合体が存在し、1991年にソ連が崩壊するとハイパーインフレを引き起こして共通通貨のルーブルが大暴落しました。直前まで1ルーブル400円だったのが2円まで下落したのです。文字通りルーブルは紙くずになり、ロシア政府はデノミを実施して旧1000ルーブルを新1ルーブルに貨幣切替を行いました。つまり国民の貯蓄財産が千分の一になった勘定です。

ソ連崩壊直後に彼の地を旅していて一番信用のある通貨がドルでした。何処へ行っても人々はドルを欲しがり、モノ不足の中でもドルがあれば何でも手に入りました。うかつにルーブルに両替したりすると莫大な量の紙幣を渡され、目分量で取り引きするような有様でした。

ルーブル大暴落で直撃を受けたのが年金暮らしのお爺ちゃん・お婆ちゃんでした。当時のロシアは本当にモノが買えなかったので、タンス預金は全て履きだされてしまって、地下鉄の駅構内で物乞いに並ぶ凄まじい数の高齢者の姿は実に痛ましいものがありました。自国通貨が崩壊した現場を目の当たりにした感想です。

さて、話を我が国の円に戻すと、これだけ借金があって超高齢社会に進もうとしている日本で「円」という通貨資産は本当に大丈夫?っていうことです。

結論としては、今時点で通貨に対するリスクヘッジを考えるなら、やはり「ドル」が有力な選択になると考えます。私たちが米国に投資するのはリターンが優れているという面からだけでなく、最強の通貨「ドル」で資産を持つということにもなり、最適な投資を行っているということです。

それでは

追記:マネックス証券でドル建ての取引はしているもののドルでの出金が出来ません。クレジットカードを作ればドル建て決済も可能になるのか良く分かりませんが・・・要研究ですね。
 
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2017
08.04

スプリント【S】米通信界の風雲児の動向

Category: 観測
ゆきだるまです。

ソフトバンクグループ傘下のスプリント【S】がよく話題にあがります。8月1日発表の当期決算で黒字に転じ、続けざまにM&A(合併・買収)の計画がある旨をマルセロ・クラウレCEO(最高経営責任者)が発表しました。株価は一瞬急騰しました。S株価20170803 

クラウレ氏によるとM&Aの理想の相手方は「CATVやネット大手より携帯事業者がよい」との発言があったことから「TモバイルUS」が有力候補に再浮上してきました。スプリントとTモバイルUSとの合併話は5月頃に出ていましたが、その後CATV大手のチャーター・コミュニケーションズやコムキャストとの交渉に切り替えるなどの動きを見せたためご破算になった雰囲気が伝わってきました。今回の発言で改めて「TモバイルUS」に絞った感じが伝わってきます。

S社とTMUS社の合併が成立するとベライゾン、AT&Tとは時価総額では及ばないものの、加入者数では横並びとなる第3勢力が誕生することとなります。
加入者数時価総額
ベライゾン1億4574万人1980憶ドル
AT&T1億3486万人2350憶ドル
スプリント+TモバイルUS1億3002万人920億ドル
*加入者数は2016年末の数値

携帯事業者同士の合併には政府の許可が必要にもなりますので、今後の話となりますが、3強目の誕生で我が保有株のAT&T社には更なる健闘を期待することになります。ベライゾンは無制限通信プランの復活で顧客回帰を果たしましたので、AT&T社は今後のタイム・ワーナー社との合併を強力に進めていって欲しいと思います。

それでは
 
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2017
08.03

第2・四半期決算で株価が大きく動いた銘柄をまとめてみた

Category: 観測
ゆきだるまです。

第2・四半期決算が大体出揃ったので話題になった銘柄をまとめてみました。

1 ハイテク

アップル【AAPL】8/1決算発表 決算良好につき【上げ】

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アマゾン【AMZN】7/27決算発表 決算不良につき【下げ】

amzn.png 


アルファベット【GOOGL】7/24決算発表 決算良好なるも材料出尽しで【下げ】

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IBM【IBM】7/18決算発表 決算不良につき【下げ】

ibm.png 

2 通信

ベライゾン【VZ】7/27決算発表 決算良好・加入者大幅増で【上げ】

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AT&T【T】7/25決算発表 減収増益なるも【上げ】

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3 飲食・生活必需品

スターバックス【SBUX】7/27決算発表 決算予想に一致なるも好材料なく【下げ】

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アルトリア【MO】7/28米食品医薬品局(FDA)がニコチン量水準引下げ発表で【下げ】

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4 その他

キャタピラー【CAT】7/25決算発表 決算良好・中国需要堅調につき【上げ】

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スリーエム【MMM】7/25決算 決算不良につき2015年12月以来の【下げ】

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ゼネラル・エレクトリック【GE】7/21決算発表 決算不良につき【下げ】

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【全体的な感想】
ハイテク銘柄はオーバーヒート気味な中でアップルは更に伸びてアマゾンとグーグルが失速した感じです。IBMは暫くダメみたいですね。
通信は競争過多で年初から低空飛行を続けていたベライゾンとAT&Tも今期決算で大きく浮上しましたが、元の水準までは戻していません。
飲食・生活必需品系ではスタバが急落したのが目立ちました。アルトリアなど煙草銘柄はニコチン規制で超大幅に下げていますが過去の歴史からは煙草銘柄の復活力は強いため、「買い」時かもしれません。
キャタピラー、スリーエムは普段ノーマークのため感想を持ちませんが、スリーエムは極めて堅調な感じだったので今は非常に稀な「買い」時かもしれません。ゼネラル・エレクトリックは低調さが際立ちますが、11月の企業方針発表で大化けするかも知れなません。
昨年11月からのトランプ相場での一律的な上昇傾向は前回と今回の決算でストップした向きがあり、強いものは伸びるし、弱いものは落ちるといった本来の相場観に戻ってきた感じです。

それでは
 
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2017
07.26

自動車産業界は投資対象としてどうだろう?

Category: 観測
ゆきだるまです。

アメ車といえばシボレー・コルベット、フォード・マスタング、若い頃に憧れた高馬力のマッスルカーたちも今ではデカくて取り回しが大変、ガソリン食いでエコではないという理由で敬遠され、最近では日本車並みにコンパクト化やエコ化が進んでいます。

アメリカを代表する二大自動車メーカーであるゼネラル・モータースは一度倒産し、フォードも倒産しかけたところ、両者とも見事に復活して業績を大きく改善しています。しかしながら、昨年決算では両社の純利益が合算で180億ドルあったにも関わらず時価総額は980億ドルと株価収益率(PER)に直すと5.4倍と非常に割安で、株価も低調です。

【ゼネラル・モータースの株価推移】
GM株価20170725

【フォードの株価推移】
F株価20170725

つまるところ超不人気銘柄というわけです。

一方で投資家の期待は電気自動車、自動運転車など新しい技術の開発にとりくむテスラ、ウーバーテクノロジーズ、ウエイモといった新興企業に集まっています。いずれも赤字で売上が少ないにも係らず、ビック2のGM・フォードよりも時価総額が高い状況です。

【テスラの株価推移】
TSLA株価20170725 

新興企業のネックは車両の量産体制にあると云われ、長年の自動車産業界をリードしてきたビック2の生産基盤には及ぶべくもありません。またGMがコンパクトな電気自動車「シボレー・ボルト」を送り出すなど新技術への投資も積極的に進めています。それでも市場はビック2ではなくテスラなど新興企業の成長に熱い視線を向けており、投資対象としてはFANGと同様のグロースの波そのものに乗っている感じです。

元来が自動車は景気循環株なので長期投資にはむかない銘柄ではありますが、それでもGMの配当率が4.2%フォードの配当率が5.2%バリュエーションとしては非常に魅力的です。伝統的なビック2を見直してみて今後の挽回が期待できるのであれば「買い」ではないでしょうか。

それでは
 
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2017
06.19

利上げに伴いセクター・ローテーションが始まる予感

Category: 観測
ゆきだるまです。

FRB(米連邦準備制度理事会)が6月の利上げを決定し、ドル高の気配が漂ってきました。

金利が上がれば企業活動にブレーキがかかり、またドルが買われてドル高になるので輸出が伸びなくなります。さらには投資資金が株式から安全で高金利となった債券・預貯金に流れていき、停滞した相場がやってくると考えられます。

リーマンショック(2008年)以降、基本的に相場は上昇傾向にあり、昨年秋の大統領選以後は高騰を続けてきました。S&P500指数自体が過去の平均をアウトパフォームしており、金利上昇の影響を加味すると今後は暴落する恐れもあります。

下の図はカリスマトレーダーのジム・クレイマー氏が作成した有名な「相場サイクルとトレーディング戦略」を借用したものです。実質成長率(GDP)に着目した相場サイクル図となっています。
Cyclical Investing and Trading Cycle
出典:JIM CRAMER『REAL MONEY』

この図がユニークなのは、景気動向と時々のセクター・個別銘柄の売買タイミングを示していることです。株式市場は実際の経済活動を先取りして相場に織り込んでいくため、トレーディングで成功するためには景気と相場のローテーションを上手く捕える必要がある訳です。

現時点は長い低金利状態を脱したばかりで、景気の山に向かう箇所(成長率3~4%辺り)にいる感じだと思います。金融株・消費財などの上昇銘柄を手仕舞う局面にきており、最近のハイテク株の下落がその予兆となっています。

利上げは景気過熱に対する冷却装置となるものですが、そのコントロールが難しく、過去の事例からはブレーキの踏み込みが強すぎると一気に株価が暴落する場合があるので注意が必要です。

景気が下り坂に向かうとハイテク産業などの成長株が売られて、景気の影響が少ない生活必需品やヘルスケアなど保守的な株が買われるようになるので、配当再投資による長期投資を目指す者としては、主力の保守銘柄が値上がりする前に仕込みを急いだ方が良いかもしれません。

それでは。
 
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