2018
06.19

「いきなリッチ」は投資家が目指したい理想のライフスタイル

Category: 投資哲学
 いきなリッチを目指すゆきだるまです。

6月17日の日経新聞コラムに「リーマンから10年、いきなリッチ現わる」という記事がありました。

普段から考えていた理想の投資家像でもあったので、今日の話題にとりあげてみます。

「いきなリッチ」とは日経新聞社の造語だと思いますが、結構イケてるネーミングだと思っています。一昔前の「成り金」=「贅沢者」とは対極的で、「粋(いき)なお金持ち」というた印象が伝わってきます。

いきなリッチ像
・リーマン以降の10年の間に投資や起業で億の資産をもつ様になった人
・物欲は低めで衣食住が簡素なライフスタイルを好む
・お金をかけるにしてもさりげない。
・体を鍛えるのが好き
・家族や友人と楽しむための別荘やクルーザーに興味あり

フェイスブック創始者のマーク・ザッカーバーグ氏を連想させます。
「仕事着」姿のザッカーバーグ
https://www.businessinsider.jp/

一方で「成り金」のイメージは、高価な家と車、ブランド装飾品、豪華な食事などなど物欲と自己顕示欲の強い人物がイメージされます。何となくバブルの時代で終焉を迎えた昭和の香りを感じます。

なぜこうも変わってしまったのでしょうか。

新聞コラムでは次の様に語られています。
「2008年を境に富裕層が見ている景色が違う。起業型の経営者の資産の多くは自社株で株式市場に異変が起これば資産はガタ減り、リーマン後の起業家は上の世代を見て堅実になった」

リーマンショックは色々な意味で潮目になったみたいです。

身の回りの投資家・実業家界隈を見渡してみても派手でない人が実に多いです。
「バフェット」の画像検索結果
伝説の投資家ウオーレン・バフェット氏

「bill gates」の画像検索結果
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏

お金持ちになるための方程式の一つに倹約があります。明治から昭和にかけて希代の資産を成した本多静六博士の「4分の1天引貯金」にみるように、徹底的に支出を減らすことが資産形成の第一歩になります。

そして、貯蓄と僅かな利殖をもとに資産を長期・複利で育てていく苦労を知っている人は、お金のありがたみが分かっているので無意味な贅沢はしなくなるわけです。

逆にお金が溜まらない人とは、年収が高くても生活にかけるお金も多く、貯金をしない。リタイア後も生活水準が下げられずに老後貧乏に転落してしまう人。さらには「宝くじで1億円当たった人の末路」の様に、お金に縁のない人が急に莫大な金額を手にして人生を狂わせてしまったりもします。

お金と上手に付き合っていくためには、相応のリテラシーが求められます。私たちは学校でも社会でもお金を稼げとは教えられるけど、上手に使う方法は教えられません。お金の教育は自分で身につけていくしかないのです。

「お金が全てではない」とは云われるものの「全てにお金が必要」なのも事実なので、お金と上手に付き合っていくしかありません。その意味で「いきなリッチ」というライフスタイルはお金に愛される投資家として理想的な姿だと思った次第です。

それでは☆彡
 
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2018
05.30

無暗に動くな!八甲田山雪中行軍遭難事件に学ぶ危機管理

Category: 投資哲学
山が好きなゆきだるまです。

明治時代に軍隊の訓練中参加者210名のうち199名が冬の山中で死亡するという、世界最大級の山岳遭難事故が日本であったのはご存知でしょうか。

訓練で210名のうち199名が死亡って凄すぎませんか?

その殆どが凍死によるもので、だから投資と関係するのか、ということではなくて、目標を失うと人間って非常に弱いものだという例えで取り上げてみます。

興味のある方は新田次郎著「八甲田山死の彷徨」(新潮文庫、1978年)をどうぞ。結構すさまじいですよ。高倉健主演の映画(1977年)にもなりました。
「八甲田山死の彷徨」の画像検索結果

事件のあらまし

日露戦争(1904年)勃発を想定して、その2年前に日本陸軍は冬にロシア軍が侵攻して青森沿岸の鉄道が封鎖された際に、陸路で八甲田山を経由して青森~八戸ルートの踏破が可能か、雪中行軍訓練を実施

山中で悪天に見舞われ道に迷い、200名近いほぼ全員が凍死体で発見

原因は後の研究で明らかになりましたが、

気象条件が劣悪だったこと
装備が貧弱だったこと
指揮系統が混乱していたこと
情報が極端に不足していたこと
冬山に対する認識が不足していたこと

などが並びます。

端的に云ってしまうと「登山の素人が極寒の冬山に大量に入り、悪天にも関わらず行動した結果、道に迷い、指揮命令系統を失った人々は烏合の衆と化して、次々と山中に没していった」ということになります。

関連画像
明治時代だから装備が貧弱というのは当たり前です。現代の様に最新の防寒冬山装備、GPS、携帯電話、ヘリコプターなどがあれば防げたかと云えば、そうでもなく、多分同様に遭難していたでしょう。

ゆきだるまも冬山登山経験者なので語りますが、それほどに冬山の気象は厳しいのです。吹雪と霧で視界が数mもなくなるホワイトアウトと呼ばれる状態になると、自分のいる位置が分からなくなるばかりか、救助のためのヘリコプターや捜索隊の出動もできなくなるので、結局はアウトということです。

マイナス30度から40度の世界に放り出されれば、いくら最新の防寒装備をしていても凍死は時間の問題だと思います。

つまり冬山で視界不良という動いてはいけない時に動いてしまったのが最大の原因です。人間は目標(視界)が失われて歩くと「リングワンデリング」といって、真っすぐ歩いているつもりでも「同じ場所をぐるぐる回る」という現象を起こします。

登山に素人で現地の状況も分からない指揮官が、視界が真っ白になった中で「あっちだ、こっちだ」と無意味な号令を発し、更に何も分からない大量の兵卒が無暗に動きまわれば、どうなるでしょう。

遭難者の足跡をたどると、典型的なリングワンデリングの軌跡を描いています。
八甲田山遭難者位置図
出典:八甲田山死の彷徨(新潮文庫1978年)

ここで投資の話をします。

相場を冬山の気象に見立てると、悪天時に先が見通せなくなるのは山も相場も同じ、そういう時はじっと止まって動かない。山中でテントを張っていれば気象が回復するまでひたすら停滞して風雪に耐える。そうすれば遭難(凍死)は避けられる。

逆に目標(視界)を失って無暗に動いても正しい方向には進まず彷徨することになる。

今の方向感のない相場って、気象が不安定な冬山の様な感じがしています。

それでは☆彡
 
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2018
05.21

気絶投資法が実は最強の投資法ではないかと常々思うこと

Category: 投資哲学
株価が気になるゆきだるまです。

気絶投資法とは?

通称「気絶」。暴落などで下落した後などに、頻繁にツイートされる方法。一時的に下落しても、数年単位などの長期的に見て、上がることを信じている場合の投資法。下落したときに狼狽売りをすると、儲かるものも儲からなくなるので、何もしないガチホがいいという教え。
                     (出典:仮想通貨用語集wiki)

ツイッターで「気絶中」というタグを良く見かけて気になっていたので記事にしてみます。

気絶 
皆さんはチャートを一日のうちでどのくらい眺めていますか?

チャートに念力を飛ばしても株価は思い通りには動かないもの。後から振り返るとこの時間って結構無駄だったりしませんか?投資に感情を交えると大抵は良い結果が出ないといわれています。

ならば感情を排除する方法として、この気絶投資法が活用できるのではないかとも考えた次第。

冒頭の用語集での「気絶」は「意識的にガチホ」を貫くということの例えですが、本当に気絶、つまり投資していることを一切忘れるというのが、お金、時間、精神衛生上も最良の結果が得られるのではないかと思うことが良くあります。

長期投資を志し、20年、30年、一つの銘柄を持つと決心したのなら蓋をして熟成させておけばよいのではないか。そうすれば、喜びも悲しみも将来タイムカプセルを開ける一回だけで済みます。その間にチャートをみて一喜一憂する時間を積み上げてみると相当なものになるのではないでしょうか。

仮に1日5分チャートを眺めるとして、一年の営業日を250日とすると20年では、

 5分/日✖250営業日/年✖20年=416.7時間=17.4日間

習慣の力とは恐ろしいもので、たかだか5分でも積み上げていくと結構な時間になります。

気絶投資法の大事なところは長期を見据えて何を選ぶかです。倒産リスクがあるので個別株は✖です。ETFや投資信託といったファンドは繰上償還されると意味がないので純資産額の少ないものは✖です。長期の間で配当金や分配金が出ていると投資効率が落ちるので、自動で再投資に回してくれるシステムが良い・・・

そんなこんなを考えると、月並みですがインデックス連動の投資信託で給料天引の積立投資をするのが一番良いという結論になります。例えば鉄板系と云われる楽天VT(全世界株式投資)、楽天VTI(全米株式投資)、IFreeNYダウあたりを選ぶ感じでしょうか。

今年はちょうどつみたてNISAが始まった年でもあり、idecoも対象者の裾野が広がったので、税の恩典を受けながら気絶投資できる環境も整っていきています。

ざっと計算しても、毎月4万5千円の積み立て(イデコ月1.2万円+つみたてNISA月3.3万円のイメージ)で年利5%の20年複利となると、掛金1080万円リターンは1830万円(1.7倍)となります。

こう考えると気絶投資法は全然ありです。繰り返しになりますが、お金、時間、精神衛生を大事にされる方にはお薦めしたい投資法です。

では自分はどうかというと、気絶投資法はやらないですね。ブログタイトルのとおり「試行錯誤の投資生活」を送るのが好きだからです。

それでは☆彡
 
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2018
05.18

投資を始めてから無駄遣いをしなくなったと感じること

Category: 投資哲学
倹約家になったゆきだるまです。

投資を始めてから明らかに変わったことがあります。それはお金に対する意識です。

それまで給与は貰ったら使う、また来月給与が入ったら使うの繰り返しで、貯めることはあっても増やすという考えはありませんでした。

出費 
例えば宝くじで1億円が当たったら何をしようとか考えると、当時は良い家や車を買おうとか、普段できない贅沢をあれもしようこれもしようという感じでした。このお金を元手にして更に増やしていこうという発想は全くなく、棚から落ちてきたボタモチは美味しくいただくだけでした。

若いころはパチンコにはまっていた時期もあって、勝てば豪遊したりして無駄遣いするし、負ければ取り返そうと更に突っ込むしで、完全なギャンブル志向だった頃もあります。

きっとこれではお金持ちにはなれなかったでしょう。

明治から昭和にかけて造園学で活躍しつつ巨額の富を築いた本多静六という方がいます。著書「私の財産告白」は現代にも通じる蓄財術を伝えてくれる普遍の良書ですが、ここで語られる真理は一つ。

支出を減らして収入を増やせ。

お金持ちの人は総じて倹約家です。一代で巨万の富を築いた米国の投資家ウオーレン・バフェット氏は非常な倹約家で有名です。日々チェリーコークを飲み、朝食はマックで3ドルしか使わない、家も60年前に3万ドルで手に入れたものを大事に使っているとか。マイクロソフトの創業者ビルゲイツ氏は10ドルの腕時計をしている。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏はTシャツにジーンズといういでたちで大衆車に乗っている。アマゾンのジェフ・ベゾス氏は1ドル1セントにもこだわりをみせるとか。

倹約こそが蓄財に通じる王道であることを示してくれています。

投資の世界も同じです。株価にしても配当金にしても得られるリターンは驚くほど地味です。極まれにホームランもあるかもしれませんが、こればかりを狙っていては長続きしません。フォアボールでもポテンヒットでも兎にかく塁に出続ける意識が大事です。

そのためには日々の糧は極力投資に回す。わずかばかりの配当金も再び投資に回す。手数料や税金が勿体ないので売買も最低限に済ます。信頼のおける銘柄ならば3歩あるいて2歩下がるくらいの気持ちで気長に育てていく、こういう心構えでいればいつか必ず成功するはずです。

一滴の水 
冒頭に書いた投資を初めて意識が変わったというのはこういうことです。仮に今宝くじで1億円当たっても以前のように無意味な浪費を考えることはないでしょう。1億円の投資先は既に決まっているからです。

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2018
04.30

バフェット太郎著「米国株高配当投資」は私の投資原点となる書

Category: 投資哲学
米国株高配当投資を志すゆきだるまです。

待望の本がやっと届きました。一気に読み上げましたが書評としては遅まきながら第三陣くらいになるでしょう。
「バフェット太郎」の画像検索結果

それにしてもブログやツイッターでの取り上げられ方に、著者バフェット太郎さんの影響力の大きさを感じます。かくいう私も氏の影響を受けて米国株投資を始めた者の一人として感想を述べたいと思います。

思い返せば2年前

投資を始めたばかりの私は色々な情報を求めて彷徨っていました。ちょうどバフェット太郎さんがブログを立ち上げたばかりの頃であり直ぐに目に留まりました。ブログ開設当初から異彩を放っていたからです。

米国の超大型優良連続増配高配当株に投資して配当を再投資するだけの投資法

寿限無みたいな長いキャッチフレーズですが、これが2年前と今とで全く変わっていない。良く言えばブレがない。悪く言えば頑固一徹なところがあって、それが今回の出版に結びついた最大の理由だと思っています。原典というのは変わらないから価値がある。その価値を提供してくれるのが本書だと思っています。

正直に言えば、アマゾンやグーグルといった主要なハイテク系銘柄が市場の隆盛で、フィリップモリスやIBMといった超大型優良連続増配高配当株が全く冴えない中にあって、終始一貫して自説を曲げないのはかなり勇気のあることだと思う。

さらに人を引き付けるのはバフェット太郎哲学が出来上がっていこと。安値買い、高値売りのタイミング投資をしない、隣の芝生に目を奪われない、自分で決めた買い付けルールを愚直に守る、これを2年以上、一日2回更新のブログの中で実践記録を公開し続ける。それも5千万円の資産に毎月50万円の追加資金を淡々と投資していく姿は圧倒的な説得力さえある。

そして、これは本著では感じとりにくいが、私がいつも感服しているのは氏の市場動向を捉える的確さ。2016年は波乱含みの世相の中で、ブレクジットの成立とトランプ大統領の当選、世間の誰もがあり得ないとしていた結末を氏は予言のごとく的中させた。全部が全部というわけではないが、為替や相場の転換点など印象的なビックイベントには明確な根拠を提示して予言を的中させている。次第に「神かよ…」とさえ思うようになった。

バフェット太郎教という宗教があると揶揄もされていますが、その意味では自分は良いトコ取りの信者をさせていただいています。(笑)

本書で私が投資原点としている3つのこと

1 超大型優良連続増配高配当株の配当再投資法(長い!)

株式投資の権威ジェレミー・シーゲル教授の研究成果から編み出された本法は、長期では市場平均であるS&P500を超える可能性がある手法として注目しており、私の投資法にも取り入れている。

本投資法のウリは、不確かな株式市場にあって(かなり)確実な配当金とその再投資に着目したこと。これは投資成果がある程度予測可能で、自分でも試算できるため納得感がある

課題は30年以上の長期に耐えられる銘柄の選定。色々参考にはしたが最終的には自分で選んだ。こればかりは「米国の超大型優良連続増配高配当株」の長年の実績に頼る他はない自分はゼネラル・エレクトリックで失敗を経験しただけに、常に注意は怠らないようにはしたいと考えている。

2 タイミング投資をしない

自分も2年間投資をやってきて、相場を読む力がないということを嫌というほど実感した。最安値でなんて買えないし、最高値でなんか売れない、でも投資機会を逃すのも嫌だ、となると自分でルールを決めてロボットの様に機械的に買うしかない。

私が米国株投資を始めた2017年の初めは為替も株価も割高感があったけど「タイミング投資は無用」という氏の教えに従って、黙って買った。今も一喜一憂しながらも黙々と買い続けている。結果は今の下落相場でもそれほど悪くはなっていないし、長期では買った時の多少の価格差は大差とならないと信じている。

3 隣の芝生に目を奪われない

なぜイケてるFAAMGが隆盛の中で、クソダサいエクソン・モービルやコカ・コーラを買い続けるのか。30年という期間は非常に長いし、2年程度で成果が出るわけもない。景気循環で流行り廃りはあるものだし、配当再投資法を選んだ以上は銘柄の乗り換えは基本的に行わない。そうなると、他人が何と言おうとも、いくら人が良く見えようとも自分の銘柄を愚直に信じ続けるしかない。

道 

以上3点が、私がバフェット太郎さんから学び、実践してきていることです。これまでは氏のブログで断片的に確認してきたことが、今回、本という形で集大成されていつでもアクセスできるようになったことは、私にとって大変意義深いことです。

では、この本を人に薦めるかというと微妙ですね。だって、口は悪いし、推奨銘柄の株価は全部メタメタではないですか。信者しか買いませんって!(笑)

それでは☆彡
 
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