2018
03.15

エクソンとティラーソン~アメリカの憂鬱

ゆきだるまです。

エクソン・モービル(XOM)が冴えません。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180314.png 

1月末の決算不調と2月初の一斉株安、更には原油価格低調のトリプルウエーブに乗り株価は超低空飛行に入っています。

【原油先物価格】
WTIC20180314.png 

米エネルギー情報局(EIA)によると米シェール生産が好調で原油の国内在庫量が予想以上に上昇しており、原油価格が押さえられているとの発表がありました。またトランプ政権が推進する鉄鋼の輸入関税強化が、米国内のシェールオイル・ガス関連の大型設備建設事業のコストを3~10%押し上げるおそれがあると云われています。

そしてティラーソン国務長官の衝撃的な解任騒動

トランプ・ツイート20180314 

マイク・ポンペオCIA長官が新しい国務長官になるだろう。素晴らしい仕事をするはずだ!レックス・ティラーソンはこれまで貢献ありがとう!新CIA長官はジーナ・ハスペルがなり、初の女性選出ともなる。皆おめでとー!」

3月13日、レックス・ティラーソン氏はツイッターで自身の解任を知るという恐ろしさ。ティラーソン氏は元エクソン・モービルの前会長兼最高経営責任者(CEO)で、トランプ大統領が就任した際に、実業界を代表する人物として三顧の礼をもって氏を迎えいれたはずではなかったでしょうか。

Rex Tillerson official portrait.jpg

「どこかの国で大油田が発見されてレックスが獲得に乗り出したら、他の誰にもチャンスはない。レックスが来れば一件落着だ。」という人物評で石油王ハロルド・ハム氏がトランプ氏に推薦をしたのが国務長官抜擢のきっかけとも云われています。エクソン時代のティラーソンCEOは、2012年にロシア石油最大手のロスネフチ社と北極海・黒海の共同開発で合意、サハリン1ではタフな交渉からプーチン大統領との親交もあったとのこと。

このようなティラーソン氏を大統領が解任した理由は、つまるところ
 間抜け呼ばわりされたからか!?

トップと折の合わない側近が更迭されるのは致し方ないとしても、たった1年の国務長官のためにティラーソンCEOを召し上げられたエクソン・モービル社はとても痛かったし、このような解任のされ方では送り出したエクソン社のイメージダウンも避けられないでしょう。

実業界トップの手腕をもつティラーソン氏が民間に戻りこれから先の身の立て方を注目したいと思います。また後任に座ったポンペオ元CIA長官はタカ派で知られる人物、5月までに実施されるという北朝鮮との対話の行く末を心配する声は小さくはありません。新たな国際紛争を巻き起こさないことを願うばかりです。

さて話をエクソン・モービル社に戻すと

一昨日、中間配当金がでました。

 中間配当額 0.77ドル(税込・前期同額)
 年間利回り 4.17%(株価73.79ドル時)

3月7日、エクソン社は2025年までに年間利益を2倍超にする設備投資計画を発表。これを受けたアナリストの予想では目標株価を85ドルから90ドルに引上げられました。しばらくは冴えない株価が続くかもしれませんが、現在の73ドル台の株価、4%超の配当利回り(配当性向67%程度)は、エクソン社としてはまたとない激しく買い増したい水準にあります。

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2018
02.24

出遅れ株のエクソン・モービルを買い増してみた

ゆきだるまです。

石油大手のエクソン・モービルを5株ほど買い増してみました。

 買値:77.00ドル、配当利回り:4.00%

エクソンは今回の同時株安で一番の下落銘柄でした。

【エクソン株価】
XOM20180223.png

まだ価格が安定している訳ではありませんが、エクソンの標準線から考えたら激安であることは間違いありません。市場全体が復調傾向にある中で配当利回りがきっちり4%取れる77ドルで約定できました。

不幸にも同時株安の初陣を切ったのがエクソンとシェブロンの原油コンビで、どちらも決算が不調だったところ、原油安政府の利上げ観測による一斉売りの波にも乗ってしまってナイアガラフォールをきめた感じでした。

エクソンの決算は短期では悪いものでしたが、大型ハリケーンの影響で生産量が下がったことによる一時的な要因だと思っています。

それよりも同時期に発表した国内投資計画に目を向けるべきです。

エクソンは減税を原資に今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを計画しています。世界の産油はサウジアラビア、ロシア、米国が日量1000バレル級の3強であり、米国産油の半分をシェールオイルが占めています。これまでエクソンらメジャー系はシェールオイルとの価格争いで疲弊してきたところ、今やエクソングループはシェール界にも進出して業界トップに立とうとしています。ここに更にエクソンが大型投資をしていくわけです。

このエクソンの国内大型投資はトランプ大統領激賞プロジェクトであり、元CEOのティラーソン国務長官との関係も考え合わせると将来は非常に有望です。

先のEIA(米エネルギー情報局)の発表では原油在庫が予想より下回っていたことから原油価格も復調しています。

【原油先物価格】
WTIC20180223.png 

以上の状況を考え合わせると「今エクソンを買わない理由はない」と考えポチってしまったわけです。本当は今のポートフォリオではこれ以上「アブラ増し」をしてはいけないのですが、誘惑に負けてしまいました。来月からは計画どおりインデックス投資に没頭します。

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2018
02.04

ダウ再下落!足を引っ張るエクソン・モービルの決算

ゆきだるまです。

ダウが665ドル安、約9年振りの大幅な下げ幅!

衝撃的な見出しがマスコミに掲げられましたが実際はどうでしょう?

9年前の2008年12月1日にダウは8829ドルから8149ドルまで一日で680ドル下落しました。当時のダウは8千ドル台だったので下げ幅が8%近くもありましたが、今のダウは2万6千ドル台なので下げ幅は2.5%程度です。

665ドルの持つ意味が9年前と今では違うので、相対値で語られるべきでしょう。

とはいえ、個人的には昨日まとめた1月末の運用状況から2日間で含み益の三分の一が吹っ飛びました(涙目)。それでもマイナスになった訳ではなく、過剰に値が吊上がっていた分が削られたと思えば悔しくない・・・

持ち株のウエルズ・ファーゴ時間内で2%、時間外で6%も落ちて計8%の下落です。

【ウエルズ・ファーゴ株価】
網掛け部分がアフターマーケット(3日の日本時06時~10時)
64ドルから60ドルまで真っ逆さま・・・涙
WFC株価20180203 

ところでダウは?
(2日終値ベース、下落率順)
ダウ下落20180202 
2月2日は第一金曜日、雇用統計の発表の日でした。結果が良かったがために、前から噂になっていたインフレの到来すなわち利上げと景気後退が早まるという懸念が市場を覆い、売り圧力が強まりました。

30日の下落の時は、利益確定の売りに加えて、ベゾス・バフェット・ダイモンの三巨頭がヘルスケア事業に殴り込みを掛けたことで関連銘柄が総崩れになったという複合要因があった感じでした。

今回の下落も、雇用統計を受けての売りもありますが、実は下落率トップ2の石油メジャー、シェブロンとエクソン・モービルは揃って決算結果が悪かったという、これもまた複合要因という感じですね。

エクソン・モービルの決算

このところ原油高を受けて持ち株も好調に上がっていて喜ばしかったのですが、一気に落ちましたね。含み益が一気に半減してしまいました(涙目)。

【エクソン・モービル株価】
XOM株価20180202 

減税関連で59億4千万ドルの利益を計上していますが、それら特別項目を除いた1株利益(EPS)0.88ドル(予想1.04ドル)、売上高665億1千5百万ドル(予想743億1千万ドル)と予想を大きく下回りました。

費用削減や原油価格上昇は業績にプラスとなったものの、海外の精製事業の不振を補うには至りませんでした。また大型ハリケーンの影響で生産量が下がったのも要因の一つとなっています。

1株利益0.88ドル>1株配当0.77ドルで配当はセーフ

【1株配当の状況】オレンジ:実績、白丸:予想
XOM1株利益201704四半期

エクソンの米国内投資計画

一方でエクソンは法人税率引き下げを受け、今後5年間にわたり米国内で500億円を投じる大型プロジェクトを発表。投資額の三分の二を上流分野(生産・開発)に当てる予定。その目玉になるのがテキサス州パーミアン盆地の油田開発です。シェール開発を主軸に原油生産量を7年間で3倍の日量60万バレルに増産させる計画となります。

2月1日、米エネルギー情報局(EIA)は2017年11月の原油生産が日量1000万バレル台に乗せたと発表。その半分をシェールオイルが占めており、エクソングループは今シェール開発でも業界トップに立とうとしています。

米国は、サウジアラビアやロシアに匹敵する日量1000万バレルの産油量を達成、米国投資に重点化しているエクソンが米国原油新時代を牽引していく可能性が高いです。

トランプ大統領もエクソンの国内プロジェクトを歓迎。元CEOのティラーソン国務長官との関係もあり同社の地位は盤石なものになると考えられます。

今回の決算不調は一時的なものであり、エクソン・モービルは投資家にも確かなリターンをもたらすことが期待できそうです。

話を振り出しに戻すと、政府の利上げ政策はこれまでの上昇相場にブレーキを掛けるものなので、少し意識を切り替えて相場を眺めていく必要がありそうです。

本日も当ブログにご訪問いただき有難うございました。
 
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2017
12.14

エクソン・モービルから配当金と今後の原油市場動向

ゆきだるまです。

世界の石油メジャー最大手のエクソン・モービル(XOM)から中間配当がありました。

 中間配当額 0.77ドル/株(前期同額)
 現在配当率 3.71%(株価83.02ドルの場合)

エクソン・モービルは連続増配当34年を達成しています。

【配当実績】
XOM配当実績1983~
石油メジャーは潤沢なキャッシュ力を背景に配当利回りが高いため、長期投資家に人気のある銘柄です。その中でもエクソン・モービルは民間石油企業の中で第一位の収益力を誇っています。(2017年11月末の世界時価総額第11位

しかしながら2016年に至る原油価格暴落を受けて、2015年から増配は弱くなっています。現在も配当性向の年間予想は100%を超える厳しい状況となっています。

 年配当額3.08ドル>1株利益見込3.07ドル(配当性向100.3%)

12月13日には石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長から、「原油減産で過剰な在庫の解消が進み、市場の均衡を回復させるという目標に近づいている」との声明がありました。

同氏によれば「過剰在庫を1億5400万バレルと見積もるうち1億3000万バレルを上回る水準まで縮小。今後は中国をはじめとした経済成長が石油市場を支え、2018年の世界石油需要は日量150万バレルのペースで増加する」との見通しが示されました。

【原油先物価格】
WTIC価格20171213

原油価格は6月を底に回復基調にあり、長らく続いてきた原油不調からの脱却しつつあります。 エクソン・モービルについても、短期での収益は改善が進んでおり、今後は原油価格上昇とともに更なる収益力の改善が期待されるところです。

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2017
10.28

【決算】エクソン・モービル 雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ

ゆきだるまです。

エクソン・モービルの第3四半期決算が発表になりました。ハリケーン・バービーの来襲はありましたが、決算は良好でした。株価は寄り付きで大きく上げ下げしたものの前日並みにとどまってます。

【エクソン・モービル(XOM)株価】
XOM株価20171027 

純利益は39億7千ドルで前年同期比の50%増となりました。1株利益は0.93ドルで予想0.87ドルを上回り前年同期比48%増となりました。ハリケーン・ハービーによる影響は1株当り0.4ドルと限定的でした。

上流事業の収益は原油価格の上昇で16億ドルに増加、下流事業の収益はハリケーン・ハービーの影響にも係らず15億ドルに増加しました。

同業のシェブロンも同日決算の発表がありましたが、国内生産の減少を受けて利益は予想に届かず株価は急落しています。

【シェブロン(CVX)株価】
CVX株価20171027 

エクソン・モービル(XOM)社は年初来株価を下げ続けてきましたが、8月末に底入れをして以来、原油価格とともに上昇モードに転じています。

【原油先物価格】
WTIC価格20171026 

XOM社の今期EPSは0.93ドル、配当額0.77ドル(配当性向82.8%)を上回っており配当政策も安泰な見通しです。今期決算を通過点にポートフォリオの優良資産となることを願っています。

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