2018
06.15

インフレの足音、上がる金利、そして原油株の時代が来る!

XOM株主のゆきだるまです。

エクソン・モービルから中間配当がありました。1株0.77ドルから0.82ドルに増配(増配率6.5%)され、これで36年連続の増配当となります。原油株の魅力は配当の高さにあり、今回の増配当で利回りは4.0%になりました。



さて、市況観測ですが、米国は6月12日、13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3月に続く利上げを決定し、政策金利を1.75~2.00%まで引き上げました。物価上昇率も2%に達し、年4回の利上げも視野に入ってきています。

続く6月14日は欧州中央銀行(ECB)理事会は年内に量的緩和策を終了することを決めました。ユーロ圏においても景気拡大が物価上昇に結び付き、物価目標2%に向かいつつあります。

2008年のリーマンショックや2010年以降の欧州債務危機を受けて、欧米各国の中央銀行は異例の金融緩和策を展開してきましたが、いよいよ金融危機から脱する時がきたようです。

物価上昇は健全な経済発展上好ましい事態ではありますが、放置をしておくと物価上昇が加速してインフレを引き起こす恐れがあるため、政府は金利によってコントロールを図ることが常道となっています。

過去の経験則では経済成長と金利政策によって景気が循環していきています。その時々の産業セクターと相場の強弱も景気の波動に合わせてローテーションを繰り返してきています。下の図は米カリスマトレーダーのジム・クレイマー氏が作成した「相場サイクルとトレーディング戦略」です。各景気時点で売買すべき銘柄の目安が示してあり非常に参考になります。
Cyclical Investing and Trading Cycle
出典:JIM CRAMER『REAL MONEY』

現時点は金利引上げによって生活必需品やヘルスケアが売られている市況にあるので、図の2%水準のあたりにいると考えられます。この先の景気が加速すると頻繁な金利引き締めによって一気に波の頂点を通り過ぎて下落局面に向かうことになります。

一般に原油株はローテーションに依存せず、かつ不景気に強い銘柄と云われています。エネルギー供給は生活と産業の根幹をなすものであり、景気に左右されずに需要があるからです。

原油相場は2014年から下落に入り、原油株は最近まで不遇の時代を過ごしてきましたが、ここにきて明るい兆しが見えてきています。

原油相場の見通しとして、アナリストの分析では、原油相場は2020年に向けて見通しが大きく引き上げられています。北海ブレント先物は今年が64ドルから77ドルに、2019年は60ドルから75ドルに、2020年は65ドルから70ドルにそれぞれ上方修正されました。また米WTI原油先物の見通しは、今年が57ドルから70ドルに、2019年は58ドルから67ドルに、2020年は63ドルから64ドルに引き上げられ、市場が引き締まる中でも価格を押し上げる公算が大きいとしています。

【WTI原油相場】
WTIC20180614.png 
今後の市況は、インフレと金利による引き締めが進展していくと株式相場は相対的に低調になっていくことが予見されます。一方で、現在のインフレはコモディティである原油高がその一因を担っているとする見方もあり、この先は原油株の存在感が増してくることが考えられます。

原油株は未だ割安な状態に置かれているので、今のうちに仕込んでおいて、高い配当を得ながら来るであろう上昇の時を待ち狙っていくという二面戦略も一考ではないかと思う次第です。

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2018
05.10

原油高が進みエクソン・モービルの投資妙味が高まる!

XOM株主のゆきだるまです。

イラン情勢が緊張しています。5月8日にトランプ大統領はイランの核開発疑惑から制裁発動について言及。その場合イランの原油輸出が最大で日量100万バレル減少するとみられており、原油価格が上昇しています。

【原油先物価格】
WTIC20180509.png 
これに呼応してエネルギー株に買いが進んでおり、石油メジャー大手エクソン・モービルの株価が久しぶりで80ドルを回復しつつあります。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180509.png 
エクソン・モービルは1月末の決算不良と同時株安のWフォールを決め、さらに先の決算でコケて安値圏から抜け出せない感じでした。このところ原油価格上昇の中でもエンジンのかかりが悪かったところですが、ここにきてようやく暖気運転が完了した感じです。

金利上昇ムードから高配当株が軒並み低迷している中で、インフレを先導していく役割を担っているエネルギー株は強いといわれています。

中長期でみても再生可能エネルギーの台頭で化石燃料は不利な立場に追い込まれるという見方がある一方で、原油と天然ガス需要は数十年単位では好調との見込みもあります。 

仮に2040年に全ての自動車が電気自動車になっても石油消費量は2013年水準に戻る程度との分析もあり、基幹産業に占める化石燃料への依存度は依然として高いと考えられています。

その中で業界トップランナーのエクソン・モービルは、莫大な原油・天然ガスの埋蔵源を握っており、かつ上流事業、下流事業の全域にわたって高い生産力を有しています。

今や世界の産油の重心はサウジアラビア、ロシアから米国に移りつつあります。エクソン・モービルはテキサス州パーミアン盆地の油田開発に大規模投資プロジェクトをまい進するなど、将来への投資も着々と進行中です。

4月末には次の中間配当(6月)を7%アップすると発表があり、増配当は36年連続となりました。配当利回りも4%超えの水準にあります。エネルギー株は上がる時は一気ですので、今が最高のバリュエーションを発揮しているときかもしれません。

それでは☆彡
 
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2018
04.28

【決算】エクソン・モービル落下!配当は魅力の4%超水準へ!

XOM株主のゆきだるまです。

4月27日に石油メジャー最大手エクソン・モービルの2018年第1四半期決算が発表になりました。結果は悪かったです。上がりつつあった株価は落下しました。終値77.8ドル、前日比-3.82%でした。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180427.png 

決算概要

純利益は46億5千万ドル(1株利益1.09ドル)で前年同期の40億1千万ドル(1株利益0.95ドル)から16%増加しましたが、市場予測の1株利益1.14ドルを下回りました。

売上高は682億1千万ドルで前年同期の586億7千万ドルから増加市場予測の636億ドルを上回りました。

上流部門の利益は約50%増加、コモディティー(商品)価格の上昇が主な要因です。生産量は前年比で6%減、設備投資は48億7千万ドルで17%近く増加しました。化学・精製事業が落ち込み、原油高による利益を相殺した形になっています。

配当の見通し

エクソンは配当利回りの高さが魅力なため、配当環境が気になるところです。

エクソンは決算に先立ち4月25日に短期配当を7%引き上げ1株当たり0.82ドル(現0.77ドル)にすると発表がありました。増配当はこれで36年連続となります。権利確定日は5月14日で配当は6月11日実施予定。

純利益の伸びが悪かったものの1株利益1.09ドル>新1株配当0.82ドル、配当性向75%で厳しいながらもOK。現収益水準が確保できれば今後の配当も安泰です。

株価が大きく下がったため、増配後の配当利回りは4.2%(年配当3.28ドル/現株価77.8ドル)となりました。

今後の見通し

原油相場が上昇基調にあり、1バレル68ドル台というかつてない高水準にあります。アナリストの見方では「エネルギーセクターのオーバーウエイトについて、株価はこの四半期や通年に現れるとみられる収益力を未だに反映していない。エネルギー価格は以前のレンジである1バレル50~60ドルを上抜け60~70ドルレンジで安定する可能性が高い」との発言もありました。

【原油相場】
WTIC20180427.png 

世界の産油はサウジアラビアに肩を並べ米国も日量1000万バレル級の産出国となっています。その半分をシェールオイルが占めており、エクソングループはシェール業界にも進出して業界トップの座についています。

加えてエクソン社は今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを進行中。大型減税を原資とした国内投資はトランプ大統領激賞プロジェクトでもあります。

今期決算は利益が届かなかったため株価が下落しましたが、配当増、原油高、大型開発の三点を見ても中長期でみればエクソンの業績は明るいとみています。配当4.2%の現株価は非常に魅力的な水準だと思います。

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2018
03.15

エクソンとティラーソン~アメリカの憂鬱

ゆきだるまです。

エクソン・モービル(XOM)が冴えません。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180314.png 

1月末の決算不調と2月初の一斉株安、更には原油価格低調のトリプルウエーブに乗り株価は超低空飛行に入っています。

【原油先物価格】
WTIC20180314.png 

米エネルギー情報局(EIA)によると米シェール生産が好調で原油の国内在庫量が予想以上に上昇しており、原油価格が押さえられているとの発表がありました。またトランプ政権が推進する鉄鋼の輸入関税強化が、米国内のシェールオイル・ガス関連の大型設備建設事業のコストを3~10%押し上げるおそれがあると云われています。

そしてティラーソン国務長官の衝撃的な解任騒動

トランプ・ツイート20180314 

マイク・ポンペオCIA長官が新しい国務長官になるだろう。素晴らしい仕事をするはずだ!レックス・ティラーソンはこれまで貢献ありがとう!新CIA長官はジーナ・ハスペルがなり、初の女性選出ともなる。皆おめでとー!」

3月13日、レックス・ティラーソン氏はツイッターで自身の解任を知るという恐ろしさ。ティラーソン氏は元エクソン・モービルの前会長兼最高経営責任者(CEO)で、トランプ大統領が就任した際に、実業界を代表する人物として三顧の礼をもって氏を迎えいれたはずではなかったでしょうか。

Rex Tillerson official portrait.jpg

「どこかの国で大油田が発見されてレックスが獲得に乗り出したら、他の誰にもチャンスはない。レックスが来れば一件落着だ。」という人物評で石油王ハロルド・ハム氏がトランプ氏に推薦をしたのが国務長官抜擢のきっかけとも云われています。エクソン時代のティラーソンCEOは、2012年にロシア石油最大手のロスネフチ社と北極海・黒海の共同開発で合意、サハリン1ではタフな交渉からプーチン大統領との親交もあったとのこと。

このようなティラーソン氏を大統領が解任した理由は、つまるところ
 間抜け呼ばわりされたからか!?

トップと折の合わない側近が更迭されるのは致し方ないとしても、たった1年の国務長官のためにティラーソンCEOを召し上げられたエクソン・モービル社はとても痛かったし、このような解任のされ方では送り出したエクソン社のイメージダウンも避けられないでしょう。

実業界トップの手腕をもつティラーソン氏が民間に戻りこれから先の身の立て方を注目したいと思います。また後任に座ったポンペオ元CIA長官はタカ派で知られる人物、5月までに実施されるという北朝鮮との対話の行く末を心配する声は小さくはありません。新たな国際紛争を巻き起こさないことを願うばかりです。

さて話をエクソン・モービル社に戻すと

一昨日、中間配当金がでました。

 中間配当額 0.77ドル(税込・前期同額)
 年間利回り 4.17%(株価73.79ドル時)

3月7日、エクソン社は2025年までに年間利益を2倍超にする設備投資計画を発表。これを受けたアナリストの予想では目標株価を85ドルから90ドルに引上げられました。しばらくは冴えない株価が続くかもしれませんが、現在の73ドル台の株価、4%超の配当利回り(配当性向67%程度)は、エクソン社としてはまたとない激しく買い増したい水準にあります。

それでは
 
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2018
02.24

出遅れ株のエクソン・モービルを買い増してみた

ゆきだるまです。

石油大手のエクソン・モービルを5株ほど買い増してみました。

 買値:77.00ドル、配当利回り:4.00%

エクソンは今回の同時株安で一番の下落銘柄でした。

【エクソン株価】
XOM20180223.png

まだ価格が安定している訳ではありませんが、エクソンの標準線から考えたら激安であることは間違いありません。市場全体が復調傾向にある中で配当利回りがきっちり4%取れる77ドルで約定できました。

不幸にも同時株安の初陣を切ったのがエクソンとシェブロンの原油コンビで、どちらも決算が不調だったところ、原油安政府の利上げ観測による一斉売りの波にも乗ってしまってナイアガラフォールをきめた感じでした。

エクソンの決算は短期では悪いものでしたが、大型ハリケーンの影響で生産量が下がったことによる一時的な要因だと思っています。

それよりも同時期に発表した国内投資計画に目を向けるべきです。

エクソンは減税を原資に今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを計画しています。世界の産油はサウジアラビア、ロシア、米国が日量1000万バレル級の3強であり、米国産油の半分をシェールオイルが占めています。これまでエクソンらメジャー系はシェールオイルとの価格争いで疲弊してきたところ、今やエクソングループはシェール界にも進出して業界トップに立とうとしています。ここに更にエクソンが大型投資をしていくわけです。

このエクソンの国内大型投資はトランプ大統領激賞プロジェクトであり、元CEOのティラーソン国務長官との関係も考え合わせると将来は非常に有望です。

先のEIA(米エネルギー情報局)の発表では原油在庫が予想より下回っていたことから原油価格も復調しています。

【原油先物価格】
WTIC20180223.png 

以上の状況を考え合わせると「今エクソンを買わない理由はない」と考えポチってしまったわけです。本当は今のポートフォリオではこれ以上「アブラ増し」をしてはいけないのですが、誘惑に負けてしまいました。来月からは計画どおりインデックス投資に没頭します。

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