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2018
09.06

地球の健康を考えて今後は”アブラ(石油)少なめ”で

ゆきだるまです。

台風21号の被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。

この夏の猛暑も酷かったですよね。世界的な異常気象が相次ぎ、地球温暖化への心配が募ります。温暖化対策と云えば真っ先に思い浮かぶのが化石燃料から再生エネルギーへの切り替えです。

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化石燃料企業への投資について、ゆきだるまは、エクソン・モービル(米)とロイヤル・ダッチ・シェル(蘭)を個別株として保有しています。その割合は15%近くを占め、量的にもかなりの存在感を持っています。

そこで、今日は自分の持ち株である両化石燃料銘柄を批判的にみてみようと思います。

エクソンとシェルの取得理由は、外国株投資の定番であったこと。色々な投資本や投資ブログではエクソンとシェルへの投資はお約束です。経営基盤が強固で高い収益性を誇り、配当などの株主還元も充実している、そしてインフレや景気後退に強いことなどが推奨理由としてあげられます。

しかし、温暖化対策が強く求められる21世紀の今日、化石燃料業界は長期投資に適しているのか、未来永劫安泰なのか、正直いうと疑問です。

20世紀は石油の時代と呼ばれエネルギー産業の花形でした。環境問題も深刻ではなく伸び伸びと業績を伸ばしていくことができ、株価もウナギ登りでした。しかし今では化石燃料は温暖化を誘発する負の象徴にもなっています。

国連主導で世界な枠組みを設けて炭酸ガス排出抑制に取り組み、各国政府も電気自動車や太陽光発電の推進など脱化石燃料を謳った政策を次々と打ち出しています。投資の世界にあっても公的機関を中心に環境負荷の高い企業への投資を中止するダイベストメント(Divestment:投資撤退)の動きが盛んになってきています。

米国はトランプ政権がパリ協定離脱を宣言しましたが、それに代わる自主規制はとらざるを得ず、ノーゼロで化石燃料産業を保護することは許されなくなっています。

環境対策への負荷が高まる一方で、競争にも晒された業界でもあり、シェールオイル革命は原油価格を引き下げ従来型の石油採掘の収益を圧迫してきています。2014年から原油相場は下がり続けエクソンもシェルも収益力は大きく低下しました。

両社とも頑張って配当を維持していますが、シェルは利益以上に配当を出すタコ配状態に陥っています。当然のことながら株価は冴えない日々が続きます。中東制裁やインフレなど政策上の都合で原油価格が上がった時に限って株価も上がるような状況です。

投資は将来安泰な企業に行いたいところ。社会ニーズとして厳しい目を向けられ、業界内でも熾烈な競争を強いられている化石燃料企業がその対象になり得るかは、自分の中でも微妙になっています。

ただ、温暖化対策といいつつも直ぐに化石燃料が再生エネルギーにとって代わられるとも考えておらず、産業としては相当の年月は存続していくでしょう。なので、エクソンもシェルも高い配当を生んでくれるうちは保有を続けていく考えです。

しかしながら、長期保有に対する危機感を抱いていることも事実であり、最近のポートフォリオの見直しの中でもホールドし続ける優先順位は下がってきています。何かの機会には処分していくことも視野に入りはじめているということです。

それでは☆彡
 
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2018
07.28

エクソン・モービル決算~今回は期待に届かなくても仕方がない

ゆきだるまです。

石油メジャー最大手のエクソン・モービルが7月27日に第2四半期の決算を発表しました。

決算が予想値を下回ったため、株価が最大で4%近く下落しました。

【XOM株価】
XOM20180727.png 

純利益が39億5千万ドル、1株利益0.92ドル、市場予測の1.27ドルに届きませんでした。(未達率27.6%)

【売上高、営業CF】 単位:百万ドル
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売上高は前年同期から常に増加しています。営業CF(キャッシュフロー)は今期77億8千万ドルで前期よりも8.6%ダウンしています。営業キャッシュフローマージン(営業CF/売上高)は11%近くあり良好です。

【1株利益、1株配当の関係】
XOM2Q18-02.png
今期の純利益が前期よりも15.0%ダウンしたため配当性向が高くなっています。2014年以降の原油相場の下落は収益を圧迫してきており配当余力が厳しくなってきています。

今期決算が予想に届かなかった理由として、上流事業の生産量が7%減少(昨年同期比)して日量360万バレルとなったことや、下流事業のうちフランス、カナダ、テキサス、サウジアラビアの主力製油所のメンテナンスに6億ドル以上を費やされたことが挙げられます。他にもパプアニューギニアの震災復興や季節的な液化ガス需要の低下も収益に影響を及ぼしています。

今後の見通しは、米国のパーミアン盆地とバケンの生産量は昨年同期比で30%増加しており、ギアナ、パーミアン、ブラジル、モザンピーク、パプアニューギニアの主要プロジェクトは長期成長計画の軌道に乗ってきています。

原油相場は上昇トレンドにあります。2014年以降の原油相場暴落による危機的状況は脱しつつあり、今期決算でも原油価格上昇が収益を上押しています。

【原油相場・週足】
原油相場20180727週足 

今期決算は製油所の大規模な定期メンテナンスが重なるなど収益減の要因は限定的です。昨日のシェルもそうでしたが今期決算は原油相場の上昇という大きな波に乗り切れてない数値で終わっていますが、逆に全体の収益バランスが取れる時期に基礎固めをしっかり行うことで、今後の収益体質を強化していくことも重要ではないかと考えます。

エネルギー株は基本的にキャッシュリッチであり、需要もコンスタントにあることから長期保有銘柄としてポートフォリオには一定量を持ちたいところです。特に高配当株の価格が下落傾向にあるなかでエネルギー株は好調です。

株価が低調だった今年の上半期までを仕込みの時期とすれば、今は配当も株価もねらえるオイシイポジションについています。当面は買い増しをせずに寝かせておいて脂が乗ってくるのを待つばかりです。

それでは☆彡
 
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2018
06.15

インフレの足音、上がる金利、そして原油株の時代が来る!

XOM株主のゆきだるまです。

エクソン・モービルから中間配当がありました。1株0.77ドルから0.82ドルに増配(増配率6.5%)され、これで36年連続の増配当となります。原油株の魅力は配当の高さにあり、今回の増配当で利回りは4.0%になりました。



さて、市況観測ですが、米国は6月12日、13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3月に続く利上げを決定し、政策金利を1.75~2.00%まで引き上げました。物価上昇率も2%に達し、年4回の利上げも視野に入ってきています。

続く6月14日は欧州中央銀行(ECB)理事会は年内に量的緩和策を終了することを決めました。ユーロ圏においても景気拡大が物価上昇に結び付き、物価目標2%に向かいつつあります。

2008年のリーマンショックや2010年以降の欧州債務危機を受けて、欧米各国の中央銀行は異例の金融緩和策を展開してきましたが、いよいよ金融危機から脱する時がきたようです。

物価上昇は健全な経済発展上好ましい事態ではありますが、放置をしておくと物価上昇が加速してインフレを引き起こす恐れがあるため、政府は金利によってコントロールを図ることが常道となっています。

過去の経験則では経済成長と金利政策によって景気が循環していきています。その時々の産業セクターと相場の強弱も景気の波動に合わせてローテーションを繰り返してきています。下の図は米カリスマトレーダーのジム・クレイマー氏が作成した「相場サイクルとトレーディング戦略」です。各景気時点で売買すべき銘柄の目安が示してあり非常に参考になります。
Cyclical Investing and Trading Cycle
出典:JIM CRAMER『REAL MONEY』

現時点は金利引上げによって生活必需品やヘルスケアが売られている市況にあるので、図の2%水準のあたりにいると考えられます。この先の景気が加速すると頻繁な金利引き締めによって一気に波の頂点を通り過ぎて下落局面に向かうことになります。

一般に原油株はローテーションに依存せず、かつ不景気に強い銘柄と云われています。エネルギー供給は生活と産業の根幹をなすものであり、景気に左右されずに需要があるからです。

原油相場は2014年から下落に入り、原油株は最近まで不遇の時代を過ごしてきましたが、ここにきて明るい兆しが見えてきています。

原油相場の見通しとして、アナリストの分析では、原油相場は2020年に向けて見通しが大きく引き上げられています。北海ブレント先物は今年が64ドルから77ドルに、2019年は60ドルから75ドルに、2020年は65ドルから70ドルにそれぞれ上方修正されました。また米WTI原油先物の見通しは、今年が57ドルから70ドルに、2019年は58ドルから67ドルに、2020年は63ドルから64ドルに引き上げられ、市場が引き締まる中でも価格を押し上げる公算が大きいとしています。

【WTI原油相場】
WTIC20180614.png 
今後の市況は、インフレと金利による引き締めが進展していくと株式相場は相対的に低調になっていくことが予見されます。一方で、現在のインフレはコモディティである原油高がその一因を担っているとする見方もあり、この先は原油株の存在感が増してくることが考えられます。

原油株は未だ割安な状態に置かれているので、今のうちに仕込んでおいて、高い配当を得ながら来るであろう上昇の時を待ち狙っていくという二面戦略も一考ではないかと思う次第です。

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2018
05.10

原油高が進みエクソン・モービルの投資妙味が高まる!

XOM株主のゆきだるまです。

イラン情勢が緊張しています。5月8日にトランプ大統領はイランの核開発疑惑から制裁発動について言及。その場合イランの原油輸出が最大で日量100万バレル減少するとみられており、原油価格が上昇しています。

【原油先物価格】
WTIC20180509.png 
これに呼応してエネルギー株に買いが進んでおり、石油メジャー大手エクソン・モービルの株価が久しぶりで80ドルを回復しつつあります。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180509.png 
エクソン・モービルは1月末の決算不良と同時株安のWフォールを決め、さらに先の決算でコケて安値圏から抜け出せない感じでした。このところ原油価格上昇の中でもエンジンのかかりが悪かったところですが、ここにきてようやく暖気運転が完了した感じです。

金利上昇ムードから高配当株が軒並み低迷している中で、インフレを先導していく役割を担っているエネルギー株は強いといわれています。

中長期でみても再生可能エネルギーの台頭で化石燃料は不利な立場に追い込まれるという見方がある一方で、原油と天然ガス需要は数十年単位では好調との見込みもあります。 

仮に2040年に全ての自動車が電気自動車になっても石油消費量は2013年水準に戻る程度との分析もあり、基幹産業に占める化石燃料への依存度は依然として高いと考えられています。

その中で業界トップランナーのエクソン・モービルは、莫大な原油・天然ガスの埋蔵源を握っており、かつ上流事業、下流事業の全域にわたって高い生産力を有しています。

今や世界の産油の重心はサウジアラビア、ロシアから米国に移りつつあります。エクソン・モービルはテキサス州パーミアン盆地の油田開発に大規模投資プロジェクトをまい進するなど、将来への投資も着々と進行中です。

4月末には次の中間配当(6月)を7%アップすると発表があり、増配当は36年連続となりました。配当利回りも4%超えの水準にあります。エネルギー株は上がる時は一気ですので、今が最高のバリュエーションを発揮しているときかもしれません。

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2018
04.28

【決算】エクソン・モービル落下!配当は魅力の4%超水準へ!

XOM株主のゆきだるまです。

4月27日に石油メジャー最大手エクソン・モービルの2018年第1四半期決算が発表になりました。結果は悪かったです。上がりつつあった株価は落下しました。終値77.8ドル、前日比-3.82%でした。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180427.png 

決算概要

純利益は46億5千万ドル(1株利益1.09ドル)で前年同期の40億1千万ドル(1株利益0.95ドル)から16%増加しましたが、市場予測の1株利益1.14ドルを下回りました。

売上高は682億1千万ドルで前年同期の586億7千万ドルから増加市場予測の636億ドルを上回りました。

上流部門の利益は約50%増加、コモディティー(商品)価格の上昇が主な要因です。生産量は前年比で6%減、設備投資は48億7千万ドルで17%近く増加しました。化学・精製事業が落ち込み、原油高による利益を相殺した形になっています。

配当の見通し

エクソンは配当利回りの高さが魅力なため、配当環境が気になるところです。

エクソンは決算に先立ち4月25日に短期配当を7%引き上げ1株当たり0.82ドル(現0.77ドル)にすると発表がありました。増配当はこれで36年連続となります。権利確定日は5月14日で配当は6月11日実施予定。

純利益の伸びが悪かったものの1株利益1.09ドル>新1株配当0.82ドル、配当性向75%で厳しいながらもOK。現収益水準が確保できれば今後の配当も安泰です。

株価が大きく下がったため、増配後の配当利回りは4.2%(年配当3.28ドル/現株価77.8ドル)となりました。

今後の見通し

原油相場が上昇基調にあり、1バレル68ドル台というかつてない高水準にあります。アナリストの見方では「エネルギーセクターのオーバーウエイトについて、株価はこの四半期や通年に現れるとみられる収益力を未だに反映していない。エネルギー価格は以前のレンジである1バレル50~60ドルを上抜け60~70ドルレンジで安定する可能性が高い」との発言もありました。

【原油相場】
WTIC20180427.png 

世界の産油はサウジアラビアに肩を並べ米国も日量1000万バレル級の産出国となっています。その半分をシェールオイルが占めており、エクソングループはシェール業界にも進出して業界トップの座についています。

加えてエクソン社は今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを進行中。大型減税を原資とした国内投資はトランプ大統領激賞プロジェクトでもあります。

今期決算は利益が届かなかったため株価が下落しましたが、配当増、原油高、大型開発の三点を見ても中長期でみればエクソンの業績は明るいとみています。配当4.2%の現株価は非常に魅力的な水準だと思います。

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