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2018
10.31

スカッとさわやかコカ・コーラ~決算良好な老舗企業の底力

Category: 【KO】CocaCola
2018年10月31日
ゆきだるまです。

米飲料販売大手のコカ・コーラが第3四半期の決算を発表しました。結果は良好、株価が一段上がりました。

【コカ・コーラ株価】
KO20181030.png 

純利益は18億8千万ドルで前年同期14億5千万ドルから増加、特別項目を除く1株利益は0.58ドルで市場予想の0.55ドルを上回りました。1株利益に対して配当額は十分な余力を残しています。株式の買い戻しは年初来から16億ドル分を行っています。(昨年の買い戻し7億7百万ドル)

【1株利益と配当の四半期推移】
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売上高は82億5千万ドルで、前年同期比で9%下回るものの市場予想の81億7千万ドルを上回りました。

【売上高と営業キャッシュフローの推移】
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売上高の減少はボトラー事業の再編によるもので、一時的な影響はありますが、体質改善に向けた取り組みが進行中です。

製品ごとの売り上げでは、オーガニックが6%増、ダイエットコークとコカ・コーラ・ゼロシュガーが数量ベースで2桁台の伸びを示しました。全体の数量ベースで2%の販売増、炭酸飲料で2%増、飲料水とスポーツドリンクは5%増となりました。
 
最近の状況

社長兼COO(最高執行責任者)にブライアン・スミス氏が就任、ジェームズ・クインシーCEO(最高経営責任者)は長期戦略と業績管理に集中することになります。

今期は世界的なコーヒーチェーンである英国コスタ社買収を公表。コスタは販売・流通のルートでコカ・コーラ社の機能補完と最適化、コーヒー・チェーンのノウハウ提供を目指し、2019年上半期の買収終了を見込んでいます。



飲料メーカーBODYARMOR社との戦略的提携により、スポーツドリンク、ビタミンウオーター等のスマートウオーター事業を補完、オーストラリアのMOJO、フランスのトロピコをブランドに追加しました。

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コカ・コーラ社は収益性の悪いボトリング事業を再フランチャイズ化すべく体質改善中で、収益率は期を追うごとに高まっていきます。

昨今の健康志向の高まりを反映して糖類系ソーダ事業からノンシュガーのダイエット・コークやコカ・コーラゼロへの戦略転換、またコスタの買収やBODYARMORとの提携などスマートウオーターの取り込みに余念がありません。

コカ・コーラ社の最大の強みは全世界に展開する販売ネットワークであり、コスタによるコーヒーサプライのルートが加わって更に強固になっていきます。

しばらく低迷していた株価も息を吹き返しつつあります。コカ・コーラ社の132年にわたるビジネスは緩やかな転換が進んでおり、その前途には安定した将来しか見えてきません。

コカ・コーラといえば配当金も投資の魅力の一つです。

【配当額推移・過去56年】
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株式の買い戻しが進められる一方で、配当金による株主還元は特筆するものがあります。毎年最初の配当の際に増額が行われており来年は連続57年目となる予定です。

このところハイテク銘柄の株価急落を目の当たりにすると、配当金の存在は非常に頼もしいものがあります。KO株の取得時でも約3.3%の高利回りですが10年持てば配当額は2倍近くに成長します。

配当金は、不確実な株式投資の世界にあって、唯一確実なリターンを見込むことができます。コカ・コーラ社が長期にわたって描いてきた配当カーブはもはや芸術といってもよく、企業のプライドにかけて守り抜いてくれるものと信じています。

コカ・コーラ社は短期で大きな値幅は取れないものの、長期にわたる安定・確実な成長ストーリーの下でガチホできる数少ない銘柄です。

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2018
09.22

マリファナ(大麻)入りコカ・コーラ誕生の日は近いのか?

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

最近、マリファナ(大麻)が色々なところで話題になっています。つい最近だとテスラ社のイーロン・マスクCEOの大麻吸引騒動がありましたね。

イーロンマスク マリファナ吸引 

そして今日の話題は大麻入りコカ・コーラ

米コカ・コーラが麻薬成分入り飲料への参入を検討している/Shutterstock/CNNMoney

大麻はカナダで10月17日から娯楽用大麻が合法化します。また米国では連邦法上は大麻使用が違法なもののカリフォルニア州など一部の州では合法化されており、大麻業界には多くの企業が関心を示しています。

9月17日に米投資情報誌ブルームバーグは、コカ・コーラ社がカナダのオーロラ・カンナビス社と大麻入り飲料の製造の協議を進めているとの報道がありました。

(報道記事)Coca-Cola Is Eyeing the Cannabis Market

コカ・コーラ社はブルーム・バーグの報道に対して「精神活性作用がなく鎮痛効果のある大麻成分:CBD(カンナビジオール)の成長に注目している。機能性健康飲料の分野は急速に進展している。」との見解を示しました。ただし、コカ・コーラ、オーロラ両社とも報道にあった提携関係についてはコメントを避けています。

米国でも鎮痛効果のあるCBDなど医療目的での大麻成分の使用を容認する動きがあります。6月に米食品医療品局FDAは2種類の大麻由来の医療品を初めて承認しています。

大麻飲料をめぐっては、コロナビールのコンステレーション・ブランズ社がカナダの大麻企業キャノピー・グロース社に40億ドルを追加投資、蘭ハイネケン傘下のラグニタス社は陶酔感をもたらす大麻成分THCの入った飲料をカリフォルニア州で販売、ギネスビールの英ディアジオ社がカナダの大麻栽培会社3社以上と協議中などが話題になっています。

業界の動きをみると大麻成分入りのコカ・コーラ誕生もそう遠い先の話ではないかもしれません。コカ・コーラの名称はコカの葉とコーラの実を使用していたことに由来。現在コカイン成分は完全に取り除かれていますが、100年以上を経て先祖がえりする感じでしょうか。

最後に大麻メーカーではカナダが有名ですが、7月19日に医療メーカーのティルレイ社TLRYが7月19日に米国市場に上場、臨床試験用の大麻をカナダから米国に輸入する認可を得るなど、上場から2ヶ月足らずで株価が15倍に急騰して話題になっています。

【ティルレイ社TLRY株価】
チャート画像

ティルレイTLRYは早速マネックス証券で取扱を始めていますので、ご興味のある方はどうぞ。

(参考リンク)米国上場銘柄32銘柄を一挙に取り扱い開始!

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2018
08.22

ペプシコがソーダストリーム社買収~炭酸飲料業界の健康改革

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

コカ・コーラ株主なので、ライバルペプシコの動きが気になります。

8月21日付の報道で米清涼水大手のペプシコがイスラエルの家庭用炭酸水メーカーの「ソーダストリーム社」を32億ドル(約3536億円)で買収すると発表がありました。ペプシコ社では過去8年間で最大規模の案件となります。

背景は砂糖を使用した清涼飲料水の売り上げが減少しており、急成長しているソーダメーカーを取り込み健康路線の転換を進めるというものです。
ソーダストリーム Source v3(ソース v3) スターターキット
ソーダストリーム社の製品はスーパーの展示販売などでときどきみかけます。本体の売値が1万円~1.5万円くらい、交換用ガスカートリッジを装着してボトルの水に炭酸とシロップを充填するというもの。炭酸の強度や糖分量をコントロールできるため健康志向の炭酸好きの方に人気がある商品です。

ソーダストリーム社は米ナスダックに上場しておりティッカーは、そのまんま「SODA」。世界45か国に8万店の販路を持ち、アフターでの専用ボンベやシロップ購入の取り込みにも成功して売上高・純利益を伸ばしてきています。

【ソーダストリーム社売上高・純利益の推移】
SODA売上・純利益推移 

1株当り現金144ドルで買収することが合意すると株価は一気に上昇しました。

【ソーダストリーム社の株価・週足】
SODA20180821.png 

炭酸飲料は糖分量の多さが近年問題視されており、過去20年の間で消費量が25%ダウン。通常の加糖飲料を角砂糖換算で示すとかなり多いことが分かります。

コーラと角砂糖量 

WHO世界保健機関は2016年に全世界加盟国・地域に向けて「糖分の多い飲料に課税を」呼びかけました。肥満や糖尿病、虫歯を減らすために商品価格の引上げを行政に訴えかけたものとなっています。

全米でもバークレー、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市や、メキシコ、フランスでも導入済のところが出始めています。シアトルの課税額は売上の40%にも及びます。

ペプシコはコカ・コーラとともに世界の二大清涼飲料水メーカーであり、各社とも人工甘味料を使用した非糖のダイエットコークなどの商品のラインナップを増やしています。

さらにペプシコはスナック菓子部門の比重を高めており、売上においてスナック菓子53%、清涼飲料水47%に逆転をし、総合的な売上高ではコカ・コーラ社を大きく引き離しています。このあたりが清涼飲料水一本のコカ・コーラと経営方針が分かれるところです。

ペプシコ製品 

今回のペプシコのソーダストリーム買収は、炭酸飲料メーカーの脱砂糖化戦略の一端を示すものであり、昨今では第二のタバコとまでいわれる炭酸飲料メーカーの生き残りを賭けた闘いともいえます。

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2018
07.29

コカ・コーラ決算~ワイドモート健在なりで久々に上げ!

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

飲料水大手コカ・コーラ社の第2四半期決算が7月25日に発表になりました。

結果は良好で、株価は1段上がりました。

【KO株価】
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純利益は23億2千万ドル(1株利益0.54ドル)で、前年同期13億7千万ドル(1株利益0.32ドル)を上回りました。

特殊要因を除いた1株利益は0.61ドルで市場予想の0.60ドルを上回りました。

【1株利益と配当の関係】
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第1四半期よりも純利益幅が改善し、配当余力が大分増加しました。不採算のボトリング事業の切り離し等のリストラ効果が出てきており収益体質が強化されてつつあります。今回のアナウンスでは利益の通年見通し(1株利益2.06~2.10ドル)は据え置きとなっています。

売上高は89億3千万ドルで、前年同期97億ドルを8%下回りましたがボトリング事業の再フランチャイズ化の影響によるものです。市場予想の85億4千万ドルを上回りました。

【売上高と営業キャッシュフロー】
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各期での売上と営業キャッシュフローが落ちてきていたところ、今期で大幅に改善されました。営業キャッシュフローマージン(営業CF/売上高)は23%と超優良水準に復活しました。

商品の売れ行きとしては、ゼロシュガーやダイエットコーク新商品の販売が好調で非砂糖飲料の売り上げが2桁台で伸びています。中核的な売上高を示すオーガニック売上高は5%増加、販売量は2%拡大しました。

地域別には北米の売上高が31億2千万ドルで7%が増加しましたが、アナリスト予想平均の31億4千万ドルには届きませんでした。

株主還元の姿勢は相変わらず積極的です。配当金の増額は今年で連続56年目となりました。また年初来の株式の買い戻しは13億ドルに上ります。

【配当額推移】
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【最近10年の配当動向】
KO配当額と増配率10年
増配当力は低下傾向にありますが、それでも前年比5%以上の水準です。過去10年で配当額が2倍になっており長くもつほど旨みが出てくる銘柄です。

コカ・コーラカンパニーの製品

コカ・コーラ社はこのところ株価が低迷していましたが、今期決算で元気が復活した感じです。コカ・コーラ社の強みは飲料水という生活必需品の中でも人間の生活の根幹部分を担っていること。今年の日本の夏の暑さは異常ですが、世界的にみても温暖化傾向にあることや、人類の今後の増加を考えると飲料水需要は増えることはあっても減ることはありません。

飲料水部門では世界トップの売り上げを誇っており炭酸水は全世界の4割を占めています。このマーケットシェアの牙城を崩すのは容易ではなく、ここでも競争優位なワイドモートを築いています。

そしてコークの味。砂糖系飲料が逆風の中でも、ダイエットコークの売り上げが伸びていることからコカ・コーラは人類を虜にする普遍の味であることが分かります。コークの原型は1886年に完成しており132年もの間、その味を守り続けることでビジネスが成立しているわけです。

コカ・コーラ株はグロースの盛りは過ぎたので爆発的な利益は期待できませんが、世界的な飲料水マーケットにおいて安定した地位を築いています。緩やかながら、これから先も売り上げを伸ばし、株主リターンが期待できる数少ない企業であるため、末永くお付き合いしていくばかりです。

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2018
07.10

暑い夏はスカッと爽やかコカ・コーラ!最近の売れ筋は?

Category: 【KO】CocaCola
コカ・コーラオーナーのゆきだるまです。

今年の夏は猛暑になりそうですね。うだるような蒸し暑さに辟易しながら飲料水を買うことが多くなります。ちゃりんちゃりんと自動販売機に入れられるお金の音は、巡り巡って配当金という形で我々株主の元にやってくるので非常に心地良いサウンドとして響きます。

先週、コカ・コーラから第2四半期の配当金が届きました。毎年毎年増配当を繰り返し今年で何と56年目。幾何級数的に増える配当額は揺るぎない信頼の証です。

【コカ・コーラ社配当額推移】
KO配当額推移~2018

世間で「信用を見せろ」と問われる場面は数多くありますが、コカ・コーラ社の場合はこのグラフ一つで十分な説得力を持っています。配当金が出せるということは現金を持っているということ、これが56年間も増やし続けられるというのは並大抵の信用力ではありません。

私の持ち株は43ドルなので配当金の利回りは3.6%にもなっています。これから先もグラフのカーブは上昇していくことを期待していますし、逆に配当金が減らされない限り持ち続けるつもりです。

そんなコカ・コーラ社でも泣きどころはあります。それは健康被害。清涼飲料水に含まれる糖分が肥満の原因となり牽いては様々な成人病にもつながっていくため、医療保険費を節約したい各自治体で独自にソーダ税を課税する都市が増え続けています。

アメリカの大都市シアトルではソーダ水の売値の40%が税金だとか。タバコなみに嫌われ始めていることを感じます。コカ・コーラのレシピがトップシークレットとは言っても甘味抜きでは話にならないので、糖分の代わりに人工甘味料を使用したコカ・コーラゼロなども登場させていますが、これはこれで新たな健康被害の可能性が払拭できていません。

そこで最近脚光を浴びているのがコレ。

スパークリングウオーター

日本語でいうと炭酸水。ただの水に炭酸を添加したものですが、これが非常に売れています。昔は素炭酸(すたんさん)とか云われ何かで割る以外はそのまま飲むものというイメージは全くなかったものですが、最近では逆にシンプルさが受けています。

ようは炭酸の爽快感だけが欲しい人が、雑味を取り払っていくと素炭酸水に行き着いたというわけです。課題は素炭酸水はどのメーカーでも簡単に作れてしまうということ、コカ・コーラの様な秘密のレシピがいらないからです。

そうなると価格競争になって薄利多売の旨みのないビジネスとなってしまいます。しかし職場の傍の自動販売機をみていると直ぐに売り切れになる商品がコレ。

「きょうたんさん」の画像検索結果

日本コカ・コーラの傘下になったカナダドライが今年3月から発売した強炭酸水。炭酸を強めたというウリとコカ・コーラグループがもつ販売力でガンガン売り上げを伸ばしています。

コカ・コーラグループの強みは自動販売機や店舗などでの販売ルートを多く確保していることです。ここが先駆的企業が築いているワイドモート(深い堀)であり、競合他社を引き離せる要因でもあります。

米コカ・コーラ社でもスパークリングウオーターは売り上げを伸ばしています。DASANIブランドのスパークリング・ウオーターは洗練されたデザインの缶にに様々なフレーバーを添加して昨年20%の売り上げを伸ばし、2018年の第1四半期も同様の伸びをみせています。
ダサニスパークリング
他にも2016年からコカ・コーラ社のラインナップに加わったスマートウオーターのスパークリング版
スマートウォータースパークリング

2017年後半から加わったテキサス州の伝統的なミネラル・ウオーターブランドTopoChico
トポチコ

これら3ブランドがこれからの水カテゴリーをけん引する成長エンジンだとコカ・コーラ社は語っています。

炭酸好きとしてはDASANIらの米国ブランドも飲んでみたいのですが、日本では手に入らないみたいなので残念です。とりあえずはカナダドライの「ストロングタンサン」を日々愛飲してコカ・コーラグループ全体の売り上げに貢献しています。今日もシュポンと強炭酸、健康に暑い夏を乗り切っていきましょう!

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