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2018
08.22

ペプシコがソーダストリーム社買収~炭酸飲料業界の健康改革

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

コカ・コーラ株主なので、ライバルペプシコの動きが気になります。

8月21日付の報道で米清涼水大手のペプシコがイスラエルの家庭用炭酸水メーカーの「ソーダストリーム社」を32億ドル(約3536億円)で買収すると発表がありました。ペプシコ社では過去8年間で最大規模の案件となります。

背景は砂糖を使用した清涼飲料水の売り上げが減少しており、急成長しているソーダメーカーを取り込み健康路線の転換を進めるというものです。
ソーダストリーム Source v3(ソース v3) スターターキット
ソーダストリーム社の製品はスーパーの展示販売などでときどきみかけます。本体の売値が1万円~1.5万円くらい、交換用ガスカートリッジを装着してボトルの水に炭酸とシロップを充填するというもの。炭酸の強度や糖分量をコントロールできるため健康志向の炭酸好きの方に人気がある商品です。

ソーダストリーム社は米ナスダックに上場しておりティッカーは、そのまんま「SODA」。世界45か国に8万店の販路を持ち、アフターでの専用ボンベやシロップ購入の取り込みにも成功して売上高・純利益を伸ばしてきています。

【ソーダストリーム社売上高・純利益の推移】
SODA売上・純利益推移 

1株当り現金144ドルで買収することが合意すると株価は一気に上昇しました。

【ソーダストリーム社の株価・週足】
SODA20180821.png 

炭酸飲料は糖分量の多さが近年問題視されており、過去20年の間で消費量が25%ダウン。通常の加糖飲料を角砂糖換算で示すとかなり多いことが分かります。

コーラと角砂糖量 

WHO世界保健機関は2016年に全世界加盟国・地域に向けて「糖分の多い飲料に課税を」呼びかけました。肥満や糖尿病、虫歯を減らすために商品価格の引上げを行政に訴えかけたものとなっています。

全米でもバークレー、フィラデルフィア、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市や、メキシコ、フランスでも導入済のところが出始めています。シアトルの課税額は売上の40%にも及びます。

ペプシコはコカ・コーラとともに世界の二大清涼飲料水メーカーであり、各社とも人工甘味料を使用した非糖のダイエットコークなどの商品のラインナップを増やしています。

さらにペプシコはスナック菓子部門の比重を高めており、売上においてスナック菓子53%、清涼飲料水47%に逆転をし、総合的な売上高ではコカ・コーラ社を大きく引き離しています。このあたりが清涼飲料水一本のコカ・コーラと経営方針が分かれるところです。

ペプシコ製品 

今回のペプシコのソーダストリーム買収は、炭酸飲料メーカーの脱砂糖化戦略の一端を示すものであり、昨今では第二のタバコとまでいわれる炭酸飲料メーカーの生き残りを賭けた闘いともいえます。

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2018
07.29

コカ・コーラ決算~ワイドモート健在なりで久々に上げ!

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

飲料水大手コカ・コーラ社の第2四半期決算が7月25日に発表になりました。

結果は良好で、株価は1段上がりました。

【KO株価】
KO20180728.png 

純利益は23億2千万ドル(1株利益0.54ドル)で、前年同期13億7千万ドル(1株利益0.32ドル)を上回りました。

特殊要因を除いた1株利益は0.61ドルで市場予想の0.60ドルを上回りました。

【1株利益と配当の関係】
KO2Q18-4.png
第1四半期よりも純利益幅が改善し、配当余力が大分増加しました。不採算のボトリング事業の切り離し等のリストラ効果が出てきており収益体質が強化されてつつあります。今回のアナウンスでは利益の通年見通し(1株利益2.06~2.10ドル)は据え置きとなっています。

売上高は89億3千万ドルで、前年同期97億ドルを8%下回りましたがボトリング事業の再フランチャイズ化の影響によるものです。市場予想の85億4千万ドルを上回りました。

【売上高と営業キャッシュフロー】
KO2Q18-3.png
各期での売上と営業キャッシュフローが落ちてきていたところ、今期で大幅に改善されました。営業キャッシュフローマージン(営業CF/売上高)は23%と超優良水準に復活しました。

商品の売れ行きとしては、ゼロシュガーやダイエットコーク新商品の販売が好調で非砂糖飲料の売り上げが2桁台で伸びています。中核的な売上高を示すオーガニック売上高は5%増加、販売量は2%拡大しました。

地域別には北米の売上高が31億2千万ドルで7%が増加しましたが、アナリスト予想平均の31億4千万ドルには届きませんでした。

株主還元の姿勢は相変わらず積極的です。配当金の増額は今年で連続56年目となりました。また年初来の株式の買い戻しは13億ドルに上ります。

【配当額推移】
201804050422460e6.png

【最近10年の配当動向】
KO配当額と増配率10年
増配当力は低下傾向にありますが、それでも前年比5%以上の水準です。過去10年で配当額が2倍になっており長くもつほど旨みが出てくる銘柄です。

コカ・コーラカンパニーの製品

コカ・コーラ社はこのところ株価が低迷していましたが、今期決算で元気が復活した感じです。コカ・コーラ社の強みは飲料水という生活必需品の中でも人間の生活の根幹部分を担っていること。今年の日本の夏の暑さは異常ですが、世界的にみても温暖化傾向にあることや、人類の今後の増加を考えると飲料水需要は増えることはあっても減ることはありません。

飲料水部門では世界トップの売り上げを誇っており炭酸水は全世界の4割を占めています。このマーケットシェアの牙城を崩すのは容易ではなく、ここでも競争優位なワイドモートを築いています。

そしてコークの味。砂糖系飲料が逆風の中でも、ダイエットコークの売り上げが伸びていることからコカ・コーラは人類を虜にする普遍の味であることが分かります。コークの原型は1886年に完成しており132年もの間、その味を守り続けることでビジネスが成立しているわけです。

コカ・コーラ株はグロースの盛りは過ぎたので爆発的な利益は期待できませんが、世界的な飲料水マーケットにおいて安定した地位を築いています。緩やかながら、これから先も売り上げを伸ばし、株主リターンが期待できる数少ない企業であるため、末永くお付き合いしていくばかりです。

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2018
07.10

暑い夏はスカッと爽やかコカ・コーラ!最近の売れ筋は?

Category: 【KO】CocaCola
コカ・コーラオーナーのゆきだるまです。

今年の夏は猛暑になりそうですね。うだるような蒸し暑さに辟易しながら飲料水を買うことが多くなります。ちゃりんちゃりんと自動販売機に入れられるお金の音は、巡り巡って配当金という形で我々株主の元にやってくるので非常に心地良いサウンドとして響きます。

先週、コカ・コーラから第2四半期の配当金が届きました。毎年毎年増配当を繰り返し今年で何と56年目。幾何級数的に増える配当額は揺るぎない信頼の証です。

【コカ・コーラ社配当額推移】
KO配当額推移~2018

世間で「信用を見せろ」と問われる場面は数多くありますが、コカ・コーラ社の場合はこのグラフ一つで十分な説得力を持っています。配当金が出せるということは現金を持っているということ、これが56年間も増やし続けられるというのは並大抵の信用力ではありません。

私の持ち株は43ドルなので配当金の利回りは3.6%にもなっています。これから先もグラフのカーブは上昇していくことを期待していますし、逆に配当金が減らされない限り持ち続けるつもりです。

そんなコカ・コーラ社でも泣きどころはあります。それは健康被害。清涼飲料水に含まれる糖分が肥満の原因となり牽いては様々な成人病にもつながっていくため、医療保険費を節約したい各自治体で独自にソーダ税を課税する都市が増え続けています。

アメリカの大都市シアトルではソーダ水の売値の40%が税金だとか。タバコなみに嫌われ始めていることを感じます。コカ・コーラのレシピがトップシークレットとは言っても甘味抜きでは話にならないので、糖分の代わりに人工甘味料を使用したコカ・コーラゼロなども登場させていますが、これはこれで新たな健康被害の可能性が払拭できていません。

そこで最近脚光を浴びているのがコレ。

スパークリングウオーター

日本語でいうと炭酸水。ただの水に炭酸を添加したものですが、これが非常に売れています。昔は素炭酸(すたんさん)とか云われ何かで割る以外はそのまま飲むものというイメージは全くなかったものですが、最近では逆にシンプルさが受けています。

ようは炭酸の爽快感だけが欲しい人が、雑味を取り払っていくと素炭酸水に行き着いたというわけです。課題は素炭酸水はどのメーカーでも簡単に作れてしまうということ、コカ・コーラの様な秘密のレシピがいらないからです。

そうなると価格競争になって薄利多売の旨みのないビジネスとなってしまいます。しかし職場の傍の自動販売機をみていると直ぐに売り切れになる商品がコレ。

「きょうたんさん」の画像検索結果

日本コカ・コーラの傘下になったカナダドライが今年3月から発売した強炭酸水。炭酸を強めたというウリとコカ・コーラグループがもつ販売力でガンガン売り上げを伸ばしています。

コカ・コーラグループの強みは自動販売機や店舗などでの販売ルートを多く確保していることです。ここが先駆的企業が築いているワイドモート(深い堀)であり、競合他社を引き離せる要因でもあります。

米コカ・コーラ社でもスパークリングウオーターは売り上げを伸ばしています。DASANIブランドのスパークリング・ウオーターは洗練されたデザインの缶にに様々なフレーバーを添加して昨年20%の売り上げを伸ばし、2018年の第1四半期も同様の伸びをみせています。
ダサニスパークリング
他にも2016年からコカ・コーラ社のラインナップに加わったスマートウオーターのスパークリング版
スマートウォータースパークリング

2017年後半から加わったテキサス州の伝統的なミネラル・ウオーターブランドTopoChico
トポチコ

これら3ブランドがこれからの水カテゴリーをけん引する成長エンジンだとコカ・コーラ社は語っています。

炭酸好きとしてはDASANIらの米国ブランドも飲んでみたいのですが、日本では手に入らないみたいなので残念です。とりあえずはカナダドライの「ストロングタンサン」を日々愛飲してコカ・コーラグループ全体の売り上げに貢献しています。今日もシュポンと強炭酸、健康に暑い夏を乗り切っていきましょう!

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2018
06.16

北朝鮮の後は再び中国?世界平和の架け橋コカ・コーラ!

Category: 【KO】CocaCola
コカ・コーラファンのゆきだるまです。

トランプ米政権は6月15日(金)に中国の知的財産権侵害に対し500億ドル相当の中国製品に25%の追加関税を課すと発表。中国は直ぐに米国製品に同等の報復関税を課すと表明。いったんは小康化した米中貿易戦争突入のリスクが高まっています。

米国側の制裁課税対象は、産業ロボット、電子部品等のハイテク製品、化学品、光ファイバー等。一方の中国は大豆、牛肉、航空機、自動車等。

金曜日のNY市場は売りが先行、対中貿易銘柄であるキャタピラー、ボーイングが株価を下げています。また原油相場も下落しており、エクソン・モービル、シェブロンが売られています。さらに今週はFRB米連邦制度準備理事会で利上げ観測もあり、株価がほぼ一斉下落していく中で、コカ・コーラは踏ん張っています。そこで、

今日は世界をつなぐコカ・コーラを応援・PRします!

最近の出来事では米朝国交回復の一役を担おうとするイベントがありました。

米朝和平祈願デザインロゴ
朝鮮語コカ・コーラ 
記念デザイン缶は米朝会談が行われたシンガポールでの期間限定販売が行われました。英語でコカ・朝鮮語でコーラ、コカ・コーラの文字の下には英語と朝鮮語で「平和と希望、理解に乾杯」と書かれています。

コカ・コーラ社の企業PR一環ではあるものの、何とも心憎い演出ではないですか。気まぐれな両首脳会談は最後まで余談を許さない中で不発覚悟で準備をするあたりに企業行動力の高さを感じます。

現在米国と不協和音を奏でている中国でも昨年3月にチェリーコークを発売を記念して何とバフェット氏を起用したデザイン缶が限定販売されました。コカ・コーラ社の筆頭株主であり中国人投資家にも人気のバフェット氏が親善大使役を務める形になりました。

バフェットコーク 
大分古い話になりますが、1991年のソビエト連邦崩壊に伴ってロシアを始めとする旧社会主義体制化の人々に歓迎されたのがコカ・コーラ。マルボロやマクドナルドとともに西側自由主義の象徴となっていました。

ロシア人に愛されるコカ・コーラ 

かくして世界の様々なシーンに登場するコカ・コーラ

その比類なきブランド力絶え間のない企業努力によって培われてきた賜物といえるでしょう。バフェット氏の云うワイドモート(深い堀)たる所以です。

先月5月7日で生誕132年を迎えました。今後の更なる発展を期待しています!

コカ・コーラ生誕132周年

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2018
04.25

【決算】コカ・コーラは業績良好なるも先行き不安から株価下落

Category: 【KO】CocaCola
コカ・コーラ株主のゆきだるまです。

コカ・コーラ社の2018年第1四半期決算が出ました。結果は良好でした。

純利益は13億7千万ドルで前年同期11億8千万ドルを上回りました。1株利益は0.32ドルで前年同期0.27ドルを上回りました。特殊要因を除いた1株利益は0.47ドルでアナリスト予想を0.01ドル上回りました。短期配当はEPS:0.47ドル>DPS:0.39ドル配当性向83%でした。

売上高は76億3千万ドルで、前年同期91億2千万ドルに較べて16%減となりましたが、市場予測73億4千万ドルは上回りました。買収等による影響を除くと前年同期から5%増になります。

数量ベースでは3%の増加コカ・コーラゼロやダイエットコーク新商品が好調で、茶系飲料、コーヒー飲料が伸びをけん引しました。

2018年のEPSは予想2.10ドルに対し、これまでのガイダンス2.06~2.10は変わりませんでした。
Diet Coke

新年からデザインを一新して投入された新ダイエットコークフレバー系のジンジャーライム、ツイストマンゴー、オレンジ、辛口チェリーの4種類が加わりました。ボリュームアップの1/3は新しいフレバー系が貢献しています。

コカ・コーラ社のジェームズ・クインシーCEO(最高経営責任者)は、これまでに失われてきたダイエットコークのフアンを取り戻すのに成功したと語ります。ただし売上増は当初キャンペーン効果によるもので、これから先は売り上げが軟化する予想を立てています。

クインシーCEOは「われわれは正しい戦略を敷いており、通期見通しを達成する能力に引き続き自信を持っている」と述べるも、今期の好決算に対して通年ガイダンスを変えなかったなど、将来を弱ぶくんだ結果となったことで株の売りが進みました。

また世界的な金利圧力の上昇から米長期債の利回りが3%台に乗せたため、米国市場全般に売りが進んでおりコカ・コーラ社の株価下落に拍車が掛かったものとなっています。終値で2.0%安でした。

【コカ・コーラ株価】
KO20180424.png 

現在の配当利回りは3.6%台(配当1.56ドル/現株価42.8ドル)に乗りました。

しばらくはコカ・コーラを始めとする高配当のディフェンシブ銘柄は軟調な株価が続きそうです。コカ・コーラ社の業績は悪くないので長期投資家は黙々と買い増しを続けていくのが吉だと考えます。

なお、日本コカ・コーラでは、コカ・コーラピーチに続いて、4月16日から「コカ・コーラ フローズン レモン」、同ファンタ グレープ/オレンジも発売。パウチ入りのシャーベット状コーラは世界初の非常に斬新な試みです。
「コカ・コーラ フローズン レモン」の画像検索結果
日本コカ・コーラは他にもアルコール飲料の販売も計画するなど新たな挑戦を続けています。これら日本発の製品が世界標準としてフィードバックされると嬉しいですね。コカ・コーラは引き続き注目です。

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