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2018
08.08

AT&Tから夏の配当金~雪だるまが転がる姿を夢に見る

Category: 【T】AT&T
雪だるまです。

AT&Tから中間配当がありました。

配当金というと3月とか3の倍数月が多いのですが、AT&Tはひと月ずれて8月に出ます。貴重な8月の配当金、冷たいモノでも買いなよという誘惑にも耐えて雪だるまを転がします。

AT&T(旧アメリカン・テレフォン・テレグラム社)はグラハム・ベルが1885年に創立したベル電話会社が前身、かつて史上最強企業の地位に君臨していたこともありましたが、余りにも巨大になり過ぎて創立100年目の1984年に親会社(マ(母)ベル)と7つの地方会社(ベビー(子)ベル)に分社を余儀なくされたことがありました。

(過去記事)AT&Tのこれまでの再編経緯をまとめてみた

2005年に子ベルの一つSBCが親元のAT&Tを買収して今に至っています。その際にSBCは伝統的なAT&Tの社名と一文字ティッカーTを名乗ることにし、この時に旧AT&T社は一度消滅しています。なお、子ベルの一つが現在のベライゾンになっていますので、AT&Tもベライゾンも元は同じ釜の飯だったということになります。

現在のAT&T社ですが、連続34年目の増配当企業というのは1984年の分社化当初からのカウントです。旧AT&T時代の増配当歴のデータは持っていませんが、旧社時代から通算すると100年を超える配当スーパーキングになっているのかもしれません。

通信は事業として強いですよね。鉄道と同じで誰もが使うし日銭が入る。日本でも電電公社や国鉄が完全民営化できたのもこのためです。

AT&Tもベライゾンも配当を惜しみなく出せるのは社会インフラとして現金を吸い上げるシステムが出来上がっているからです。昨日も通信業界再編の記事を書きましたが、Tモバイルとスプリントが合併してもAT&Tが築いた収益基盤は簡単にはくつがえらないと考えています。

(昨日記事)通信業界再編~Tモバイルとスプリントの合併前進に沸く市場

さて、AT&Tといえば高配当、昨今では株価が激落していますので、高配当化がますます進んでいます。名目配当率は6.2%、自分の保有分では税引後の実質配当率がちょうど5%といったところです。

現在の市場株価はFAANGに代表されるハイテク銘柄がけん引しており、株価の上がらない高配当株は見向きもされなくなっていますが、実質5%の配当率は非常に魅力的です。

高配当株ホルダーの楽しみの一つは配当再投資で雪だるまを転がしたらどうなるか夢想してみること。たびたび取り上げている話題ですが、今回も暇つぶしにAT&Tの雪だるまを転がしてみたいと思います。

今後、20年間、株価が変動せず、実質配当率5%を維持した場合の試算です。配当金は全て再投資して同じ株を買い続けます。

【AT&Tの配当金を20年間再投資した場合】
ATTの20年試算 
20年でも複利の効果が体感できます。12年目で実質配当率が9%、米国市場平均株価の増加率(名目値)と同じになります。この辺からAT&Tが威力を発揮してくるところです。

これは、もちろんこれから先も減配されないと仮定した場合です。

さらに言えば、これから株価が上がれば増株数も実質配当率も落ちますが、元株に対する実質株価はターボエンジンが掛かった爆益状態となります。株価が下がれば増株数が増えて実質配当率も上がるので、どちらに転んでもオイシイ結果となります。

こうしたことから、来るべき大だるまへの成長を夢に見ながら今日も配当金の小だるまをせっせと転がしていくばかりです。

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2018
08.07

通信業界再編~Tモバイルとスプリントの合併前進に沸く市場

Category: 【T】AT&T
ゆきだるまです。

米通信業界再編に向けてTモバイルUSとスプリントの合併の見通しが前進したとして両者の株価が爆上げしています。

【TモバイルUS株価】
TMUS20180807.png 
【スプリント株価】
S20180806.png 

米司法省が通信業界内の競争を確実なものとするため、ベライゾン、AT&Tの2強に加えて次世代高速通信「5G」のプロバイダーが3社必要になるとの見解を示しました。これは現在進行中のTモバイルUSとスプリントの合併を後押しするものと市場は受け止めたようです。

現在のところ通信業界のシェアはベライゾンとAT&Tが7割を握っており、3位のTモバイル16%、4位のスプリント12%と大きく水を開けてきました。そこで出てきたのがTモバイルとスプリントの合併話。これにより3強化することで、価格競争からの脱出や今後の5G化投資の効率化など業界全体の収益改善が期待されています。

合併話は何度か頓挫してきました。2つの壁があったからです。

1つ目は合併後の主導権争い。時価総額でTモバイルが559億ドル、スプリントが251億ドルの力関係の中でスプリントを率いるソフトバンクCEOの孫さんが経営権にこだわった。それは今年の4月29日に孫さんが譲る形で決着したところです。

2つ目が独占禁止に対する当局の規制。巨大企業間の合併は消費者サービスの低下につながるとして幾たびか介入してきました。2011年にはAT&TとTモバイルの合併を却下し、2014年にはTモバイルとスプリントの合併構想にも難色を示した。当時は通信業界は価格競争をさせるため4社分立のままが良いという見方があったようです。

今回に対する市場関係者の見立てでは、次の競争ステージは5G化で、今のままだとベライゾン、AT&Tの2強が独占するだろうとの見方がある。Tモバイルとスプリントの合併が不可欠だという認識が両者と規制当局の思惑としてぴたりとハマった感じだということです。

ゆきだるまはAT&T株主の立場として、両者合併による業界全体の収益力向上に賛成します。通信業界はすでに飽和状態にあり、その中で5G化の設備投資と回収をきちんと進めていく。そこには各社協調と役割分担によるパイの分け合いがあって良いと考えています。

安定した収益と高い配当、これこそが社会インフラである通信株への期待だからです。

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2018
07.26

AT&T決算で株価暴落~配当利回りは魅力の6.6%へ!

Category: 【T】AT&T
ゆきだるまです。

昨日の明け方に通信大手AT&Tが決算を発表しました。

結果はまちまちでしたが、営業収入が予想を下回ったことを要因に株価は最大4.9%下落しました。

【AT&T株価】
T20180725.png 

決算速報をみてみましょう。

営業収入は389億9千万ドルで前年同期398億4千万ドル・予想393億9千万ドルを下回った。

無線通信契約者数が7万3千人増と予想8万3300人を下回った。
月払い(ポストペイド)の携帯電話契約数が4万6千人増と予想1万4千人を上回った。
有料テレビ契約者数は減少予想のところ7万9千人増えた。
ディレクTVナウの契約者数は180万人に達した。

純利益は51億ドルで前年同期39億2千万ドルを上回る。
調整後の1株利益は0.91ドルで前年同期0.79ドル・市場予想の0.85ドルを上回った。

AT&T社は通期見通しについて、1株利益3.50と予想3.44ドルを上回る見通しを示した。

(同社速報にリンク)

同日、同業のベライゾンも決算を発表しました。無線通信契約者数ではAT&T社が予想を下回ったところをベライゾンが増やしており、顧客を持っていかれた形になっています。

米通信業界は加入数の増減が決算の重要な指標になりますが、サービスの内容次第で乗り換えが進むことから絶対的なものともいえません。むしろTモバイル・スプリントの経営統合によって価格からサービスの質が重視されていく見通しもあり、タイム・ワーナー社の合併を果たしたAT&T社のアドバンテージは高いと考えています。

AT&T社は合併に伴う政府による訴訟の継続や負債償還という不安要素はあるものの、既存のディレクTVの契約者は伸びておりメディアと通信の統合という経営戦略は確かなものがあります。

今期決算を受けての株価下落によって、AT&T株のPER(株価収益率)は8.7倍になり割安度を更に高めています。

 配当利回りは現在株価に対して6.6%(1株配当2.0ドル/現在株価30.3ドル)
 配当余力も十分:1株配当2.0ドル<1株利益3.5ドル

「人の行く裏に道あり花の山」の相場格言のとおり、AT&T株の超不人気ぶりはただ喜ぶばかりです。

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2018
07.14

AT&Tを米司法省が上訴!株が下ったからナンピンしてやったわ

Category: 【T】AT&T
ゆきだるまです。

AT&T社を米国司法省が上訴したとのこと、全く理解に苦しむね。

何か政治的な力が働いているとしか思えない。

大体トランプ大統領がCNNをフェイクニュース会社だと糾弾し続けていて、それに呼応するように行政がCNNを傘下に抱えるタイムワーナー社とAT&T社の合併取消を提訴してきて、しかも行政側が出してきた和解の条件がCNNの分割だとか不思議なことばかりしている。

CNNがけしからんのなら、CNNを放送法違反とかで訴えれば良い話、巨大通信会社たるAT&TとCNNがくっつくことを阻止しようとするのは何かお門違いな気がする。

”SONTAKU”って国際語にした方が良いんじゃないかな?

おかげで株価が大下り、だけど通信とメディアの垂直統合が法的にダメって司法省が言っているうちはライバルが現れないわけだから現状維持ということ。

むしろ配当余力があるのに株価が下がってラッキーということで、早速ナンピンをした。
T買付20180713

取得株価31.6ドル、配当額2.0ドルだから

配当利回り6.3%

悪くない。

今月からインデックス投資家になろうと決めたのに、また個別株に手を出してしまった。

来月はちゃんとインデックスを買おう。

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2018
06.14

AT&Tの株価急落!金のない結婚(M&A)は祝福されないのか?

Category: 【T】AT&T
AT&T株主のゆきだるまです。

AT&T社によるタイムワーナー社の買収訴訟がようやく結審しました。思えば2016年10月の発表から1年8か月の時が過ぎようとしています。

連邦地裁は司法省の主張を全面的に却下全面勝訴ともいえる内容です。AT&Tは6月20日までに買収を完了させる予定。

今回の結果を受けて、嫁入りに向かうタイムワーナー社の株価は急伸。買収が確実になったことで買取額854億ドル(株価107.5ドル相当)に見合うところまで株価は上昇するとみられます。

【タイムワーナー株価・週足】
TWX20180613.png

一方で今回の結果を受けてAT&T社の株価は急落

【AT&T株価・日足】
T20180613.png 
原因は854億ドル(約9兆4千億円)という巨額の買収資金が新会社の経営を圧迫するのではないかという懸念。過去の報道では、AT&T社は半分を現金、残りを株券で支払うとしています。

ちなみに昨年末の両社の財務状況をみてみると
AT&Tタイムワーナー合計
有利子負債1657億ドル237億ドル1894億ドル
純利益295億ドル53億ドル348億ドル
フリーキャッシュフロー185億ドル44億ドル229億ドル

買収金の半分の現金427億ドルは現在の有利子負債額1894億ドルの約22.5%増しに相当。これが加わってくるので財務的には相当厳しくなります。また次世代通信規格5G化に向けた多額の設備投資も心配材料です。

さらに買収金の半分の427億ドルを株券で支払うとしており、仮に現在の株価を32.4ドルだとすると、新株を13億1790万株発行する計算となります。AT&Tの発行済株数(2017年末)が61億3942万株なので、合算74億5732万株となります。

1株配当が現在2.0ドルなので、現在の配当を新会社でも維持すると年150億ドル近くになります。純利益との比較でみると配当余力は一応ありそうですが、2016年末の両社合算の純利益が169億ドルでしたので減税に助けられた形になります。

今後の見通しとしては今回のM&A成功で業界再編が加速する可能性があります。新たなメディアコンテンツの取り込み期待から既に21世紀フォックス、ウオルト・ディズニーの株価が上昇を始めています。

引用:https://www.nikkei.com/

いずれにしても、タイムワーナー買収問題に目途がついた形になりました。過去にディレクTVを買収したことでAT&T社の収益力が強化されたため、今回の買収で更なる競争優位に立っていけるか注目です。

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