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2018
10.10

世界全体が落ち目の時にVT(全世界株式ETF)を買い増す

2018年10月10日
ゆきだるまです。

米金利上昇は最後の砦と云われたハイテクグロース株の牙城を崩し始めています。世界のマネーはドル買いに進み、貿易戦争と相まって新興国経済を窮地に追い込んでいます。IMF(国際通貨基金)は10月9日に世界経済の成長予測を2年ぶりに下方修正しました。

そのような中で良い具合に値が下がったVT(全世界株式ETF)を74.1ドルで10枚買い増ししました。これで保有価額は75.1ドルから74.8ドルになりました。

【VT価額・年初来】
VT20181009-2.png  

割安度だったらVWO(新興国)ですが、米国も下がっているので、まずはVT(全世界)を買っておきます。

今、世界で一番強いのは米国経済ですが、今後の人口予測や経済のグローバル化、天変地異、果てはアルマゲドン(最終戦争)まで考えると、地域分散や世界全体への投資という発想は不可欠だと考えています。

地球全体でみれば様々な国とはトレードオフの関係で成り立っており、世界の富を取りこぼしなく拾うには丸ごと網を張る方法が一番シンプルです。

例えば2018年の年初来の世界の地域的なリターンをみると

【2018年の世界地域別リターン】
世界株式比較2018

米国>先進国(米国外)>新興国の順ですが、昨年の一年間は

【2017年の世界地域別リターン】
世界株式比較2017

意外にも新興国>先進国(米国外)>米国の順になっています。好調といわれた米国が世界的なリターンの足を一番引っ張っていたりします。

このように時々のすう勢は変容しているので、広く世界の平均点を目指すことが実は失敗の少ない投資になると思うわけです。

VT(全世界株式ETF)は非常に優秀な世界に投資できるファンドです。地域別のファンドを組み合わせて運用する方法もありますが、オールインワンでプロが調律し続けてくれる魅力がVTにはあります。

今年の目標はポートフォリオの半分をワールドインデックスにすることです。ポートフォリオの配分をみながら残りのNISA枠にVTかVWOを詰め込んで終わることになりそうです。

それでは☆彡
 
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2018
09.25

楽天VTの限界③~ETFと投資信託は似て非なるもの

ゆきだるまです。

シリーズ最終回ということで総評を述べたいと思います。

バンガード社の人気ETFであるVT (全世界株式インデックス・ファンド)の投資信託版が1年前に登場して、VTブームが加速をしています。しかしながら運用一年目にして隠れコストが大きくリターンが冴えないことが分かりました。

(過去記事)楽天VTの限界②~隠れコストを掘り下げて考えてみる
      
楽天VTの限界①~やはり経費の安い本家VTの方が良いのか?

米国ETFを本家VT、楽天投信投資顧問による投資信託版を楽天VTと呼んでいます。楽天VTの中身は本家VTを日本国内向けにアレンジして輸入販売するファンド・オブ・ETFという形です。

いわば海外の高性能エコカーを日本で輸入販売するようなもので、

・右ハンドルに変えてある(円建て)
・サイズを自由に選べる(売買単位100円~)
・乗降りが自由にできる(売買手数料無料)
・ターボチャージャーが取り付けてある(分配金の再投資又は課税繰延)

という便利さはあるものの、輸入販売コストが燃料に添加材として加えてあり燃費が悪くなっています。

さらにはエンジンの回転と燃料注入のタイミングがあっていなくて燃費を一層落とすようなことがあったり、分配金の再投資又は課税繰延というターボチャージャーが取り付けてあっても、排気漏れが酷く全く機能していなかったりします。特にこのターボチャージャーは性能改善を狙う日本販売車の切り札であっただけに非常に残念です。

かくして楽天VTは機能面では取扱いに優れるものの、性能面ではオリジナルの本家VTにリターンで大きく劣後しています。ただし、エコカー減税(つみたてNISA)が使えるので、その分でリターンを挽回できる可能性もあります。

これが今期決算から得た楽天VTの印象です。

一方でオリジナルの本家VTは高性能エコカーだけあって乗りこなせば非常に快適です。本家VTが楽天VTより性能面以外で優れた点があるのは普及度合いです。純資産額で本家VTが167億ドル(1兆8700億円)、楽天VTが106億円と雲泥の差があります。

これは中古車販売をするときの流通度合いを計るもので、純資産額が低ければ売りたい時に売れないとか、店舗が維持できなくて閉店(繰上償還)という事態にもなります。特に暴落などの緊急時に効いてくるので非常に重要です。

ファンドを語る時に、経費率など目先のコストの議論はよく行われますが、この純資産額には余り目が向けられません。ブラックロック社などは不人気な投資信託やETFをバンバン繰上償還していたりします。繰上償還は企業でいえば倒産・閉店に当たるものなので、長期投資を目的にファンドを保有されている方には脅威です。

日本では次々と新しい投資信託が設定されていますが、純資産が積み上がる前に経費率競争で負けた投信は見向きもされなくなりますから要注意です。この点では本家VTに圧倒的な強さがあります。

シリーズ最後に本家VTと楽天VTの性能・機能面の比較をします。

本家VT楽天VT評価等
通貨ドル楽天VTの方が取扱い易い
売買単位約8000円~
(ETF単位)
100円~同上
買付け手数料最低5.4ドル
(NISAで実質無料)
無料同上
経費率0.10%0.23%(最低)
0.50%(実際)
楽天VTは売買委託手数料
が隠れコストとして重し
基準価額の乖離大きい(下方)ETFの売買タイミング等
分配金の再投資
又は課税繰延
課税されて払い出し制度としてはある
※ただし機能せず
楽天VTはETFの分配金が
コスト等で喰われている
減税措置一般NISA
適用5年・年120万円
つみたてNISA
適用20年・年40万円
使い方次第でコスト高を
カバーできる可能性あり
純資産額1兆8700億円106億円本家VTに軍配が上がる

経費率の差について試算したグラフを再掲します。

試算条件:元本40万円を年利5%で20年運用
結論:約8万円、8.3%の差が生じる
   本家NISAは課税額13万円を控除すると91万円なのでつみたてNISAを使うと差は逆転
楽天VT決算03 
まとめ

本家VTと楽天VTの印象をまとめると、楽天VTは日本人投資家に使いやすい制度にアレンジをしてありますが、コスト高なのは否めません。ただしつみたてNISAが使えるので最終的には課税額の面で有利に立てる可能性があります。また楽天VTは運用1年目なので、今後の改善にも期待したいところです。

ゆきだるまとしては、高性能な本家VTを保有したく、一般NISAで本家VTを買付け、分配金を円転して楽天VTを買い付けるというハイブリットな使い方をしています。

便利さを取るか最終リターンを取るかで戦略が変わってくるので、個々人の投資方針に基づいて運用を決めていかれたら良いかと思います。色々な工夫が試されるところでもあります。

それでは☆彡
 
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2018
09.24

楽天VTの限界②~隠れコストを掘り下げて考えてみる

ゆきだるまです。

昨日に引続き楽天VTの運用実績を評価していきます。

(昨日記事)楽天VTの限界①~やはり経費の安い本家VTの方が良いのか?

米国バンガード社のVT(全世界株式インデックスファンド)は、世界50か国・8千銘柄・世界の時価総額の98%に投資できるため、世界分散投資を目指す投資家に人気があるETFです。

楽天VTは、昨年9月29日からスタートした本家VTの投資信託版です。マザーファンドは本家VTを買い付けるファンドオブETFです。楽天投資信託顧問を委託会社としているので楽天VTと呼ばれています。

楽天VTは今年から始まったつみたてNISAの対象商品に選ばれています。また円建てて買付け価格も100円から自由に設定できるため、VT投資家の裾野が一気に広がりました。資産額も僅か1年で100億円を超えるファンドに成長しています。

しかし、近ごろ出た運用報告書で幾つかの課題が浮き彫りになりました。

1 運営コストの問題

昨日も記事にしましたが、当初想定外のコストがかかっています。

(当初の目論見)
・信託報酬は0.2296%、その他の費用・手数料は別途

(実際の経費内訳) 楽天VTの1万口あたりの費用明細
楽天VT決算01 

当期期間を1年間に補正すると③の実質年経費は0.502%になると推定されます。

(計算式)
 ①を信託報酬の年率0.1296%(定率)に直すと①0.098%✕1.32245倍
 ③の実質経費の年率は0.502%=③0.304%✕1.32245倍+バンガード社経費0.10%

長期投資では複利でリターンが増えていくため、固定経費は極力安い方が良いわけです。バンガード社の本家VTの経費が年率0.10%、楽天VTの経費が年率0.50%なので、投資額40万円、増進率年5%、20年スケールで試算すると下のようになります。

【経費率のリターンへの影響】
楽天VT決算03 
20年間でリターンに8%近く差がつくので、ばかにはできません。

一体何が影響しているのでしょう。先ほどの費用明細表の(b)売買委託手数料が決算で明らかになったコストで、大きなウエイトを占めています。これはファンド資産である本家VT(ETF)の売買手数料です。

今後この売買委託手数料を減らすことができるのか。

例えば、今期は初年度なので頻繁な売買をしたが今後は運営が軌道に乗って売買頻度が減るとか、運用会社である三井住友信託銀行株式会社が売買手数料を下げるとか、ここが改善できないと実質経費が割高なまま据え置かれることになります。

今後の運用を見守るほかありません。

2 楽天VTとベンチマークとの乖離の問題

ベンチマークはVTの指数元であるFTSEグローバルキャップ・インデックスです。

【楽天VTとベンチマークのリターン比較】
楽天VT決算02 
運用報告書では乖離要因を次のとおり掲げています。
売買コスト信託報酬投資先ETFからの分配金に対する課税 等

このうち売買コストと信託報酬は先の合算で0.5%程度です。ETFからの分配金に対する課税は分配金が年2%程度で税額が2割とすると課税コストは0.4%程度です。差し引き0.7%程度の下方要因が残ります。

これはファンドの売買タイミングのズレが積み上がったものだと思われます。これを補正するのがファンドマネージャーの腕の見せ所なので、これは何とかできるかもしれません。

本家VTがベンチマークに追随していると仮定すると実質リターンは6.9%(ベンチマーク7.4%-経費0.1%-分配金課税相当0.4%)、本家VTと楽天VTとの差は約1.1%だと考えます。

3 分配金の問題

ゆきだるまはインデックスファンドの分配金の行方が非常に気になる性格です。

(過去記事)S&P500投資信託の分配金はどこへいった!?

我々は本家VTを持っていれば年2%程度の分配金を課税額を引いて現金で受け取ることができます。一方で楽天VTではこれが投資家に払い出されずにファンド資産として留保されています。しかし楽天VTの様にファンド経費が高いとこれがコストとしてどんどん喰われる形となっています。

投資信託のメリットとして、分配金を払い出さないので課税の繰り延べ効果があると云う意見がありますが、本家VTと楽天VTの差が大きいと、課税の繰り延べ以前の話として、本家VTを保有して課税された分配金を再投資している方がリターンは高くなります。

まとめ

楽天VTは、今回の運用報告で本家VTと比較して運用コストが高く、リターンにかなりの差があることが分かりました。これは設定一年目のファンドなので今後改善できるものもあれば、投資信託固有のコストとして残るものもありそうです。

一方で、楽天VTは、円建ての投資信託として取り扱いが非常に便利です。そして、つみたてNISAの適用が受けられるので将来的な課税メリットも含めて、今後の投資計画を考えていかれると良いと考えます。

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2018
09.23

楽天VTの限界①~やはり経費の安い本家VTの方が良いのか?

ゆきだるまです。

米バンガード社のVT(全世界株式ETF)は、これ一本で世界約50か国、約8千銘柄に投資ができる究極のインデックスファンドとして投資家に人気が高いETFです。

地球投資 

株式投資の最適解の一つにS&P500への投資がありますが、全世界に丸ごと投資するVTも鉄板銘柄として並び評されています。

そんなVTはドル建て資産であり売買手数料も高いことから敷居の高い存在でもありました。そこで1年前に登場したのが楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)です。

楽天VTは、本家VTの課題を改善した円建てで売買手数料無料の投資信託です。楽天VTは多くの投資家から支持をされ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」で第1位に輝きました。

そして年明けからつみたてNISAが始まり、楽天VTは金融庁の対象商品のリスト入り。つみたてNISAで楽天VTを積み立てている人も多いのではないでしょうか。

楽天VTも運用開始から1年が経過し、このたび運用報告書が発表になりました。投資界隈では実質経費が高すぎることが話題です。公示されている信託報酬が0.23%ですが、それ以外にも隠れコストがあって最終的には0.502%にもなるというものです。

数値はインデックス投資家でブロガーのつみたて次郎氏のブログを参考にしました。

(参考記事)楽天バンガードの第1回運用報告書から実質コストを計算してみる【VT・VTI・VWO・VYM】

インデックス投資は長期投資となることが多く、経費コストがリターンに大きく影響します。0.01%刻みで各社がシノギを削っている中で、今回の報告書では経費が想定値の2倍以上にもなっていました。ちなみに本家VT(米ETF版)の経費(0.1%)と比較すると実に5倍、楽天VTは止めて本家VTに戻った方が良いのでは、という意見も聞かれます。

(参考)楽天VTの経費率:計画0.23%、実質0.50%、本家VTの経費率0.10%

ちなみに経費率が0.5%と0.1%でどれだけ違うのかというと、つみたてNISAの年間限度額である40万円を20年間投資(年利5%複利)した場合を仮定して試算してみます。

 元本40万円の20年後のリターン

 ・楽天VT:  96万円(経費率0.5%)
 ・本家VT:104万円(経費率0.1%)
       差分   8万円
       割合 ▲8.3%

簡単な比較ですが、8%もリターンに差があると考えてしまいますね。じゃあ本家VTが良いではないかというと、そうは単純ではありません。

本家VTの課題はドル建てと売買手数料が高いことです。

まず売買手数料をみてみましょう。

ネット証券3社の買付手数料は同じで1回当り最低5.4ドル(税込)かつ0.45%

つまり1回1200ドル(約13.5万円)以上のETFを買付けないと手数料負けしてしまいます。

投資信託の買付手数料無料、買付額100円~に較べると、いきなりハードルが上がってしまった人も多いのではないでしょうか。

次にドル建て資産についてです。本家VTは分配金がドルで支払われます。

年2%程度の分配金をドルでもらっても、少額だと再投資も容易ではありません。この点でも分配金を自動で再投資してくれる投資信託の方が圧倒的に便利です。

つまり本家VTは投資資金を相当持っていないと理想的な投資ができないことになります。

さらに税金について考えると、楽天VTはつみたてNISAで運用できるので、税引後のリターンは本家VTよりも大きくなります。

 元本40万円の20年後のリターン

 ・楽天VT:96万円(経費率0.5%・非課税)
 ・本家VT:91万円(経費率0.1%・税引後*

  *税額:利益64万円✕2割≒13万円
   本家VTの税引後リターン=104万円ー税額13万円=91万円

つみたてNISAで楽天VTの運用を考えている方は、経費負けを理由に本家VTに切り換えるメリットは少ないと考えます。

ちなみにゆきだるまは次の様な運用をしています。

本家VTを一般NISAで買付け
分配金は円転して楽天VTを買付け

一般NISAは証券会社の計らいで買付手数料が実質無料(キャッシュバック)、5年間分の運用益は非課税なので、20年後のリターンはつみたてNISAに近づいていきます。かつ分配金も同種のVTに再投資ができます。

実際この方法で2年3ケ月運用していますが本体のリターンが36%、再投資を含めた総リターンは42%です。2017年はVTが好調だったため想定を大きく上回るリターンが出ています。

まとめ

今回、楽天VTの実質経費が思いのほか高く、課税口座で運用する場合は本家VTに軍配が上がります。ただしつみたてNISAで運用する場合は非課税措置でリターンは有利になります。

一方で本家VTは経費率は抜群に低いものの、投資金額が大きくないと買付け手数料や分配金再投資の点で不利です。少額でも本家VTを運用したい人は一般NISAを活用すると効率的に運用ができそうです。

経費率については、楽天VTも運用1年目なので、もう少し経過を見ても良いかもしれません。

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2018
08.15

VT(全世界株式ETF)を買い増し~インデックス投資家への道

ゆきだるまです。

米銀行大手ウエルズ・ファーゴの株を売ったお金でVT(全世界株式ETF)を74.39ドルで10枚買い増ししました。今回は個別株からインデックスに乗り換えのためのトレードを行ったということで、自分の投資スタイルとしてはエポックな出来事です。

【VT価額推移・週足】
VT20180813.png 
VTはバンガード社が提供する全世界の株式を対象に投資が出来るETFです。対象約50か国、8千銘柄は1本のETFとしては最多と云われています。構成は時価総額の割合となっていますので、世界全体に分散投資をしたい方にとっては理想的です。

ゆきだるまも米国株を中心としつつも米国エリアへの集中投資はリスクが高いと考え、ポートフォリオの半分は全世界を対象にしたインデックス投資を行っていく方針です。

(過去記事)ポートフォリオ改造計画①~ワールドインデックスを半分に

世界への分散投資は、米国に有事があった際のリスクヘッジにもなりますし、グローバル化に伴う世界分業的視点に立てば米国の取りこぼし分もカバーできます。さらに将来的には世界の経済力の中心が欧米先進国から新興国にチェンジしていくことも想定すれば、地球全体に丸ごと投資をしていく意義は大きいと考えています。

興味深いのはゴルディロックス(適温)相場と呼ばれた2017年から変動相場に戻った2018年の現在までの世界の地域別リターンの比較です。

【VT全世界、VTI米国、VEA米国外の先進国、VWO新興国の2017年~のリターン比較】
全世界リターン比較20180814

2017年は米国市場が好調でしたが、それ以上に全世界が好調だったので、実はリターンの順で並べるとVWO新興国、VEA米国外の先進国、VTI米国の順となり、これらを重ね合わせたVT全世界がVTI米国を上回る状況でした。

ところが、今年の1月末から始まった米国の利上げ予測によるリセッションは全世界に波及し、2017年のぬるま湯で付けてきた贅肉がそぎ落とされて勝ち組・負け組に二分されてきた感じです。さらに米国による保護貿易施策と経済的制裁は全世界の市場を揺さぶっており様相は一変しました。

今や米国最強に戻りつつあり、その他が劣勢に回ってますが、米国による干渉がなければその他の地域の方が伸びしろがあるので、やがて米国が息切れした時は投資資金が再び海外に分散していくことが想定されます。

つまるところ、世界全体に網を張っておけば、米国一強の時のような大きなリターンは得られないものの、とりこぼしがなく本当の意味での平均値が狙えるわけです。

識者の中には素人はあれこれ考えずにVT一本に投資しておけば良いという意見があります。株式投資研究の第一人者であるジェレミー・シーゲル教授も最終的に推奨しているのはワールド・インデックスへの投資です。投資的な醍醐味があるセクター投資や高配当株投資などはリターン補完戦略として脇役的に位置づけています。

試行錯誤ばかりして結局のところ市場平均に劣後している私などは、VT一本への投資が真に賢い選択なのかもしれません。それでもポートフォリオの残り半分であれこれと狙っていくのは、やはり投資に対するロマンを追い求めたい、悪あがきを楽しみたいからなのです。

それでは☆彡
 
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