2018
02.10

【世界投資Ⅳ】新たなワールド・インデックスの配分を決定!

ゆきだるまです。

ワールド・インデックスはVT一本で良いかなと思っていたところ、ふとした疑問から試行錯誤が始まりました。今回でワールド・インデックスの配分問題を決着させようと思います。

そもそもワールド・インデックスの国・地域別の配分比率には様々な説があります。

配分方式米国:非米国代表例
①GDP25:75世界経済インデックスファンド
②株式時価総額53:47VT、MSCI AWCI
③リスク・リターン60:40シーゲル理論(VTI+VXUS)

(参考)   世界経済インデックスファンドという隠れた名品
    【世界投資Ⅰ】VTに感じてしまった素朴な疑問
    【世界投資Ⅱ】VTはこう理解してこう使うのが良い!
    【世界投資Ⅲ】シーゲル博士が米国:非米国を6:4にした理由

もう一度おさらいの意味を兼ねてそれぞれの特徴、メリット・デメリットを考察してみます。

①GDP配分方式 (データは2016年時)
GDP2016年
特徴国・地域(エリア)をベースにした生産力(=売上高)に注目
メリットエリアの人・経済の活動を直接表現した指標
デメリット売上高=収益力ではない(成長の罠というコスト高が内在)、未上場企業の活動も含まれる、多国籍企業の仕訳が出来ていないなど企業ベースの株主リターンの観点から疑問点が多い。


②株式時価総額配分方式 (データは2017年時、VTの比率)
株式資本2017年

特徴企業の国籍をベースにした時価総額(収益の期待値)に注目
メリット株価(収益の期待値)の採用、浮動株調整により株式投資に最適化された配分
デメリット未上場株の取りこぼし(特に新興国)、成長の罠(コスト高)が内在

③リスク・リターン配分方式 (データはシーゲル緑本引用)
利回りとリスクの関係
特徴域内企業のリスク・リターンの相関関係に注目
メリット適正配分値を探ることで最小リスクで最大リターンが得られる、理論的には最上。
デメリットリスク・リターンの最適配分は常に変動しており追随が難しい。最近では地域間の株価変動の相関性が高く本配分が無意味になっている。米国6:非米国4の配分比も2005年発表時のもので、新興国が織り込まれていないなど現在では採用し難い。


ここまでのまとめ(配分方式の決定)

株式投資という性格、今後のメンテナンス性を考えると②の株式時価総額方式が最適であると結論します。

世界 

ワールド・インデックスの構築(ファンドの選定と配分比)


銘柄選定と配分比の決定に当たっての原則
 ①より多くの企業を取り込む(分散性の強化)
 ②将来の変化への追随(リバランス)
 ③少ないファンド数と手数料(メンテナンス性)

ワールド・インデックスの銘柄と配分決定!
ワールドインデックス配分比   
VT(全世界株式ETF)を基軸に、VTI(全米株式ETF)とVWO(新興国株式ETF)を加えてかなりシンプルな配分を目指しました。

VTは約8千銘柄と十分な組込数がありますが、VWOは2015年に中国株Aと新興国小型株が加わり約4千銘柄強に拡充が行われたこと、また将来も見越して新興国割合を増やすべきと考え新興国割合が3割になるように配分比を決定

(参考)バンガード社・ニュース(2015年6月3日)

VTI
は全米の中小株もカバーしておりVTの米国分補強のため米国割合が全体の5割になるよう配分比を決定

【上記3ETFの組合せによる企業国籍別の配分比】

国別配分比 
【組入れ銘柄数と経費率】
銘柄対 象銘柄数経費率
VT全世界株式79550.11%
VTI全米株式36240.04%
VWO新興国株式42760.14%
*銘柄数、経費率は2017年11月30日現在

(参考)将来(2050年)の株式時価予想(シーゲル赤本より)

株式資本2050年 
まとめ


VTを基本にVWO(新興国)とVTI(全米)で補強し、銘柄比 VT50:VTI25:VWO25、国別配分比 米国50:先進国20、新興国30というシンプルな構成にしました。これによりVTで取りこぼしていた新興国が補強され、米国もVTIの導入により全米中小株全体をカバーしています。

またVT単体に較べて銘柄数で約4千が増強され、経費率もVT単体で0.11%のところ、VTI:0.04%、VWO:0.14%の全体按分で0.10%となり”若干”の削減となりました。

将来の配分変更にはVTはファンド内部のリバランス機能に期待するととともに、VT、VWOは適宜配分を見直すことになります。おそらくは現在ポートフォリオをしっかり組んでおけば今後の時価総額の伸びである程度の総額補正は自然と行われてくると考えています。

最後に本ワールド・インデックスの配分決定によりゆきだるま式の新ポートフォリオ(全体)は次のとおりとなります。

【ゆきだるま式新ポートフォリオ】
新ポートフォリオ配分  
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2018
02.09

【世界投資Ⅲ】シーゲル博士が米国:非米国を6:4にした理由

ゆきだるまです。

米国株投資界の権威ジェレミー・シーゲル博士は著書「株式投資(緑本)」「株式投資の未来(赤本)」の中で、ワールド・インデックスへの投資の重要性を強調されています。

株式投資(緑本)の一部抜粋
投資対象を米国株だけに絞るのは、投資家にとって危険な選択である。Aという文字から始まる銘柄だけに投資することを推奨する投資アドバイザーはいない。米国株だけに投資対象を絞るのは、まさに、そのような賭けと同じである。なぜなら、米国株の世界シェアは、今世紀の半ばまでに18%以下に低下してしまうからである。一方、中国株とインド株を合わせたシェアは世界の株式市場の3分の1、つまり米国の倍にまで拡大するだろう。世界中に分散されたポートフォリオを持つ投資家だけが、リスクを軽減しながら最高の利回りを収穫できるのである。

ここで今世紀半ばの状態とは次のような構成が想定されています。

【2050年の世界の株式資本】
   株式資本2050年

【2017年の世界の株式資本】(参考:VTの構成比率)
株式資本2017年

米国株:非米国株は6:4に

株式時価総額説
に従えば、2050年の米国:非米国=20:802017年の米国:非米国=53:47になると考えられます。しかしながら赤本における最終結論として、ポートフォリオの配分比率60:40を推奨しています。

わたしとしては、株式ポートフォリオの40%を国外企業に振り向ける配分を奨めたい。国外銘柄が世界市場で占める比率をやや下回る水準だ。これはリスク・リターン分析から割り出した結論で、分析にあたっては、為替変動も考慮に含めた。

シーゲル教授は国別の配分比は米国:非米国という概念をもっており、必ずしも世界全体の時価総額の割合ということを意味しているわけではありません。

赤本の例では時価総額シェア(MSCI ACWI)を引き合いに出しつつも、これを採用してはいません。それでは6:4という比率の設定根拠は何かを探っていきます。

リスク・リターン分析から割り出した結論

シーゲル博士はワールド・インデックスの構築に辺り分散性を強く意識しています。それは単に数を多くするというだけでなく、相関性も重視されています。数が多くても全てが同じ方向に動いていては分散性の意味を失ってしまうからです。

株式の他に債権をポートフォリオに組み込むのは、この相関性を重視しているからで、株式の値動きと反対の動きを示す適量の債権を組み合わせることで全体の値動きを緩和する効果が得られることは良く知られています。

シーゲル博士は国際間の株式にも相関関係がないか調べています。そして6:4の比率決定に係る根拠は次の図だと考えられます。
利回りとリスクの関係
この図は、米国株とEAFE指数(外国株)の投資割合の変化に伴う利回りとリスクの変化を示したものです。EAFEとは北米を除いた先進諸国の外国株(MSCI EAFE指数)を指し、日本も含まれています。

この図の意味するところは米国とその他先進国の株式間には相関関係がみられ、リスク・リターンが最適化される比率として米国株62.2%:外国株37.8%という結論を得ています。

つまりこの比率を整数化して6:4という最終結論に至ったのではないかと考えられます。ここで疑問があるのがワールド・インデックスといいつつ、EAFE指数には新興国が含まれていません。この最適値はMSCIコクサイ指数(日本が除かれている)に近いものです。

シーゲル博士の新興国に対する見方

少なくとも赤本でいうワールドインデックスの非米国株の概念には新興国は含まれていないと理解した方が良いでしょう。冒頭の緑本では中国・インドの新興国を引き合いに出して世界分散を強調されていますが、赤本では新興国は重用されていません

それは赤本が2005年発刊だということに留意した方が良さそうです。当時は「成長の罠」の定義を全面的に新興国に当てており、シーゲル博士は「高い成長率は、かならずしも高いリターンを意味しない」と繰返し強調しています。特に中国株バブルで株価が割高過ぎることが引き合いに出されています。

当時の時価総額割合でも新興国株は7%程度しかなく比率決定の検討から外された感じがあります。新興国の投資対象にはVGTSXというミューチュアル・ファンド(ETFではVXUSに相当)に入っている程度の扱いです。

まとめ


シーゲル博士の赤本でいうワールド・インデックスの米国:非米国=6:4の根拠はリスク・リターン分析からきている。

非米国とは米国を除いた先進国が対象となっており、当時割高感が強かった新興国は意識されていない

シーゲル流のワールド・インデックスを目指すのであれば、時価総額方式のVTにアレンジを加える必要がありそうです。当時と比べて新興国のバリュエーションが高くなっており、シーゲル博士も最近では新興国投資にも評価を改めていることから、新興国への投資割合も高めていった方が良さそうです。

ゆきだるまが考えるワールド・インデックス比率は次の機会にお示しします。

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2018
01.23

【世界投資Ⅱ】 VTはこう理解してこう使うのが良い!

ゆきだるまです。

先日、世界投資の旗艦 VT(バンガード・トータル・ワールドストックETF)に問題提起いたしました。

(参考)VTに感じてしまった素朴な疑問

世界投資についてはインデックス投資家の聖地とも云うべき領域で、非常に多くの方々の研究対象となってきたものですが、私の疑問にズバリと答えてくれるものは見出せませんでした。そのため推論も交えて一つの見解を述べます。

今日のシナリオ

VTの地域構成に対する疑問を掘り下げてVTの有効性を検証する。

・疑問:高すぎる米・先進国比率と低い新興国比率、中国の割合は2.6%弱で適正か
・論点:地域構成は、時価総額方式(VTで採用)とGDP方式のいずれが良いか。
・結論:VTの有効性と改善策

昨日の振り返り(疑問点)

1 VTの地域構成(時価総額方式)
株式資本2017年 
2 GDPによる地域構成
GDP2016年 
時価総額方式とGDP方式の違い

まずはじめにVTで採用している時価総額方式とは何かですが、浮動株調整時価総額とも呼ばれ、いわゆる流動性の高い一般に入手可能な株式の時価総額で割り振りをしたものとなっています。逆に、国や大口投資家が保有している市場に出回らない株は除かれています。

VTの課題として中国籍企業の割合の少なさがあります。これは外国人に開放されていない株式(いわゆる中国A株)が非常に多いことが挙げられます。また全般に大型株ベースとなっており小型株が拾い切れていないこと、VT8千種と云えども対象銘柄の取りこぼしは多いのです。

このことはバンガード社が2015年にVWO(新興国株式ETF)に中国A株と小型株を加えたという発表があったことから、逆に今のVTにはこれらが欠けていることが分かります。

(参考)バンガード社・ニュース(2015年6月3日)

また米・先進国の方が新興国に較べて株式市場の開放度が高く、時価総額方式ではより組入れられやすくなっていることも地域格差を大きくしている要因ではないかと思われます。

次にGDP方式ですが、これは各国の経済活動全般によって生まれた価値の総和であり企業で云う売上高に当たるものです。これには時価総額方式が対象とする企業以外の活動も含まれるより広範な指標です。

誤解しやすいのが、GDPは国内総生産ですから企業の国籍は問いません時価総額方式における国=企業国籍GDP方式における国=企業活動エリアといった違いがあり、企業のグローバル化が進む中で、企業国籍と国・地域経済の垣根は曖昧になってきています。

時価総額方式かGDP方式か

各国の経済活動をダイレクトに表現し、国・地域別の経済動向をポートフォリオに組み込みたいならGDP方式だと考えます。

ここで考えないといけないのが、我々が株式投資をする限りにおいてGDP方式の完全な実現は難しいということです。まず未上場の企業には投資できません。また先に挙げたように、ある多国籍企業は本社所在国のGDPに寄与しているとは限りません。更に、GDPは国の売上高と申し上げましたが、売上高=収益力ではないこと。株式投資で一番大事なのは収益力にあります。

時価総額方式が優れているのは、株価というものが収益力をベースに算定されたものであること、さらには浮動株調整が行われていることで、株式投資に最適化された指標となっていることです。

株式投資の権威、ジェレミー・シーゲル教授が常に主張されていることに「成長の罠」という言葉があります。隆盛する新興国投資で注意すべきは、売上げは伸びているがコストも大きく、結果として株主リターンが少なくなっていること。また投資家の期待が高いため、株価が割高になっていることが挙げられます。

つまり、株式投資を行う上では国・地域の売上高(GDP)よりも、バリュエーション(収益力)を重視すべきであり時価総額方式の方に軍配を挙げたいと考えています。

VTの有効性と改善策

結論から云えば世界投資は時価総額方式を採用したVTが至極の一本」ということになります。残る課題として地域格差と対象銘柄の拡充については2点考えます。

1 VT一本でOK ~ファンドの自動リバランス機能に期待する~

ファンドの銘柄構成は常に入れ替えが行われており、新興国も収益力が高まればどんどん取り込まれていくことになると考えられます。インデックスの優れた点はこれが機械的に行われることです。

例えばVTも10年前の2009年には、新興国割合が12%(現在は9%)、銘柄数が2900(現在は8000)となっており時代とともに構成銘柄は変動しています。

(参考)楽天証券の昔のVTのPR(結構参考になります)

弊社取扱の海外ETF バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) ETF1本でグローバル株式のマーケット・ポートフォリオが実現

つまりはオールインワンでほったらかしておけば、今のいびつな地域構造もいつかリバランスされることを期待しましょうということです。

2 VWO(バンガード・新興国株式ETF)を適宜追加する

2015年のバンガード社発表で、VWOに外国人に一般開放されていない中国A株・1411銘柄が組み込まれました。また新興国の小型株1845銘柄が組み込まれました。

(再掲)バンガード社・ニュース(2015年6月3日)

これは現在のVTの弱点を補強するものです。将来のVTの自律的リバランスが待てない方は、VWOを加えることでより理想的なポートフォリオが組めることになると考えます。

現在は新興国のバリュエーションとリターンが高まってきていますので積極的に取り込まない手はありません。

【2017年の地域別リターン比較】
年初来VT成果

これについては、また別の機会に記事にしたいと思います。
今回もお付き合いいただき有難うございました。

それでは
 
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2018
01.22

【世界投資Ⅰ】VTに感じてしまった素朴な疑問

ゆきだるまです。

「投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2017」1位に楽天VTが輝きました。2017年はVTの投資信託版が出たり、100円投信が始まったりと、これまでVTを通じて世界投資を行いたかった方には革命的な年だったと思います。

米国の本家VTも9位で、VT(バンガード・トータル・ワールドストックETF)は日本人に愛されているインデックスファンドの一つです。世界50か国、8千銘柄、世界の時価総額の98%に投資という比類なき世界分散投資の実現が可能です。

ゆきだるまは、今年から米国投資に加えてワールドインデックスを4割ポートフォリオに組み込むことにしました。

【ゆきだるまPF2018】
ゆきだるまPF2018 
ワールドインデックスの構成に当たっては、色々と試行錯誤をした結果

 VT(全世界):VTI(全米)=3:1

つまりポートフォリオ全体でVTを30%持とうということです。VTに関しては一部を既に保有しており1年半で4割近いリターン(円ベース)を出すなど好成績を上げています。

これまで世界投資のコアはVT一本で良いと考えていたところ、最近2本の記事を書いてみて
ハタと気づいたことがあります。

世界経済インデックスファンドという隠れた名品
将来も米国最強という想いを少し緩めてみませんか?


VTの地域構成ってかなり偏ってなくね!?


株式資本2017年 

これがVTの地域別構成比です。VTは現在入手可能な株式の時価総額で構成することを基本思想としています。これはこれで合理的な考え方ではあるのですが、
直感で申し上げると、

中国2.6%って少なすぎでしょ
新興国(ブルー)の合計は1割にも満たないの?
・そもそも米国5割とか、先進国の割合が多過ぎない?・・・

これで世界分散投資といえるのだろうか?

米国・先進国がこれから向かっていく高齢化・人口減少の世の中、一方で人口と経済が爆発的に加速していく新興国との関係を考えた時に、このインデックスで良いのか疑問が沸いてきます。

一方で国別の経済力を測る指標である
GDPによる地域別構成比をみてみましょう。

GDP2016年

こちらの方が肌感覚的にも納得がいくものです。この配分比の考え方でファンドを構成したのが先日ご紹介した「世界経済インデックスファンド」であり、先進国:日本:新興国を6:1:3で配分しています。

【世界経済インデックスファンドの地域別構成比】

世界経済IF構成比率の考え方

中国を例にみてみます。

経済サイト「中商情報網」の調査によると2017年の中国の上場企業全6672社の時価総額は98兆4千億元、日本円換算で約1700兆円(1元=17.41日本円)です。

世界の株式市場の時価総額の合計は約8400兆円(77兆ドル)とも云われており、
2017年の時価総額ベースでの中国の割合
 1700兆円/8400兆円=20%

2016年のGDP割合が15%、中国企業の時価総額は1年で3割近く上昇しているとのことなので、世界における中国の経済力は2割程度はあるとみても良いのではないかと思っています。

そう考えるとVTの中国比率2.6%とか新興国割合1割とか、どうなんだろう?という素朴な疑問が沸いてきてしまったわけです。

答えはどうやらシーゲル先生の緑本(株式投資)にありそうです。
緑本  

今回は問題提起だけとさせていただきます。
次回にご期待いただけると幸いです。

それでは
 
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2018
01.18

世界経済インデックスファンドという隠れた名品

ゆきだるまです。

今日は世界投資系の話題です。

過去200年にわたり安定して高いリターンを出してきたのが米国市場ですが、中長期的には世界経済の重心は米国から中国・インドといった新興国に移行していく見通しです。

そのため米国集中投資よりも世界分散投資を重視する考えもあります。

世界 

ゆきだるまが投資を始めた2年前は、米国投資よりも世界投資の方が主流な感じでした。当時人気だったのはVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)と世界経済インデックスファンドの2本です。

投資初心者にはドル建て資産でかつ売買手数料が高い(25ドル+税)VTは敷居の高い存在でした。楽天VTを100円から買い付けできる現在とは雲泥の差を感じます。

もう一つの選択肢としてあったのが世界経済インデックスファンド。こちらは投資信託で日本円OK、定額積立は月5百円~、単発買いは1万円~というお手軽さ(当時)でした。

少額投資家のゆきだるまが最初に選択したのは世界経済IFでした。現在までのリターンは2年で25%ですからまずまずの成績だと思います。VTも後から取得し2本立てで保有する状態になっています。

VTと世界経済IFをざっくり比較すると次のような違いがあります。
VT世界経済IF
対象世界株式世界株式+債権
形式海外ETF国内投資信託
地域配分比株式時価総額GDP
分散度株式8千銘柄株式2千銘柄
信託報酬手数料0.15%(当時)0.5%
売買手数料25ドル(当時)無料

両者の主張はかなり際立っています。VTは今でも人気がありますが、世界経済IFもファンドの設計思想は非常にユニークで現在でも十分通用するものです。ただ信託報酬手数料0.5%は今的には全くイケていません。

世界経済IFの良いところ

その1 株式と債権の複合ファンドであること

株式は高いリターンが期待できる代わりに値動きが激しいため、債権を組み合わせて緩和させる手法をとることが一般的です。このファンドはオールインで両者が組み込んであるので、個々に買い付ける必要がありません。

【構成資産の騰落率比較】
世界経済IF騰落率比較 

その2 地域別配分はGDP比で決定していること


VTの株式時価総額方式
だと中国等の未上場株式分が反映されないなど、地域の人口・経済動向を完全に捉えているとは云い難い側面があります。世界経済IFはGDPを採用しておりVTより前進的な考えにたっています。これから注目される新興国についてもVTが全体の9%に対し、世界経済IFは30%を当て込んでいます。

【世界経済IFの地域別配分比】
世界経済IF基本組入率
その3 バランスファンドであること

株式・債権がオールイン
で組み込まれてあり、かつ将来の経済発展に伴う地域配分もファンドが自動でリバランスしてくれるのでほったらかしでOKです。

【世界人口・名目GDP総額の推移】
世界経済IF人口・GDP推移

評価

これ一本で債権まで含めた世界分散ができるバランスファンドとして非常に優れています。特に地域別GDP比で配分をリバランスするという思想をもったファンドは他になく、時価総額方式のVTとは一線を画した感があります。本設計思想に共感される方にはお勧めの逸品です。

他にも株式シフト型(株式:債権=75:25)、債権シフト型(株式:債権=25:75)もあり、リターン追及、安定性追求などお好みに合わせた選択も可能です。

唯一、信託報酬手数料0.5%というのは高い部類に入るので、楽天VT並みに下がれば人気商品としての地位を復活できるのではないかと考えています。

それでは
 
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