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2018
08.15

VT(全世界株式ETF)を買い増し~インデックス投資家への道

ゆきだるまです。

米銀行大手ウエルズ・ファーゴの株を売ったお金でVT(全世界株式ETF)を74.39ドルで10枚買い増ししました。今回は個別株からインデックスに乗り換えのためのトレードを行ったということで、自分の投資スタイルとしてはエポックな出来事です。

【VT価額推移・週足】
VT20180813.png 
VTはバンガード社が提供する全世界の株式を対象に投資が出来るETFです。対象約50か国、8千銘柄は1本のETFとしては最多と云われています。構成は時価総額の割合となっていますので、世界全体に分散投資をしたい方にとっては理想的です。

ゆきだるまも米国株を中心としつつも米国エリアへの集中投資はリスクが高いと考え、ポートフォリオの半分は全世界を対象にしたインデックス投資を行っていく方針です。

(過去記事)ポートフォリオ改造計画①~ワールドインデックスを半分に

世界への分散投資は、米国に有事があった際のリスクヘッジにもなりますし、グローバル化に伴う世界分業的視点に立てば米国の取りこぼし分もカバーできます。さらに将来的には世界の経済力の中心が欧米先進国から新興国にチェンジしていくことも想定すれば、地球全体に丸ごと投資をしていく意義は大きいと考えています。

興味深いのはゴルディロックス(適温)相場と呼ばれた2017年から変動相場に戻った2018年の現在までの世界の地域別リターンの比較です。

【VT全世界、VTI米国、VEA米国外の先進国、VWO新興国の2017年~のリターン比較】
全世界リターン比較20180814

2017年は米国市場が好調でしたが、それ以上に全世界が好調だったので、実はリターンの順で並べるとVWO新興国、VEA米国外の先進国、VTI米国の順となり、これらを重ね合わせたVT全世界がVTI米国を上回る状況でした。

ところが、今年の1月末から始まった米国の利上げ予測によるリセッションは全世界に波及し、2017年のぬるま湯で付けてきた贅肉がそぎ落とされて勝ち組・負け組に二分されてきた感じです。さらに米国による保護貿易施策と経済的制裁は全世界の市場を揺さぶっており様相は一変しました。

今や米国最強に戻りつつあり、その他が劣勢に回ってますが、米国による干渉がなければその他の地域の方が伸びしろがあるので、やがて米国が息切れした時は投資資金が再び海外に分散していくことが想定されます。

つまるところ、世界全体に網を張っておけば、米国一強の時のような大きなリターンは得られないものの、とりこぼしがなく本当の意味での平均値が狙えるわけです。

識者の中には素人はあれこれ考えずにVT一本に投資しておけば良いという意見があります。株式投資研究の第一人者であるジェレミー・シーゲル教授も最終的に推奨しているのはワールド・インデックスへの投資です。投資的な醍醐味があるセクター投資や高配当株投資などはリターン補完戦略として脇役的に位置づけています。

試行錯誤ばかりして結局のところ市場平均に劣後している私などは、VT一本への投資が真に賢い選択なのかもしれません。それでもポートフォリオの残り半分であれこれと狙っていくのは、やはり投資に対するロマンを追い求めたい、悪あがきを楽しみたいからなのです。

それでは☆彡
 
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2018
07.09

売買手数料ゼロの円建てETFで世界分散投資をする方法

ゆきだるまです。

世界分散投資といえばバンガード社のVTとブラックロック社のACWIの2つが全世界を対象にしたオールイン型のETFとしては有名です。

20171217160238649.png

ACWIはモルガンスタンレー社が管理するMSCI指数に基づくACWI(オールカントリーワールドインデックス)をそのままETFのティッカーとしたものですが、MSCI系での世界投資は地域別にみると次の指数の合成という形をとることができます。

ACWI=MSCIコクサイ(日本を除く先進国)+TOPIX(日本)+IEMG(新興国)

VTの場合は次のような形になりますね。

VT=VTI(全米)+VEA(米国を除く先進国)+VWO(新興国)

ブラックロック社のMSCI系は昔から円建てETFも日本で上場させてきたことから、インデックス投資家の中ではこれらETFの組み合わせで世界分散投資環境を構築されてきた方も多いと思います。

昨日は当ブログでブラックロック社の日本版S&P500ETF(1655)の売買手数料が楽天証券で無料となったことを記事にしましたが、楽天証券では同じようにMSCI陣営の各地域ETFの売買手数料も無料にしているので、今日はこちらをご紹介します。

(昨日記事)祝売買手数料無料!格安S&P500ETF(1655)で新つみたて投資

(参考)楽天証券:手数料0円ETFのページにリンク

【各ETFの概要】
MSCIコクサイTOPIXIEMG
コード165714751658
対象地域日本を除く先進国日本新興国
銘柄数1,9312,0811,948
信託報酬0.19%0.06%0.23%
現在価格2,128円1,720円1,961円
出来高1,633株56,857株672株
純資産額4,943百万円175,971百万円2,734百万円
現在価格、出来高、純資産額は2018年7月6日終値の数値

銘柄数はバンガード社陣営と比べると少ないですね。VTが一本で8000銘柄なのに対し、上記3ETFの合算でも6000銘柄程度です。ちなみにMSCIコクサイ(日本を除く先進国)の米国分はS&P500(IVV)が対象になっています。信託報酬もVTが一本で0.10%に対して上記3ETFは日本以外は全て上回っています。

金額はどれも2000円近くで買えるのは非常にありがたいですね。出来高、純資産額は非常に少ないので流動性や繰上償還には留意する必要がありそうです。

リターンを比較してみます。
【先進国系5年】
MSCIコクサイリターン比較
MSCIコクサイに該当するバンガード社の指数がないためS&P500とVEA(米国除く先進国)で比較してみましたが、MSCIコクサイは2/3が米国であり、両者の中間的な成績となっています。

【新興国系・IEMG設定来】
新興国比較
両者に大きな差はみられません。長期では若干IEMGのリターンが上回っている感じですね。ちなみに銘柄数がIEMGが2000銘柄に対して中国A株を取り入れたVWOは4700銘柄近くあります。

国・地域の配分

上記3銘柄でVTでの地域配分を参考にすると以下の配分比となります。

MSCIコクサイ:TOPIX:IEMG=82:8:10

まとめ

ブラックロック社の日本版ETFが手数料無料になったことを受けて、懐かしい3ETFの組み合わせでの世界分散投資を考えてみましたが、今的な評価は正直微妙ですね。同じ楽天証券にはなりますが、投資信託でVT、VTI、VWOのシリーズをラインナップされてきており、現在的にはETFとはいえ銘柄数・信託報酬でメリットが出なくなっているMSCI系でポートフォリオを組むのはメリットを感じにくいところです。

昨日は日本版S&P500ETF(1655)の売買手数料無料はトレードまで考えれば非常に画期的だと思いましたが、同じ延長線上で世界分散投資まで新規に手を広げて考えなくてもよさそうかなと思いました。ただ一時期はこれら3ETFを駆使した円建てETFの世界分散投資がかなり流行っていたことを回想すると、一度は検証してみる価値はあったわけです。

それでは☆彡
 
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2018
06.11

VTの進化に期待する~リバランスはぶっちゃけ難しい

VTの将来に期待するゆきだるまです。

世界投資はVT(バンガード世界株式ETF)一本でいくか、それとも地域別のETFを分けて持つのか、色々な流儀があります。

もちろん正解があるわけではないので、今日は私見雑感をつづります。

地域とETFの対応関係
総括米国 54.6%先進国 35.3%新興国 10.1%
12253銘柄
経費0.06%
VTI
3646銘柄
経費0.04%
VEA
3866銘柄
経費0.07%
VWO
4741銘柄
経費0.14%
9944銘柄
経費0.07%
VTI
3646銘柄
経費0.04%
VXUS
6298銘柄
経費0.11%
8001銘柄
経費0.100%
VT
8001銘柄
経費0.10% 
データは米国会社四季報2018春夏号ほか、米国54.6%にはカナダも含む

分離主義について

分離主義は個々の地域別ETFを組み合わせて、オーダーメイドのスーツをつくるようなものです。時代の変遷に合わせてETFの組入れ量をコントロールしていく職人気質な感じがします。

メリット
・銘柄数を多くできる。
・VT一本よりも信託報酬手数料が安くなる。
・配分比率が自由に構成できる。

デメリット
・定期的なリバランスが必要
・上記に伴い売買(手数料・税金)が発生
・VT一本と地域別ETFでは全体構成の設計思想が異なる。

seamstress-2010632_640.jpg 

VT一本主義について

分離主義の裏返しになります。スーツは店頭吊るしのものを買う感じです。組入れ銘柄のリバランスはメーカーお任せが良いという方に向いています。

ゆきだるまは、もともとが分離主義から考えを巡らせ、結局はVT一本主義が良いという考えに至った経緯があります。

確かに分離主義の方が銘柄数、経費率の点でみてVT一本主義よりも格段にメリットが高いように思えます。

しかし、それでも敢えてVTを選ぶのかというと銘柄配分のリバランスをファンドが自動で行ってくれることにあります。

リバランスは年に一回、若しくは数年に一回程度で良いと云われているものの、かなり面倒です。リバランスの際の売買に手数料と税金もかかります。それに我々個人投資家で出来るのは地域別の配分調整までで、個々の銘柄調整はプロのファンドマネージャーの仕事です。

ピアノで云えば各音の調律に当たる仕事であり、世界一本もののVTと地域別ETFでは銘柄構成の調律にも微妙な差が出るのではないかと考えています。先の表でも地域別ETFはVTを単純に分割したものでもないからです。

VTに世界一本という設計思想があるならば、リバランスはプロの手に任せてしまった方が良いという考えもあり、そのための経費は若干高くても仕方がなとも考えます。

ちなみに2011年のVTと現在のVTを比較すると

・経費率:0.25%→0.10%
・銘柄数:3000銘柄→8000銘柄
・北米割合:46%→56%
・新興国割合:15%→10%

スペックにこれだけの進化と調律が見られるわけです。このようにVTを一本で持ち続けていればファンドが自動でリバランスしてくれるのですから、お任せしてしまっても良いのではないかと考える次第です。

恐らくこれから何十年後かにはVTは更に進化を遂げている可能性は高く、逆に地域別ETFの組み合わせだと構成の偏りが大きくならないとも限りません。そこにVT一本主義の安心感があると考えています。

evolution-1295256_640.png 
ちなみにゆきだるまは、VT一本主義を基本としつつ、新興国を足し増しするなどプチ改造を加えています。世界のGDP比では新興国が40%近くあるのに、VTの10%は如何にも少ない印象だからです。

このように、世界投資はVTをベースにお好みで改造を加えていくやり方も良いのではないかと考えている今日この頃です。

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2018
04.06

VTはファンド自体が進化している究極の全世界株式ETF

ゆきだるまです。

分散投資は投資の基本ですが、その究極を形づくるのが全世界への投資です。

地球バトンタッチ 
これまで米国が世界経済の先端であり中心として資本主義の社会を牽引してきましたが、時代々によって主役は変わってくるもの、これからは中国、インドなど新興国の台頭によって経済の主軸がシフトしていくことが予想されています。

投資は先見をもって行うことで高いリターンを得ることができます。誰もがトレンドを先読みしてタイミング良く投資できればと考えますが、それが出来ないのが投資の難しいところです。

先の新興国への投資の重要性が叫ばれながらも、いつ、何に、どれだけ投資すべきかというのは非常に漠然とした目標であり、時間の流れとともに投資対象を追いかけていくのも容易ではありません。

ならば世界中に丸ごと投資してしまえば良いという発想でデザインされたのがVT(全世界株式ETF)です。投資可能な企業の時価総額の割合に応じて投資するという現在の投資理論では最高の設計思想とも云えるでしょう。

同種の全世界投資ではMSCI・AWCIというモルガン・スタンレー社が構築したインデックスがありますが、VTの8000社にくらべてAWCIは1300社と数の面で見劣りがするため、現在のところ全世界オールイン型のインデックスファンドではVTが最強ということになります。

オールイン型インデックス最大のメリットは自動リバランス機能

インデックスファンドは、設計思想に沿って時代の変遷に合わせた銘柄の入れ替えを適宜行ってくれるので、投資家の手を煩わすことなく常に最適化が図られるという点で優れています。

VTは2008年6月に設定されてから10年が経過していますが、ファンドの内容がどのように変化したのか興味深いところです。2011年9月時点のファクトシートが入手できたので現在と比較を行ってみたいと思います。

【ETFの基本情報】
2011年2018年
経費率0.25%0.10%
ETF純資産総額8.77億米ドル105.77億米ドル
銘柄数2,9337,985
株価収益率11.9倍19.1倍
利益成長率4.7%8.6%
経費率は0.25%から0.10%へと劇的に下がっています。流石バンガード社ですね。ETFの純資産額も10倍以上に成長しています。何と言っても銘柄数は7年前の3千から現在の8千へと飛躍的に増えています。株価収益率や利益成長率はリーマンショック後から現在に至る中で株式が勢力を盛り返している状況が分かります。

【国別構成比率】
2011年2018年
北米46%56%
欧州26%20%
太平洋諸国13%14%
新興国15%10%
こちらも興味深いものがあります。この7年間で北米地域の比率が上がり欧州、新興国の比率が下がっています。これもリーマンショックからの立ち直りが米国は早かったことを示しており、他地域は相対的に割合が下がっている感じです。

以上の二時点を比較するだけでも、同じVTでも中身に大きな違いを感じ取ることができます。これがファンドに期待する自動リバランス効果であり、さらには経費率の低減や銘柄数の飛躍的な増加などVTは確実に進化しているといえます。

これから先もVTを持ち続けることで、世界の相場の動きに合わせた最適な株式構成に投資することが期待できます。そのため今後の世界経済の発展を前提においた場合、VTをポートフォリオに加えるか否かは長期投資戦略を考えるうえで非常に重要な選択になるでしょう。

それでは☆彡
 
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2018
03.17

VTを買い増し!アメリカも良いけど世界にもしっかり投資する

ゆきだるまです。

今月の買い付け資金が貯まったのでVT(バンガード・トータル・ワールドストックETF)を10枚買い増ししました。

 VT価格:75.90ドル

ゆきだるまは米国株式とワールドインデックスの2本立てでのポートフォリオ組成を目指しています。現在は米国株式が強いですが、いずれは中国・インドを始めとする新興国にバトンタッチしていくことが世界経済の趨勢であるため、米国以外にもしっかりと投資をしていく方針です。

VTは今さらの説明がいらないほど有名で、世界約50か国、約8000銘柄に投資ができるETFです。現在これだけ広い範囲を投資対象にもつ銘柄はVT以外にありません。しかも最近ではバンガード社が信託報酬を引き下げてくれて0.11%から0.10%になりました。分配金も2%超の利回りがついてきます。

20171217160238649.png

エリア別のリターン比較


これまで長期では米国がトップを走っていましたが、最近では新興国が勢いをつけてきておりVTのリターンも米国(S&P500)と遜色のない成績を出してきています。

【ワールドインデックスのトレンド比較5年】
世界インデック比較5年

【ワールドインデックスのトレンド比較1年】
世界インデック比較1年

エリア別の配分比にこだわる

全世界投資はVT一本で良いと思っていた時期もありましたが、いろいろ研究していくとこだわりも出てくるもので、ワールド・インデックスは次の比率で構成しようと思っています。

 VT(全世界):VTI(全米):VWO(新興国)=50:25:25

VTは浮動株調整時価総額方式をとっており、市場で取引き可能な株式を時価総額順で配列した次のような構成となっています。

<レッド:米国、オレンジ:先進国(米国以外)、ブルー:新興国>

【VTの国・地域構成】
株式資本2017年

一方で国・地域別の経済力を表すGDP比は次のようになっています。

【GDP比による配分】
  20180120164152bb7.png
両者の違いVTの国・地域が企業の国籍を表しており活動エリアを示したものでないこと。一方でGDPは土地に着目した生産量(売上高)になるため、イコールにはなりません。多国籍企業などは関係国のGDPにあまねく貢献していたりするからです。そのため株式投資で考えるならGDPよりも時価総額方式が良いわけですが、VTには未上場株は含まれていないため新興国での取りこぼしが多くその比率には偏りがあると考えています。

そこで先ほどの配分比VT:VTI:VWO=50:25:25を使用すると、

 米国企業50%:先進国企業20%:新興国企業30%

という米国企業の配分比を維持しつつ新興国企業の比率をGDP比並みに引き上げた良い感じの配分になるのです。実際にVWOにはVTに組入れていない中国株を大量に包含しておりVWOをポートフォリオに加えない手はないのです。

(参考)バンガード社・ニュース(2015年6月3日)

しかも米国株式研究の権威ジェレミー・シーゲル教授は、2050年の世界の株式時価総額は次のようにシフトすると予測しています。

【2050年の世界の株式時価総額】
株式資本2050年
この時点では改めてリバランスが必要になると思いますが、VTの強みはファンド内でリバランスをかけてくれることにあります。これから先VTがVWOの様に未上場の株式も取り込んでいってくれれば、完璧な時価総額ポートフォリオを自動で組成してくれるはず。現在VTIやVWOを併用するのはVTの欠点を補強するためです。

大分、マニアックな話に脱線しましたが、世界経済の潮流が米国・先進国から新興国に移るのは必然だと考えています。今は米国投資を重点的に行っていても、将来に備えて全世界に投資をしておくことも重要であり、そのためには今からVTをもっておくことの意味は非常に大きいと考えています。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。
 
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