2018
06.08

ブラジル経済の低迷が続き、新興国投資(VWO)の足を引く

新興国にも投資するゆきだるまです。

米国株投資を行う傍らで世界投資も行っており、VWOを活用して新興国への投資をカバーしています。米国経済が復調傾向にあるなかでVWOは値を下げています。

【VWO価額推移】
VWO20180607.png 

新興国と云っても範囲は広く、北米+先進国以外はすべて新興国という括りですから、ある意味で方向感などがあるわけがありません。VWOに投資するというのは地域分散という視点でとらえています。

【VWOの国別構成比・上位10か国】
VWO国別構成比 
それでも構成国の割合でVWOの全体価格は影響を受けることになります。最近の低調の原因の一つにVWOのうち8%近くを占めるブラジル経済の混迷がありますのでこれを取り上げてみます。

ブラジルでは5月末から大規模なストライキに入っており世界経済に影響を与え始めています。主要な輸出食糧品である鶏肉の流通が滞っており日本でも鶏肉価格が上がっています。自動車産業も生産ラインが1週間近く全面停止しトヨタ、ホンダのブラジル生産分に影響が出ています。

トラック運転手によるストの様子(21日、南部クリチバ)=ロイター
https://www.nikkei.com

鉱業もストップしておりコンクリート材料などの供給がとまり各国の建設現場に影響が出ています。ブラジル政府によるとストと合わせて米金利上昇の影響でブラジル通貨レアルの安値が続き輸出業に大きな打撃が出ているとのこと。今年のブラジル経済は成長率を0.3~1.0ポイント押し下げるとの予想もあります。

ブラジル国内の主要株価指数ボベスパはスト発生前から下落の一途をたどっています。

【MSCIブラジル株価】
ブラジル株価20180607 
ブラジルはこれまでBRICsの一員として新興国経済の発展をけん引してきましたが、暫くは難しい状況が続きそうです。新興国にはレアルの他にも米金利上昇でトルコリラの様に通貨的打撃を受けるなど、米国の依存下に置かれている国が多数あるのが実態です。

シーゲル教授が提唱する米国の覇権を新興国が受け継ぐというワールド・ソリューション(世界的解決)を迎える日はまだまだ先の様です。そのため、冒頭に戻りますが、現時点での新興国投資はあくまで世界経済への指数的な分散という視点で行うに留め、気長に種まきをしていく考えです。

それでは☆彡
 
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2018
04.12

VWO(新興国株式ETF)を買い増した

ゆきだるまです。

シリア問題に介入するトランプ政権、軍事行動を示唆したことで再び相場は下落へ。本件を巡ってはロシアとも対立していて国際社会がキナ臭くなってきました。

さて、そんな中で新興国株式ETF(VWO)を47.00ドルで買い増ししました。買ったのは10枚(約5万円分)で今月のお小遣いで買えるのはここまです。

【VWO価額推移】
VWO20180411.png 
米国ファーストと見る向きは、なぜ投資効率の悪い新興国に投資するのかと云い、一方で、将来の世界発展を見据える向きはグローバル投資の必要性を呼びかけます。

ゆきだるまとしては後者のスタンスであり、中国やロシアとの貿易不均衡問題をとってみても世界の富をシェアリングし伴に成長するという発想を持って米国外にも目を向けるべきだと考えています。

特に企業のグローバル化を考えた時に中国、台湾企業の進出は目覚ましいものがあります。

【VWO上位10銘柄と構成割合】
VWO構成銘柄上位10 

1位のテンセントという中国企業は日本であまり馴染みがありませんが、広大な中国市場を席捲する大手ネット・サービス企業です。SNS、ゲーム・メディア、モバイル決済など総合的なサービスを展開しており10億人近いユーザーを獲得しています。

特筆すべきは企業の成長ぶりで、年率30~40%のペースで売り上げを伸ばしています。フェイスブックと良く比較をされるのが、フェイスブックが広告収入を柱としているのに対し、テンセントはオンラインゲーム(棒グラフ緑色)を主軸に稼ぎを上げています。

2位の台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)は米国にも上場している世界有数の半導体製造下請けメーカーでです。高い工場稼働率を誇り半導体下請けでは世界的な寡占市場を握っており、米国ブロードコム、エヌヴィディアなど幅広い顧客層との取引を展開しています。

3位のナスパーズは南アフリカのメディア企業です。テンセントへの投資で成功し、巨大な資本を得てインターネット・メディアで130か国以上にサービスを提供する多国籍企業に発展しています。

4位は中国のアマゾンと称されるアリババ、世界中の中国人ユーザーを対象にしたIT通販で売り上げを伸ばししています。この辺も民族的なニーズをしっかりと押さえた商法で、グローバルスタンダードを目指すアマゾンとは対照的な華僑パワーを感じる企業です。

新興国企業は日本には馴染みのあるものが少ないものの、圧倒的な人口量を背景にしたビジネスモデルを構築することで欧米先進国に負けない競争力を身に着けている企業も多くあります。

新興国は現在進行形で発展中の企業が多く、「成長の罠」と呼ばれる投資家にとっては割高な投資対象が多く潜むことも事実です。それでも世界人口の8割以上が新興国で占められていることを考えると投資対象としては非常に魅力的です。

【現在の世界人口比率】 ブルーが新興国
人口2016年 
ゆきだるまのポートフォリオも発展途上中です。主力は米国株式ですが、新興国も1割程度を目標に組み入れるべく、引続き買い増しをつづけていく考えです。

それでは☆彡
 
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2018
04.08

なぜ新興国に投資するのか? その2つの理由

ゆきだるまです。

私の基本スタンスは米国投資ですが、ポートフォリオの1割は新興国も組入れています。理由は2つです。

1 全世界への分散投資の一部として
2 未知なる成長への期待


1は「世界は一家・人類は皆兄弟」的な発想です。世界全体での成長や国際間の分業関係を考えると米国一極集中のリスクとリターンの取りこぼしのリスクがあります。

例えば今回の米中貿易戦争のように全世界の富を分け合うという視点でみたときに、米国は中国が不当に多くを持っていっているという不満を表しています。

国際間での富の奪い合いがあるのであれば、「世界全部を丸ごと買ってしまえ」という発想になります。こんな大胆な考えを実現してくれるのがVT(バンガード・ワールド・トータルストックETF)の存在です。VTは浮動株調整時価総額方式を採用して全世界への株式投資を最適化したETFです。

ただVTも国・地域別構成に偏りがあり新興国企業の組入れ比率は1割程度、中国企業は3%弱となっています。世界のGDP構成では新興国が4割、中国が15%を占めています。

<レッド:米国、オレンジ:先進国(米国以外)、ブルー:新興国>

【VTの国・地域構成】
株式資本2017年

一方で国・地域別の経済力を表すGDP比は次のようになっています。

【GDP比による配分】
20180120164152bb7.png
VTが企業国籍GDPがエリアの売上高を示す指標であるため両者の関係はイコールにはなりません。グローバル企業の存在が両者の垣根をファジーにしています。例えば米国籍企業が中国で生産したものは中国のGDPにカウントされますし、逆もあるからです。ただこれらを差し引いてもVTの新興国1割というのは過小だと考えています。


次に2に掲げた未知なる成長への期待ですが、ここには賛否両論があります。まずネガティブな意見を取り上げてみましょう。

新興国投資のデメリット

・社会経済体制、法制度に不安定な部分が多い
・成長期待に対するコストが割高でリターンが少ない

新興国は株式投資が熱狂的に行われる一方で、金融危機や有事の際は投資マネーが引き上げられやすくボラティリティの高い相場を形成しがちです。

【長期リターン比較】
新興国と米国の長期リターン比較

更に意外なデメリットとして、新興国は無限に人口が増えていくイメージがありますが、実は先進国以上に人口減少・少子高齢化が進行している国が多く、人口増加による社会発展のボーナスは多くはないとする指摘もあります。

(例)中国の将来人口推移(国連資料)
現在世界最多の中国でも2030年頃を境に生産年齢人口(15~64歳)は減少に転じ、人口減少と少子高齢化が急速に進展する見込みです。
Total Population by Major Age Group

新興国投資のメリット


 何と言っても絶対量の多さ!

新興国にも少子高齢化・人口減少の問題があるといっても、将来も圧倒的な人口総量を保っています。また先進国に較べて収益に対する伸びしろもあるため、将来GDPも高い割合を占めることが予測されています。そう考えるとデメリットだけを捉えて「だから新興国は駄目だ」と全否定をするのではなく、ある程度の割合をポートフォリオの中に持つというという発想はあって良いと考えます。

【2050年時点の人口割合】
人口2050年 
【2050年時点のGDP割合】
GDP2050年 

投資対象は何が良いか?

新興国は国別に投資するには情報量が少なくリスクも高いです。そこで、イチオシは新興国がワンパッケージになったバンガード社の新興国ETF(VWO)です。他にモルガン・スタンレー社のIEMGもありますが、銘柄の組入れ数、資産規模を考えたらVWOに軍配があがります。

【基本スペック比較】
VWOIEMG
銘柄組入数約4000約1900
純資産総額630億ドル495億ドル
経費率0.14%0.14%
VWOは2015年から中国A株を大量に取り込んだため圧倒的な銘柄数となっています。経費率は両者同額で純資産総額はVWOの方が多めです。

【国・地域別の構成比率】
VWOIEMG
中国29%中国28%
台湾16%韓国15%
インド12%台湾12%
ブラジル8%インド9%
南アフリカ8%ブラジル7%
メキシコ4%南アフリカ7% 
タイ4%ロシア3%
ロシア4%メキシコ3%
マレーシア4%マレーシア3%
インドネシア3%タイ3%

国・地域別構成は両者に大きな違いはありませんが、韓国の取り扱いが異なります。バンガード社が採用しているFTSE指数では韓国は先進国に分類されており、IEMGのMSCI指数では新興国扱いとなっていることです。

まとめ

新興国は全世界の構成要素の一部としてポートフォリオに加えたい。スペックは必ずしも良好とはいえないかもしれないが将来的な人口・GDPの絶対量を想定しても投資対象として考えておくべき。投資対象はバンガード社のVWOを定量(自分の場合は1割)持つイメージだと考えています。

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2018
02.08

VWO(新興国株式ETF)を新規購入!

ゆきだるまです。

NYダウも買い戻しが入りここ数日間の下落が小康した感じです。このプチバーゲンセールに直面して保有銘柄の買い増しをすべきか否か考えたりもしました。

(参考)市場下落による被害状況の確認とお買い得品の物色

結論としては買い増しは見送りです。

理由は、①自分の保有価格に対して焦って買うほど安くはなっていないこと、②不用意な買い増しでポートフォリオのバランスを崩したくなかったことの二点です。

ここで買ってみたのがVWO(バンガード新興国株式ETF)です。取りあえず47.5ドルで10口買ってみました。

【VWO価額】
VWO価額20180207 

ゆきだるまは、年初から新ポートフォリオ計画をスタートさせ買い付けを進めてきました。ワールドインデックスの比率を上げるべくVWOについては新規の買い付け候補になっていたのでこのタイミングで買うことにしました。

VWOは昨年1年で31.8%のリターンをあげるなど新興国ブームが進行中です。チャートを御覧のとおり新興国も年末年始にかけて爆上げをしていたところですが、今回の市場急落の中で年始水準くらいまで下げたので、新規購入としてはお値ごろ感があった感じです。

【1月末時点のポートフォリオ】

PF201801-07.png 

今回の買い付けはワールドインデックス(40%)のうち(残)となっている部分の一部を埋めるものとなります。

VWOは大きく分けると先進国(北米・欧州・日本・豪州等)以外に本社を置く企業で構成されており、VT(全世界株式ETF)が対象にする47か国に対してVWOは半数の24か国をカバーしています。

【VWOの国別構成比率、上位10位】
VWO国別構成比率

またVTでは拾い切れていない小型株や中国A株もカバーしており、組入れ銘柄数は約4700、同種のMSCIエマージングマーケットETF(IEMG)の約1870に較べても非常に多くの銘柄が組み込まれており十分な分散効果を得ることができます。

(参考)バンガード社・ニュース(2015年6月3日)

このところ世界投資に当って株価時価総額かGDPかで配分比率を悩ませていたところです。VT一本にするには新興国の割合が世界全体の1割程度しかなく、隆盛する中国・インド等の新興国パワーをポートフォリオに取り込めていないという思いがありました。

(参考)【世界投資Ⅱ】 VTはこう理解してこう使うのが良い!

国別配分比の考察はまた別の機会に譲るにして、VWOは新規買付けを考えていたものですから、今回の価格下落は年末年始で太った価格をダイエットしてくれたということで有難い買い付けの機会を提供してくれました。

まだ相場が安定していない感じなので、まだ下がるかもしれませんが、とりあえずの先付けということでポートフォリオに据えてみました。VWOは、これからも順次買い増しを進めていこうと思います。

本日も当ブログにご訪問いただき有難うございました。
 
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