2017
05.31

ダウ30 vs S&P500 を競争させてみる

Category: 試行錯誤
ゆきだるまです。

楽天証券の100円投信を始めました。
一つの試みとしてダウ30とS&P500の両方のファンドを持ってリターンを比較し続けてみようと思います。

使うファンドは次の2つ
ifreeNYダウ・インデックス(ダウ30)・・・保有手数料0.24%/年
i-mizuho米国株式インデックス(S&P500)・・・保有手数料0.62%/年

i-mizuhoはS&P500に投資できる唯一の投信銘柄ですが保有手数料(経費)が高いのが難点でした。ifreeはダウ30を対象にした保有手数料が非常に安いファンドです。
両社の差は歴然としています。
ダウ30とSP500経費比較
上の表は100万円をダウ30とS&P500の双方のファンドに投資した場合の経費(保有手数料)の比較を20年で行ったものです。最終的に200万円の利益が出た場合、ダウ30が利益の5%に対しS&P500は13%も手数料が占めることになります。
従ってダウ30のリターンがS&P500に較べて遜色がなければ手数料の安いダウに1本化していこうと思っています。1~2年の短期であれば手数料による損失も比較的軽易で済みます。
ちなみにダウ30とS&P500のチャートを比較してみます。

・10年(青:S&P500、赤:ダウ30) 両者の差は殆どありません。
チャート画像

・5年(青:S&P500、赤:ダウ30) S&P500の方が高いリターンを出しています。
チャート画像
・1年(赤:ダウ30、青:S&P500) この1年の短期ではダウ30が勝っています。チャート画像

ということで世界を代表する指数であるダウ30とS&P500ですが、どちらも甲乙つけがたい成績です。100円投信を活用して安い費用で天下の2大指数を競争させてみたいと思います。

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2017
05.30

【待望】楽天証券で100円投信が始まった!!

Category: 投資方針
ゆきだるまです。

いよいよ楽天証券100円投信が始まりました。
私の様な少額投資家には朗報です。売買手数料が無料のうえ少額投資も可能となりました。つまり好きなだけお試し売買が出来、手動にはなりますが究極のドルコスト平均法と呼ばれる毎日積立が出来るというわけです。

実はNISAの2017年枠を夏頃に使い切る見込みなので、2018年枠までの待機資金の扱いを悩んでいました。半年間も遊ばせておくのも勿体ないですし、中途半端に特定口座で買っておいてNISAに乗せ換えるのも手数料損で馬鹿馬鹿しい話です。実際に今年の始めにNISA乗せ換えをやって昨年の利益が全部手数料に消えてしまった苦い思い出もあります。

そこで、この100円投信を来年までのつなぎの資産運用に使うことを考えています。半年から1年程度という短期で僅かでもリターンが出れば良いという考えです。もちろん元本割れのリスクはあるので、中長期でも信頼のおける銘柄を選びたいところです。

今、選んだのはこの2本
ifreeNYダウ・インデックス
ひふみプラス
早速1000円ずつ投下しました。
100円投信注文
これまで米国投資はS&P500に連動したi-mizuho米国株式インデックスを選好していましたが、保有手数料が0.62%と高いのが難点でした。今回ダウ30連動で保有手数料0.24%という激安投信を見つけましたので、こちらに切り替えてみました。
ひふみプラスは現在最強と考えるアクティブファンドです。

当座は、この2つで毎日積立による待機資金の有効活用を行ってみようと思います。
またレポートします。

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2017
05.29

家族ぐるみで投資の機会が訪れた!

Category: 自分のこと
ゆきだるまです。

皆さんは、家族の理解を得て投資をされていますか?
我が家は微妙です。
だからといって隠れて投資をしている訳でもありません。

我が家の場合、家計は全て細君が管理しており節約・倹約を良としています。仕事の付き合いや趣味、個人的消費は各々の小遣い対応となっており、小遣いの使途は自由で相互不干渉のルールがあります。私の投資もその範囲内で行っています。

細君的にはそもそも投資に興味がない、というよりも元本割れする商品など論外な思想です。私が証券口座を開設したことや遊びで株を初めてみたことは伝えていますが、以後も投資のことが話題になったことはありません。いちど配当通知が郵送されてきた際に、数万円の投資に対して数十円の配当金という内容でしたから、株といってもその程度かといった認識だと思います。

そんな沈黙の日々を破るように、一昨日、細君が突然「確定拠出型年金ってどうなの?」という話題を向こうから切り出してきました。銀行からイデコのお知らせがきていたみたいです。「これって元本割れとかしないのかな。だったら散財しないように貯金をまとめておいた方が良くない?」とのこと。「そうだね、次の説明会行ってみようか」と私。

千歳一遇の時来たり。

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2017
05.28

燃費が良い車に乗り換えるのは得か?

Category: 雑感
ゆきだるまです。

我が家の車は低燃費車ではありません。
リッター当り町乗りで7km、遠乗りで10kmくらいで、今どきの低燃費車に乗ると3~4倍は距離が伸びるようです。(車に詳しくないので適当なところはご勘弁ください。)
節約家の細君が燃費を理由に車の買い換えを時折り提案してきます。はて、寿命が来たのならいざ知らず、燃費のみの理由で車を新車にするメリットがあるのでしょうか。例によって計算をしてみます。

仮に新車300万円が下取り差額で半額の150万円になったとして、これから10万キロ乗るとすると、現行車に乗り続けた場合はガソリン代のみ178万円(7km/L)です。新車に代えて場合は燃費が4倍になったとするとガソリン代は45万円(28km/L)となりますが、車代150万円が加算されトータルでは新車195万円>現行車178万円となりお得ではありません。
車の下取りで半額というのは相当条件が良い場合であり、かなり乗り込んだ場合は数十万円くらいにしかなりません。そもそも走り出した瞬間に新車から価格が数割落ちるという恐ろしい商品です。

結局のところ車は一度決めたら買い換えなどをせずに、乗りつぶすのがコスト的には一番有利だと思っています。

これは投資についても同じことで、ETFの保有手数料が安いとか、株価の伸びが違うとかを理由に買換えなどすると手数料や税金で結局は高い買い物になってしまうことになります。投資銘柄も一度決めたら迷わずに持ち続けるのが吉だと思います。

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2017
05.27

次は何を買おう-ポートフォリオで悩む

Category: 日々の逡巡
ゆきだるまです。

昨日ゼネラル・エレクトリック【GE】社20株を買い増した
安い=配当率が高いという理由でタイミング投資をしてきたのでポートフォリオのバランスもテキトーな感じになっています。

オーソドックスな時価総額で並べるとこんな感じです。

【時価総額配分】
ポートフォリオ20170527(時価総額) 
セクター配分でいくと油関係(エクソンとシェル)が3割(32%)を占めています。
よりディフェンシブなポートフォリオを構築するならヘルスケア(JNJ)とか生活必需品(KO)の割合をもっと増やした方が良いように思います。

短期的に配当利回りを求めるならRDS.B(6.6%)、PFF(6.2%)、AT&T(5.1%)がPERも低くて投資妙味があります。長期配当再投資という視点では今の株価などどうでも良いので配当が減らない限り高配当株にガンガン投資するという考え方もあります。

グループを構成してみると
 高配当低成長 RDS.B、PFF、AT&T
 中配当中成長 XOM、KO、GE
 低配当高成長 JNJ、WFC ※高成長といってもグロースという意味ではありません。

一方でバリュエーションという視点で、時価総額✕PER(株価収益率)という指標を考えてみました。
時価総額✕PERの着想はPER(株価収益率)が高い株は買われ過ぎ=下落しやすいとみて係数的に乗じてみたものです。つまりバリュエーション(下の円グラフの割合)が低い銘柄に投資して下落リスクを均等化するという発想です。(誰も採用していないのでナンセンスかもしれませんが一応私見ということで)

【バリュエーション配分:時価総額✕PER】
ポートフォリオ20170527(バリュエーション) 
これでいくと高配当グループにもっと投資しても良いのではないかとも考えています。
今年のNISA枠はあと3千ドル程度の余地を残すのみとなっています。
当面はバリュエーション配分を意識しながら日々悩んでみます。

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2017
05.26

ゼネラル・エレクトリック【GE】を買い増した!

朝3時に目が覚めたら丁度ゼネラル・エレクトリックが指値27.58ドルで刺さっていました
昨日は同じ時間帯に逃げられていたので少し嬉しいです。魚釣りみたいな感覚です。
こうして記事を書いている間にも株価は落ちています。
GE指値20170526

買い増し状況
ゼネラル・エレクトリック社【GE】
株価27.58ドル✕20株
配当率3.48%(配当額0.96ドル/年)


4月28日に株価29.05ドル✕10ドルで初回購入しており、今回は単純に保有額5.0%下がりの額で指値を入れていたものです。
今回の購入でGE社の株は
取得株数30株
平均取得価格28.07ドル(平均配当率3.42%)となります。

私の黄金銘柄たち(JNJ、XOM、RDSB、GE、KO、AT&T、WFC、PFF)には絶対的な信頼をおいているので、株価が下がれば買い増しを行い配当利回りを高めています。

ゼネラル・エレクトリック社はトーマス・エジソン祖業でダウ30唯一の当初構成銘柄である由緒正しいブランドです。エネルギー産業を主力に航空機エンジン、鉄道、医療機器など幅広く事業を展開するコングロマリット(複合産業体)を形成しています。

最近では産業部門のキャッシュフロー不足で目標株価と配当見込の引下げのアナリスト評価があったことから株価が急落しています。トランプ大統領のサウジアラビア外遊の恩恵で総額150億ドルの商談が成立したという明るい話題もありますが、デンマークの風力発電機器メーカー:LMウインド社の買収を巡ってEU(欧州連合)から規則違反の疑義があるなどまちまちです。

GE社は7月配当なので今回の買い増しも含めて次回配当に期待をしています。

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2017
05.25

S&P500でリレー投資(投信→ETF乗換)は有効か検証してみた

Category: 試行錯誤
皆さんこんにちは ゆきだるまです。

投資信託の最大のデメリットは保有手数料(管理料)の高さです。
そのため投資信託である程度資産が積みあがったら、管理料の安いETFに乗り換えるリレー投資という手法があります。しかしながら投資信託を一旦売却する際に税金も掛るので、損益分岐点が何処にあるのか把握をしてみたいと思います。

対象として、以前からモヤモヤしていたS&P500指数への投資があります。S&P500は海外ETF、国内ETF、投資信託と色々な種類がありますが、今は取り回しのし易さで投資信託を選択しています。年間の管理料が投信0.62%、米国ETF0.04%【VOO】、国内ETF0.09%【1557】で差が歴然としています。

投信とETFの累積管理料比較(投信0.62%/年、ETF0.09%/年(1557想定))
投信・ETF手数料比較(2) 

次に投信→ETFの中途乗換をした場合の経費(管理料・税金)の比較をしてみました。
(表が小さくてスミマセン。拡大してご覧ください。)

(試算の条件)
・初期投資100万円、元本に対し年10%で価格上昇を仮定
・年間の管理料(保有手数料):投信0.62%、ETF0.09%(国内版1557を想定)
・売却税:利益の20.315% ※利益:乗換年の価格上昇分ー累積投信管理料
・売買手数料は無料を想定(投信は元来無料、ETFも買付が1回なので無視できる額)
投信・ETF経費比較20年

【考察】
管理料は投信が圧倒的に高いです。投信→ETF乗換時の売却税も利益が乗れば乗るほど大きくなります
投資期間の設定による違いですが、投資期間を10年とした場合は3年目までに乗り換えを行えば最終リターンは多くなります投資期間を20年とした場合は8年目までに乗り換えをすれば最終リターンは多くなります
NISAを使っていれば5年間は売却税が非課税になるので、利益が出ていれば5年目満期の際に乗り換えるのが一番お得になります。
以上は全てS&P500の価格が順調に値上がりする前提での話であり、値下りした場合、管理料は保有価格に対して係ってくるので投信はWパンチとなるので注意が必要です。
結論としては、S&P500指数への長期投資を考えるなら、NISAは5年、特定口座は3年目位を目安に投信からETFに乗り換えを考えた方が良いということですね。持ちっぱなしはメリットが少なそうです。

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2017
05.24

誰が何と言っても投資信託が好きだ

Category: 雑感
皆さんこんにちは ゆきだるまです。

米国株ブログでは邪道な感じですが、私は投信が好きです。
資産の1/4位は投信で積み立てを欠かさずに行っています。
保有手数料が高いと言われても、それを超えるメリットがあるので今日も投信を続けています。

今日は投信の良いところや悪いところを日頃感じていることを交えて書きます。

1 投信を始めた理由

投資の入門編という感じで、個別株に較べると敷居が低かったからです。
中野晴啓氏の「投資信託はこうして買いなさい」が分かりやすくで、お勧めを4本選んで積み立てたところからスタートしました。
私は何でもそうなのですが、まずはやってみる性格で、信頼できる情報や推薦があればトライをしています。

2 投資信託の良いところ

〇自動的に投資してくれる
これが一番のメリットに感じています。指定日がくると勝手に口座から資金を引き落としてくれます。自分がしなければいけないのは口座の残高を切らさないこと、あとは放ったらかしです。
投資をはじめてみるとこの放ったらかしが実に具合が良い。タイミングを計るとか、価格が気になるとか、「感情」が一切入らないのが凄く良いです。これまでこの感情が失敗の原因になっています。

〇定額を投資できる
私的にはこれも投信の大きなメリットです。「貯金感覚」で毎月1万円とか決めた額を投資できるのが良いです。株とかETFだと「買い物感覚」になるので、こういう買い方ができません。株価が気になると途端に買えなくなってしまいます。特に上昇相場の時などは「買い場」を逃した感じがして駄目です。S&P500に投資する際、ETF(1557)か投信(ブラックロック)かで相当悩みました。保有手数料を考えたらETFなのですが、先月21000円台で買えていたのに、今月は22000円台になっていると損をした気になってしまって、21000円台に戻るまで待つか、となってしまうわけです。S&P500なんて基本上がり調子で下がることはないので、こういう思考回路を持っている限りは定期での買い増しはできません。

〇売買手数料が不要
これも大きなメリットです。私の様な少額投資家にとって売買手数料は馬鹿にはできません。インデックスものは大抵がノーロードなので凄く助かっています。

〇日本円で海外資産に投資ができる
ドルの両替って面倒です。両替手数料が認識できるのも嫌です。楽天証券だと米国株・ETFが円貨で決済できますが、私が利用しているマネックス証券だと事前の両替が必須です。株価と同じように為替相場も気になる方なので円安の時はドルへの両替に抵抗感があります。(結局は日本円で買い付けても為替は介在しますので、すごく気分的なものですが。)
また日本円で買える海外ETFは流動性が気になりますが、投信だとその心配がありません。

〇価格と株数が良く分からない
投信の基準価格と口数は「記号的」で価格を感じさせないため、損した・得したという感情につながりません。

3 投資信託の悪いところ

〇保有手数料(信託報酬)が高い
これが一番のデメリットです。これは相当リターンを圧迫します。最近は手数料の安い商品が色々出てきましたが、それでもETFに較べると圧倒的に高いです。ある程度の額が貯まってきたら同種類のETFに乗り換えも考えています。

〇分配金が再投資されていのか疑問
分配金が自動で再投資に回るのは凄く良いシステムなのですが、そもそも分配金が出ているのか不明です。S&P500ETFだと年率2%程度の分配金が出るはずですが、ブラックロックの投信では設定以来分配金がそもそもゼロとなっています。保有手数料と相殺されているのかもしれませんが、それだと抜き過ぎな感じですね。

〇買付・解約価格が不明瞭
株・ETFと違って即時価格での取引が出来ません。まあ、これは逆に云えばタイミング投資がしたくても出来ないという裏返しでメリットになるのかもしれません。

4 今後の期待

〇保有手数料(信託報酬)の引き下げ
ETF並みにというのは難しいかもしれませんが、各社様の努力を期待しています。

〇楽天証券の100円投資・ポイント活用
5月27日から始まるサービスとのことで、少額投資家にとってドルコスト平均法的な日々の手動積立をするなら凄く良さそうなので、待ち遠しく思っています。楽天ポイントを投資に活用できるのも良いです。アマゾンの利用頻度は確実に下がりますね。

以上、思いつくところを書きつけましたが、総じて云えば投資信託は投資の障害となる感情部分を排除してくれる貴重なシステムだと感じています。今のところは米国株よりも投信の方が遥かに高いリターンを出してくれています。その意味では個別株と投信を上手く使い分けて運用をしていきたいと思っています。

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2017
05.23

大暴落時に平常心を保てるか!?(その4・最終回)

Category: 試行錯誤
 これまで配当再投資による株価暴落の事後対応を検証してきました。

今回は予防(銘柄選定)について考えてみたいと思います。

1 株価暴落に強い銘柄を選ぶ

(1)連続増配当銘柄
まずは配当金がしっかり出せる銘柄を選ぶことです。
配当金が下落相場でのプロテクター(安全装置)となり、上昇相場ではアクセル(加速装置)の役割を果たすことは前回まで検証してきました。事例として取り上げたゼネラル・エレクトリック社【GE】はリーマン・ショックの時に配当を減額しましたが、その後は配当を再度増額したので資産が回復できています。
アメリカには株主還元の意識が高い企業文化があります。増配当を連続50年以上続けている「配当王」と呼ばれる企業、増配当を連続25年以上続けている「配当貴族」と呼ばれている企業が100社以上あります。これら配当王・配当貴族はリーマン・ショックの時でも配当を増やし続けてくれた頼もしい存在です。更に高配当であれば安全装置・加速装置としての効果が高まります。
過去の実績からは次の銘柄が推奨されます。
AT&T【T】(現配当率5.13%、連続増配当33年)、シェブロン【CVX】(現配当率4.06%、連続増配当29年)、エクソン・モービル【XOM】(現配当率3.76%、連続増配当34年)、コカ・コーラ【KO】(配当率3.37%、連続増配当54年)など

ただし、配当王・配当貴族の地位を得ても1/3の企業が中途で増配を停止したので注意が必要です。
(例)ゼネラル・エレクトリック【GE】(32年目で増配停止)、ファイザー【PFE】(41年目で増配停止)

(2)景気に左右されない銘柄
不景気の時は皆が節約モードに入りますが、生活はしていかなければならないので、食料品・日用品・医薬品などの生活必需品の類は需要があり続けま。普段は値動きが少ないため好景気の時は魅力に欠ける銘柄ですが、不況でもコンスタントに売上があるのが強みです。推奨される銘柄としては次のものがあります。
コカ・コーラ【KO】、ペプシコ【PEP】(飲料)、クラフト・ハインツ【KHC】、P&G【PG】(日用品)、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】(医薬品)、アルトリア【MO】、フィリップ・モリス【PM】(煙草)など

下図は10年間の株価チャート比較です。コカ・コーラ【KO】やジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】はリーマン・ショックの影響が比較的小さかったのが分かります。(それでも当時20%程度は下落しています)
リーマン・ショック~現在の株価推移状況
2 分散投資
少数銘柄や個別セクターへの集中投資は下落時のダメージが大きくなります。そのためエリアやセクターの分散がよく効いたポートフォリオを構築することが重要になります。
ジェレミー・シーゲル教授の著書「株式投資の未来」において以下のポートフォリオを推奨しています。

ワールド・インデックスファンド:50%
 米国株30%、非米国株20%
リターン補完戦略:50%(各10~15%)
 高配当銘柄、多国籍企業、高リターンセクター(エネルギー・生活必需品、ヘルスケア)、バリュー銘柄(低PER等)

20年以上の長期投資の場合は債券よりも株式の方がリターンが安定するため100%株式に投資することを推奨しています。
エリア分散として世界の時価相場から米国への投資割合を多めに取ることを推奨しています。

以下銘柄については私見ですが、分散投資を重視するならETFや投資信託の形で持つ方が良いと思います。特に長期保有では保管手数料がキモになるのでバンガード社のETFがお勧めになります。
米国への投資
 トータル・ストック・マーケット・ファンド【VTI】、S&P500ETF【VOO】など
世界全体
 トータル・ワールド・ストック【VT】など
セクター分散
 米国エネルギーセクターETF 【VDE】、米国生活必需品セクターETF【VDC】、米国ヘルスケア・セクターETF【VHT】など
個別株式での分散
 高配当、多国籍、高リターンセクター(エネルギー、生活必需品、ヘルスケア)、バリューを兼ね備えた銘柄としては次のものが王道だと思います。
 エクソン・モービル【XOM】、コカ・コーラ【KO】、P&G【PG】、フィリップ・モリス【PM】、ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】など

株式投資をしていて一番楽しいのは銘柄選びとその配分だと思います。
こうした予防を楽しみながら行って、あとは暴落が来たら配当再投資を心がけるという風に考えています。
大暴落4回シリーズはこの辺で終わりにします。長々とお付き合いいただき有難うございました。
 
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2017
05.22

大暴落時に平常心を保てるか!?(その3)

Category: 試行錯誤
株価が大暴落しても配当金の再投資が資産回復に有効であることを前回確認しました。
ゼネラル・エレクトリック社【GE】の場合、サブプライム~リーマンショック時に株価が最大で85%下落し、配当金が1/3に減額されましたが、配当金を再投資することで8年目に元本の水準を回復できています。一方で何もしなければ現時点でも元本を回復できていません。

今回は回復までの期間を更に短縮できないか検討してみます。
前回は配当金のみで再投資を行うケースを検討しましたが、今回は再投資時に追加資金を加えてみます追加資金は元本1千万円に対して1%の10万円(1千ドル)程度で試算してみました。

【試算結果】
追加投資をすると資産回復スピードが更に速まります。
1千万円の初期投資額に対して1%の追加投資10万円を各配当金に加えて再投資をした場合、6年で資産額が元本額まで回復しています。(追加投資なしの場合は8年)
更に追加投資額を増やすと回復力も連動して高くなっていきます。
GE配当再投資試算(2)
GE配当再投資比較表

【考察】
追加投資ありのケースでは2009年3月の大底時までに保有株数が大きく増加しています。これがジェレミー・シーゲル教授の云う「上昇相場のアクセル」となります。つまり株価下落中に安く・多くの株を取得しておくと、上昇相場に転じた時にリターンを押し上げる加速装置になるということです。いわゆる「ナンピン買い」というものですが、株価の回復が見込める場合は非常に有効な戦略となります。
逆に株価回復の見込みがないのにナンピン買いをすると損失が拡大するので注意が必要です。そのため繰り返しになりますが配当再投資を行う場合は財務体質が強固な超優良大型企業を選ぶことが絶対条件になります。

まとめとしては、大暴落に直面しても、狼狽売りをしたり思考を停止して放置するのではなく、株価と配当の復活を信じて、配当金を再投資に回すこと、更に余裕があれば追加投資も行って保有株数を増やすことで良い結果が得られるということです。

理屈では分かっても現実に直面すると冷静な行動は難しいかもしれません。それでもこうして知識として蓄えておくことで何時か役に立つ日がくると考えています。

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