2017
09.30

【童話】金の卵を産むガチョウの話

Category: 投資哲学
ゆきだるまです。

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イソップ童話
「金の卵を産むガチョウ」の話があります。

むかしガチョウを飼って、その卵を売ることで生計を立てている男がいました。あるとき一羽のガチョウが金の卵を産むようになります。その卵が高く売れるので男は一日一個では満足できなくなりました。たくさんの金の卵が欲しくなってガチョウの腹を裂いてみます。するとガチョウは死んでしまい、金の卵も手に入らなくなりました。というお話です。

結論は「欲をかかずに一日一個の金の卵で満足していれば良かった」ということです。

実社会でも同じことがよくあって、「金の卵」を生んでいた、若しくは、これから生むかもしれない者を駄目にして、金の卵を得られなくしてしまうということがよくあります。少し前にメディアを騒がせていた若者の過労死問題などが典型的な例です。覆水盆に返らず」の格言に照らせば無理なリターンを得ようとして全てを台無しにしてしまうことがないようにすべきでしょう。

株式投資の場合は、配当という金の卵を気長に得ていくのが長期投資の王道だと思います。金の卵を得るだけ得てから一番最後にガチョウ(株)も高値で売るのが最も美味しい方法ですが、逆に云えば金の卵を産まなくなったガチョウは早く見切って売ってしまった方が良いわけです。いちばん悩ましいのが、ガチョウを何時、幾らで売るかということでしょう。長期投資の場合はガチョウを売ることが前提になっていないので、売却のルールは予め決めておき機械的にこれを実行していくようにしておきたいものです。感情が介入すると大体において良い結果が得られないことが多いようです。

本年5月に孫社長から「ソフトバンクは金の卵を産むガチョウ」という発言がありました。これは「ソフトバンクというガチョウは2兆円の借金をエサに17兆円の株主価値という金の卵を実現した」という意味で使っていたようです。若干の違いはあれども金の卵は産み続けてこそ価値があるので、ガチョウは大事に育てていってほしいと思います。

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2017
09.28

大型減税起動で投資環境の潮目が変わる

Category: 観測
皆さんこんにちは ゆきだるまです。

トランプ減税がいよいよ実現します。米国内の法人税率を35%から20%に引下げで、レーガン政権以来の実に30年振りの大型減税になるとのこと。また企業の海外所得を米国に戻す際の課税も原則取りやめるため、米国内に資本が還流しやすくなり国内でのインフラ投資や雇用が活発になる見込みです。

政権発足以来、何かと議会と衝突して公約実行が棚上げにされてきましたが、減税に関してはようやく議会との合意をみた模様です。また年内の利上げ観測と相まって、為替は一時的に113円台をつけるなどドル買いが行われ、金融株に買いが集まっています。

【ゴールドマンサックス株価・前日比+2%】
GS株価20170927 

さて、投資環境でみた場合に何が変わるのか、というと企業が国内課税を回避して海外に留保させている2兆6千億ドル超の利益がユーロや円の形からドルに転換されて本国に還流してくるため、全面的なドル高になることが推定されます。実際に前回のレーガン政権が実施した大型減税(2005年限定)の際には、102円台から121円台まで20円/ドル規模のドル高が発生しました。

ドル高・円安になるとドル建て保有資産の含み益が増える一方で、新たなドルの資産の買い付けで目減りがあるなど、為替的なメリット・デメリットが生じます。私の場合はこれからまだまだドル資産を増やしていきたい身の上でありますので、ドル高は正直言って抵抗感があります。

長期投資でみれば為替変動はプラスマイナスが平準化されていくのでこだわるべきではない、とするのが外国資産投資の一般論となっていますので、淡々と買い付けを進めていくのみです。

現在は来年のNISA枠での本格買付けのために投資資金の充電中であり、短期的にはこれからの為替増を見込んでダウ30やS&P500など為替と連動した投資信託を活用して待機資金の利殖を図っていこうと思っています。

それでは

 
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2017
09.26

【展望】米通信業界の近況ウオッチ

Category: 【T】AT&T
皆さんこんにちは 雪だるまです。

米通信業界はいつも話題豊富ですね。私はAT&T社株を保有していますが、競合他社の動向が気になりますので最近の状況を適当に綴ってみます。

1 スプリントとTモバイルの合併話し

スプリントは週末にグワっと上がった株価がまた急落しています。
S株価20170925 

これは沈んでいたTモバイルUSとの合併案が再浮上してきて一瞬株価が上がりましたが、スプリントへのプレミアム(上乗せ価格)なしとの報道が出ると急落しました。

米国通信業界はベライゾンとAT&Tがダントツの2強で、TモバイルUSとスプリントが大きく間をあけて続くでしのぎを削っています。これがTモバイルとUSスプリントが合併すると、かなり良い感じで3強目が誕生することになります。
加入者数時価総額
ベライゾン1億4574万人1980憶ドル
AT&T1億3486万人2350憶ドル
スプリント+TモバイルUS1億3002万人920億ドル
*加入者数は2016年末の数値

投資家サイドとしては不毛な価格競争が沈静化するのではないかと期待をしていますし、規制当局からすると競争原理を常に働かせておくべく現状が望ましいとしているようです。2014年に同じ統合話しが出たものの、価格面での折り合いと当局の承認の見込みがたたずに断念しています。今回はソフトバンクが譲歩して合併後の主導権はTモバイルがとる方向で調整に入った模様で、早ければ10月中旬に一定の見通しがでるようです。最終的には当局承認が下りるか否かが焦点となりますが、2011年にAT&T社がTモバイルUSを買収しようとして反対された経緯もあるので、予断は許されません。

2 新型 iPhone登場

9月22日にiPhone8が発売になりました。全面ガラス張り、ワイヤレス充電など新機能が満載ですが、売れ行きがイマイチでアップル社の株価は急落しています。
AAPL株価20170925 

通信各社とも売り込みに必死で、AT&Tは2台買うと1台はタダとしてみたり、スプリントは旧型機と無料交換をするなどのサービスを実施しています。

スプリントはベライゾンに身ぐるみをはがされないよう呼びかけているのが笑えます。
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11月3日は続くiPhone Xが10周年記念モデルとして発売になります。この10年間はアップルがスマホ市場をけん引してきましたが、ハード、普及率ともに一定レベルに到達した成熟市場に変貌しています。これから先は従来の延長線上にない全く新しいシステムに移行しない限りは爆発的な伸びは期待できないかもしれません。

3 これからの展望

当面は5G(第5世代通信サービス)が新しい技術の扉を開けるものとして期待されています。5G時代の到来でインターネットと生活の結合がますます強くなり、超高速通信の技術によってビックデータの活用、IoT(モノのインターネット)、自動運転、VR(ヴァーチャルリアリティ)、遠隔操作等々が実用レベルで可能となります。

2020年導入の目標に向けて、通信各社は5Gのインフラ投資に余念がありません。ベライゾン・AT&Tは今年中に試験運用を開始したいとしています。Tモバイルとスプリントが手を組むのも5G化の波に乗るための体力強化でもあります。また高速通信時代にふさわしい映像コンテンツの配信がサービスの価値を向上させるため、AT&Tのタイムワーナー社買収など各社とも映像メディア産業の取り込みに躍起になっています。

通信業界は消費者に身近なところで技術革新を続けているので、これからも話題には事欠かないことでしょう。個人的にはAT&T社株を保有していますので、これからもAT&T目線で通信業界をウオッチし続けていこうと思います。

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2017
09.24

【検証】配当で暴落をケアできるか(ファイザーを事例に)

皆さんこんにちは ゆきだるまです。

ファイザー【PFE】はダウ30銘柄で世界最大の製薬会社です。第二次世界大戦中のペニシリンやバイアグラの開発、新薬開発会社を丸ごと買収する「ファイザーモデル」で知られています。2017年8月末現在で世界時価総額ランキング28位の企業です。

そんな超が付く大企業であるファイザーもリーマンショックの時に41年も続けてきた連続増配当を停止しています。つまり配当貴族の座を降りたわけです。

ファイザーの株価と配当の推移をグラフにまとめました。(データ出典:yahoo finance)
PFE株価と配当推移
棒グラフの配当は2009年5月の配当で1株0.32ドルから0.16ドルに半減させています。折れ線グラフの株価を表していますが、2009年3月2日に11.62ドルの大底を付けています。史上最高値の50.04ドル(1999年4月12日)から77%の下落となりました。現在の株価が36ドルなので当時の最高値の2/3程度しか値を戻していません。

さて、今回は1999年に最高値の50ドルで株を掴んでしまった人の末路を検証してみたいと思います。リーマンでの最下落と配当半減の洗礼を受けても、この株を持ち続けているとどうなるか。

ここでは配当の存在に着目して「配当のみでどこまで損失が回復したか」、更には「配当を再投資した場合はどうか」の二点について検証をしてみました。

【検証結果】
PFE資産リターン比較
①の資産額ですが、単純に株価だけみると最高値(左端50ドル)から現在(左端33ドル)で2/3程度までしか値を戻していません。

②は配当のみを積上げて株価下落分をカバーすると9割程度まで回復をしています。

③は配当金が出る毎に機械的に再投資(同株の買い増し)を行った場合、2016年8月に株価下落分をクリアしています。その後、株価が2割弱下落していますので、現在でほぼトントンといったところです。

せっかくなので、配当再投資の過程をお示しします。

【配当再投資の計算手順】
・1999年4月の最高値の時に10万ドルを投資して2千株を取得(計算の便宜上株価は49.99ドルで設定)
四半期の配当毎に同日株価(終値)で株を買い増す(特定口座を想定)
 (配当税は米国内10%+日本国内20.315%、手数料は現証券3社の額を適用)
・お釣りは次回買い増し時に補填して買い増しを続ける。

PFE配当再投資(計算表)

【考察】
41回目の配当再投資の時に配当金が半減していますが、直前の40回の時が株価最安・配当最高の一番の買い場となりました。配当再投資を機械的に行うメリットはこうした買い場を逃さないということにあります。70回目の配当時に原投資額の10万ドルを超えました。
回復まで実に18年、当初の2千株に対して1千株近い買い増し、税引後の受取配当額も当初の100ドルから7倍近く(配当の伸び率は4.6倍)になっています。
配当は単純に受け取るだけでなく、戦略的に再投資をすることで回復力を高めることが分かりました。

この試算を行う中で配当に係る税金と株の買い増し手数料が大きなウエイトを占めることも分かりました。
 配当税の合計 10,872ドル(原投資額の1割程度)
 手数料の合計   400ドル(原投資額の0.4%程度)
実際は損失に伴う税控除があるのでその分のリターンは早くなると思います。

※ゼネラル・エレクトリック(GE)で同様の試算を行っているので過去記事をご参照ください。
 「大暴落時に平常心を保てるか!?」

【まとめ】
こうした試算をしてみると大暴落時の優良高配当株の強さを感じますね。ファイザーはリーマン前から長期にわたって下落を続けていますが、世間的に大暴落といわれる2007年のサブプライム問題から翌年のリーマンにかけての下落率はそれほど大きくはありません。ゼネラル・エレクトリックもそうですが、リーマンショックの様な株価と配当の両方が大打撃を受けたドン底でもに冷静淡々と株を買い増していけるかが勝負の分かれ目になると思います。それにしても18年は長いですね・・・

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2017
09.22

【毎月配当】優良高配当株のカレンダーを作ってみました

Category: 情報
ゆきだるまです。

米国株投資の楽しみの一つに配当金があります。

日本株と違って四半期(3ヶ月)毎に中間配当があって、連続して増配当を行なう企業が多く、配当金をしっかりと出すことが米国企業文化の大きな特徴だと云えます。

我々投資家が利益を得るには、株の売買によって差益を得る方法(キャピタルゲイン)と配当を得る方法(インカムゲイン)があるわけですが、何よりも配当金は企業から直接支払われるため投資している実感があります。

ジェレミー・シーゲル博士は著書「株式投資の未来」で、企業が株主に利益を還元する方法として「配当」と「自社株買い」の二通りあるなかで、利益に課税が行われない点で自社株買いが望ましいとしつつも、投資家にとっては目に見える「配当金」を重視する傾向があると述べています。

すなわち配当金が企業と投資家をつなぐ信頼のバロメーターとなっているわけです。そのため米国企業は経営が苦しくても配当は減らさないよう努力をしています。この点が日本の企業と大きく違うです。

我々投資家にとっても様々な要因で上下する株価は非常に不安定で利益を読むのが非常に難しい。一方で配当金は先の事情から増えることはあっても減ることは少ないため、投資計画が立てやすくなります。

さて、投資の果実として、この配当金をお小遣いの様に毎月得ていきたいと考えます。そこで、高配当銘柄に着目して配当月毎のカレンダーを作成してみました。これらはS&P500の中でも時価総額が高い企業の上位100社をまず選定し、配当率が3%以上(2017年9月20日現在)のものを抽出しました。〇印が配当月で、太字の銘柄は連続増配当が25年以上、すなわち配当貴族銘柄を示しています。

【配当カレンダー】
配当カレンダー星取表20170920

表をみていただくと、3,6,9,12月に配当が集中しています。一方で年末年始にかけて配当が不規則なものもあり、1月は配当の銘柄が少なく、配当貴族もありません。

こうしたスクリーニングをかけたのも、配当率が高いだけならば、業績が悪く株価の低いものの中にもたくさんあります。ここでは長期にわたって配当が確実視できるものとして時価総額、連続増配当年を指標としました。特に連続増配当は企業の業績と株主還元の姿勢をみる良い指標となるので注目したいところです。

ここで注意したいのは、増配当を連続25年以上行っている「配当貴族」と呼ばれる銘柄は米国に100社以上ありますが、その陰には配当貴族の称号を得たにもかかわらず、中途で増配停止又は減配に転じた企業も50社近くあって、配当貴族の生存率は2/3程度となっています。
 
【配当貴族のうち増配を停止した銘柄リスト】
王族増配停止リスト20170331 

ファイザーなどは41年も増配当しておきながら、リーマンショックが乗りきれずに没落しています。ゼネラル・エレクトリックも32年の増配当歴を持ちつつ、やはりリーマンショックで沈んでおり、いまだ完全復活には至っていません。

最後に毎月配当を目指して個別銘柄を選定していくのも良いのですが、もっと楽に毎月配当が得られる銘柄があります。

 PFF(米国優先株式ETF)

このETFは、年率5.63%で毎月分配金を出していますので、配当を重視される方は、当銘柄を選好いただくのも一考かと思います。

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2017
09.19

少額投資家は投資信託から始めた方が良い理由

Category: 試行錯誤
少額投資家のゆきだるまです。

皆さんは、投資は幾らから始めましたか?

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私は百万円から始めました。ちょうど小遣いが百万円というキリの良い数字まで貯まり、ただ寝かせておいても無駄な感じがしたので資産運用の扉をたたいてみたわけです。当時の百万円は自分的には非常に大金であったのですが、いざ投資の世界を覗いてみると極めて少額、百万円で何するの?っていう雰囲気を感じました。

投資を始めるには元手になる資金がある程度あった方が良いのは間違いありません。そのために今回は投資信託を上手に使って本格投資に向けた資金をつくる方法を考えてみたいと思います。

■投資に元手が必要になる理由

単純な話として、投資はリターンを求めるものなので、投資額が大きいほどリターンも大きくなります。例えば百万円の投資に対して年利5%だとリターンは5万円ですが、1億円では500万円になります。比較すべきはパーセントではなくて金額です。つまり同じ5%の利回りでも元手が少なければお小遣い程度のリターンですが、1億円ならば普通の人の年収くらいになります。世間では「億り人」が羨望の眼差しを受けるのは、資産が1億円あれば働かずに投資利回りだけで生活ができるようになるからです。

次の理由として、売買手数料の問題があります。元手が少なければ手数料の占める割合が多くなります。例えば米国株を買う場合、マネックス、SBI、楽天各社とも今や売買手数料が同額(5.4ドル(税込)かつ売買額の0.45%)ですので、手数料負けしないためには逆算すると1回当り1200ドル(約13万円)以上の売買をしなければなりません。個別株では複数銘柄への分散投資も必要になるので、例えば一般に推奨される20銘柄以上の分散投資という話になると買付け総額で260万円の用意が求められます。

米国株投資家の間では配当再投資が高リターンを得る有効な手法だと云われていますが、持ち株が少なければ配当金も少なく、追加投資をしなければ株の買い増しすらできません

ちなみに効率的な再投資ができる配当金は1回当り1200ドル(約13万円)以上だとすると、例えば毎月配当(分配)金が出るPFF(米国優先株式ETF、実質年分配率4%程度)のケースで36万ドル(約4千万円)以上のETFを保有していれば、最強最速で配当雪だるまを転がすことができます。四半期毎に配当の通常の株式、例えばAT&Tなど1銘柄当り9万ドル(約1千万円)以上の株をもっていれば理想的な配当雪だるまが完成します。

以上が投資に元手が必要な理由です。手数料はその後の勝ち負けに関係なく発生しますし、確実にリターンを圧迫するので手数料の最小化は必要です

■次に元手を得るためになぜ投資信託が有効なのかについて説明します。

ここでの投資信託の活用は本格的な投資資金が貯まるまでの預金先として考えます。つまり長期保有ではなく、数カ月から数年の短中期保有程度に使用します。

こうした使い方に投信が有利なのは、①売買手数料無料(ノーロード)の商品が多い、②少額(100円)から定額での買付けや積立てが可能、③ファンドによる分散投資の三点です。①②は貯金感覚でいつでも好きな時に好きな金額を貯蓄(積立)ができること、③はS&P500等のインデックスへの投資で手堅いリターンが期待できることが挙げられます。

特に将来、米国株・ETFに本格投資を考えている方は、投信ではS&P500連動型を選んでおくと良いかもしれません。年率10%くらいで価格が上昇していますし、S&P500は米国市場そのものなので、乗換時も相場とのズレが少なく移行できる可能性が高いです。乗換時に投信価格が下がっていれば、米国相場も下がっているということです。

この方法のデメリットを挙げれば、乗り換え時に利益が出ていれば2割が課税されることですが、現金で持っていれば収益はゼロ、一方で利益が出ていれば課税されても必ずプラスになります。貯金段階で得られた運用益なので快く納税しましょう。

また、投資信託は保有コスト(信託報酬)がETFよりも高いというデメリットもありますが、短中期で手放すので神経質にならずとも良いかもしれません。ただし、乗換時に投信価格が買い値を下回ってしまうと税金はかかりませんが、保有コストは常に発生しますので、その時は運がなかったと思って諦めましょう・・・

S&P500を対象にした投信はifreeが信託報酬(年0.225%税抜)が安くてお勧めです。これまではi-mizuhoのものしかなく、年0.57%(税抜)に較べれば格段に進歩しました。加えて9月末には全米株式を対象にしたVTI(バンガード・トータル・ストックマーケットETF)の投信版が登場して更に信託報酬が安くなる見込みです。

投信を使った預金で更に利殖を進めたければ、資金の2割程度を目安にジェイリバイブⅡ(1年リターン51.04%)ひふみプラス(1年リターン39.60%強)などの好成績なファンドにも投資してみるのも一興です。この2つは日本の中小企業株を対象にしたアクティブファンドですが非常に優秀な成績を収めています。短期的には下落する可能性もあるので保有期間、相場動向はよく考える必要があります。
ひふみ・ジェイリバ・SP500比較(1年)

最後に、少額投資家の強い味方はマネックス証券のNISA口座の利用です。NISAなので配当や売却益が非課税になるとともに、証券会社の計らいで米国株の買付手数料をキャッシュバックしてくれています。私もそうですが、少額投資家が個別株の配当再投資を行うには、マネックス証券のNISA利用が不可欠です。

いつから投資をはじめるのかという議論はよくありますが、実際の相場に身を置いた方が様々な経験と知識が身に着きますので、私としては思い立った日が吉日だと思っています。

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2017
09.17

【HRL】SPAMバーガーを応援しよう!

前略 ゆきだるまです。

フレッシュネスバーガーでスパムバーガーの生き残りを問うキャンペーンをやっています。店側では自信メニューなのに売上が最下位なので、10月3日までに売上ランキング8位に入らなければ販売を終了するとのこと。

スパムバーガーキャンペーン

スパムバーガーはホーメルフーズ社【HRL】製の缶詰「スパム」をスライスしてバーガーの具としたもの。更に云えば「スパム」とはコンビーフの豚肉版、腸詰にするとソーセージになるところを缶詰にしたものがこれで塩味強めのポークパテといったところ。平切りにして焼いて食べると結構おいしい。ホーメル・フーズと云えばスキッピーというメチャ甘のピーナッツバターも懐かしく、どちらも我が家で見かけたアメリカ野郎どもといった感じでしたね。
「スキッピー」の画像検索結果

スパムの歴史は古く1937年に誕生。はじめは「Spiced Ham(スパイスド・ハム)」という名前でしたが、売り上げがイマイチだったので「SPAM(スパム)」に改名。携帯性、保存性に優れていたため軍用食に。大戦中は連合軍全体の常食となり後に敵対するソ連軍にも大量に配給されました。フルシチョフ書記長はスパムがなければあの大戦でソ連は生き残れなかったと述懐するほど。英国軍では毎食繰返されるスパムに嫌気がさした兵士が多く「昨日もスパム、今日もスパム、明日もスパム、明後日もスパム、スパム、スパム、スパーム!・・・」このことからスパムは嫌なことを繰り返すことの代名詞になり、今日の「スパムメール」の語源になったそうです。

日本では戦後、米軍の放出品が沖縄に大量に持ち込まれ、目玉焼きを添えたポーク定食、小さく切って炒めてチャンプルー、おにぎりやサンドイッチに挟み込み、などなど今や沖縄の郷土料理の一部として大活躍。その後、デンマーク産チューリップ印などのポークランチョンミートがライバルとして登場し、地元ではこれらを総称して「ポーク」と呼んでいます。

さて、ホーメル・フーズ(HRL)社についてです。HRLは1891年創業の食品会社でミネソタ州オースティン市にあります。堅実な経営で知られ、当社の株価は着実に伸びています。2016年の初めころに大きく下落していますが、株価が割高だった上に決算が期待値に届かなかったことが原因のようです。超老舗企業ですので株価が高騰したら用心したほうが良さそうですね。それでも長期でみると食品系の代表選手コカ・コーラ(赤線)やS&P500指数(緑線)を凌駕するリターンを示しています。

HRL株価推移

次に配当ですが、増配歴51年の「配当王」銘柄!何とも美しい放物線を描いて上昇しているではありませんか。社の強いこだわりを感じざるを得ません。
HRL配当額推移

業務実績の方も見てみましょう。業績は基本的に右肩上がりで文句のつけようがありません。
                  単位:百万ドル
HRL業務実績 

投資関連情報です。

 株価:31.38ドル
 PER:18.67倍
 ROE:21.08%
 配当:0.68ドル(配当率2.20%) 
 EPS:1.62ドル(配当性向41.98%)

50年も増配当してきて配当率2.2%というのは少ない印象ですが、配当性向が42%と低めなので超がつくくらい慎重に配当が行なわれてきた感じです。そのため配当余力は非常に大きく残されています。自己資本比率72.98%、フリーキャッシュフローも十分にあり安定した経営です。

何気に話題に取り上げた銘柄にしては非常に魅力的です。業績が安定していて長期投資向きです。株価も現在は割高感のない水準にあります。購入時の配当利回りが低いのが難点ですが、配当の成長が大きくて5年間で2倍に成長しているので持ち続ければ旨みが熟成されていく感じで、そうした意味でも長期投資向きの銘柄ですね。

若干の心配を云わせていただければ、ホーメル・フーズ社の加工食品は健康には良くなさそうなことです。スパムをとってみても高塩分、高脂肪、添加物の三拍子が揃っています。今後、世界的な潮流として健康志向が高まれば製品改善を余儀なくされるかもしれません。良くも悪くも大量消費時代に作り出された食品の面影を色濃く引きずっています。

米株の買い付けは来年のNISA枠がはじまるまでお預け状態ですが、私の保有する生活必需品銘柄が今はコカ・コーラ社しかありません。第ニ選目としてホーメル・フーズを候補にしていこうと考えています。

話を冒頭のスパムバーガーのキャンペーンに戻します。この前フレッシュネスバーガー店内で食べてみた感想です。目玉焼きとトマトと一緒に焼いたスパムがソースとともにバンズに挟み込んであり、唸るほどの美味さではありませんが、じわっと効いてきて癖になる味というか、たまに食べたくなる味かなという感じです。アーリーアメリカン調の店内でコカ・コーラと一緒にオーダーすると、アメリカ気分を満喫できること間違いなしです。

スパムバーガーの復活キャンペーンは10月3日までです。アメリカ食文化を是非体験してみてください。

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2017
09.14

【回想】投資を始めてから変化があったこと

Category: 雑感
前略 ゆきだるまです。

日刊を改めたことで、少しのんびりとブログを書いてみようと思います。

皆さんは、投資を始めてから心境や身辺のことで何か変化がありましたでしょうか。私はこの二年弱で大きな変化がありましたので、それを綴ってみたいと思います。

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まず第一に、経済に興味を持つようになったことが挙げられます。

仕事が技術系のため、この年になるまで経済を語る機会もなく過ごしてきました。ニュースで流れる話題も今思えばどこか他人事だった気がします。ところが身銭を切って株を買うと、急に色々なことがリアルになって、余りの不勉強さに愕然としつつも、素直な興味が沸いてきて勉強をするようになりました。これは結構、感動的な出来事でありまして、人間いくつになっても新鮮な気持ちで学べることはあって、人生もまだまだ捨てたものではないなと実感した次第です。

最初はチャートの上がり下がりを理解するためテクニカル分析の勉強などをしましたが、正直言って目の前で上下する相場に対峙する能力がないことが分かりました。元来が理屈っぽいところがあるので、ファンダメンタル分析の方が面白いと思うようになったわけです。とはいいながらも、決算書ひとつ読み方が分からないので、独学をしてみたり他人の受け売りをして知識を増やしていっているのが実態です。

そして、株主というものになってみると、投資額は少ないながらも会社の経営が非常に気になる。投資の第一目的がリターンですから、利益が拡大していく見込みがあるのか、組織運営は効率的に行われているのか、今の仕事とは全く別次元の経営者的発想を持つようになったのが意外でもあります。


二つ目の変化は、節約をするようになったことです。

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我が家では家計の管理は上さんが一手に行っており、私の自由にできるお金は月々の小遣いだけです。これまで小遣いを貯めるという発想も習慣もなかったので、あるだけ使って月末にはすっからかんという生活でした。たまに大きな買い物をしたくなると渋面の上さんを口説いていた有様です。

今思えば、本当に無駄なものにお金を使ってきました。敢えて高額なものを選ぶ趣味の道具、歩けば良いのに交通機関の利用、昼夜の外食と呑み会、おやつの類、買ったのに手もつけない本やDVD、衝動買いに近いガラクタ集め・・・

ところが投資をはじめてみると、何とかして投資資金を捻出したいと思うようになるもの。また少ないながらに配当金が出ると再投資に回したり、毎日チャートを眺めて株価の成長を追っていると無駄遣いは自然と改まるようになりました。確実な投資といわれるS&P500指数への投資でも、一日に直すと平均で0.05%程度の非常にゆっくりとした成長なのです。

節約の意識づけに役立ったのが、エクセルを使っての投資記録簿の作成でした。成長の過程を客観的に見たいと思って、両替から株の売買、配当金の受領に至るまで詳細に記録をつけています。お小遣い帳に似ていて資金全体を掌握するようになると収入の最大化、支出の最小化の思考が身につきました。

最近はやりの「末路本」にあるように、宝くじで一億円当たった人間の末路は、不意の大金獲得で人生を狂わせる人が非常に多いとか。苦労せずに得たお金は無くなるのも早いものです。

一方で長期にわたって投資を行ってきた人は、お金の大切さを知っているので、同じ一億円を手にしても浪費したりなどはしないでしょう。ウオーレン・バフェット氏を始め、真の投資家と呼ばれる方々の生活は本当に質素です。私も倹約ぶりでは偉大な投資家の仲間入りが出来るところまで浪費癖が改まったように感じています。


最後、三つ目の変化はブログを書くようになったことです。

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投資というのは孤独な趣味です。私の場合、家族や職場の同僚とは決して語り合えない環境にあります。そんな寂しさを紛らしてくれたのがブログの世界でした。私と同じ境遇の方々がいかに多いことか。元来が面倒くさがりで筆不精な者がブログの世界に入っていったのも共感をより強く得たかったからです。

投資スタイルは人それぞれです。私も投資記録簿をつけたり自分なりの投資手法を実践したりしていると、どうしてもそれをお披露目したくなる、そして同好の士からご意見をいただきたくなる、こうした現実世界では得られないネット上のコミュニケーションに深く耽溺している次第であります。

これまでは日刊を目指して書き散らしてきましたが、これからは投資日記的にブログを綴っていくことが出来たらと考えています。


以上、長くなりましたがお付き合いありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
 
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2017
09.12

【戦略転換】休むも相場なり

Category: 投資方針
ゆきだるまです。

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今年のNISA枠を使い切ったので、来年に向けて少し戦略を変えてみます。

正直いうと来年の資金調達は今年よりも厳しくなります。原資の小遣いが増える訳もなく、日々の節約のにも限界があるからです。どうしたら良いかというと、手持ちの資金を増やすしかありません。

幸いにして年末までの小遣いや配当金が財源として見込めます。投資信託を活用した日々の少額貯金は続ける傍らで、少し現金(ドル)を増やしていこうと思っています。

巷では株価の調整局面の到来が噂をされています。大幅下落の波が年内に来るなら、それに乗って行こうと思います。手数料はかかりますが、とりあえず今年は特定口座で買っておいて来年中にNISAに乗り換えるという戦法です。

買ってから更に株価が下落すると悲惨なので、超優良高配当銘柄を対象にします。そうすれば、株価が回復しなくても配当金である程度はカバーできるからです。

先に完成した2017年のNISA玉も大きな損害を受けますが、これはホッタラカしておくしかありません。NISAは当該年で完結してしまうため、後年のナンピン配当再投資で保有株価を下げることができないからです。

大型の調整局面が来なければ、来年買付けのための現金(ドル)を粛々と蓄積させていくだけです。


【お知らせ】

このブログは本年2月19日から今日まで毎日更新してきました。通算206号です。このたび相場をお休みするとともにブログの更新頻度も見直します。大体週2回(中日と週末)を基本に、書きたいことがあれば不定期に発信します。これまで締切に追われるように短編のブログを刹那的に書き連ねてきましたが、これを機会に少し落ち着いて長めのモノも書いてみたいと思います。

ツイッターでブログの更新情報などを流しますので、ぜひフォローしてみてください!

Twitter:ゆきだるま@試行錯誤の投資生活

それでは
 
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2017
09.11

【2017年NISA】実配当利回り3.8%の雪だるま完成

Category: 運用状況
ゆきだるまです。

9月8日金曜日夜にAT&T51株を買って今年のNISA枠を使い切りました。
時価総額9,588ドル米国株式雪だるまの完成です。

この雪だるまの名目配当利回りは4.2%、税引き後の実質配当利回りは3.8%です。資産構成20170908 
株価的には投資額9,755ドルに対して時価では雪だるまの大きさが1.7%縮んだ形になります。NISAは年単位で構成されるためこれ以上追加投資することはできません。自力で時価総額と配当が大きくなるのを見守るだけになります。

NISAの隠れた効用としては年間120万円の枠を使い切る義務感にかられます。私のような少額投資家は四苦八苦して自ら課した義務に則って資金調達をしてきました。

隠れた効用の2つ目として、NISAで使える枠は一度限りなので、買った銘柄はホールドしていようという気持になります。そのため、無駄な売買をせずに済んでいます。

更にマネックス証券のNISAでは米国株の買付け手数料がキャッシュバックとなります。買付け手数料だけで103ドルかかっていますので、投資額に対して1.1%の節約となっています。配当金に関しても日本国内税の20.315%は非課税(米国内10%課税は発生)となりますので良いことづくめです。

これから先、年間4%近い配当がこの雪だるまから産まれてくると思うとワクワクしますね。

2018年は新しいNISA枠が割り当てられるので、新春から新たな雪だるまを拵えることになります。今年はポートフォリオの均等配分を目指してみましたが予定どおりにはいかず、これから年が経つにつれて配分はますます不均衡になっていくので、来年は来年で買い方を考えていこうと思っています。

それでは

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