FC2ブログ
2017
12.31

【投資成果】2017年の総括、リターンは何とか10%超えました

Category: 運用状況
 ゆきだるまです。

2017年の一年間の運用状況を総括します。

【全体の運用状況】

総リターン:18.38%(総利益額331千円/原資1,800千円)
運用利益 :331千円前月比21.56%増
 ※為替112.67円/ドルで計算

【1年間の動き】

年間リターン:10.47%(年間利益188千円/原資1,800千円)
追加原資:800千円(月平均67千円)
・両替:6,474ドル(平均111.96円/ドル)
・配当収入:292ドル(米国株式)、42ドル(VT)、922円(日本株式)


【資産運用額推移】 単位:万円
2017年運用成績01

【全資産ポートフォリオ】
2017年運用成績03 

【米国株式ポートフォリオ】
2017年運用成績04 

【ドル資産配当累計】
2017年運用成績02

まとめ


12月の1ケ月間で米国株が息を吹き返してくれたため、年間リターンが10%の大台に乗せることができました。投資を始めて2年で総計18%超でしたので、それなりに投資成果を実感しています。

米個別株を本年から本格スタートさせましたが、今年はハイテク株優勢で、当方が所有するディフェンシブ株のリターンは今一つ、特にエネルギーセクター(XOM)と電気通信セクター(T)は冴えない一年でした。とりわけゼネラル・エレクトリック(GE)の減配・暴落は個別株のリスクを痛感する事件でした。

個別株は高配当銘柄を選好したため総合配当利回りは3%を超えました。配当再投資による複利の雪だるまづくりを行いました。引き続き高配当銘柄への追加投資を進めます。

VT(国際インデックス投資)が意外にも大当りでした。年間リターンはS&P500指数を上回る成績でした。インデックス投資の重要性を再認識したところでもあり、来年は米国以外の投資も強化していこうと思っています。

日本のアクティブファンドのリターンが絶好調でした。ひふみプラスは昨年買付分が1年半で60%超のリターンを出しています。また小型株のジェイリバイブⅡは3ヶ月間で10%近いリターンでした。引き続き高リターン銘柄として投資を続けていきます。

来年は今年の反省も生かしながら、新しいポートフォリオを構築して鋭意投資を進めていきます。

本ブログも2月から開始して10カ月がたち、ほぼ毎日更新を行ってきました。拙い記事ばかりでしたが、読者の皆さまには本当に心から感謝をしております。新年も引き続き頑張って記事を書いてまいりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。<m(__)m>

それでは、良いお年をお迎えください。

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.30

【行く年来る年】ダウの犬、2017年の成績&2018年の銘柄発表

Category: 情報
 ゆきだるまです。

いよいよ年の暮れも押し迫り、今年のNY市場も先ほど終了しました。

今年の「ダウの犬」の通信簿を発表したいと思います。

「ダウの犬」とは、ダウ30の各銘柄について、年初に配当率の高い順に並べて上位10銘柄に均等投資するという単純なものです。これで一年の終わりには市場平均に勝てる可能性が高いことが過去の経験で知られています。

ダウの犬・夕景 

配当率が高いということは、株価が安いということです。つまりPER(株価収益率)が低くなっている株を買えば、上値余地の値上りが期待できるという一種のバリュー株投資法です。

ダウ30という世界トップクラスの企業ゆえに、一年もすれば業績・株価とも回復・上昇できる可能性が高いという訳です。

2001年からの各年リターンをみてみます。

ダウの犬成績 

過去16回の勝負では16戦中9勝1引分けで勝率6割といったところです。抜群の成績と云う訳ではありませんが悪くはないです。市場が大きく下落した時はダウの犬の方が強いように思えます。

さて、今年のダウの犬の成績は次のとおりです。

ダウの犬2017(終)  

トータルリターン
 ダウの犬:18.1% < S&P500:19.03%

2017年はダウの犬の負け!

それでも僅差でしたね。本年の米国市場はハイテク企業が大きくけん引してきましたが、クラシカルなダウの犬が良く奮闘したと思います。

際立つのはボーイング、キャタピラーで、国防と内需拡大でトランプ銘柄と云われたこの2頭が、ダウの犬を事実上引っ張ってきました。IBM、エクソンモービル、メルク、ベライゾンは年初よりもマイナスで幕を閉じることになりました。

そして来年は当に戌の年

戌年 
2018年のダウの「戌」をご紹介しましょう。

ダウの犬2018    

ボーイングとキャタピラーが抜けて、新規に登場したのはP&Gとゼネラル・エレクトリックです。他は2017年と一緒です。ベライゾンは引き続き1位、IBMが2位に上がってきました。ゼネラル・エレクトリックはダウ30降格の噂もありますがどうなることでしょうか。

バリュー株や高配当株への投資をご検討される場合は、これらの銘柄が非常に参考になると思います。

来年も引き続き、折々、ダウの犬の経過を報告していきたいと思います。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.29

VTから分配金、前年比7.5%増加!

ゆきだるまです。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)は、世界約50か国、株式の時価総額の約98%を対象にしたETFです。これ一本で地球に丸ごと投資できるため、国際インデックス投資家に人気があります。

地球投資 

VTから年末の分配金が出ました。

 分配金額 今期0.4915ドル、年間1.5645ドル(税込、対前年比7.45%増
 年利回り 2.1%(基準価額74.3ドルの場合)

【分配金推移】
VT分配金推移
分配金の2017年額が定まりましたので推移をグラフ化してみました。約8000銘柄から成るETFなので、分配金もこれらの集合値となりますが、年々増加傾向にあります。対前年比では7.45%の増加です。昨今の米高配当株の増配率が2%程度で低どまりしているのに比べれば優秀です。

米国市場平均と云われるS&P500ETFの分配金が年利1.8%程度なので、VT(2.1%)は1割強もお得です。

【基準価額推移】
   VT基準価額推移

2008年の設定から現在まで基準価額は伸びてきていますが、長期ではS&P500の約半分に留まっています。VTのうち52.6%は米国株で組成されており、世界市場は米国が牽引しているのが実感できます。

しばらく米国市場が好調でもあったことから、国際投資よりも米国のみへの投資で十分だという世評を良く聞きます。しかしながら短期ではどうでしょうか。

【年初来のエリア別市場リターン比較】年初来VT成果

今年の米国市場は当たり年だったと云われていますが、世界市場はそれを上回っています。年間リターン

 新興国:26.68%>先進国(米国除く):22.03%>VT:20.89%>米国:18.48%

米国がVTのパフォーマンスを下げている形になっています。新興国では中国・インドが市場をリードし、欧州市場はこれからの伸びが注目をされています。

米国一極集中でいるとこうした世界のリターンを取りこぼすことになります。少なくとも、今年はS&P500よりもVTの方がトータルリターンで勝っています。

特に米国株式市場は過熱気味のため2018年以降に大きな調整局面を迎えるとも云われており、より広範な地域や株式以外のアセットに資産を分散させておく必要がありそうです。

これまで米高配当株に注力してきましたが、2018年の投資計画では国際的なインデックス投資も強化していこうと考えています。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.28

【元祖】シーゲル流ポートフォリオを教科書通りに再現してみた

Category: 投資方針
ゆきだるまです。

ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来(通称:赤本)」に感銘を受けた米国株投資家の方は非常に多いと思います。シーゲル教授は、過去200年に遡って株式投資の世界を詳細に調査分析し、現代にも通用する数々の法則性を提示してくれました。そのおかげで、株式投資に対するリスクと垣根がグッと下がったことは云うまでもありません。

    株式投資の未来 

概要は過去記事でまとめを行っているので、興味のある方はご参照ください。

(参考)シーゲル赤本「株式投資の未来」の我流解釈

今回はそれらを集大成して、シーゲル教授が赤本で提示した推奨ポートフォリオを、現在入手可能な投資商品で構成してみました。

これが元祖シーゲル流ポートフォリオだ


シーゲルポートフォリオ


【構成銘柄一覧】

①②VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(全米株式)
VEA:バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF(先進国株式)
VWO:バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(新興国株式)
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF
PFF:iシェアーズ 米国優先株式ETF
IYR:iシェアーズ 米国不動産ETF
IOO:iシェアーズ グローバル100ETF
VHT:バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF
VDC:バンガード・米国生活必需品セクターETF
VDE:バンガード・米ックエネルギー・セクターETF
BRK.B:バークシャー・ハサウエイ(株式)
RDS.B:ロイヤル・ダッチ・シェル(株式)
VPU:バンガード・米国公益事業セクターETF


ポートフォリオの説明


シーゲル教授は長期では株式があらゆる金融商品の中で最もリターンが高いことを検証し、長期投資を前提に株式投資100%でポートフォリオを組むことを推奨している。

1 ワールド・インデックスファンド:50%

ポートフォリオの半分は世界時価総額を基準に広範なインデックスに投資することを進めている。米国の比率は若干高めで、米国:非米国=30%:20%を推奨。経費率の低さ・銘柄数の多さではバンガード社のETFが抜群で以下で構成する。

①②全米(VT)、③先進国(VEA)、④新興国(VWO)

②③④はVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)でも代用できる。

(参考)シーゲル赤本の「国際戦略」をどう捉えるか?

2 リターン補完戦略:50%

シーゲル流ポートフォリオは、ワールド・インデックス(世界市場)への投資が主であり、そのリターンを補完するものとして過去の実績から市場平均を超える可能性のある要素を適量組み込むという戦略をとっている。

2-1 高配当戦略:12.5%

配当金利が3%を超えるものを対象にした。高配当株は株価成長(キャピタルゲイン)が見込めないので、配当金を再投資してトータルリターンで市場平均超えを目指す高配当株は暴落時に強くポートフォリオの要石となる存在である。

ETFで組み合わせるなら

HDV(高配当株式)+PFF(優先株式)+IVR(不動産REIT)

を選び、様々なアセット(資産)に分散投資を行う。高配当株式ではHDVの代わりにVYMがパフォーマンスが近似しているので、こちらを選んでも良い。

(参考)高配当ETFを選ぶとしたコレがお勧め
    高配当ETFとしてREIT(不動産証券ファンド)を加えてみる

個別株の場合、経営基盤がしっかりして高配当が維持できる企業を選ぶ。また過去の実績からリターンの高いセクター(ヘルスケア、生活必需品、エネルギー)増配当の実績なども考慮する。S&P500のうち時価総額が上位100位のうち高配当20銘柄から以下を選んだ。

エネルギー:エクソンモービルシェブロン
ヘルスケア:ファイザーメルク
生活必需品:コカコーラP&Gフィリップモリスアルトリア
高配当銘柄:AT&T(連続増配当30年超の実績)

(参考)S&P500の配当率上位20社を抽出して高配当戦略を考えてみた

2-2 グローバル戦略:12.5%

来たるべき米国・先進国高齢化の到来で資本は新興国に移行していくことを想定。グローバル展開をしている企業がその橋渡しを担うとして、将来に向けた投資を行う。

グローバル企業で時価総額の高い100社を集めた:IOO(グローバル100ETF)を選ぶ。

(参考)グローバルチェンジに備えた未来への投資も重要

2-3 セクター戦略:12.5%

過去のリターンが高かったセクター(ヘルスケア、生活必需品、エネルギー)は、将来も引き続き需要が高いと想定されるので、当該セクターに広く投資する。ETFは経費率が低く、組入れ数が多いバンガード社のものを選んだ。

 VHT(ヘルスケア)、VDC(生活必需品)、VDH(エネルギー)

2-4 バリュー戦略:12.5%

シーゲル教授が常に重視すべきと提唱するバリュエーション(低PER)の銘柄として、次のものを推奨している。

 バークシャー・ハザウエイ(バフェット銘柄)、過去44年低PER銘柄として選ばれてきたロイヤル・ダッチ・ペトロリアム(現ロイヤル・ダッチ・シェル)公益企業(VPU)

他、S&P500からPER下位100銘柄(20%)S&P500当初銘柄の生き残りから運用成績上位20銘柄(フィリップモリス(アルトリア)、ファイザー、メルク、コカコーラ、P&G等)への投資も推奨している。 


まとめ


2004年執筆時に提唱されたポートフォリオではありますが、国際投資やバリュエーション・配当力という普遍的なテーマが盛り込まれており、現在でも十分に有効なポートフォリオだと云えます。またシーゲル教授は分散投資を推奨おりETFを中心にポートフォリオを構成するのが合理的です。

これはあくまで教科書(赤本)に沿って銘柄を構成してみた我流解釈ですので、配分比率や銘柄選定は各人によって選んでいただければ良いと思います。

私も来年の投資計画を考えていく中で、基本を振り返ってみたのは良い勉強になりました。ゆきだるま式2018年ポートフォリオを新年にお披露目したいと思いますので、ご期待いただけると幸いです。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.27

GE(ゼネラル・エレクトリック)を一部売却しました

ゆきだるまです。

本日、泣く泣くゼネラル・エレクトリック(GE)を一部売却しました。とは言っても特定口座で持っていた10株分です。

買い 10月11日 23.62ドル
売り 12月26日 17.50ドル

下落率 25.91%

GE株価20171226 

売った理由は、特定口座の源泉徴収済みの納税額が結構あって、年内に損失確定すればその分が還付になるからです。実損失は手数料も含めて課税率2割の戻しで、トータル損金は20%弱になるでしょう。

もちろんGEを見捨てる訳ではなく、年明けから新NISA枠が設定されれば買い戻しをするつもりです。

そもそも特定口座で10株ぽっち買った動機が不純でしたので、後悔はしていません。

(参考)【投機】なぜか今、ゼネラル・エレクトリックを買ってみた

まあ、特定口座からマイナス資産が消えたので、さっぱりしました。買い戻しをすればプラスマイナスゼロからのスタートになります。実損額が変わる訳ではありませんが、売買手数料分で口座のマイナス表示を消してみるのも精神衛生上は良いことかもしれません。

それでもNISA口座には、
まだ含み損-37%という大物40株が残っています・・・こいつは復活を信じて年明けからナンピン作戦です。

年末はこうした低迷株の損失確定の売りが行われる一方で、一部のファンドマネージャーは出遅れ株の買い入れを進めているようです。

ロイター通信によると、「売り叩かれた銘柄を買う逆張り戦略をとれば、良い1年を送れるかもしれない」とソラリス・グループの最高投資責任者ティム・グリスキー氏が語る。同氏はここ数カ月、GE株を買い進めてきた。GEは石炭・天然ガス産業から再生可能エネルギーへの転換に苦闘しており、株価は今年45%も下落した。グリスキー氏は、GEが再び成長軌道に乗るか、複数の企業に分割されると予想している。とのこと。

他にも買い入れ対象となっている低迷株は、スポーツ衣料品のアンダー・アーマー、アマゾン躍進で低迷したスーパーマーケット株のクローガーやホールフーズなど。

株式市場は捨てる神あれば拾う神ありですね。

それでは
 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.26

ロイヤル・ダッチ・シェルから配当金、今年一番の大当り銘柄

ゆきだるまです。

石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)から中間配当が出ました。

中間配当額 0.94ドル/株(前期同額・税込)
現在配当率 5.59%(株価67.23ドルの場合)

中間配当は2014年6月から15期連続で据え置かれています。今後の配当見込みですが、RDS.Bは業績が改善しつつあります。次回決のEPS(1株利益)は1.03ドルと見積もられており、DPS(中間配当額)0.47ドル(決算数値)を大きく上回る予想です。

(参考)ロイヤル・ダッチ・シェルが大幅な増収見込みを発表!

【EPS予想】
RDSB2017EPS予想 

次の3月配当では増配再開の機運が高まっており、新年2月1日の中間配当の発表が今から楽しみです。

原油市場についてもOPEC(石油輸出機構)の減産調整が功を奏して過剰在庫の処分が進み、原油価格が回復しつつあり、RDS.Bは業績改善と併せて株価が上昇傾向にあります。

【RDS.B株価推移】
RDSB株価20171225 

本銘柄の年初のトータルリターン(配当込)ですが

 24.7%(RDS.B) > 18.56%(S&P500)
 
市場平均を大きく上回る結果となりました。高配当(保有株利回り6.6%)と株価上昇により1粒で二度美味しい銘柄です。今後も良好な業績が見込まれますので、今回の配当はサンタクロースからのプレゼントとして受け取っておきます。

nyhamna-apprentices-at-the-ormen-lange-plant.jpeg

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.25

グローバルチェンジに備えた未来への投資も重要

Category: 投資方針
メリー・クリスマス!

皆さんのご家庭にはサンタがやって来ましたか? 12月24日地球滅亡説については何等かの対策がとれたようで良かったです。

(参考)12月24日、フェルミ推定から導かれる地球滅亡の日

サンタ

さて、今日は米国株投資の教本的存在であるジェレミー・シーゲル教授著「株式投資の未来」のグローバル戦略について考えてみます。

グローバル戦略とは?


現在の世界経済は米国が圧倒的な強さを誇っています。世界企業の時価総額の過半を占めており、その繁栄は当分続くことが予想されます。我々日本人が遠い海外の国の企業に投資する理由も其処にあります。

しかし、米国企業が未来永劫安泰かというと、シーゲル教授は警鐘を鳴らしています。それは何か。人口構造の変化です。米国をはじめとする先進国は高齢化に向かい、中国、インドなどの新興国の人口は爆発的に増え続けています。

現代経営学の発明者と云われたピーター・ドラッカー教授は「予想不可能な未来にあって人口構造だけは唯一予測可能な未来だ」とも述べています。

【地域別人口予測】(国連資料)

地域別人口予測(国連資料)

人が経済の源流だとすると、これからも世界経済は発展し続ける中で、その中心は米国・先進国から新興国に移っていくことは確実な未来だと云えます。シーゲル教授は「世界的解決」として、米国・先進国が蓄えた債権を新興国に譲渡していくことで、高齢化に伴う経済破綻は回避できるとみています。

これを投資でみるとどういうことか。

シーゲル教授はポートフォリオに世界のトレンドを組み込むことを推奨しています。その一つがワールド・インデックスへの投資であり、もう一つがグローバル戦略と呼ばれるものです。

今後の人口変化に対して、多国籍に活動するグローバル企業こそが、世界的解決の橋渡し役となる可能性を秘めています。例えば、グーグル、マイクロソフト、アドビなどIT企業のCEOがインド人であることは有名です。インドの人口13億人超、平均年齢25歳の非常に若い国です。数学発症の地が輩出する多くの知的人材が米IT業界で活躍をしています。

新興国の発展方法として、自国での起業と併せて、現行のグローバル企業の下で、人・金・モノが移っていくことも「世界的解決」の有力な一形態となります。

その視点で考えれば、グローバル企業に今から投資をしておくことも未来に対する布石になる訳です。

グローバル企業への投資対象はこれだ


IOO:iシェアーズ グローバル 100 ETF

グローバル株式の大型株100銘柄で構成、S&P Global 100に連動するETFです。ティッカーのIOO(アイ・オー・オー)は百をアルファベット化したものです。ちなみにバンガードのS&P500ETFのVOOはV=五からきています。

【上位20社の顔ぶれ】 全体比率の52.0%
企業名比率
1アップル7.4%
2マイクロソフト5.4%
3アマゾン3.9%
4ジョンソン&ジョンソン3.1%
5JPモルガン・チェース3.1%
6エクソンモービル2.9%
7アルファベット クラスC2.6%
8アルファベット クラスA2.6%
9ネスレ2.2%
10シェブロン2.0%
11P&G1.9%
12サムスン電子1.9%
13ノバルティス1.9%
14インテル1.8%
15ファイザー1.8%
16HSBCホールディングス1.7%
17シティグループ1.7%
18トヨタ自動車1.5%
19コカコーラ1.4%
20ペプシコ1.4%

やっぱり米国企業は強いですね。グローバル企業なのでベライゾンやウエルズ・ファーゴなどの米国限定企業は除かれていますが、資産構成では62%が米国です。

ちなみにトップ100における日本企業は、トヨタ自動車、三菱UFJファイナンシャルグループ、ホンダ自動車、ソニー、キャノン、パナソニック、セブン&アイ・ホールディングス、ブリジストン、日産自動車の9社(資産構成約4.7%)がランクインしています。

【ETFの基本スペック】
基準価格92.73ドル
分配金利回り2.31%
経費率(年)0.40%
資産総額18.2億ドル
構成銘柄数104

【IOOとS&P500の価格比較】
IOOとSP500比較


これだけみると現時点ではIOOよりもS&P500(米国)に投資した方が良いと感じてしまいますが、これは未来への投資なので、今割安なうちに仕込んでおくという発想でいきましょう。


まとめ


現在の米国一強から今後の世界的発展の橋渡しとして、グローバル企業への投資という視点も持ちたい。それを実現する投資対象が世界のグローバル企業トップ100を集めた

IOO(iシェアーズ グローバル 100 ETF

現在はスペック的に物足りないが、未来への投資だと割り切ってポートフォリオの一部に組み込む。ちなみにシーゲル教授の推奨割合は10~15%です。

米国企業の比率が高いS&P500とコンセプトがバッティングするという方は、米国を除いたグローバル企業のETF

 PXF(パワーシェアーズ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ポートフォリオ)

というのもあります。こちらは銘柄数1000、ETF価格45ドル程度ですので、ご興味があればご検討ください。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.24

高配当ETFとしてREIT(不動産証券ファンド)を加えてみる

Category: 配当
ゆきだるまです。

今日は不動産投資を対象に、昨日の高配当ETF関連の続編を書きます。

(参考)高配当ETFを選ぶとしたらコレがお勧め

NewYork.png

シーゲル流って株式以外もあり?


米国株投資の教本的存在であるジェレミー・シーゲル教授著「株式投資の未来」において、唯一出てくる株式以外の異質のアセット(資産)が不動産、いわゆるREITというやつです。

シーゲル教授は過去200年にわたる金融市場調査から、長期での株式投資こそが最高のリターンが得られるとして、債権や金等への投資を採用せず、推奨ポートフォリオは株式100%だと結論づけてきました。

だけど良くみると、高配当戦略の中に「REIT(不動産投資信託)」の一文字がある。説明には、REITは2004年時点で配当利回りがS&P500平均(1.7%)の3倍以上あり、それなりの市場規模もある。教授は「わたしの見方では、株式ポートフォリオの分散を十分にしたいなら、REITを組み入れるのが正解だ。」と述べています。

ていうか、これだけしか記述がありません。姉妹本の緑本にもREITの記載は見当たりません・・・

債権の課題は長期ではインフレ(物価上昇)に勝てないことでしたが、不動産は物価上昇の波そのものに乗っていく資産なので、長期投資では株式同等と扱って良いという風に理解をしました。


REITという投資資産


そこでREIT。そもそもは米国が発祥で、1960年に登場するなどその歴史はそれなりに古いです。日本では2001年からなので比較的新しい金融商品のイメージがあります。

事業用の土地・建物を証券化して、基本は賃料(一部売却)収入がリターンとなるので、個々の物件の目利きも必要ですが、実際に不動産が使われるその国の人口・経済動向が非常に重要です。

日本の様に人口、特に生産年齢人口の減少が明らかで、そのことによる国力維持政策が未確立な国の不動産の未来は厳しいと考えています。米国は高齢化しつつも人口は増加していますし、経済も発展中なので、企業と同様に不動産についても投資対象と捉えて良いでしょう。


投資対象はこれだ


前置きが長くなりましたが、REIT(不動産証券ファンド)の対象商品としては、これ

 IYR:iシェアーズ 米国不動産 ETF(ダウ・ジョーンズ米国不動産指数連動)

意外にもREITのドル建て資産はこれくらいしかありません。日本の投信では結構あるんですけどね。

早速、内容をみてみましょう。

【基本スペック】
基準価格79.84ドル
分配金利回り3.93%
経費率(年)0.44%
資産総額44.3億ドル
構成銘柄数126

経費率が高めですが分配金と相殺すると、実質年利は3.5%とまずまずです。

【基準価格推移】
IYRとSP500比較

S&P500に較べて値動きが激しいですね。株式と異なるアセットなので分散という点で考えるべきでしょう。

【利回りの他資産比較】
IYR利回り比較

分配金は4%前後の高利回りで推移しています。値動きが激しくても分配金が安定しているので長期保有対象にはなりそうです。

【組入れ銘柄】
IYRセクター内訳
特化型は携帯の基地局、物流施設などの専門不動産、リテールは小売店舗を指します。REITでは安定して長期で使用される物件が好まれることになります。その意味で携帯基地局など公益的利用は優良なお客様だといえます。


まとめ


値動きの激しさが気になるところですが、アセットアロケーションの多様化安定した高利回り(実質3.5%)という視点から、ポートフォリオに組み込んでいっても良いのではないかと思います。

ETFで高利回りを追及する場合、
 HDV又はVYM:一般株式で利回り3%程度、値動きは緩やか
 IYR:不動産のアセットで利回り3.5%程度、値動きが激しい
 PFF:金融系優先株式で利回り5%程度、値動きが少ない

以上の3種でポートフォリオを組んでみるのがシーゲル流かもしれません。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.23

高配当ETFを選ぶとしたらコレがお勧め

Category: 配当
ゆきだるまです。

ジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来(通称赤本)」では、推奨ポートフォリオとして高配当株を10%~15%程度をもつことが謳われています。

個別株では、S&P500の時価総額100位のうち配当率の高いもの20社からセクターリターンや増配当の実績等も考慮して選択すると、AT&T(配当率5.23%)、フィリップモリス(3.93%)、エクソンモービル(3.71%)、アルトリアグループ(3.68%)、シェブロン(3.61%)、ファイザー(3.44%)、メルク(3.41%)、コカコーラ(3.20%)、プロクター&ギャンブル(3.00%)が候補に挙げられます。

(参考)S&P500の配当率上位20社を抽出して高配当戦略を考えてみた


3つのETF【HDV】【VYM】【PFF】を比較


個別株は値動きの激しさや、減配・倒産のリスクもあるため、高配当戦略に当たっては、分散性の高いETFでもつことも考えていく必要があります。個人的には以下の3つがお勧めだと考えています。

【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF
【VYM】バンガード米国高配当株式ETF
【PFF】iシェアーズ 米国優先株式ETF


3者を比較してみました。

【基本事項比較】
HDVVYMPFF
基準価格90.13ドル85.59ドル39.09ドル
分配金利回り3.18%2.94%5.78%
経費率(年)0.08%0.08%0.47%
資産総額66.9億ドル27.6億ドル18.0億ドル
構成銘柄数74402280

【基準価格推移】
高配当ETF価格比較

正直に言って好みが分かれるところです。

HDVとVYMでは


VYM
はバンガード社とiシェアーズ社の高配当ETFの看板商品であるだけに、双方甲乙つけ難いところがあります。どちらも一番キモとなる分配金の利回りは3%前後で、HDVの方が若干高めです。

一方で基準価格の伸びではVYMの方が勝っていますし、組入れ銘柄数もHDV:74社、VYM:402社でVYMの方が分散性の点でも優れています。


PFFはどうか


一方で異色なのはPFF(米国優先株式ETF)で5%を超える利回りを出しています。PFFについては当ブログでも何度か記事にしてきたところですが、金融系を中心とした優先株の集合体というレアな構成となっています。優先株とは議決権がない代わりに配当が高く、債権的性格も備えたハイブリット値動きも安定しています。

優先株は企業が緊急で資金調達が必要になったとき大口投資家などに引き受けてもらうことが多く、減配され難い性格をもっています。実際にリーマンショックの際もPFFは投げ売られて価格は暴落したものの分配金は減らなかったという実績があります。

(参考)PFF(米国優先株式ETF)から本年最後の分配金とまとめ

優先株というとバフェット氏がよく登場します。例えばリーマンの時にゼネラル・エレクトリックが30億ドルの優先株をバフェット氏に引き受けてもらい3年後に1割増しで買い戻したとか、最近ではバンカメがバフェット氏に発行した50億ドルの優先株を170億ドルの普通株に転換したとか、特殊なケースで発行される高利の信用証なので一般には手に入りにくい代物です。

話をPFFに戻すと5%超えの利回りは非常に魅力です。配当金の市場平均は2%前後です。また通常の高利回りと呼ばれるものはHDVやVYMの様に3%前後ではないでしょうか。利回りが5%を超えてくるとスタートのポテンシャルが高いので配当再投資効果も非常に高いことが分かっています。

(参考)AT&T 高配当株の素晴らしさを再認識してみませんか?


まとめ


高配当ETFをポートフォリオの中心に据えるならインカムゲインもキャピタルゲインも狙えるHDVかVYMがお勧めです。どちらを選ばれても良いと思いますが、敢えてこだわるなら、分配金が高いのはHDVで、分散性やキャピタルゲインを狙っていくならVYMでしょう。

配当再投資で純粋に高配当戦略を追及していくなら利回り5%超えのPFFがお勧めです。

私はPFFと個別の高配当株を引き続き愛好するつもりです。

ちなみに楽天からVYMの投資信託版も登場するとのことで、高配当ライフはますます充実していきそうですね。

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
2017
12.22

祝減税!だがAT&Tは社員に臨時ボーナスを払ってる場合か?

Category: 【T】AT&T
ゆきだるまです。

ついに大型減税法案を議会が可決して2018年から実現が確実になりました。

法人税率が35%から21%になるというもので、トランプ大統領の選挙公約15%には及ばなかったものの、企業の税負担が10年で6500億ドルも減少することになります。米国の財政は厳しくなるものの、企業にとっては朗報です。

通信セクターは、法人減税で利益が17%押し上げられるため、AT&Tは18年の米国投資を10億ドル積み増すと発表。米連邦通信委員会(FCC)によるネットの中立性の原則撤廃も通信事業者にとって追い風となっており、株価は上昇中です。

【AT&T株価推移】

T株価20171221

AT&Tのランドール・スティーブンソンCEO(最高責任者)は、米税制改革法案に対して「経済成長を促し、高賃金の雇用を生み出す」と評価。社員20万人を対象に一人1千ドル(11万円)の臨時ボーナスを出すと約束しました。

一方で、AT&Tは昨年10月に発表したタイム・ワーナー社の買収を巡り、政府と全面対決中です。米司法省が本買収は健全な競争を阻害するとして11月20日に訴訟を提起。12月15日には司法省との和解協議決裂が判明し、訴訟で結審することになりました。訴訟審理は年明け3月19日から15日間にわたって行なわれる予定です。

12月14日にはウオルト・ディズニーによる21世紀フォックスのコンテンツ買収案件が浮上して、こちらも政府承認が焦点となっています。

同種の解決案件が登場したことで共闘できる可能性を期待しつつも、タイム・ワーナー社の買収は、トランプ政権に批判的な報道の多いテレビ局CNNを傘下に抱えているため、訴訟の見通しは極めて不透明です。

Tデススター

訴訟が長引けば競合他社との競争優位に立ち遅れるほか、総額854億ドルにわたる買収費用のうち半分を現金、半分を株式で支払うとしており、現金支出分の事業凍結を余儀なくされることになります。また買収断念ともなればAT&Tはタイムワーナーに違約金5億ドルを支払うことなる可能性もあります。買収合意の期限は4月22日となっています。

スティーブンソンCEOは2011年にTモバイル社の買収に失敗しています。司法省との対立から買収を断念したためで、その時の違約金が逆にTモバイルを利して今日の価格競争で苦しむ羽目になっています。

株主ゆきだるまとしては、AT&Tは、社員に総額2憶ドルのボーナスを振舞っている場合ではなく、最悪の違約金支払いのために財源を留保しておくべきだと思っています。ただ、今回の臨時ボーナスが、政府法案を歓迎した措置として、政権の心証を良くする効果があるなら話は別ですが・・・

それでは

 
▼お帰りの際は是非ひと押し!大変励みになります。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
ブログ村のランキングサイトに移動します。

★Twitterも良ければフォローしてみてください★

Comment:0
back-to-top