2018
02.28

投資信託の分配金と再投資についての誤解と謎

Category: 情報
ゆきだるまです。

投資信託の分配金と再投資について、ブログやツイッターを拝見すると多くの方が誤解しているように感じましたので整理してみたいと思います。自己調査によるものなので事実誤認がありましたらご指摘をお願いします。

なお、ここではNYダウやS&P500等のつみたてNISAで対象となるようなインデックスファンド(特定指数連動型)を取り上げることとします。

誤解1 分配金を出すと元本が減るという誤解

「分配金が出ると元本が減るので無分配型が良い」という意見を見かけますが、普通分配と特別分配が混同している風に見受けます。

ファンド収益(配当利息、売買利益等)のみを分配したものは普通分配で課税対象です。一方で毎月分配型と銘打ったバランスファンドに多いのが定額の分配金を出すために収益以外に投資元本も分配に回しているタコ足型です。元本取崩し分は特別分配といって非課税扱いになりますが、元本が目減りしていくので資産形成向きではありません。

元来インデックスファンドではタコ足型は見たことがなく、つみたてNISAで金融庁がタコ配型は排除された商品を提示してますので、こうした誤解は減ってきているように思いますが、それでも一部にはタコ足不信の方が根強く残っている感じがします。

誤解2 分配金再投資型と無分配型の混同

「分配金が出ると課税されるので無分配型が良い」という意見を見かけますが、無分配型という言葉の意味がつかみかねるものが多いです。

おそらく分配金相当の収益をファンド内で還流(再投資)させれば非課税になって効率的だという意味で使われているのだと思いますが、それを無分配型と呼ぶのであれば、そのような仕組みのインデックスファンドはみたことがありません。(オリジナリティの高いアクティブファンドではありそうですが)

また「運用状況で分配金ゼロが続いているのを見てこれは無分配型だ」とされる意見も多くみます。確かに分配金が出ていないので無分配なのですが、これも非課税でファンド内再投資が行われているという希望的な誤解を含んでいる感じがします。

分配金を出していないのは分配収益はファンド内で留保・繰越としているものが多く、分配金も出ていなければ、再投資も行われていないのが実態です。運用状況報告書を見ればそのような記載に多く遭遇します。

大体においてインデックスファンドを銘打っているものが、分配金をファンド内で再投資などしたら基準価額が増加してしまいインデックスと乖離してしまいます。

分配金再投資の基本形としては、基準価額はインデックス連動であり、分配金再投資は一旦振り出した分配金を新たに買付をして口数を増やしていく形をとっています。

誤解3 分配金再投資は非課税で行われているという誤解


一番多い誤解がこれですが、分配金は再投資コースを選ばれても非課税になることはありません。先にも述べましたが、分配金再投資コースは、分配収益は税金が差し引かれて一旦は振り出した形にしています。それを購入者には直接渡さずに自動で新たな口数の買い付け作業を行っています。これも先の無分配型に通ずる誤解だと思います。

分配金再投資が非課税でないことは以下をご参照ください。
(参考)楽天証券トウシル:受取型と再分配型、分配金の受取方法を確認しよう

疑問 

インデックスファンドは分配金再投資が行われていないものが多いという結構衝撃的な実態


運用状況報告書をみると分配金ゼロ(当然のことながら再投資もゼロ)が続いているものが多いです。例えば昔からあるSMTAMダウ・ジョーンズ・インデックスファンドをみてみると過去8回の決算で3回しか分配金の拠出と再投資が行われていません。誤解2にあるように分配収益はファンド内で留保・繰越がされています。

NYダウ決算 
例えば先のファンドも1万口あたり21,978円が分配金相当額の翌期繰越対象額となっており、かなりの額が積み上がっています。この辺はもう少し調べてみないと分からないのですが、例えば繰上償還や手数料不足等に備えてファンド側で原資がプールされ続けるのだとすると投資家には全く還元されないことになります。

NYダウ決算-2 

まとめ

インデックスファンドでの投資信託はお手軽に積立ての資産運用が出来る一方で、分配金と再投資の取り扱いには誤解も多いです。全部を調べたわけではないのですが、積立て投信の最大のウリである分配金再投資が行われていないという謎の実態も多く見受けられます。

もし分配再投資が行われていないのだとすると投資戦略そのものを見直さなければならなくなる人も多いかと思います。

最近人気の楽天バンガードシリーズやiFreeシリーズなど低コストの投信は未だ設定来間もないので実績が出ていませんが、これらも注意深く見守っていく必要がありそうだと感じました。

それでは
 
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2018
02.27

オリンピックの感動を支え続けるコカ・コーラ

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

平昌オリンピックが25日に閉幕しました。日本勢頑張りましたね。かなり感動しました。

中でも一番魂を揺さぶられたのがスピード500mの小平奈緒選手

世界新記録で金メダルを受賞

女子500メートルで滑走する小平(18日、江陵)=上間孝司撮影

破れたライバルを抱き支えるシーンに全世界が号泣
イ・サンファ、小平奈緒【写真:Getty Images】 

そしてアイスブレイクにはコカ・コーラ!
「小平奈緒 会見」の画像検索結果
写真:Getty Images

インタビューシーンで何気に置かれたコカ・コーラのボトル。これを見た瞬間に凄まじい宣伝効果を感じました。おそらく町中やテレビでどれだけコーラの広告を見ようとも、この世界トップの激闘の後は「やっぱりコカ・コーラが1番」だと云わんばかりのオーラにはかないません。この普通っぽさがすごいのです。

もちろんイ・サンファ選手が頼んだからコカ・コーラが用意されたわけではなく、コカ・コーラ社がオリンピックスポンサーだから一番の場面で使われるのです。

オリンピック開催には多額の費用がかかります。これを支えているのがスポンサー制度です。オリンピックともなると広告も演出のうちで、厳しくセレクトされた企業のみが広告を許されることになります。

中でもトップと呼ばれるワールドワイドオリンピックパートナー13社全世界から1業種1社限定とされています。ローカル限定のゴールドパートナーやオフィシャルパートナーと異なり莫大なスポンサー料(一説では年間25億円程度)とともに全世界でオリンピックスポンサーを名乗る権利が与えられます。

栄えあるトップパートナー13社は次のとおり。
オリンピックトップパートナー

コカ・コーラ(ノン・アルコール飲料)、アリババ(クラウドサービス/Eコマーススプラットフォームサービス)、アトス(デジタルサービス)、ブリジストン(タイヤ)、ダウ・ケミカル(化学品・原料)、ゼネラル・エレクトリック(発電、医療用機器、航空機エンジン等)、インテル(半導体)、オメガ(時計)、パナソニック(AV機器、家電、電動自電車)、P&G(パーソナルケア・ハウスホールドケア)、サムスン電子(ワイヤレス通信機器)、トヨタ(モビリティ)、ビザ(決済システム)

コカ・コーラ、ダウ・ケミカル、GE、インテル、P&G、VISAの6社、全体の約半数がダウ30銘柄です。日本からはブリジストン、パナソニック、トヨタの3社が入っています。1業種1社という制限ですが、カテゴライズにはかなり偏りがあるかなというのが正直な感想です。

コカ・コーラ社は1928年アムステルダム大会以来、最も歴史のあるオリンピックパートナーです。1964年の東京大会の時は街路標識、ガイドマップ、観光情報、日英会話集を提供し、日本のホスピタリティー向上に貢献しました。現在は次期東京オリンピックの2020年までIOCオリンピック委員会と契約を結んでおり最長の92年のパートナーシップ企業となっています。

確かにオリンピックといえばコカ・コーラというイメージがすっかり定着しています。これも世界に冠たる老舗企業ゆえになせるワザで、バフェット氏が云う他の追随を許さないワイドモート(深い堀)を形成しています。最近斜陽ぎみの炭酸飲料ですが、コカ・コーラ社には、オリンピック&スポーツの健康イメージで売上げ回復を願っています。

「オリンピック コカ・コーラ」の画像検索結果
 
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2018
02.26

バフェットがコカ・コーラを手放さない理由

Category: 【KO】CocaCola
ゆきだるまです。

世界的なカリスマ投資家ウオーレン・バフェット氏がIBM株を9割強売却したことでニュースになりました。これは四半期毎に米証券取引委員会(SEC)に提出するバークシャー・ハザウエイ社の保有有価証券報告書(2017年12月末期)で明らかになったものです。

バフェット氏は長期投資家として有名ですが、見切るものは見切る、残すものは残すというメリハリが効いています。それでも超長期を見越して投資先を厳選していますので多少の業績変動では動かないわけです。

ポートフォリオはマネックス証券で公開してくれており大変便利です。

【バークシャ・ハザウエイ社2017年12月末期のポートフォリオ上位10銘柄】
バフェット銘柄上位10位
コカ・コーラは今回も増減なしでした。かつてはバフェット銘柄筆頭でしたが、他銘柄の保有量が増えたため相対的に順位が低下をしています。

バフェット氏がコカ・コーラ社の株を最初に取得したのが1988年、今からちょうど30年前になります。その後の買い増しなどもあったため表では平均取得コストが20.46ドルとなっています。

現在の株価が44ドル近辺ですので約2.2倍になっています。コカ・コーラ社の配当が現在年1.48ドルですので保有株価に対する利回りは7.2%になります。

これが長期投資の実力です。コカ・コーラ社は50年以上にわたって増配当を行っており、これからも増配当が続くとすれば配当利回りはますます増えていくことになります。

単純に配当だけみても、長期の市場平均といわれる7%を超える配当が現金で入ってきます。この現金というのがポイントで、株価から見た資産は利益を確定するまでは単なる数字でしかありません。

配当金が重宝される理由はここにあって、バークシャー・ハザウエイ社の様に収益を事業に再投資する企業は現金が貴重な活動原資となるわけです。

こう考えると、コカ・コーラ社の業績が現在は多少イケていなくても配当の見通しが保証されている限りは、積極的に手放す理由はないという風に結論づけられるわけです。

現在コカ・コーラ社に新たに投資する我々も、バフェット氏がこれまでにコカ・コーラ社から得てきた果実ほどの旨味はもはやないのかもしれませんが、それでも増配当がこれから先も続いてくれるのであれば、確かなリターンが手にできることになります。

毎四半期の保有有価証券報告書でバフェット氏の保有銘柄の動向を知ることが多いですが、コカ・コーラ社に関してはバフェット氏が一日5本愛飲しているチェリーコークを飲まなくなったら色々な意味で要注意かも知れませんね。

Daniel Acker/Bloomberg via Getty Images
 
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2018
02.25

「売らない」という最強の投資法を身に着けるためには?

Category: 投資哲学
ゆきだるまです。

長期投資を志すうえで最大の敵は「売る」ことだと思っています。

短中期で値上り幅をとっていくトレードはエキサイティングではありますが負ける確率も高く、一方で株は時間をかけて長く持っていれば勝てる確率が高くなることが知られています。

有名な逸話があります。一代で巨万の富を築いたバフェット氏に対し、アマゾン創始者のジェフ・ベゾス氏が問います「なぜ皆はあなたの投資法を真似しないのか?」するとバフェット氏はこう答えます。

「誰もゆっくり金持ちになりたいなんて人はいない」
「buffett warren」の画像検索結果

バフェット氏の行動には全投資家の注目が集まります。この前もIBMを大胆に処分したかと思えば、ウエルズ・ファーゴやコカ・コーラなど売らないものはガンとして売らないという信念があります。

先のバフェット氏の発言も裏を返せば「長期投資は非常に難しい」ということを物語っています。なぜでしょうか?

人は目の前で起きている誘惑に勝てないからです。少しでも条件の良い商品が現れる、株価が奈落の底まで暴落していく恐怖が頭をよぎる、株価が急騰して利益を確定したくなる、家庭の事情でまとまったお金が必要になる・・・

こうして頻繁な売買を行うことで手数料や税金で資産が目減りする、底値で売って高値で買ったりする、果ては投資資金を引き揚げてしまうなど、結局は成功の道を自らが閉ざしてしまうのです。

米国株式の権威ジェレミー・シーゲル教授も長期では株式のみが真のリターンをもたらすことを過去200年にわたるデータを用いて証明をしています。

【1801~2001年における各金融資産の実質リターン比較】
実質トータルリターン

短中期においても世界市場を絶望の底に陥れたリーマンショックを乗り越えて株式は力強くリターンを更新してきました。この一か月間は株価が一斉下落しましたが、その傷跡も回復しつつあります。NYダウは現在2万5千ドル近辺ですが、バフェット氏は100年後のNYダウは100万ドル(40倍)になると予言しています。それほどに米国株式は強く将来の見通しは明るいのです。

【2001年~現在のNYダウ価額推移】
NYダウ長期

「売らない」習慣を身につける

シーゲル博士は自身の研究の結論として、結局は「買い持ち」が最良の成果がだせる投資法だと云います。

そのために存在を忘れる、つまり自然にホッタラカシにするのが一番ストレスがありません。しかし現実には難しいと思います。それよりも積極的な方法の一つとして、NISA(少額投資非課税制度)の活用を提案します。

ご存知のとおりNISAは利益が出ても課税が行われない国が用意してくれた有難い制度です。ただし年間の利用限度枠(通常版120万円、つみたて版40万円)が定められており、一度利用した枠は再利用することができません

実はこの再利用できないというのがミソで、自己の経験上、勿体ないと思う気持ちから「売りにくい気持ち」が強く醸成されるようになります。

NISAの非課税効果以上に、この「売りたくない」という心理的効果はメリットが高いように思えます。

大事なのは習慣にすることです。他の力を借りても成し遂げられれば大勝利なのです。NISAは他にも証券会社の計らいで売買手数料が無料となるものが多く小規模投資家にとって心強い味方です。NISA未開設の方には是非お勧めをいたします。

一緒に頑張っていきましょう!

はるか 
 
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Comment:2
2018
02.24

出遅れ株のエクソン・モービルを買い増してみた

ゆきだるまです。

石油大手のエクソン・モービルを5株ほど買い増してみました。

 買値:77.00ドル、配当利回り:4.00%

エクソンは今回の同時株安で一番の下落銘柄でした。

【エクソン株価】
XOM20180223.png

まだ価格が安定している訳ではありませんが、エクソンの標準線から考えたら激安であることは間違いありません。市場全体が復調傾向にある中で配当利回りがきっちり4%取れる77ドルで約定できました。

不幸にも同時株安の初陣を切ったのがエクソンとシェブロンの原油コンビで、どちらも決算が不調だったところ、原油安政府の利上げ観測による一斉売りの波にも乗ってしまってナイアガラフォールをきめた感じでした。

エクソンの決算は短期では悪いものでしたが、大型ハリケーンの影響で生産量が下がったことによる一時的な要因だと思っています。

それよりも同時期に発表した国内投資計画に目を向けるべきです。

エクソンは減税を原資に今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを計画しています。世界の産油はサウジアラビア、ロシア、米国が日量1000万バレル級の3強であり、米国産油の半分をシェールオイルが占めています。これまでエクソンらメジャー系はシェールオイルとの価格争いで疲弊してきたところ、今やエクソングループはシェール界にも進出して業界トップに立とうとしています。ここに更にエクソンが大型投資をしていくわけです。

このエクソンの国内大型投資はトランプ大統領激賞プロジェクトであり、元CEOのティラーソン国務長官との関係も考え合わせると将来は非常に有望です。

先のEIA(米エネルギー情報局)の発表では原油在庫が予想より下回っていたことから原油価格も復調しています。

【原油先物価格】
WTIC20180223.png 

以上の状況を考え合わせると「今エクソンを買わない理由はない」と考えポチってしまったわけです。本当は今のポートフォリオではこれ以上「アブラ増し」をしてはいけないのですが、誘惑に負けてしまいました。来月からは計画どおりインデックス投資に没頭します。

それでは
 
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2018
02.23

ブラックロック社のS&P500投資信託をとても残念に思う件

ゆきだるまです。

右肩上がりの米国株式、その代表例がS&P500です。

SP500指数の図

過去に答えを見つけるならS&P500への投資が最適解の一つでありますし、稀代の投資家ウオーレン・バフェット氏も家族にはS&P500への投資を勧めるなど万人向きな投資対象です。

日本でも外貨建てか円建てか、ETFか投資信託か、様々な商品がラインナップされていて選択に悩むところです。これらは投資スタイルに合わせて選べばよいのですが、共通して云えることはコレです。

信託報酬料が安いこと

これは確実にリターンに影響するので低い方が良いわけです。

その昔、S&P500連動型の投資信託として

i-mizuho米国株式インデックス

というブラックロック社のファンドで運用する商品がありました。昨夏の終わりにiFreeが新商品を出すまでS&P500連動の投資信託といえば、i-mizuhoしかなかったのです。ゆきだるまも投資信託のお手軽さに魅かれてi-mizuhoで積立投資を行ってきていて、かなりのリターンが積み上がっています。

そのi-mizuho投信がこの2月3日に改名し、信託報酬が安くなりました。

新名称:iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド
信託報酬:0.570%から0.375%に引下げ(税抜)

差引0.195%の減額達成です・・・が喜べません。
税込みで0.405%、安くなったとはいえ、同種のiFree投信が0.243%で1.67倍の開きがあります。どのくらいの差があるかというと

【資産1千万円に対する信託報酬の支払額比較】
iシェアーズiFree
信託報酬0.405%0.243%
年支払額4万500円2万4300百円

20年分になれば資産額が一定だったとしても32万円以上の差になります。改正前の0.616%(税込)は現在では有り得ないレベルでしたが、改正されても嬉しくないレベルです。

ではiシェアーズに別のアドバンテージがあるかどうかですが、ファンドの選択肢の一つに純資産額があります。純資産額が少ないと激しい売買で運用資産が不足すると取引停止又は繰上償還という事態に陥ってしまいます。先の同時株安の時に2049VIXベアETNが繰上償還となったのは有名な話です。一般に投資信託の場合、純資産額は100億円あれば大丈夫と云われています。

【純資産額比較】
iシェアーズiFree
純資産額25.30億円31.78億円

これはどちらも大差ありませんね。iFreeの方が幾分ましな感じです。

iシェアーズ投資信託に言いたいこと

今回、名称も変えて信託報酬を若干さげてくれたことは評価しますが、それでも同種他社商品の方が魅力があります。

おまけに設定(2013年9月3日)以来、一度も分配金を出していない。これでは分配金再投資コースを選んでも全く意味がありません。S&P500ETFだと通常は年額1.8%程度の分配金があるはずです。信託報酬やそれ以外の経費名目で全額相殺してしまっているのでしょうか?運用報告書を読んでもよく分かりません。

(後補足)
これは分配金を実際に受領したか否かではなく、ファンド内で分配金の再投資が行われて投資口数が増えた実績がないという意味です。分配金の取扱について運用報告書を再確認したところ、毎期毎に収益分配は見送られ、分配原資自体が翌期繰越扱いになっています。 

NISAで運用していなかったらとっくに解約して乗り換えています。もっと頑張って欲しい。

頼んだよ!
 
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Comment:2
2018
02.22

アマゾンがマイクロソフト抜いたってよw

Category: 雑感
ゆきだるまです。

アマゾンが時価総額でマイクロソフトを抜いて世界3位に!
2月14日終値で7020億ドル(マイクロソフト7000億ドル)
2位のグーグルまであと430億ドル
【アマゾン株価】
AMZN20180221.png 

小売り巨艦のウオルマートが落ちた
ネット通販不調
【ウオルマート株価】
WMT20180221.png 

レジなし店舗アマゾン・ゴー出現

コストダウンとAIでの顧客データ管理
amazongo.jpg 

アマゾン・エコーなら声かけだけでお買い上げ

amazon echo

ヘルスケア事業にバフェット・ダイモンと組んで殴り込み!

bezos buffet dimon

世界同時株安も何のその
【年初来リターン比較】
AMZN SP500比較

アマゾン、世界に流れる大河、例えるなら蒙古襲来

瞬く間に登場した歴史上最大の帝国
mongol empire  

アマゾンはどこまでいくのか?
bezos with rocket

市況の雑感でした。
 
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2018
02.21

大型減税は株主還元にどのようにつながっていくのか?

Category: 配当
ゆきだるまです。

米国では本年から大型減税がはじまりました。
 ①国内法人税率低減(35%→21%)
 ②海外留保資金の本国還流(レパトリ)には軽減税率適用(15.5%、1回限り)
が大きな骨格となっています。

政府の狙いは減税による企業収益を賃上げ、設備投資など国内経済活性化への投資に振り向けることであり、株主としては特別配当や自社株買いなど収益還元を求めたいところ、両者の思惑が交錯する中で企業の対応はどうなっているのでしょうか?

政府財源の仕組みとしても、①国内税収が減る分を、②米国にとって死蔵状態だった海外留保金還流の課税分で賄うという絶妙なもので、トランプ氏が掲げた公約実現の中では最高の政策成果だと思います。



即効性の高い巨額の本国還流(レパトリ)資金の使途?


今回の第4四半期決算でもジョンソン&ジョンソンやコカ・コーラなど多国籍企業が軒並み赤字決算を打ってきたのは②レパトリのための税金支払分の引当金を積んだためでした。これにより米国外にある総額1兆4千億ドル(ムーディーズ推計)もの留保金が大手を振って米国に還流されることになります。

主要IT企業9社の海外留保金6320億ドル(時価総額の15%)にも上ります。

【主要IT企業の海外留保金】(単位:10億ドル)
主要IT企業の海外留保金(単位:10億ドル)

中でもアップルの海外留保金の額が2523億ドルと抜きんでており、うち税率限度の15%に相当する380億ドルを納税すると発表しました。差引で2152億ドルがフリーキャッシュとなりその活用方法が注目されています。

2月13日のアップル社株主総会でティム・クックCEOは還流資金の使途について「特別配当はあまり好きでない」と応え、向こう3年間で2万人の新規雇用を行なうことを強調しました。また通常配当の増額には熱心に取り組んでいきたいと語っています。それでも残る資金の使途は明確になっておらず、1160億ドルに上る有利子負債の償還、ネットフリックス社(時価総額950億ドル)買収等の大型M&A、設備投資、自社株買いなどが噂レベルで上がっています。

マイクロソフトは先の決算では明らかにされていませんが、レパトリされる1120億ドルの一部を活用して1株当り14ドルの1回限りの特別配当を実施するという噂もあります。仮に実現したとすれば現在の株価が93ドルなので、配当率16%の大型配当(通常1.8%)となる見通しです。

減税利益の使途について、多くのハイテク企業はM&A資金の原資にするか、ケーブルテレビ大手のコムキャストが自社株買い以外に選択肢がないと語るなど、レパトリで生み出される多量のキャッシュを企業がもてあましている実態も多く語られています。

減税の先にあるもの

レパトリ以外にも国内法人税の減税効果も期待されており、2018年の企業収益は5%程度向上するとみられています。

通信大手のAT&Tと銀行大手のウエルズ・ファーゴは、従業員の特別ボーナスを支給すると発表し、ウオルマートは人材研修に力をいれるなど人づくりに活用する意向が示されています。

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株主の視点
からみると減税の使途は次の様に分類できます。

1 直接的な株主還元効果が高いもの
  特別配当、自社株買い、M&A

2 間接的に株主還元につながるもの
  事業投資、借入金返済、人材育成

3 株主還元効果が不明なもの
  役員・従業員の特別報酬、内部留保

我々が最も期待する株主還元は減税の本来目的である社会還元とは相いれない部分も多くあるとは思いますが、各企業におかれましては、上手くバランスをとって両者を成立させていただき、今回の減税が米国経済の更なる発展につながることを期待しています。

それでは
 
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2018
02.20

ディフェンシブ(保守)銘柄が下落に強くなくなったという話

Category: 雑感
ゆきだるまです。

「ディフェンシブ(保守)銘柄は下落に強い」というのが投資界の定説でした。どうもその定説を覆す事態が起きているようです。

ディフェンシブ銘柄と呼ばれるものは、セクター別でいえば、生活必需費ヘルスケア公益事業が代表的なところで、市場の暴落や景気の低迷下にあっても、食事をしたり、病気のケアをしたり、電気を使ったりといった日常生活に直結した行為は変えにくいことから収益は落ちにくく株価は下がりにくいと云われてきました。

ディフェンシブ銘柄のもう一つの特徴は配当利回りの高さです。これらは老舗企業が多く事業が非常に安定しています。例えばコカ・コーラなどは、収益を事業に再投資する必要性は低く、あり余るキャッシュは株主に配当という形で還元されています。毎年増配当も行われるので、コカ・コーラは株価が上がらなくても配当で旨味が取れるのです。

【コカ・コーラ株の配当実績】
KO配当実績~2017

以上から市場の暴落や景気の低迷に遭っても、ディフェンシブ株は誰も売らないから株価も下がりにくく、むしろ高成長企業に投資していた資金がディフェンシブ銘柄に流入してくるので株価が上がるとさえ云われていました。

ゴールドマン・サックスでは、最近の一斉株安でS&P500株価指数の11セクター間の相関はかつてないほど高かったと分析しています。ゴールドマンのデータでは、S&P500指数のセクター間の3ヶ月相関は2月12日に73%に上昇。調整局面入りと判定された2月8日は72%昨年の平均(37%)の2倍近い数値です。

相関度100%というのは資産間の値動きが完全に一致していることを示し、相関度マイナス100%は完全に逆の動き、相関度ゼロは資産間の値動きに全く関連性がないことを示します。

【2月のS&P500指数とVDC(生活必需品)とVHT(ヘルスケア)の値動き】

SP500とVDC・VHT

たしかに市場平均と云われるS&P500とVDC(生活必需品セクターETF)とVHT(ヘルスケアセクターETF)が同じような値動きになっています。

投資の大原則の一つに分散投資があります。これも異なる値動きのものを多数抱き合わせることで全体の値動きを緩和させることを狙ったものですから、ポートフォリオに組み込んだアセットが千個でも一万個でも全部が同じ動きを示したら分散投資の意味が全くありません

今回の一斉株安で考えられるのは2点

1 ETFが投げ売りされた
投資銀行アナリストの分析によると、今回売られたのはS&P500構成企業であり、ETFが投げ売りされることで「悪い銘柄と良い銘柄を一緒に投げ捨てる結果になっている」と語られています。S&P500ETFは広範な銘柄とセクターに投資できることで人気の高い商品であり、市場取引の相当数を占めるため、これが大量に投げ売りされたら目も当てられません。

2 10年債の利回りが高水準になった
政策金利の引上げ強化の話に連動して10年債が売られ、逆に利回りが上昇しました。現在の10年債利回りは2.88%と依然として高い数値をマークしています。高配当株を集めたETFであるVYMの分配金利回りが2.70%であり、安定資産である債権の方が株よりも利回りが高ければ乗り換えは必至です。

先ほどディフェンシブ株は高配当が多いと書きましたが、その意味では配当利回り3%前後の株は揃って輝きを失ったことになります。

【1ケ月間の債権利回りと高配当ETF(VYM)価格の関係】
10年債利回りとVYM価格

考察
まとめると、今回の一斉株安ではディフェンシブ株も大きく値を下げました。その原因はETFの投げ売りによる共倒れによるものと、金利上昇側面にみられる債権利回りの上昇ではないかと思われます。

ここでディフェンシブ銘柄は下落に強くないならダメだと見切るのか、それとも業績・収益性に問題がないのに安値で買えてラッキーとみるかは志向性の別れるところですね。市場効率説に従えば業績・収益性に問題がなければ価格は直ぐに戻るはずだと思います。

それでは
 
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2018
02.19

【感謝】ブログ開始から1周年~徒然なるままに~

Category: 自分のこと
ゆきだるまです。

本日2月19日で当ブログが開設1年を迎えました。
まずは、ご訪問いただいた皆さまに感謝の気持ちをお伝えします。
感謝の花 
ほぼ毎日更新を続け、

一年間で350記事 を書かせていただきました。

そもそも米国株投資もブログも初めてのアラフィフが種銭100万円でニューヨーク市場に参戦すること自体が滑稽なのですが、何とか続けてこれましたので、この一年間を振り返ってみたいと思います。

投資スタイルについて

人生経験が長いとイイトコ取りが上達の早道という知恵だけはあって、投資スタイルは、シーゲル流でもあり、バフェット流でもあり、ある時はジム・クレイマー流でもあります。また先輩投資ブロガーの方々の影響も沢山受けましたが、結局は我流、ゆきだるま流です。

(回想)我が投資の師

このブログで取り上げてきた話題も、その時々で思いついた投資哲学、運用成績、銘柄研究、市場観察、私的雑感などとりとめのない徒然草です。

(回想)投資を始めてから変化があったこと

一年をかけて試行錯誤の末にたどり着いたのが、優良高配当株への配当再投資ワールドインデックス、時にはホームラン銘柄への投機…やりたいことを詰め込んだ幕の内弁当的なポートフォリオが現在の最高到達点です。これはこれで無節操ではあるものの楽しみながら続けられる投資スタイルが確立できたと考えています。まだまだ試行錯誤は続きますので、その時はまたよろしくお願いいたします。

(回想)新たなポートフォリオを設計しました

いろいろ

ブログを書くことで得られたこと


早起きが定着
昔から朝型の人間だったのですが、毎日03時頃に起きるという生活が習慣化しました。睡眠不足とならずNY開場中にブログが書けるベストタイムを確保できました。

投資に対する考え、情報と記録の蓄積
長期投資はとても退屈です。誘惑も多くてよくブレそうになります。いまだに雰囲気で投資をしているので自分の行動をブログという形で衆目に晒すことで自らを律してきました。また曖昧な投資知識もブログを書くことで補強されましたし、投資記録もきちんとつけるようになりました。そして何よりもブログという媒体が投資の自分史をまとめるのに非常に便利なツールだということです。ブログというステージを無料でご提供いただいているFC2様には非常に感謝をしております。

一番大切なのはブログを読んで下さる読者の方々
最初は誰にも読まれなかったブログですが、毎日更新していると少しずつでも読者の方の存在を感じられるようになりました。ブログを副業に出来ない身の上としては読者の方々のアクセスやコメントが最大のモチベーションになっています。ブログ村の住民として他のブロガーの方々から受ける学びも良い刺激となっています。改めて感謝いたします。

記録 

一年間の軌跡


私の米国株投資とブログは同時一体的に進行してきました。

2017年の上げ相場の中でも我が黄金銘柄たち、エクソン・モービル、AT&T、ウエルズ・ファーゴらは実によく落ちてくれて話題にはこと欠きませんでした。

(回想)猿や犬にも劣る我が株たちよ・・・

中でもゼネラル・エレクトリック(GE)。配当半減と株価暴落は許せるもののGE解体疑惑+株の一般口座移管の噂には心底失望させられました。GE坊やには申し訳なかったですがダウの仲間たち(DIA)にGEの後始末を頼みました。

(回想)さらばGE!ダウ30(ダイアモンドDIA)に昇華せよ!

GEとの付き合いは色々な意味で勉強になりました。これも行動記録を辿っていけるのがブログの良いところで、GE投資日記は読み返すと我ながら感慨深いものがあります。

(回想)GE記事のまとめ(時系列降順)

米国株投資と銘打っているのに、ひふみプラスやJリバイブなどの日本のアクティブファンドが絶好調だったり、VTがS&P500よりも成績が良かったり、言動不一致な投資成果が多かったですね。

(回想)【最高値更新】ひふみ投信を支えるアマゾン&マイクロソフト
    VTの分配金再投資で1年半の全リターンが35%を超えた

ジム・クレイマー師の影響で高リターンのホームラン銘柄にも投資枠を設けています。賛否両論のレバレッジETFにも実験的に手を出すなど日々試行錯誤をしています。実はこそこそと日本の個別株も持っていたりしますのでご興味のある方は探してみてください。

(回想)【SPXL】S&P500ブル3倍ETFを購入

そして今、ワールド・インデックスも大事だ、ということで、VT、VTI、VWOを買い集め始めたところです。つぎはぎだらけのデススターの様なポートフォリオは今年中に完成させるつもりです。

(回想)【世界投資Ⅳ】新たなワールド・インデックスの配分を決定!

運用状況20180209-2デス・スター(建造中)


投資目標は10年後の60歳定年までに資産1200万円(元本800万円✕1.5)、その後は配当再投資で70歳までに資産2000万円にすることに設定しました。

(回想)ゆきだるま式ポートフォリオの実力検証

地平

今後について


一周年というのは一つの通過点であり、投資を続けていく傍らでブログも続けていくつもりです。毎日更新も時折りやめようかなと思うこともありますが、続けられるうちは続けていきます。途中でくじけたらご容赦ください。

(回想)【戦略転換】休むも相場なり

深夜・明け方の作業ということもあり、未だに投資もブログも家族バレしていません。隠すつもりもないのですが積極的に打ち明ける機会もなく今に至っています。健康や家族の理由で投資もブログも断念する可能性はあります。

(回想)皆さんは家族の理解を得て投資をされていますか?

試行錯誤の繰り返しで、これからも変わらないかもしれません。このブログは万人の役に立つというよりは、同じ境遇の方に共感してもらったり、人柱や反面教師となって意見や同情をいただく方がふさわしいかもしれません。

ブログとは「気づきの場」だと思っています。投資の実体験を通じた気づきを得る場であり、私自身も他の方々に何らかの気づきをご提供できればと思っています。このブログがそのような役割を果たせれば幸いです。

2年目、3年目、、、10年目もブログが残っていたら、その時こそ、ゆきだるまは、ひとかどの投資家になっているかもしれません。引き続き読者の皆さまに支えられて記事を書いていきたいと思います。

これからもよろしくお願いいたします。どうも有難うございました。
 
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