2018
04.30

バフェット太郎著「米国株高配当投資」は私の投資原点となる書

Category: 投資哲学
米国株高配当投資を志すゆきだるまです。

待望の本がやっと届きました。一気に読み上げましたが書評としては遅まきながら第三陣くらいになるでしょう。
「バフェット太郎」の画像検索結果

それにしてもブログやツイッターでの取り上げられ方に、著者バフェット太郎さんの影響力の大きさを感じます。かくいう私も氏の影響を受けて米国株投資を始めた者の一人として感想を述べたいと思います。

思い返せば2年前

投資を始めたばかりの私は色々な情報を求めて彷徨っていました。ちょうどバフェット太郎さんがブログを立ち上げたばかりの頃であり直ぐに目に留まりました。ブログ開設当初から異彩を放っていたからです。

米国の超大型優良連続増配高配当株に投資して配当を再投資するだけの投資法

寿限無みたいな長いキャッチフレーズですが、これが2年前と今とで全く変わっていない。良く言えばブレがない。悪く言えば頑固一徹なところがあって、それが今回の出版に結びついた最大の理由だと思っています。原典というのは変わらないから価値がある。その価値を提供してくれるのが本書だと思っています。

正直に言えば、アマゾンやグーグルといった主要なハイテク系銘柄が市場の隆盛で、フィリップモリスやIBMといった超大型優良連続増配高配当株が全く冴えない中にあって、終始一貫して自説を曲げないのはかなり勇気のあることだと思う。

さらに人を引き付けるのはバフェット太郎哲学が出来上がっていこと。安値買い、高値売りのタイミング投資をしない、隣の芝生に目を奪われない、自分で決めた買い付けルールを愚直に守る、これを2年以上、一日2回更新のブログの中で実践記録を公開し続ける。それも5千万円の資産に毎月50万円の追加資金を淡々と投資していく姿は圧倒的な説得力さえある。

そして、これは本著では感じとりにくいが、私がいつも感服しているのは氏の市場動向を捉える的確さ。2016年は波乱含みの世相の中で、ブレクジットの成立とトランプ大統領の当選、世間の誰もがあり得ないとしていた結末を氏は予言のごとく的中させた。全部が全部というわけではないが、為替や相場の転換点など印象的なビックイベントには明確な根拠を提示して予言を的中させている。次第に「神かよ…」とさえ思うようになった。

バフェット太郎教という宗教があると揶揄もされていますが、その意味では自分は良いトコ取りの信者をさせていただいています。(笑)

本書で私が投資原点としている3つのこと

1 超大型優良連続増配高配当株の配当再投資法(長い!)

株式投資の権威ジェレミー・シーゲル教授の研究成果から編み出された本法は、長期では市場平均であるS&P500を超える可能性がある手法として注目しており、私の投資法にも取り入れている。

本投資法のウリは、不確かな株式市場にあって(かなり)確実な配当金とその再投資に着目したこと。これは投資成果がある程度予測可能で、自分でも試算できるため納得感がある

課題は30年以上の長期に耐えられる銘柄の選定。色々参考にはしたが最終的には自分で選んだ。こればかりは「米国の超大型優良連続増配高配当株」の長年の実績に頼る他はない自分はゼネラル・エレクトリックで失敗を経験しただけに、常に注意は怠らないようにはしたいと考えている。

2 タイミング投資をしない

自分も2年間投資をやってきて、相場を読む力がないということを嫌というほど実感した。最安値でなんて買えないし、最高値でなんか売れない、でも投資機会を逃すのも嫌だ、となると自分でルールを決めてロボットの様に機械的に買うしかない。

私が米国株投資を始めた2017年の初めは為替も株価も割高感があったけど「タイミング投資は無用」という氏の教えに従って、黙って買った。今も一喜一憂しながらも黙々と買い続けている。結果は今の下落相場でもそれほど悪くはなっていないし、長期では買った時の多少の価格差は大差とならないと信じている。

3 隣の芝生に目を奪われない

なぜイケてるFAAMGが隆盛の中で、クソダサいエクソン・モービルやコカ・コーラを買い続けるのか。30年という期間は非常に長いし、2年程度で成果が出るわけもない。景気循環で流行り廃りはあるものだし、配当再投資法を選んだ以上は銘柄の乗り換えは基本的に行わない。そうなると、他人が何と言おうとも、いくら人が良く見えようとも自分の銘柄を愚直に信じ続けるしかない。

道 

以上3点が、私がバフェット太郎さんから学び、実践してきていることです。これまでは氏のブログで断片的に確認してきたことが、今回、本という形で集大成されていつでもアクセスできるようになったことは、私にとって大変意義深いことです。

では、この本を人に薦めるかというと微妙ですね。だって、口は悪いし、推奨銘柄の株価は全部メタメタではないですか。信者しか買いませんって!(笑)

それでは☆彡
 
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2018
04.29

老舗企業の高配当化には星が滅びる寸前の危うさを感じる

Category: 配当
SFが好きなゆきだるまです。

これまでの短期決算の状況を眺めていると、伝統的な老舗企業の株価が落ちて高配当化が進んでいるように見受けられます。

(老舗企業の高配当化の例)

 エクソン・モービル(XOM)→配当4%超え
 フィリップモリス(PM)→配当5%超え
 AT&T(T)→配当6%超え

どれも長期投資家には人気の銘柄ばかりでしたので話題になりましたが、果たして老舗・高配当株は買いなのでしょうか?

今日はGWでもあるので、少し空想的な話も織り交ぜて考察してみたいと思います。

企業と株の成長については星の一生に通じるものを何となく感じています。

星の一生
引用:玉川高エネルギー宇宙物理研究室 

【第一段階】どんな企業も最初は小さな存在だったと思います。空の星になる前の雲のような存在として小さな分子が宇宙空間を漂っている段階です。

【第二段階】時が経つにつれて企業も輝き始めた星のごとく成長していきます。この段階では利益は外に吐き出さず、自分が光輝くために再投資されて業績をどんどん伸ばしていく段階です。いわゆるグロース(成長)の過程にあり、配当は出さなくても企業の成長自体に魅力があって株価が上がっていきます。

【第三段階】そして企業も成熟期に入ると、利益が安定的に生まれる様になり、事業に再投資しなくなった利益で配当金を出すようになります。企業は大規模化して成長は緩やかになり、それに見合って配当金も少しずつ増えていきます。星が大きく安定的に光を放っている段階です。

【第四段階】そのうち配当金の額がどんどん増えて高配当化が進むと、企業たる星は赤色巨星化して爆発、業績が配当を上回れずに株価が下落して星の一生を終えることになります。

今の老舗・高配当株は星に例えるとどの段階なのか?

昨今の老舗企業は株価が落ちて相対的な配当利回りが高くなったものが多いです。株価が落ちるのは二通りあって、他の人気商品に投資マネーを移すために株が売られる場合と将来収益が見込めなくなって株が売られる場合があります。

前者の投資マネーの移動に関していうと、アマゾンの様にガンガン業績を伸ばしている成長企業に投資先を乗り換えたり、安全資産である債権の利回りが高くなったので投資資金の置きどころを変えたりする場合です。このように業績とは無関係に株価が下がって高配当化した場合は、迷わず「買い」です。

しかし後者の業績悪化の場合は要注意です。配当が4%を超えるような企業は収益に占める配当の割合(配当性向)が高くなってきている場合が多いからです。米国には配当は増やし続けるものという企業哲学があり、成長余地が少なくなった企業は、いずれは配当の伸びが収益の伸びを突き破る日がやってきます。
交差点  
例えばAT&Tなどは、毎年の増額幅は短期1セントベースでしか増額していません。1セントというと米国通貨の最小単位ですから、もはや増配は限界に来ている感じです。

そして、ロイヤル・ダッチ・シェルの様に収益を上回る配当を続けるなど既に配当政策が限界を超えている場合もあります。

それでも、配当を減らすということは経営者失格の烙印を株主から押されることになるので必死です。それが出来なくなったのが、

ゼネラル・エレクトリック!
GE20180428週足 
配当を半減したら株価も半減しました。自分も大分痛い目に遭いました。

よく高配当株は下落相場に強いと云われますが、今後の見通しが危うい高配当株は逆に売られやすくなるのではないかという気もしています。特に最近、老舗の高配当株が良く落ちるのを見てそう感じる次第です。

老舗の高配当企業は、業績と配当の伸び、そして配当性向をみると、星でいうところの爆発寸前の赤色巨星化しつつあって、投資対象としての幕を閉じようとしているのかもしれないとも感じる今日この頃です。

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2018
04.28

【決算】エクソン・モービル落下!配当は魅力の4%超水準へ!

XOM株主のゆきだるまです。

4月27日に石油メジャー最大手エクソン・モービルの2018年第1四半期決算が発表になりました。結果は悪かったです。上がりつつあった株価は落下しました。終値77.8ドル、前日比-3.82%でした。

【エクソン・モービル株価】
XOM20180427.png 

決算概要

純利益は46億5千万ドル(1株利益1.09ドル)で前年同期の40億1千万ドル(1株利益0.95ドル)から16%増加しましたが、市場予測の1株利益1.14ドルを下回りました。

売上高は682億1千万ドルで前年同期の586億7千万ドルから増加市場予測の636億ドルを上回りました。

上流部門の利益は約50%増加、コモディティー(商品)価格の上昇が主な要因です。生産量は前年比で6%減、設備投資は48億7千万ドルで17%近く増加しました。化学・精製事業が落ち込み、原油高による利益を相殺した形になっています。

配当の見通し

エクソンは配当利回りの高さが魅力なため、配当環境が気になるところです。

エクソンは決算に先立ち4月25日に短期配当を7%引き上げ1株当たり0.82ドル(現0.77ドル)にすると発表がありました。増配当はこれで36年連続となります。権利確定日は5月14日で配当は6月11日実施予定。

純利益の伸びが悪かったものの1株利益1.09ドル>新1株配当0.82ドル、配当性向75%で厳しいながらもOK。現収益水準が確保できれば今後の配当も安泰です。

株価が大きく下がったため、増配後の配当利回りは4.2%(年配当3.28ドル/現株価77.8ドル)となりました。

今後の見通し

原油相場が上昇基調にあり、1バレル68ドル台というかつてない高水準にあります。アナリストの見方では「エネルギーセクターのオーバーウエイトについて、株価はこの四半期や通年に現れるとみられる収益力を未だに反映していない。エネルギー価格は以前のレンジである1バレル50~60ドルを上抜け60~70ドルレンジで安定する可能性が高い」との発言もありました。

【原油相場】
WTIC20180427.png 

世界の産油はサウジアラビアに肩を並べ米国も日量1000万バレル級の産出国となっています。その半分をシェールオイルが占めており、エクソングループはシェール業界にも進出して業界トップの座についています。

加えてエクソン社は今後5年間で米国内に500億ドルを投資する大型プロジェクトを進行中。大型減税を原資とした国内投資はトランプ大統領激賞プロジェクトでもあります。

今期決算は利益が届かなかったため株価が下落しましたが、配当増、原油高、大型開発の三点を見ても中長期でみればエクソンの業績は明るいとみています。配当4.2%の現株価は非常に魅力的な水準だと思います。

それでは☆彡
 
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2018
04.27

【決算】AT&Tどん底へ落下中!配当は6%を超えたぞー!!

Category: 【T】AT&T
AT&Tホルダーのゆきだるまです。

4月25日の引け後にAT&Tが2018年第1四半期決算を発表結果は悪く時間外取引で株価は大いに下落。翌26日は前日比で株価が5%下落からスタートとなりました。翌26日の終値は33.09ドル下落率は6.0%で取り引きを終えました。

【AT&T株価】
T20180426.png 

決算概要

純利益は47億6千万ドル(1株利益0.75ドル)で前年同期の34億7千万ドル(1株利益0.56ドル)から増加。調整後の1株利益が0.85ドルで市場予想の1株利益0.87ドルを下回りました。

売上高は380億4千万ドルで前年同期の397億7千万ドルから減少市場予想の393億1千万ドルを大きく下回りました。

固定契約者は今期で15万8千人増加従来型動画サービスの顧客数は18万7千人減少。一方でストリーミングサービスのディレクナウの顧客は31万2千人が増加

AT&T社は売上高の減少については新たな会計基準の影響があるとし、有料テレビ視聴者が安価なオンライン動画配信サービスに移行する中、従来型事業の収益が圧迫されている。ワイヤレス機器コストの増加が営業利益率を引き下げる要因になったと説明しています。

業績推移

【売上高と営業キャッシュフロー:経年】 金額は百万ドル
T2018-1決算01 
売上高は昨年若干の落ち込みがあったものの経年的には伸びてきており、営業キャッシュフロー(CF)も安定して推移しており売上高に対するキャッシュインも当面は24%(15%~35%が理想水準)で安定しており十分合格点が出せるレベルの経営が行われています。

【売上高と営業キャッシュフロー:短期】 金額は百万ドル
T2018-1決算03 
短期でみても季節による大きな変動はなく安定経営は変わりません。今期は売上が若干落ちています。

【1株利益と1株配当:経年
T2018-1決算02 
利益と配当の関係の経年変化をみてみます。過去は利益よりも配当が上回るタコ配状態でしたが、ここ3年は配当性向が高いものの頑張って配当を維持してきています。

【1株利益と1株配当:短期
T2018-1決算04 
短期でみると苦しい感じですが、米国専業のAT&T社は減税の影響もあって最近は配当に余力が出てきています。


まとめ

今回の決算では売上高の減少と動画サービス顧客数離れを懸念して売りが進みましたが、経営状況が酷く悪化しているという状況ではありません。

ただし、通信業界はレッドオーシャンの世界でありライバルのベライゾンの成績が良かっただけにAT&Tの先行き不安が際立ったのかもしれません。通信4社と云われるTモバイルとスプリントの動向も気になるところではあり、今後もデットヒートは繰り広げられるものと考えています。予断は許しません。

タイム・ワーナー社との合併話は独占禁止法を疑義とする訴訟が3月中旬から始まりました。通信とメディアの統合が喫緊の課題でもあり審理の行方が気にかかります。AT&T社の株価が冴えないのもこの問題がぐずついているためであり早く次のステージに進んでほしいところです。

AT&T社は成熟期にある企業で、安定したキャッシュインと高配当が人気の銘柄です。配当性向が高くなって余力が少なくなってきているのが心配どころですが、今年から始まった大型減税で利益率が高まり配当環境は大きく改善しています。

今回の決算を受けて株価は大きく下落。配当利回りが6%を超えました。AT&Tで一番怖いのが顧客離れなので、今後も通信業界の動向を見守る必要はあるものの、今の業績ならば激安となったAT&Tは投資妙味がマシマシで、非常に買い増したい水準です。

それでは☆彡
 
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2018
04.26

米10年債利回りが3%台をマーク!金利上昇で売られる高配当株

Category: 観測
高配当株愛好家のゆきだるまです。

世界各国で金利の上昇圧力が高まってきています。米国においても民間の金利指標と云われる米国10年債の利回りが急上昇して遂に3%台をマークしました。

【米10年債利回り】
10年債利回り20180425 

2007年から2008年にかけて発生した世界的な金融危機以降、各国政府は強力な金融緩和を実施して景気の回復を推進してきました。ここにきて英独仏でも長期金利は4月に入って上昇傾向を示し、オーストラリア、メキシコ、インドなど資源国・新興国でも金利上昇が目立ち始めています。内外金利差拡大を受けて円相場も109円台を付けています。

米国においても雇用状況の改善をはじめとした各種政府統計数値が上向きになったことを受けて、米連邦準備理事会(RFB)は量的緩和を縮小させるべく政府金利の上げを示唆しています。

また、最近では原油相場が1バレル70ドル近い水準まで上昇、米国内では関税引き上げで鉄鋼・アルミニウムも値上がりするなど資源高による物価が上昇

さらに米国は大型減税で税収が不足し、米国債の発行残高は約14兆6700億ドルに上り10年前の3倍強の水準にあるなど国債発行過多

以上、インフラを懸念する要因が高まってきたことから、米国10年債の利回り上昇に結びついています。

米10年債の利回り上昇がもたらす相場環境の変化

政府金利と債権利回りの関係を整理してみると、政府金利が上昇した場合に以後発行する債券金利も上がります。すると発行済の債権は相対的に価値が低下するので売られることになり、債券の価額下落によって利回りは逆に上昇することになります。金融商品の価格と利回りはトレード・オフの関係にあって株の場合だと株価が下がれば配当率が上がる仕組みと同じです。

債権は金利が確定しているので、利回りが3%となった価格の債権を買えば元本と3%分の利息収入が保証されます。株式は株価も配当も相場や業績によって変動するリスクがあるため、同じ3%の利回りの債権と株があれば債権が選ばれることになるわけです。

つまるところ投資マネーがリスク資産である株から安全資産である債権に乗り換えられていくため、株が売られて株価が下がっていくことになります。下落相場に強いと云われた高配当株が例外的に金利上昇局面では弱いと云われる所以です。

こうして「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連想ゲームを経て、金利が上がれば高配当株が売られる」という仕組みを理解することになります。これから先、金利も債権利回りも上がっていく相場環境にあって、高配当株は売られて株価が下落していくことになります。

長期投資を志す人にとってはチャンス到来です。今、業績が確かな高配当株を割安で仕込んでおけば、再び景気が循環して高配当株の株価が上がってきたときは、キャピタルゲインとインカムゲインの両方をゲットすることができます。

ですので今は失望するときではなくて、逆に希望を持つべきところなのです!

それにしてもコカ・コーラは今日もガンガン下げてるなあ・・・

それでは☆彡
 
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2018
04.25

【決算】コカ・コーラは業績良好なるも先行き不安から株価下落

Category: 【KO】CocaCola
コカ・コーラ株主のゆきだるまです。

コカ・コーラ社の2018年第1四半期決算が出ました。結果は良好でした。

純利益は13億7千万ドルで前年同期11億8千万ドルを上回りました。1株利益は0.32ドルで前年同期0.27ドルを上回りました。特殊要因を除いた1株利益は0.47ドルでアナリスト予想を0.01ドル上回りました。短期配当はEPS:0.47ドル>DPS:0.39ドル配当性向83%でした。

売上高は76億3千万ドルで、前年同期91億2千万ドルに較べて16%減となりましたが、市場予測73億4千万ドルは上回りました。買収等による影響を除くと前年同期から5%増になります。

数量ベースでは3%の増加コカ・コーラゼロやダイエットコーク新商品が好調で、茶系飲料、コーヒー飲料が伸びをけん引しました。

2018年のEPSは予想2.10ドルに対し、これまでのガイダンス2.06~2.10は変わりませんでした。
Diet Coke

新年からデザインを一新して投入された新ダイエットコークフレバー系のジンジャーライム、ツイストマンゴー、オレンジ、辛口チェリーの4種類が加わりました。ボリュームアップの1/3は新しいフレバー系が貢献しています。

コカ・コーラ社のジェームズ・クインシーCEO(最高経営責任者)は、これまでに失われてきたダイエットコークのフアンを取り戻すのに成功したと語ります。ただし売上増は当初キャンペーン効果によるもので、これから先は売り上げが軟化する予想を立てています。

クインシーCEOは「われわれは正しい戦略を敷いており、通期見通しを達成する能力に引き続き自信を持っている」と述べるも、今期の好決算に対して通年ガイダンスを変えなかったなど、将来を弱ぶくんだ結果となったことで株の売りが進みました。

また世界的な金利圧力の上昇から米長期債の利回りが3%台に乗せたため、米国市場全般に売りが進んでおりコカ・コーラ社の株価下落に拍車が掛かったものとなっています。終値で2.0%安でした。

【コカ・コーラ株価】
KO20180424.png 

現在の配当利回りは3.6%台(配当1.56ドル/現株価42.8ドル)に乗りました。

しばらくはコカ・コーラを始めとする高配当のディフェンシブ銘柄は軟調な株価が続きそうです。コカ・コーラ社の業績は悪くないので長期投資家は黙々と買い増しを続けていくのが吉だと考えます。

なお、日本コカ・コーラでは、コカ・コーラピーチに続いて、4月16日から「コカ・コーラ フローズン レモン」、同ファンタ グレープ/オレンジも発売。パウチ入りのシャーベット状コーラは世界初の非常に斬新な試みです。
「コカ・コーラ フローズン レモン」の画像検索結果
日本コカ・コーラは他にもアルコール飲料の販売も計画するなど新たな挑戦を続けています。これら日本発の製品が世界標準としてフィードバックされると嬉しいですね。コカ・コーラは引き続き注目です。

それでは☆彡
 
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2018
04.24

えっ大暴落!?それって目の錯覚でしょう

Category: 雑感
米国株式の未来を信じるゆきだるまです。

2月6日の朝に次のようなニュースが飛び込んできました。

NYダウ一時1500ドル超下落、史上最大の下げ

リーマンショックを超えたかのような印象で書き立てられましたが、前日が25520ドルでしたので下落率は6%程度だったわけです。リーマン直前の頃のダウ株価は14000ドル台、当時から倍近く株価が成長しているので絶対値で較べても意味がないわけです。

【2月初のダウ株価】
ダウ指数20180206
それでも2017年が一本調子で上がっていったゴルディロックス(適温相場)だったので、年明け早々に多くの人々にショックを与えたのは記憶に新しいところです。未だにもみ合いが続いていて余り愉快でない方も多いと思います。

ところでよく話題に出されるリーマンショックはどの様なものだったのでしょうか?

リーマンショック!

2007年のサブプライムローン問題に端を発し、2008年のリーマンブラザースの破綻、そして2009年の大底まで、株価は14000ドルから7000ドルくらいまで50%も下がりました。

下落率50%!
リーマン株価
最高から最低まで約1年半、この先の見えない下落に耐えてきた人、さらには投資を続けてきた人は尊敬するばかりです。これに較べれば最近の調整相場は非常にかわいく見えてしまいます。

瞬間的な下落の代表例がブラックマンデーと云われた1987年の暴落、週明けの月曜日に一日で22.6%の下落


こうした世間を賑わせてきた大暴落も長期(30年)でみれば次のような状況です。
ダウ超長期

数々の下落、調整局面を経ても乗り越えて米国市場は力強く成長しているのが分かります。現在も小規模なもみあい相場とはなっていますが、それも直に収束して上昇局面に乗るはずです。

相場に張り付いていると短期での値動きが非常に気になりますが、そこで一喜一憂しても仕方がなく、下落がしんどくなったら視点を変えて長期のチャートを見ると心が癒されます。投資家を阿鼻叫喚のるつぼに叩き込んだブラックマンデーやリーマンショックも今となっては「何それ?」っていう過去の出来事です。

希代の投資家ウオーレン・バフェット氏は、100年後のNYダウは100万ドルまで成長すると予言しています。今が2万5千ドル程度なので40倍の成長が必要ですが、この30年で株価は12倍になっているのであながち夢でもないと思います。

今日もダウは下げて終わりましたが、米国市場を鳥の目で眺めれば、多少の下落・調整は何も悩むことはなく、輝かしい未来だけを信じていれば良いということです。

それでは☆彡
 
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2018
04.23

長期投資するなら利益を出し続けられる企業を選ぶべき

Category: 投資哲学
長期投資を志すゆきだるまです。

決算シーズンど真ん中。各企業の発表内容によって株価が上下するので心ざわめく季節です。

日々ブログを書きながら市場を眺めていると、大まかなエネルギーの流れのようなものを感じとることができます。景気の動向を基軸にしたセクターローテーションがあって、現在は景気が上向いていて金利と債権利回りが上がりつつある段階。高配当なディフェンシブ銘柄の人気がなくなってきています。

この辺りは、米国で人気のファンドマネージャー、ジム・クレイマー氏の著書「REAL MONEY(邦題:株式投資大作戦)」において景気動向とセクターローテーションの関係が図示(本著引用)されているので非常に参考になります。

【相場サイクルとトレーディング戦略】
セクターローテーション

長期投資にあたって

決算期の株価変動に動揺しないよう投資方針を再確認してみようと思います。ゆきだるまは長期投資を目指しており短期での売買は基本的に行わない方針です。

そのため経営基盤が強固で安定した利益を出し続けられる企業の株を選考しています。一つの指標として配当金があり、配当を出せるということは利益が出ているということであり、企業の株主に対する利益還元の姿勢も分かります。

更に毎年配当額を増加させていれば安定経営の証にもなるので、増配当歴が連続25年以上の配当貴族と呼ばれる企業は正にエクセレントカンパニーだといえるでしょう。米国企業に投資する最大の理由はここにあり、長期投資に最適な配当貴族たる企業が100社以上も存在することです。

配当が増えれば理論的に株価も上がるので、長期では配当と株価の両方でリターンを取ることが出来る至極真っ当な戦略となります。ただし配当も株価も微々たる額でしか上がっていかないのが通例なので、短期の株価変動や中期のセクターローテーションによる目先の株価の動きに惑わされないようにしなければなりません。

配当は企業の業績であり、株価は投資家の思惑によるもの。両者の間にはズレがあります。こうした短中期の株価変動は長期では回帰してきますので無視した方が良いとも考えます。

決算は非常に重要

配当貴族という称号は、銘柄選定の際のスクリーニング項目でしかなく、将来のリターンを保証するものではありません。過去数十年間増配当を続けたからといって、将来は誰にも分りません。そのため四半期ごとの決算が重要になります。

ゆきだるまは決算書をきちんと読み込んで投資の可否を判断するほどのスキルはありませんが、それでも幾つか実践をしていることがあるのでご紹介したいと思います。

1 売上と純利益が前年比を上回っているか?

2 1株利益>1株配当となっているか? 
  配当性向(利益/配当)が80%以上だと余力がないので要注意

3 キャッシュインがきちんとあるか?
  営業キャッシュフローマージン(営業CF/売上高)>15%  

4 来期(年)ガイダンス、市場予測は上向きか?

ニュース等でもこの程度の情報は取れるので必ずチェックするようにしています。

短中期値動きは無視すると先ほど書きましたが、決算と同時に株価が大暴落した場合は要注意です。材料出尽くしで上積み利益がはがされただけなのか、一時的な業績悪化によるものか、それとも企業存続の危機を予感させるものかを見極める必要があります。

長期投資において将来のリターンが出ない銘柄を保持し続けるのは自殺行為です。その場合は見込み違いということで手放さないといけません。長期投資目的で買ったゼネラル・エレクトリックを泣く泣く手放したことはつい最近のことです。

投資はつまるところ自己判断、自己責任なので、大企業、配当貴族だからといって慢心せずに、絶えず情報を吸収して自分なりの判断をすることが求められます。長期投資はこうした確認を延々と続けていくことになるので、最初に何を選ぶのかが非常に重要になると考えています。

決算期は今週も続きます。悪いニュースがないことを祈るばかりです。

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2018
04.22

フィリップモリスへの投資は今やシーゲル流ではないと思うこと

元喫煙者のゆきだるまです。

フィリップモリス(PM)が4月19日発表の決算を受けて大暴落しました。翌20日も下落が続き週末の終値は84ドルとなっています。昨年6月には120ドル台をマークしていたので約30%の下落です。配当率も5%を超えました。

【フィリップモリス株価】
チャート画像

株式投資の権威ジェレミー・シーゲル教授の赤本「株式投資の未来」において、これまでに最高のリターンを出したのがフィリップモリスだったことを理由に「買い」だと考える人も多いと思います。

正確には今のフィリップモリスは2008年に分社化されたものであり、本家は米国専売となったアルトリア・グループの方ですが、株主還元に手厚いタバコ会社という点では両社は同じだとみてよいと思います。

今のフィリップモリスへの投資はシーゲル流なのか?

タバコは製造原価が安く同じ銘柄を吸われることが多いため、一度ブランドを確立すると高い利益を手にし続けることができます。健康に悪いという課題もありますが、高い税金が得られるので政府も容認してきた産業です。

フィリップモリスは幾たびかの訴訟で株価がメタメタに落ち込んでも配当金だけはしっかり出していたため、これに辛抱強く再投資を続けてきた者が最高のリターンを手にすることが出来たと云います。

ここまでが赤本に記載された2005年までの世界の話です。そして結果論が書かれているに過ぎません。ピラミッドの頂上から全体を見渡すのと同じこと、答えを知った問題を解くのは簡単です。

果たしてこれから将来にわたってタバコ産業は利益を生み続けられるのでしょうか?

赤本の表紙をもう一度読み返してみます。「株式投資の未来」の副題として「永続する会社が本当の利益をもたらす」とも書いてあります。つまり今日の命題としたいのはタバコ会社は永続するか否かということです。

赤本 

ここから先は自論です。

私はタバコに将来性はないとみています。健康に悪いことは昔から変わってはいませんが、2005年までと大きく違うのが現在は社会がタバコを全く容認しなくなったことです。

タバコ 

日本でも2002年の健康増進法の施行により分煙が法制化されると、これまで声を潜めてきた嫌煙権の主張が声高に現れるようになりました。政府も高齢化と医療費抑制という課題を前に禁煙化の流れに同調しています。

官民協働のネガティブキャンペーンにより喫煙勢力は隅に追いやられているのが実態です。喫煙者は減少に転じ、企業は売上げを値上げでカバーしようとするから喫煙者は更に減少するという悪循環に陥ってしまっています。

企業側もタバコのネガな部分を緩和しようとアイコス等の電子加熱煙草で起死回生を図ろうとしていますが、売り上げが想定どおりには伸びていない。原因は様々ですが、実際に禁煙場所でアイコス等を吸うことが新たな社会問題にもなっているようです。

アイコス等の抑制品は、タバコという本質が変わらなければ、喫煙者にとっては不満足、禁煙者にとっては依然として迷惑という中途半端な存在で終わる可能性が高いのではないかとみています。かつて自分が喫煙者だっただけにそう思います。

その昔、大手を振ってタバコが吸えた頃は「タバコを吸うとカッコ良い、大人に見られる」などを理由に若者が喫煙の道に足を踏み入れていましたが、今や後ろめたい喫煙者を見て新たに喫煙者になろうという人も少なくなっています。

こうして先進国では現在の喫煙者は徐々に淘汰されていき、新規の喫煙者は増えていかない、結果として売り上げはますます落ちていくという縮退のビジネスになるとみています。

新興国ではこれからも人口増加とともにタバコのニーズが増えるはずという反論もあろうかと思いますが、情報格差があった昔とは異なり、インターネットによってあらゆるもののグローバル化が進んだ今となっては、先行事例にならっていくのが常道ではないでしょうか。

【タバコの地域別消費動向】
タバコ人口 
(引用:THE TOBACCO ATLAS
※図の注記は「中国でのタバコ消費量は近年減少しているが、今なお全世界で5本中2本を消費している」

フィリップモリスがタバコ以外の多角経営に乗り出すのであれば話は別ですが、今回の株価暴落はタバコ産業に将来性を見いだせなくなった投資家たちが鳴らす警鐘だと受け取りました。

それでは☆彡
 
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2018
04.21

今日のダウはゼネラル・エレクトリック(GE)が一人勝ち!

ダウETFの形でGEを保有するゆきだるまです。

アップルが昨日に続き大きく下げておりダウ工業株は続落しています。またトランプ大統領がツイッターで「石油業界が意図的に価格を釣り上げている」と非難したためエクソン・モービルやシェブロンが売られました。ほぼ全面安となる中でゼネラル・エレクトリック(GE)の株価は第1四半期決算の発表を受けて上昇しました。

【GE株価】
GE20180420.png 

GEの決算内容

1株利益・売上高ともに市場予測を上回りました。

調整後の1株利益は0.16ドルで、前年同期の0.14ドル、市場予想の0.11ドルを上回りました。株主帰属の継続事業ベースの利益は3億6900万ドルで前年同期比の3倍強となりました。

航空機エンジン、輸送、ヘルスケアの3事業の利益は2桁台の伸びを示し好調でした。一方で電力事業は38%の減益、売上・受注ともに減少しました。石油・ガス事業も特殊要因を除くと30%の減益となりました。

売上高は287億ドルで、前年同期の6.6%増で、航空機エンジン、石油・ガス、ヘルスケア事業が増収となり、電力、輸送、再生可能エネルギー事業の減少分をカバーしました。

2018年通期の1株利益の見通しは1.00~1.07ドル(調整後、リストラ関連費用は除く)、インダストリアル関連の調整後キャッシュフローの見通しは60~70億ドルとして据え置かれています。

GE社は自社分割の可能性を検討中としつつも各事業の改善を優先させる考えです。今後3年間の再編計画の一環で約200億ドルの資産売却が進行中。今後数か月内に新たな情報を公開することも明言しました。

GEに対して思うこと

GEは20世紀最高の経営者と謳われたジャック・ウエルチCEOの代に世界最大の企業に成長しました。M&Aを繰り返した末のコングロマリットは、組織が肥大かつ複雑になり過ぎて経営統合がとれなくなりリーマンショックを契機にグループ全体の経営が破綻。現在のジョン・フラナリーCEOに代わり徹底的なリストラを断行、航空機、医療、電力の三分野を柱にスリム化したうえで分社化をする構想が1月に打ち出されました。

かつてGEを保有していた身としては、配当金の半額カットと株価の暴落、そして最後は企業分割構想にとどめを刺されました。

企業存続が危うくなったGE株はいったん手放し、今はDIA(ダウ30ETF)の形でGEを再保有しています。元々ダウの看板でGEを取得したのがきっかけなので、GEで受けた爆損はダウの残り29社で治癒してもらおうという自分なりの整理です。

一時は株価が12ドル台まで落ち込みダウ銘柄除外がリアルにもなりましたが、今回の決算で一瞬とは云え15ドルに再タッチできたのは大変喜ばしいことです。4月20日のGEは終値14.54ドル、前日比+3.93%、ダウ全体の騰落率ではGEがトップ、全体株価が▼205ドル安となる中でGE寄与分は+3.8ドルでした。

【4月20日のダウ30騰落状況】
ダウ騰落率20180420

最近は高配当なディフェンシブ銘柄が市場から見捨てられつつあります。それでも長期の景気循環サイクルを考え合わせれば日はまた昇るので、当面は配当金を頼りに割安になった株をコツコツと拾っていくつもりです。

それでは☆彡
 
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