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2018
05.30

無暗に動くな!八甲田山雪中行軍遭難事件に学ぶ危機管理

Category: 投資哲学
山が好きなゆきだるまです。

明治時代に軍隊の訓練中参加者210名のうち199名が冬の山中で死亡するという、世界最大級の山岳遭難事故が日本であったのはご存知でしょうか。

訓練で210名のうち199名が死亡って凄すぎませんか?

その殆どが凍死によるもので、だから投資と関係するのか、ということではなくて、目標を失うと人間って非常に弱いものだという例えで取り上げてみます。

興味のある方は新田次郎著「八甲田山死の彷徨」(新潮文庫、1978年)をどうぞ。結構すさまじいですよ。高倉健主演の映画(1977年)にもなりました。
「八甲田山死の彷徨」の画像検索結果

事件のあらまし

日露戦争(1904年)勃発を想定して、その2年前に日本陸軍は冬にロシア軍が侵攻して青森沿岸の鉄道が封鎖された際に、陸路で八甲田山を経由して青森~八戸ルートの踏破が可能か、雪中行軍訓練を実施

山中で悪天に見舞われ道に迷い、200名近いほぼ全員が凍死体で発見

原因は後の研究で明らかになりましたが、

気象条件が劣悪だったこと
装備が貧弱だったこと
指揮系統が混乱していたこと
情報が極端に不足していたこと
冬山に対する認識が不足していたこと

などが並びます。

端的に云ってしまうと「登山の素人が極寒の冬山に大量に入り、悪天にも関わらず行動した結果、道に迷い、指揮命令系統を失った人々は烏合の衆と化して、次々と山中に没していった」ということになります。

関連画像
明治時代だから装備が貧弱というのは当たり前です。現代の様に最新の防寒冬山装備、GPS、携帯電話、ヘリコプターなどがあれば防げたかと云えば、そうでもなく、多分同様に遭難していたでしょう。

ゆきだるまも冬山登山経験者なので語りますが、それほどに冬山の気象は厳しいのです。吹雪と霧で視界が数mもなくなるホワイトアウトと呼ばれる状態になると、自分のいる位置が分からなくなるばかりか、救助のためのヘリコプターや捜索隊の出動もできなくなるので、結局はアウトということです。

マイナス30度から40度の世界に放り出されれば、いくら最新の防寒装備をしていても凍死は時間の問題だと思います。

つまり冬山で視界不良という動いてはいけない時に動いてしまったのが最大の原因です。人間は目標(視界)が失われて歩くと「リングワンデリング」といって、真っすぐ歩いているつもりでも「同じ場所をぐるぐる回る」という現象を起こします。

登山に素人で現地の状況も分からない指揮官が、視界が真っ白になった中で「あっちだ、こっちだ」と無意味な号令を発し、更に何も分からない大量の兵卒が無暗に動きまわれば、どうなるでしょう。

遭難者の足跡をたどると、典型的なリングワンデリングの軌跡を描いています。
八甲田山遭難者位置図
出典:八甲田山死の彷徨(新潮文庫1978年)

ここで投資の話をします。

相場を冬山の気象に見立てると、悪天時に先が見通せなくなるのは山も相場も同じ、そういう時はじっと止まって動かない。山中でテントを張っていれば気象が回復するまでひたすら停滞して風雪に耐える。そうすれば遭難(凍死)は避けられる。

逆に目標(視界)を失って無暗に動いても正しい方向には進まず彷徨することになる。

今の方向感のない相場って、気象が不安定な冬山の様な感じがしています。

それでは☆彡
 
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2018
05.30

今度は伊太利亜かあああ!!!ダウも道連れ世は情け・・・

Category: 観測
国際情勢ウオッチャーのゆきだるまです。

イタリアの政情が不安定です。新政権誕生が白紙に戻ったことをきっかけに市場も混乱しています。大衆迎合主義政党「5つ星運動」の勢力が増し、放漫財政が拡大するという懸念からイタリア国債が売られ、ユーロが急落しています。

イタリア 

イタリア国債はこの1か月で売りが加速し10年債の利回りが3%を突破しました。ユーロは対ドルで1.15ドル台前半と10か月ぶりの安値をマークしています。


引用:日本経済新聞

イタリアの公的債務残高は2.2兆ユーロ(約280兆円)でユーロ圏最大であり、ギリシャの7倍。ドイツ、フランスに継ぐ経済規模のイタリアの混乱が進展するとギリシャ危機を超える影響が予想されます。

イタリアは再選挙色が濃厚になっています。投資家ジョージ・ソロス氏は「再び大きな金融危機に向かっており、欧州連合EU存続の危機にある」と発言。2016年の英国の様にEU離脱を問う国民投票にまで発展すると大ゴトです。欧州経済の動向は日本や米国にも大きく影響するため要観察です。

昨日は日本市場でリスクオフの動きに。日経平均株価は122円66銭安で終わり3営業日ぶりに反落しました。またユーロ円、ドル円ともに円高が進み、1ドル108円台に値を戻しています。

そして現在、月曜日が休場で昨日が週明けとなったニューヨーク市場でもリスクオフの動きからダウは一斉に下落しています。

【NYダウ株価】
ダウ20180529 
イタリア情勢不安とともに、金利低下を背景にJPモルガン、ゴールドマンサックスなどの金融株が大きく売られ、原油安に伴いエクソン・モービル、シェブロンのエネルギー株が続落しています。S&P500オプション取引のボラティリティの高さを示すVIX指数(恐怖指数)が上昇中です。

現在の市場の混乱は人の憶測が生み出しているものですが、今後の欧州の騒乱が実体経済に影響を及ぼさないことを願うばかりです。当面の円高株安は既にポジションを大きく持たれている米国株投資家にとっては迷惑な話ですが、積み立て中の人にはボーナスステージ到来ですね。

それでは☆彡
 
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2018
05.29

長期投資脳という脳力を育てたい

Category: 雑感
自称長期投資家のゆきだるまです。

長期投資脳って?

脳 
私の造語なのですが、日ごろ感じていることを綴りますので、科学的根拠の希薄はご容赦ください。

投資に対する脳の構造は短期投資脳と長期投資脳に大きく二分されると考えています。人間生まれついては短期投資脳を持っていて、投資はトレードによるリターンを狙いにいくようにできています。目の前の株価など情報に敏感で、行動と成果を重視する傾向があります。

一方で長期投資脳は、過去の実績や経験則を学び長期リターンを狙いにいくもので、後天的に身に着けていくものです。目の前の株価は気にせず何十年か先のリターンを信じて株をじっくりと育て上げていきます。

株価を気にしない方法として絶投資法(投資している事実を忘却)がありますが、投資している事実を理性でコントロールできているかどうかが大きく異なります。つまり気絶投資法は気絶しているので理性も感情もなく、その意味では株価を気にしない最強の投資法なのですが、倒産や繰上償還といった保有銘柄存続の危機に直面しても何の対処もできないという致命的な欠陥も有しています。

(過去記事)気絶投資法が実は最強の投資法ではないかと常々思うこと

今日話題にしたい長期投資脳は理性的に投資をコントロールをしますので、何らかの訓練が必要になります。まずは長期投資脳で実現する投資方法を定義します。

(長期投資法)
①長期リターンを想定して特定銘柄をバイアンドホールド+積立投資+配当再投資をする。
②投資対象の研究・分析は常に怠らず、危機的状況では売却できる決断力を培う。
③平常時は株価を気にしない他銘柄との比較をしない流行は無視する。

以上のことを意識的に実践できれば、長期投資脳が完成したといえます。

長期投資脳の最大の障害は「悪魔のささやき」です。長期投資をすれば、様々な疑惑、誘惑に捉われることになり、長期投資の脳力が不十分だと中途で断念をしてしまう羽目に陥ります。特に他銘柄との比較は致命的で、隣の芝生が青く見えた時点で負けが決定します。

では、どうすれば脳力が養われるかということですが、まず①の目標像を明確にすること、将来期待値は過去の実績をトレンドさせれば算出が可能です。そして②の投資対象の研究・分析を日々徹底すること、この二点で長期脳を高めることができます。

そして最後は「信心と習慣」です。人間生活では良い意味での「宗教的価値観」は心の支えにつながることが知られており、また「善き習慣」は安定した行動につながります。

若干の怪しさはあるかもしれませんが、信心と習慣は成功した人が持ち合わせている行動原理だと考えます。

②の投資対象の研究・分析や危機回避が苦手な方は、インデックス投資を行うというのも一つの方法だと思いますし、この場合は思い切って気絶投資法を実践してみるのも手かもしれません。

誘惑 
繰り返しになりますが、長期投資を台無しにするのは「悪魔のささやき」ですので、長期投資脳を鍛えてこれに負けないように日々研鑽に努めているところです。

それでは☆彡
 
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2018
05.28

誰もがバフェットを真似て、誰もがバフェットになれない理由

Category: 雑感
バフェットを師と仰ぐゆきだるまです。

ウオーレン・バフェット氏は誰もが認める投資界のカリスマ。徹底した調査研究の末に選び抜かれた株はバフェット銘柄とも呼ばれ、ダウ30やS&P社の格付けと同じように強力なブランド力を持ちます。

「buffett warren」の画像検索結果

かくいう私もバフェット銘柄だからという単純な理由でコカ・コーラ株とウエルズ・ファーゴ株を買っています。コーラはペプシコでない理由はそこです。

バフェット氏は「望ましい保有期間は永遠」だと語ります。バフェット氏の長期保有は有名です。コカ・コーラなどは1988年から買い始めているのでかれこれ30年の付き合いになる感じです。

ここで注意が必要なのは、バフェット氏の「永遠」とか「長期保有」という言葉を過信してはいけないということ。なぜなら、ウエルズ・ファーゴ1社を除いて「永久保有」するとは言っていないからです。

バフェット氏の投資行動はニュースや四半期毎の有価証券報告書で明らかにされますが、意外と売買をしています。アップル株の大量買いやIBM株の段階的全売却などは皆さんの記憶にも新しいところかと思います。

保有銘柄の状況はマネックス証券が追っかけてくれています。

バフェット銘柄2018年3月期(上位10銘柄)
バフェット銘柄2018-3 

例えばコカ・コーラ社は、多くの人がバフェット氏に追随して買う銘柄ですが、平均取得コストは20ドルです。現在では株価差で2倍配当利回りは7.6%にもなります。

これから買う場合と較べるとポジションにこれだけの差があるわけです。当然、見えている風景が違います。

そして保有量をみると、1年前に3位だったアップルが今は1位で、1年前に6位だったIBMは今やゼロです。バフェット氏がいつ売って、いつ買ったかは、我々は事後にしか知ることができません

バフェット氏の影響力は大きく、その売買行為だけで株価を動かすことができます。つまりバフェット氏が安く買った株はニュースで値が吊り上がるし、売る時は高値で売り抜けてその後に株価を暴落させているのです。

我々一般投資家がバフェット氏の行動の後を追いかけるということは、高値で買って、安値で売ることになり、圧倒的に不利なパフォーマンスにしかならないわけです。

自分に対する戒めでもあるのですが、バフェット氏の選定眼は大いに参考になるものの、同じ銘柄を買っても同じ成績を上げられるわけではないということは知っておきたいものです。

それでは☆彡
 
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2018
05.27

長期投資とは何かを改めて考えてみる

Category: 投資方針
長期投資を志すゆきだるまです。

最近、米国株ブログ村で長期投資の話題があちこちで見られます。
それならば、と自分の投資スタイルもここで整理をしておこうというのが今日の話題です。

長期投資 
「長期投資」というシンプルな言葉には色々な意味が込められていて一般解は無いと思います。このブログも50代の出遅れ投資家の試行錯誤の実践記録である故、あくまで内容は自分基準、1ミリくらい参考になるものがあれば幸いです。

私の長期投資とは、20年間、そして米国の超大型優良株とインデックスの二本立てバイ・アンド・ホールド+配当再投資、このスタイルを貫こうと思っています。

まず20年間という期間の設定は、過去の実績値から株価の振れがプラスに収束するのが20年と云われています。この期間を投資に充てられるなら長期パフォーマンスの悪い債券を織り交ぜなくても株式一本でいけるという手ごたえがあること、また自分の年齢が70台になるので、ここで投資活動は打ち切りにしようというところからきています。

次にバイ・アンド・ホールドという戦略です。買ったら売らないので「永久保有」という云い方もできます。お前の投資スタイルは「永久保有か?」と問われれば、消極的に「イエス」と答えます。

そのココロは「20年間は売るつもりがないよ」という期限付きの永久であることと、「いざというときは途中で売ります」という御都合主義な永久であること。

実はこの記事を書くに当たり、米国株投資家で今最も先鋭的な投資を実践されているどにゃるどさん”の昨日のブログに大いに触発されたのでした。

(参考)
 ~日本企業は「礼儀正しく時間を奪う」より、思うことを書いてみました~Part.1
 ~日本企業は「礼儀正しく時間を奪う」より、思うことを書いてみました~Part.2

「永久保有」の難しさについて、非常に説得力のある語り口で大変納得感の高いものでした。自分の漠然とした疑問も大いに整理されましたので、永久保有に関心のある方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

さて、自論に戻りますが、永久保有については当然のことながら投資先企業が将来も安泰であることが大前提になります。その意味でインデックス投資は将来安泰を前提にした「永久保有」を謳っても大きな間違いはないでしょう。唯一の心配は弱小ファンドに投資して繰上償還をくらわないことくらいでしょうか。

問題は個別株投資です。特定の企業に投資をするわけですので、見識眼が大いに問われるところです。先に「米国の超大型優良株」と書いたのは、これこそが将来安泰である確率が高いものだと考えているからです。将来安泰であればこそ永久保有+配当再投資が最良の成果を上げられる」と信じています。

ただし、将来安泰でないリスクも当然あるわけで、超優良大型企業の集まりであるダウ30銘柄のうち、ゼネラル・エレクトリック(GE)の先行きが真っ暗になったときは流石に手放してしまいました。

(過去記事)GEから手切れの配当金に涙する~個別株の危うさを学ぶ

GEの教訓が自分の永久保有に対する健全な猜疑心を育ててくれました。4割を超える損失は大きかったですが良い勉強になったと今では思っています。

他にも個別株は6種持っていますが、かつて馬車という運搬手段が完全に自動車にとって代わられたように、時代の流れに取り残された産業になるのが最も高いリスクだと思っています。

例えば、温暖化防止から石油エネルギーが使用禁止になったときのエクソン・モービルとか、健康被害から清涼飲料水が販売禁止になったときのコカ・コーラとか、屋台骨が揺らいだら永久保有どころでないのは自明です。

温暖化防止 
昔と違ってグローバル化と情報の均質化が進んだので、産業構造の変革スピードは凄く早くなったと感じています。先進国のブームが去っても次は新興国で、という柳の下の二匹目のドジョウを狙うような戦略も取りにくくなっています。タバコなど先進国でダメになったものは、新興国でもアウトだと思った方が良いでしょう。

ここで期間の話に戻ります。私の場合、年齢上の都合から投資期間を20年間と決めています。化石燃料が将来ダメになるとしても逆に20年間もてばOKですので、エネルギー株などはその枠内でバイ・アンド・ホールドを続けるつもりです。

投資スタイルは色々あれど、永久保有+配当再投資にはロマンがあり、トレードにはない投資美学を感じています。そのため、永久保有は可能な限り粘っていきたいという思いを新たにした次第です。

それでは☆彡
 
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2018
05.26

大変です!ジョンソン&ジョンソン君が息をしていません!

JNJホルダーのゆきだるまです。

ふとみるとポートフォリオの中でジョン・ジョンが独り寂しく沈んでいる。

壊れたUボートのように200日線を割り込んで静かに静かに沈んでいく。

【JNJ株価・日足】
JNJ20150525.png 

どうしたんだ?
業績よし、株価よし、配当よしの三拍子そろったスーパースターが。
格付けAAAの優等生が。
S&P500を超える米国の顔が。



ヘルスケア全てが悪いんじゃない。ジョン・ジョンだけが悪いんだ。

【ヘルスケアセクターVHTとJNJの1年リターン比較】
JNJとVHT比較

アルツハイマー治療薬試験打ち切りのせいか?
それともオピオイド中毒による訴訟のせいか?

でも長期スケールでみれば。今の落ち込みはただの窪みだ。

【JNJ株価・30年】
JNJ30年

気が付けば、ちょうど昨日が配当日。

今年で連続増配56年目。

【JNJ配当額推移】
Yearly summary of dividends

そうか今日の株価の落ちは配当落ちっていうオチか。

今なら配当は3%に届きそうだ。

今何どきだ? 買いどきだ!

日はまた昇る。

それでは☆彡
 
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2018
05.25

米朝会談中止、自動車関税強化、利上げ後退、原油下落の相場観

Category: 観測
情勢ウオッチャーのゆきだるまです。

相場に影響しそうな事件が同時並行的に進んでいるので各々の概況を書き留めてみます。

米朝首脳会談中止

6月12日にシンガポールで予定していた米朝首脳会談を米側が中止を申し入れ。北朝鮮の非核化の方法を巡って両者の意見が対立。最近米側も国務長官を元CIA長官で陸軍出身のポンペオ氏に代えたり、駐韓大使に米太平洋軍司令官のハリス海軍大将を据えたり北朝鮮有事色が濃厚市場はリスクオフのムードへ。

トランプ氏の「金正恩氏と非常に良い関係」発言は誤引用、米大統領報道官
AFP PHOTO / KCNA VIA KNS

自動車関税強化

安全保障を理由に自動車と部品の関税を25%引き上げの検討入り。自動車を主要産業にしている各国(日本、カナダ、メキシコ、ドイツ、韓国…)の反発と報復が市場に影響を与えるか?

流れるような組立作業
http://www.toyota.co.jp

利上げ観測の後退

23日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を受けて当面の利上げ観測は後退ムードに。長期金利が低下ドル安に転換。米金融株に売り傾向。

【米長期債金利動向】
米長期金利20180524

原油相場の下落

これまで上昇中だった原油相場が下落に反転、米市場ではエクソン・モービルやシェブロン、ロンドン市場ではロイヤル・ダッチ・シェル、BPが売り方向に。

【RDS.B株価】
RDSB20180524.png 

以上、速報的な国際情勢と市場の概況ですが、インフレ懸念が後退したことは良かったと思っています。逆に朝鮮半島有事や貿易摩擦は市場に悪影響を与えるので回避されたいところ。これまで売り進んでいた保守銘柄が復活してくれることを願っています。

それでは☆彡
 
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2018
05.24

高利回りのPFF(米国優先株式ETF)は金融危機に弱いのか?

PFFホルダーのゆきだるまです。

PFFという米国優先株式で構成されたETFがあります。 分配金の利回りが高く(現在は5.61%)、価格が安定しているためインカムゲインを重視する投資家に人気があるETFです。

安定した値動きと利回りから良く債券的な株式と例えられます。しかも分配金が毎月出るためリタイア層によく買われているようです。元本切り崩し型の日本の投資信託と異なり本ETFは純利益から分配金が払い出されているので安心です。

ただし、本ETFは優先株という非常に特殊な銘柄であるにもかかわらず説明が少ないのが実態です。これからPFFを買ってみよう、あるいは既にPFFを持っている人の不安材料ともなっています。

特にネット上などで良く目にするのが、PFF は金融危機に弱い」というもの。リーマンショックの時にはPFFの価額が大暴落しました。

これは債券的な株式といわれながらも値動きの安定性が疑われた大きな出来事です。

債券ETFで有名なBNDと優先株PFF値動きの比較です。リーマンショックの際はPFFは大きく価額を下げています。

PFFとBND
これはPFFが金融銘柄を主に構成されたETFであり、発行元の金融機関が倒産する恐れが市場心理を圧迫したため、誰もが投げ売りをして価額が暴落したものとみられます。市場が値付けをする以上、発行元企業の信頼性と株価の関係は避けて通れないリスクだと考えます。

一方で大いに注目していただきたいのが、リーマンショックでもPFFの分配金は減っていません

【分配金額の年額推移】 ※2007年は途中開始のため割愛

PFF分配金額推移~2017年

リーマンショックの時には多くの企業が配当の減額に踏み切りましたが、PFFの構成企業は優先株の減配には踏み切っていないことがわかります。ここに優先株の強みがあると考えています。

優先株は企業が特定の投資家に一時的な資金を用立ててもらうために発行する信用証のようなものだと理解をしています。バフェット氏がJPモルガンやバンク・オブ・アメリカの経営危機の際に優先株を引き受けた話は有名ですが、企業としては一般株主に対する普通株の配当は減額しても、バフェット氏の様な大物投資家に振り出した優先株は滅多なことでは減額できない。という風に考えています。

PFFは分配金の利回りで基準価額が決まるETFであるため、発行企業が優先株の配当を絞り出せるうちは基準価額は再び安定軌道に戻ってくる特性を持っていると云えます。

したがって、リーマンの様な金融危機の時にたまたまETFを売らなければいけない事情があった人は不幸ですが、インカムゲイン目的で永続保有を考えている人には問題がなかったわけです。むしろこの時に安く買い増せた人は非常にラッキーだったと思います。

こうしたことからPFFはインカムゲインを目的に持たれている方は、暴落に対して過度な心配はしなくて良いと考えています。

それでは☆彡
 
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2018
05.23

最強銘柄ロイヤル・ダッチ・.シェルが唯一の心の励みに!

石油株に救われているゆきだるまです。

原油相場が上昇する中で撃沈していたエクソン・モービルがようやくプラ転しました。しかし、それ以上にロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)が頑張ってくれています。

(RDS.Bの株価推移)
RDSB20180522.png 
持ち株でいくと2017年上期の割安期に仕込んでおいたので、

 株価リターン:34.9%
 配当利回り :  6.7%


キャピタルゲインとインカムゲインの両方が取れるウマウマ状態になっています。

古典的大型株のジョンソン&ジョンソン、コカ・コーラ、AT&Tがダメダメ状態でも、シェルが一人でポートフォリオのマイナスをカバーしてくれているので凄く癒される感じがします。

分散投資が大事というのはこういうことなのでしょう。バフェット氏は「分散投資は無知に対するヘッジだ」などと揶揄しますが、一般の投資家心理は常にポートフォリオをプラスに維持しておきたいもの。だから長期リターンが悪いと分かっていても債券を織り交ぜて資産の安定を図ろうとするのでしょう。

相場を長い間眺めているとセクターローテーションが肌で感じられるようになってきます。去年とか石油系は全然冴えなくて、何でこんなの買ったんだろう、くらいに思っていたのですが、いまは頼もしい存在です。

いつも思うのは、金融と石油は政治的な思惑で市場と逆行して動くことがあるので、ポートフォリオの安定という意味では持ち合わせておいた方が良いということです。

さて、シェルの株高はいつまで続くのでしょう。正直を言えば高配当だけを理由に買っています。業績は回復しつつあるものの安定経営には今一歩の状態。

RDS.B:利益と配当の短期動向
RDSB決算2018Q1-04

今の原油相場は米国系WTIよりも欧州系の北海ブレントが好調です。BPのブライアン・ギルバリーCFOは今後米シェールオイル生産増が下押しして今年後半に北海ブレントは下落するとみています。現在は1バレル80ドル近いところ50~60ドルくらいまで下がるとか。

シェルの株価はこれを織り込み済みだと思いますので静観しています。トレード志向であればいったん利確するところなのかもしれませんが、NISAで運用しており7%近い配当が全額非課税というADR銘柄。勿体ないから持ち続けることにします。

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2018
05.22

移ろいゆくのは相場なのか?それとも人の心なのか?

Category: 雑感
試行錯誤の投資家ゆきだるまです。

週明けからダウが伸びて久しぶりに2万5千ドルを突破しました。

(NYダウ平均株価推移)
Dow20180521.png 

しかしながら高配当株の上値は重く反応は鈍いです。高配当株とインデックスを嗜好する自分のポートフォリオはマイナスが続きます。不沈と思われたジョンソン&ジョンソンも静かに潜行しています。

ゆきだるまは、米国株を始めてから2年。これまで実際の米国相場とブログ等を通じて米国株投資家の動向の双方を眺めて暮らしてきました。

わずか二年間でも、相場と人心の動きを感じて得られた感触は、

人の心は長期投資に向いていない。

ということ。

ブログ村界隈でも去年までは「米国株は長期投資が最強」という主張が盛んでしたが、今年に入って高配当株やインデックスの相場が不調になってくると、だんだんと声が小さくなっていくばかりか風当たりが強くなっていくのさえ感じます。

マスク 
長期投資といいつつも、それはブームだったようにも思えます。たかだか1、2年で方針が変わっていってしまうのでは長期投資にはなりません。配当再投資など過去の遺物のごとく語られるあり様です。

こう思うとバフェット氏の言葉が重みをもってきます。

「誰もゆっくり金持ちになりたいなんて人はいない」

トレードの才覚がない自分としては、高配当株+インデックスをバイ・アンド・ホールドして長期投資というのが一番しっくりくるのですが、相場も風評も厳しい中での胆力が問われる日々が続きそうです。

ひとり 

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