2017
06.24

NISAで円安の時に株を買うと残念な気分になること

Category: 為替
ゆきだるまです。

少額投資家にとってNISAはお助け神です。
株の譲渡益や配当の課税(約2割)が免除になるばかりか、証券会社によっては株やETFの買付手数料が無料になったりします。なので少額投資家はNISAを使うことを強く推奨します。

ただし、NISAも万能兵器ではなく、時には残念な思いをします。

為替は円安に振れ始めています。米国の利上げが決定したことから長期的なドル高円安のはじまりかもしれません。では円安の時は何故NISAで株を買うと残念な気分になるのでしょうか

まず第一にNISAには年間120万円という限度枠があること。外国株を外貨で取引してもNISAでの買付額は日本円換算となります。例えば株を1万ドル分買うのに、1ドル80円(円高)であればNISA枠は80万円の使用で40万円の買付け枠が残りますが、1ドル120円(円安)であれば120万円のNISA枠全てを使い切ってしまいます。つまり円安の時に株を買うとNISAの使用枠の減りが早くなってしまうということです。

次にNISAでは円高の時に株を買って円安の時に売ると為替差益分も非課税となります。例えば1万ドル分の株を1ドル80円(円高)で買うと80万円で、株価は変わらずに1ドル120円の円高に振れると株価は日本円換算で120万円となり譲渡益は40万円となります。通常取引では譲渡益40万円の2割=8万円が税金として引かれますが、NISAの場合はこれが非課税0円となります。つまり円安の時に株を買うとNISAの妙味である非課税の為替差益が出しにくくなるということです。

さらに円高であれば1ドルの価値が低くなるため多くのドルが両替できます。つまり120万円持っていて1ドル80円(円高)だと1万5千ドルになりますが、1ドル120円(円安)だと1万ドルにしかなりません。つまり円安の時にドルを買うとNISAとは関係ありませんが両替額が少なるということです。

以上の3要素を加味して極端な例を考えてみます。
120万円持っていて100ドルの株(価格固定)を買う想定をすると、

円高(1ドル80円)で買って円安(1ドル120円)で売る場合
 買い:120万円/1ドル80円✕1株100ドル=150株取得(日本円換算120万円)
 売り:150株✕1株100ドル✕1ドル120円=日本円180万円
 譲渡差益60万円(=180万円ー120万円)を得て、通常の課税60万円✕2割=12万円がNISAだと非課税となる。
 株価固定での試算であり株価が上昇すればNISAの非課税利益は更に拡大する。

円安の時に株を買うと、こうした為替差益による利益幅が享受できないので残念な気持ちになるわけです。

以上は空論であり、外国株取引に当たって為替のタイミングを合わせることは極めて困難なため、たまたま円高だったらラッキーくらいに捕えておいた方が良さそうです。

それでは
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