2017
08.10

ゆれ動くタバコ産業【健康被害と投資リスク】

ゆきだるまです。

健康被害と投資リスクの第3弾としてタバコ産業への投資リスクを取り上げます。

7月28日にFDA(米食品医薬品局)がタバコのニコチン量の制限を検討することを発表しました。この発表を受けて、アルトリアグループ【MO】をはじめとするタバコ産業の株価が一気に下落しました。
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フィリップ・モリス【PM】は米国外を販売対象としているため今のところ株価への影響は限定的です。ただし、米国での規制が本格的に実施されればヨーロッパなども追随していく可能性はあり、フィリップ・モリスも安泰ではいられなくなるかもしれません。
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かつてフィリップ・モリスは世界最強のタバコ産業だったものが、米国内での訴訟の重みに耐えきれなくなり米国専業のアルトリアグループを設立して分社してきた歴史があります。ジェレミー・シーゲル博士の著書「株式投資の未来」の中で、これまで最も高いリターンを投資家にもたらしてきた企業は「フィリップ・モリス(現アルトリア・グループ)」であり、度重なる訴訟で倒産寸前まで追い込まれても不死鳥のごとく復活して今日に至っています。今回のFDA発表による株価低迷も一過性のものかもしれません。

しかしながら、タバコ産業の未来はどうでしょうか? タバコの害については今さら述べるまでもなく、世界的にみても先進国を中心に禁煙率が上がってきています。売り上げを維持できているのは、消費者の減少を値上げでカバーしているからです。アイコスなどの電子タバコの普及で株価は上昇傾向にありますが、これも現喫煙者の乗り換え需要があるだけです。

当面は現喫煙者によって売り上げは維持できるかもしれませんが、新規の喫煙者層を確保できなければ、いずれジリ貧になるのは目に見えています。世界的にネガティブキャンペーンを張られ、値上げを繰り返しているような状況では喫煙者増を望むのは難しいと思います。

前回までの炭酸飲料の健康被害は投資リスクとしてはまだ入り口といった段階であり、タバコ産業は一歩先をいっている感じですね。

それでは
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