2017
08.30

ハリケーン・ハービーとエネルギー業界への影響

ゆきだるまです。

8月25日にテキサス州に上陸したハリケーン「ハービー」は甚大な被害をもたらしました。被害総額は最大300億ドル(約3兆2400億円)にのぼるとの試算も出ています。

テキサス州は米エネルギー業界の中核を担っており、全米の15%弱に相当する製油所が操業停止に追い込まれています。石油精製の11.2%がストップし、メキシコ湾岸の原油生産の約4分の1が停止したほか、同州沿岸の港湾も閉鎖されました。影響は沿岸部から内陸部のシェール生産地域まで広い範囲に及んでいます。

メキシコ湾岸には米製油能力の半分近くが集まりエクソン・モービルが保有する国内2番目の規模のベイタウン製油所など沿岸一体の稼働停止が広がっています。交通機関への影響も深刻で空港、鉄道、道路、港湾施設の復旧も長引く見込みであり、災害からの回復に影響を残します。

このことにより長年にわたって続いてきた石油の供給過剰と価格低迷の状況が反転する可能性
があります。製油所閉鎖の影響で米国産の原油やガソリン、その他精製品の輸出が制限され価格を押し上げることが予想されるからです。
 
短期的にはガソリン市場の供給不足への懸念からガソリン相場が上昇し、一方で製油所停止で原油需要が落ち込むとの観測が広がり原油相場は下落しました。

【原油先物の状況】
WTIC価格20170829 

操業再開の見通しが不明ななかエネルギーメーカーのエクソン・モービル、シェブロンの株が売られています。

【エクソン・モービルの株価状況】
XOM株価20170829 

【シェブロンの株価状況】
CVX株価20170829 

今回のハリケーン被害による操業停止で、今後、石油の供給過剰が是正されるとこれまでの価格低迷状態を脱し、エクソン・モービルなどのエネルギー株は上昇するかもしれません。

それでは
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