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2018
04.09

マイナス相場は投資信託からETFへの乗り換え好機と考える

Category: 試行錯誤
少額投資家のゆきだるまです。

投資信託で楽天VTやiFree S&P500などのインデックスファンドを積み立てている人は多いと思います。投資信託は海外のファンドも日本円で100円から取引きできて、売買手数料が不要であるなど大変便利です。ゆきだるまも投資信託を愛用しています。

でも本当はVTやS&P500は投資信託ではなくてドル資産の本家ETFの形で持ちたいと思っている人は多いのではないでしょうか。その最大の理由は信託報酬です。いくら投資信託の信託報酬が安くなってきているとはいっても本家ETFとの間には壁があります。

例えば楽天バンガードシリーズもETF版の信託報酬に0.1296%(税込)を加えた額となっています。実態はETFを切り売りしてもらっているので、その分の上乗せ手数料だと思えばそれまでなのですが、信託報酬は長期でみれば大きなリターンの差となってくるだけにインデックス投資家にとって高い関心事となっています。

例えば0.1296%の差が20年間でどのくらいになるかというと、100万円の元本に対して年7%の複利で計算すると次のとおりになります。
年利7%複利▲0.1296%差分
387万円378万円9万円

少しでもリターンを高めようとすると、この差がモッタイナイということになります。

そこで投資信託である程度の額が積み上がったら信託報酬の安いETFに乗り換えようという発想に行きつきます。これが俗にいうリレー投資とかスイッチングと呼ばれる手法です。

しかしながら一般にこのリレー投資は推奨されていません。それは税金が発生するからです。例えば先の計算でも20年目に乗り換えをすると譲渡益278万円に対して税率20.135%だと16万円が税金で引かれることになるからです。余談ですがつみたてNISAだとこの税金分が得をした形になります。

乗り換え時期を早めれば信託報酬も税金も引かれる額は少なくなりますが、それでも乗り換えの過程で税金を抜かれるのは大きなマイナスなので避けたいところです。そうすると投信かETFか最初の選択が非常に重要になってきますが、十分な資金力がないから投信を選択するわけで堂々巡りの議論に陥る羽目になります。

投信のリターンがマイナスになって思いついたこと

最近の下落相場の話になります。個別株はもちろんのこと、インデックスファンドもリターンがマイナスまで落ち込んで悔しい思いをしていたところ、ある考えを思いついたのです。

「マイナスリターンの時に売却すると税金は当然かからない。投信だから売却手数料も不要(信託財産留保額も無料のことが多い)。投信と本家ETFは為替を含めて同じマイナスリターンになっているはず。つまり税金だの手数料だの余計なものが引かれずに等価で乗り換えが出来る・・・」

世紀の大発見をした気になりました。(きっと誰かが思いついているはず…)

理論上は上記のとおりですが、投信は解約してから現金余力に変わるまでにタイムラグがあるので値動きの荒い相場では要注意です。参考程度に受け止めていただければ幸いです。

ちなみに試行錯誤の投資家ゆきだるまは、先週VWOの投信を全て解約してETFへの乗り換えを断行中です。今週の相場はどうなることやら。

それでは☆彡
 
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