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2018
07.16

長期投資をするならバカでも経営できる企業にしなさい

Category: 投資哲学
ゆきだるまです。

長期投資にふさわしい企業の条件とは何でしょう?

日経新聞7月11日号にJ&Jの「折れない経営」という記事がありました。J&Jとは米ヘルスケア大手ジョンソン&ジョンソンですが、56年間増配を続ける企業を例に長期安定経営のコツのようなものが語られています。

【ジョンソン&ジョンソン社の配当額推移】
JNJ増配当歴56年

ジョンソン&ジョンソンは創業1886年、同時代に創業したゼネラル・エレクトリックを引き合いに出し、ダウ30社に残るものと去ったものの違いがある。ジョンソン&ジョンソンは75年も続く「アワ・クレド(我が信条)」という綱領をもっており、それを土台に世界の顧客に関する各種データを負い続け緻密な長期経営に取り組んでいる。

ジョンソン&ジョンソンは過去10年で事業の買収を64件、売却を42件、組織は常に新陳代謝を繰り返している。同社の実態は260社以上の米内外のグループ企業が分権的経営を担う巨大なコングロマリット。それが長期間かけて細胞をゆっくりと入れ替えるような経営を続けている。方やGEは巨大なコングロマリットを構成しながら行き詰まった。

J&JとGEで明暗を分けたのはJ&Jがカリスマをつくらなかったためだといいます。確かにGEはジャック・ウエルチ、ジェフ・イメルトといったカリスマ経営者が君臨する企業として有名でした。一方のJ&JのCEO(直近二代:ウイリアム・ウエルドン、アレックス・ゴースキー)はGEほどの有名さはありません。

カリスマ経営者の弱点を挙げると、それは代替性のなさ。カリスマ経営者の経営手法は本人のみによって可能となり、企業としては不連続な経営に陥りがちに。カリスマへの過度の依存は永続性のある経営モデルではなかった可能性があります。

スティーブン・ジョブスやジェフ・ベゾスといった型破りの創業者がいなければ今日のアップルもアマゾンもなかったことは確かですし、血管にGMが流れる女という異名をもつメアリー・バーラでなければ倒産したゼネラル・モータースの早期再生は難しかったかもしれません。ロケットは打ち上げの時に特別の推進力がいるのです。

一方で企業活動が軌道に乗ってくると経営者に求められる資質はまた別です。国を造ったら次は内政を固めるように、企業でいえば先代が築いた金の成る木をいかに枯らさないようにするかということでしょう。

タイトルに付けた「バカでも経営できる企業」とは投資家バフェット氏の発言です。バフェット氏が買いたい企業とは、金の成る木がメンテナンスフリーな状態にあり、経営者の資質に左右されずに長期安定経営が約束された企業の株です。

その代表例がコカ・コーラ社。同社の経営上の強みはコーク製法のレシピとマーケットの支配力です。奇しくもジョンソン&ジョンソン社と同じくコカ・コーラ社も増配当歴は連続56年、強固な経営基盤を築きあげており誰がトップに就いてもコカ・コーラのビジネスは簡単には揺るがないことを証明しています。

【コカ・コーラ社の配当額推移】
KO増配当歴56年

米国には配当貴族とよばれる増配当を25年以上毎年続けている企業が100社以上あります。いずれも数代にわたって配当を増加し続けられる安定した経営基盤をもった企業ばかりです。配当貴族の称号は未来を保証するものではありませんが、これまでに優良な経営を続けてきた証であることは事実です。長期投資を狙うなら、こうした企業を候補に考えていった方が良いということです。

それでは☆彡
 
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