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2018
07.19

グーグルに制裁金5700億円、独占禁止という壁について考える

Category: 情報
ゆきだるまです。

欧州連合(EU)はグーグル社が競争法に違反するとして、43億ユーロ(約5700億円)の制裁金を科し、アンドロイド端末での検索エンジンやアプリの搭載方法を変更するよう命じました。

Google

アンドロイドOSを搭載したスマホは今や全世界で86%を独占しています。EUが問題視したのはグーグル社の検索ソフトと閲覧ソフトを必ず入れることをグーグルプレイ搭載の条件にし、他社参入を排除しているとすること。

グーグルを使って検索する”ググる”は今やインターネット検索の代名詞となりました。少し昔話を交えると歴史的にはYahooの方が早かったのを記憶しています。

1995年のウインドウズ95、インターネット接続、ヤフー検索の三点セットがITブームの発火点になった感があります。1998年から参入したグーグルは後発感があり、ヤフーがポータルサイトとして人気だったのに比べて、検索窓しかないグーグルのページは正直見劣りするものでした。

ヤフーが便利なのに対し、グーグルの良さは何だと聞かれるとユーザー目線では「頭の良さ」と「気前の良さ」かなと肌感覚でとらえています。どちらも無料サービスを提供してくれているのですが、グーグルのお得感は半端ない感じです。

まず肝になる検索エンジンはグーグルの方が優秀です。調べたいものが出てくる率の高さではググると云われる所以です。

そして度肝を抜かれたのがグーグルアースとストリートビュー。一般的に地図情報は未だに有料コンテンツ領域にありますが、これを航空写真や町中撮影を徹底的に駆使して地球レベルでの様々な風景を2D・3Dグラフィック化して無料で提供してきたこと。「どこでもドアかよ」感がとにかく素晴らしすぎます。

グーグル翻訳も非常に優秀で世界的なマルチリンガル環境を提供してくれています。日本に馴染みのない言語は上手く翻訳できないのは人間も機械も一緒なのですが、例えば旧ソ連諸国の言語でウクライナ語を翻訳したいときは、まずロシア語に翻訳をかけて、そこから更に英語に翻訳をかけてと親和性の高いメジャー言語に置き換えていくとスムーズに訳せることを発見した時は鳥肌がたったものでした。

グーグルはユーチューブも取り込みました。ユーチューブなしでの生活も今や考えられない次元まで浸透してきています。

日々の生活ではグーグルさんには本当にお世話になりっぱなしです。

話が大分脱線しました。今や全くグーグル万歳なわけですが、彼らが破格のサービスを気前よく提供してくる理由はユーザーの取り込みです。膨大な数のユーザーとそのデータ、これがグーグル社の財産であり、企業としての売上高の約86%は広告収入という形で収益に結びつけています。

EUの今回の制裁内容を聞いて直感的には解せないものを感じました。ようはグーグルが長年にわたってエネルギーを注ぎ込んで築きあげたプラットフォームについて、独り占めは良くないから他社にも気前よく振る舞ってやれというもの。公的機関によるフリーライド強要に他ならないからです。

ただ、ベンチャーの参入と育成が今後のイノベーション促進に欠かせないのだとすると、独占禁止を楯にとって市場開放を迫るのも公的機関の役割としてはやむを得ないとも思った次第。これだけ大きくなったグーグル社に社会貢献を求めたと捉えた方が前向きかもしれません。

今回の制裁金5700億円も非常に巨額ではありますが、グーグル親会社アルファベットの2017年の売上高1109億ドル(12兆5300億円)を考えると、わずか16日分の売り上げに過ぎないのですから。

それでは☆彡
 
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