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2018
08.24

アリババ決算~売上は伸びるも事業投資が利益の重しに

ゆきだるまです。

8月23日にFANG+で中国電子商取引最大手のアリババ集団の決算(2019年4~6月期)が発表になりました。

売上高は809億元(12,229百万ドル)で前年同期比61%増、市場予想807億元を上回りました。

売上高の増については、前年同期比で、電子商取引部門が61%増、クラウド部門が2倍近い増、エンターテイメント部門が46%増が各々寄与しています。ユーザー数は5億7600万人で4%の増と販売基盤は着実に伸びています。

一方で、純利益が  87億元(  1,313百万ドル)で前年同期比41%減でした。

純利益の大幅減はグループ金融会社で電子決済サービス「支付宝:アリペイ」を運営するアント・ファイナンシャルの特別損失を計上したためです。

特殊要因を除く1株利益は8.04元、市場予想の8.15元を下回りました。

収益性は事業投資がかさみ低下しています。アリババでは食品デリバリーサービスへの投資が当面の利益を圧迫するとの見通しを示しています。2014年の米国市場上場以来、売上高の伸びは加速していますが、物流やクラウド事業への投資が利益率の重しとなっています。

【売上高・純利益推移】
BABA売上・純利益 

今期決算の他にアリババは食品デリバリーサービス:Ele.meと電子商取引プラットフォーム:Koubeiの持ち株会社を設立したことを発表しました。この持ち株会社にはアリババやソフトバンク等が30億ドル超を出資することになっています。

決算発表を受けて株価は前日比で一時は4%近くまで増加したものの終値では3%超の下落となりました。

【アリババ株価】
BABA20180823.png 
アリババは日本ではあまり馴染みのある企業ではありませんが、アマゾンに類似した電子商取引を主業務とした中国企業です。

中国の強みは何といっても人口規模であり、世界第一位14億人の市場を有しています。

中国内での商取引は社会システムや言語の点で外国企業にとって参入障壁が高く、6億人近いユーザーを獲得しているアリババは強いモートを築いています。

【世界人口74億人の比率・上位10位とその他】
世界人口比(2018年4月19日) 

アリババは時価総額で世界第7位(4815億ドル)の企業であり、同様の電子商取引企業としては世界第2位のアマゾン(8669億ドル)、第3位のアルファベット(8503億ドル)、第5位のフェイスブック(4983億ドル)に続き、同じ中国系のテンセント(第8位4392億ドル)としのぎを削っています。(データは7月末時点)

【EC企業の株価比較・2年】
EC企業比較

Eコマース分野ではアマゾンが断トツですが、中国系のアリババ、テンセント(TCTZF)がこれに続いています。グローバルグロースとして米国企業に匹敵する強さをみせています。

アリババへの投資は個別株のほかファンドの形で投資が可能です。米国企業ではないためS&P500やVTI(全米株式ETF)には含まれませんが、多国籍のFANG+インデックスで10%、VWO(新興国株式ETF)で3.51%、VT(全世界株式ETF)で0.35%が含まれており、世界投資をしていると何かの形でアリババに投資していることになります。

それでは☆彡
 
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