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2018
11.17

エヌ・ビディア決算(3Q18)~墜ちるGPUの星と今後の期待

2018年11月17日
ゆきだるまです。

画像処理系半導体メーカー、エヌ・ビディアの第3四半期決算がでました。

米国会計基準(GAAP)に基づく第3四半期売上高は、前年同期比21%増の31億8,100万ドル、純利益は同47%増の12億3,000万ドル、希薄化後の1株あたりの利益は同48%増の1.97ドルと、増収増益となりました。

【売上高と営業キャッシュフロー】
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【1株利益と配当】
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部門別の売上高は、ゲーミングが17億6,400万ドル、プロフェッショナルビジュアライゼーションが3億500万ドル、データセンターが7億9,200万ドル、自動車関連が1億7,200万ドル、OEMおよびIPが1億4,800万ドルで、前年同期から全部門で増収を記録しています。

同社CEOで創始者ジェンスン・フアン氏は、「AIは世界中で驚異的なスピードで進化しており、当社データセンタープラットフォームの売上高を押し上げている。」「短期的な結果では、チャネルが暗号通貨ブームを上回る超過在庫を抱えていることが反映されている。修正される予定だ。」との見方を示しています。

本年9ヶ月で株式買い戻し855百万ドル、配当273百万ドル、株主に計11億1千万度ドルが還元されました。第4四半期配当は0.15ドルから0.16ドルに7%増額、2020年度(2019年)中に30億ドルの株主還元、2022年末までに70億ドルの株式買い戻しが行われる予定です。

エヌ・ビディアの決算発表は11月15日の閉場後に行われ、株価は時間外で16%超下落しました。

【エヌ・ビディア株価・年初来】
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株価下落の要因は超過在庫問題と今後の成長鈍化にあるとみています。決算発表で次の第4四半期見通しが出されましたが売上高は市場予測34億ドルを大幅に下回る27億ドル(今期32億ドル)で前年同期並みまで落ちる見込みです。

以上が決算の概要となります。

率直な感想としては厳しいですね。手持ち株の含み損はー30%になりました。

半導体業界にはシリコンサイクルなる波があって需給予測が難しい世界です。結局は売れるからガーっと作って、気づいたら在庫が山積みになっての繰り返し。以前からメモリー系の半導体は供給過剰になっていて相場崩れを起こしていましたが、エヌ・ビディアの様に画像処理に特化したメーカーは別モノだと思っていました。

エヌ・ビディアは、今回、仮想通貨マイニング用のチャネルを作り過ぎたとのこと、前回8月の決算でも、これを問題視して株価が急落しましたが、本業のゲーム、データセンターに較べて一体どれだけなんだという感じはしないでもありません。同業のAMDもはやり仮想通貨需要関係の鈍化で株価が急落しています。

(過去記事)エヌビディア決算~高い期待を背負ったGPUトップランナー

市場は短期的な成長鈍化に嫌気したんでしょうね。次四半期の売上高が34億の市場予想に対して、今回の企業側の予測27億ドルだと、マイナス21%ですから、株価もその分下げた感じです。もはやエヌ・ビディア終わったくらいに語る人もいます。

ここで、エヌ・ビディアの中長期展望にたってみます。

【売上高とキャッシュフロー実績・過去10年】
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昨年の売上高が97億ドル、次の第4四半期が低かったとしても今年は通年では122億ドル、前年25%増になる見込みです。仮想通貨関連在庫も短期解消が図れるとのことなので、この問題は早晩解消されるでしょう。

ゲーム業界ではnVIDIAのGPUはライバルAMDを引き離していますが、9月に新GPU(GeForce RTXシリーズ)をリリ―スして評価は上々です。データセンター事業ではnVIDIA製のGPU使用率が世界各地で第1位です。また自動運転、AIの領域でもエヌ・ビディアの画像処理技術は不可欠とも云われています。

テクノロジーは進化し続けており、エヌ・ビディアの技術力が衰えたという評価がない限り需要が途絶えることはないと考えています。一時的な売上鈍化は需給量調整など営業戦略での修正をまつばかりです。

ということで短期的株価は厳しいことになっていますが、私は長期保有を前提としているので目の前の嵐は静観するばかり。下げ止まりが見えたら買い増しをする予定です。

それでは☆彡
 
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コメント
> > 非公開希望で長期保有の是非についてコメントをいただきました。ありがとうございます。先月の最高値から6割近い株価下落はショックですよね。巷では落ち目に乗じて単純なグロース株ざまあ論が横行していますが、今後も必要な技術かどうかで長期成果は決まってくると考えます。
ゆきだるまdot 2018.11.19 07:06 | 編集
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